だが、自分は違う…。
毎日寝起きを共にし、言葉を交わし、意見の交換を毎日毎日してきた親友なのだ…。
時には傷付ける言葉を沢山言ってしまった。
けれど彼女は、傷ついた事は確かなのに、笑って許し、受け入れてくれた…。
こんなに大切な仲間なのに…。
だが、ハーマイオニーは数人、彼女がいない事に気付いているであろう人物を発見した。
あの双子とリーだ。
ジョージは何処か心配そうな不安そうな表情をし深い溜息を吐けば、フレッドが肩を叩き、ジョージが苦笑を浮かべ、それをリーが慰める様に背を軽く叩く。
そんなやり取りが時々されている。
「ねぇ、貴方達は彼女が何処に行ったのか知らない?」
ハーマイオニーは課題が終わってから数日後、そう双子に声をかけた。
「さぁ。」
「俺達も知らないんだ。」
フレッドとリーの返答が更にハーマイオニーを気落ちさせたのだった。

課題が終わった次の日に、マクゴナガル先生の元へ行きレンの行方を尋ねても同じ回答だった。
だが、マクゴナガル先生の場合、居ない事に驚きを隠せない様で、此方でも探してみると約束してくれ、少しは気持ちが落ち着いたのを覚えている。
「ねぇハーマイオニー…課題が終わってからレンを探してるんだけど…知らない?」
ハリーは課題が終わって暫く過ぎた頃にそう訪ねてきて、彼女は大きく溜息を吐いた。
「やっとお気付きなのかしら?私は毎日探してたっていうのに!貴方なんか全然気付いていなかったでしょう!」
持っていた羊皮紙でロンの頭を思いっきり叩けば、ロンはばつの悪そうな表情を浮かべる。
自分が脚光を浴びるのはとても珍しく、嬉しくてそれどころではなかったのかもしれないという事は判る。
ハーマイオニーはそれに苦笑を浮かべて、最初のハリーの問いに小さく首を横に振った。