次の日、正午に城を出ると、3人は時間まで店をみて周ってからシリウスの元へと向かった。
指定された場所へ向かえば、昨年に見たあの黒い犬が1匹待っている。
あの犬の姿を見ると、あの時酷くレンを罵倒してしまい、悲しい顔をさせてしまった事を嫌でも思い出してしまう。
犬はハリーの鞄の中に入っている食べ物の香りを嗅ぐと、尻尾を振って隠れている場所へと導き始める。
30分ほど汗をかきながら岩山を登り洞窟の中に潜れば、其処では人の姿に戻ったシリウスが待っていた。ハリーが鞄の中から食べ物を取り出し、シリウスに渡すと、シリウスはお礼を言いながら包みを空け、洞窟の床に座り込んではで大きく食いちぎった。
シリウスは灰色のローブを着て、とても痩せている様に見える。
ハリーが鞄の中から食べ物を取り出し、シリウスに渡すと、シリウスはお礼を言いながら包みを空け、洞窟の床に座り込んではで大きく食いちぎった。
「最近は殆ど鼠ばかり食べて生きていた。ホグズミードからあまり沢山食べ物を盗む訳にもいかない。注意を引く事になるからね。」
シリウスは笑って見せたが、ハリーは心から笑う気にはなれなかったらしく、曖昧に微笑んでみせる。
だが逆にハーマイオニーはがっくりと肩を落としてしまった。
私の娘発言をしたレンの姿が此処にない事を1番に心配し口に出して欲しかった。
本当に男という奴は…!そう思ってしまう自分がいた。
「シリウスおじさん、どうしてこんな所に居るの?」
「名付け親としての役目を果たしている。私の事は心配しなくて良い。愛すべき野良犬のふりをしているから。」