「それでついこの間、ダンブルドアの方から俺らを呼び出してくれた。」
「それで手紙を渡す事が出来て、追加の任務を授かったさ。」
「近々、キミ達に接触する外部の者がいるだろう。その者が信用に足る人物であったなら、これを渡しなさい。ってな。」
そう言い、ジョージは懐から手紙を一通取り出しては、それをシリウスに手渡す。
シリウスはダンブルドアには全てお見通しか、と思わず苦笑してしまった。
『シリウス
この手紙を差し出した者からの信用を勝ち得るだろうと確信してこの手紙を書いておる。
第3の課題が始まる日の早朝、別の姿で校長室まできてはくれぬだろうか?
お主と話したい事があるのじゃ。
そして、未だにお主の娘、レンが拐かされたままであるという事、主に詫びねばならぬ。
だがこれは、あの子の今後を考えても乗り越えねばならぬ事なのじゃ。
主への伝言も預かっておるのでの。
此処にレンが書いた手紙も同封しておこう。
主に会える日を待っておる。
アルバス・ダンブルドア』
シリウスはそれを読むと、2枚目に目をやる。
『親愛なる アルバス・ダンブルドア 殿

何も言わずに姿を消してしまった事。とても心配していると思います。
ごめんなさい。
でも私は大丈夫。必ず生きて戻ってきます。信じて下さい。
今は私の身より、ハリーの身に危険が迫っています。
貴方の側にいるムーディ先生は偽物です。
以前に彼からポリジュース薬の香りがしました。
けれどそれがポリジュース薬と気付くのに時間がかかってしまった事
そして…ダンブルドア先生にご友人を疑わせてしまうだけの根拠と証拠が見当たらない事…。
なんて伝えたら良いのかも判らず、私は第2の課題の時に偽物のムーディの部屋に忍び込み証拠を手に入れてこようと思います。
この手紙を読んでいるという事は、その事に失敗してしまったから…だとは思いますが、私は失敗だとは思いません。
私がムーディの部屋に忍び込み居なくなった事実。
これを証拠に、今のムーディが偽物だと信じてはくださいませんか?
どうか本物のムーディ先生を助けてあげてください。
そしてハリーを狙う者からハリーを守ってあげて欲しいのです。
手遅れになる前に…どうか…お願いします。
それと、個人的なお願いでは有りますが、私の2人のパパ達やこの手紙を持って来た人物が、とても心配していると思います。
必ず帰るから安心して待っていて欲しいと言っていたと、どうか彼らに伝えてくださると助かります。
レン・クレスメント』
シリウスがそこまで読み終えると元のように折り畳み封筒に戻した。