「私と一緒だ…」
そうアーサーの声が聞こえ、テントに数人、入ってくる気配があったがレンは其方を向かなかった。
今はビルの傷を癒す事が先だ…。
ビルの腕から血が伝い、レンの服の上に落ちていく。
ビルはそれを気にしたが、レンはじっとしててと一喝しただけだ。
「父さん、あの印を出した奴を捕まえたのかい?」
「いや。バーティ・クラウチのしもべ妖精がハリーの杖を持っているのを見つけたが、あの印を実際に作り出したのが誰かは皆目わからない。」
「「「えー?」」」
ビル、チャーリー、パーシーが同時に叫んだ。
「ハリーの杖?」フレッドが言った。
「クラウチさんのしもべ?」パーシーは雷に打たれた様な声を出した。
アーサーは、ハリー達3人に助けてもらいながら、その全貌を話して聞かせてくれる。
森の中に逃げ出したハリー達は暫く進んだ所で、事が収まるのを待っていた。
だが、近くで人の気配がしたかと思えば、男の声で呪文が聞こえ空に闇の印が浮かび上がる。
そして間も無く魔法省がハリー達を犯人だと思い取り囲み襲った。
だが、アーサーの到着でそれが止められたが、その放たれた呪文に当たり、近くの木で倒れていたのは、クラウチの屋敷しもべウィンキーだったらしい。
ウィンキーはハリーの杖を持ってその場に倒れており、杖に直前呪文を唱え確認すれば、闇の印を出した痕跡がはっきりと示される。
だがウィンキーは判らない、知らない、やっていないと一点張りだったが、クラウチはウィンキーを解雇したとの事だった。
「そりゃ、そんなしもべを払い箱にしたのは、まったくクラウチさんが正しい!逃げるなとはっきり命令されたのに逃げ出すなんて…魔法省全員の前でクラウチさんに恥をかかせるなんて…ウィンキーが魔法生物規制管理部に引っ張られたら、どんなに体裁が悪いか…。」
「ウインキーは何もしてないわ。間の悪い時に間の悪い場所に居合わせただけよ!」
ハーマイオニーがパーシーに噛み付いたのでパーシーは不意を食らった様だった。
ハーマイオニーは大抵パーシーとは上手く入っていたからだ。