グリフィンドールは勇気をば
何よりもよき得とせり
レイブンクローは賢きを
誰よりも高く評価せり
ハッフルパフは勤勉を
資格あるものとして選びとる
力に飢えしスリザリン
野望を何より好みけり
四天王のいきしとき
自ら選びし寮生を
四天王亡きその後は
いかに選ばんその資質?
グリフィンドールその人が
素早く脱いだその帽子
四天王たちそれぞれが
帽子に知識を吹き込んだ
代わりに帽子が選ぶよう!
被ってごらん。すっぽりと
私がまちがえたことはない
私が見よう。みなの頭
そして教えん。寮の名を。
組み分け帽子の歌が終れば、大広間は割れるような拍手だった。
「僕達の時と歌が違う。」
ハリーは拍手をしながらそう言えば、ロンは「毎年違うんだ」とハリーに教えている。
「名前を呼ばれたら帽子を被ってこの椅子にお座りなさい」
毎年同じようにマクゴナガルが組み分けの式を始めていく。
1年生達は緊張した面持ちで名前を呼ばれれば進み出て、帽子を被って、帽子が寮名を叫んで聞かせる。
レンはその様子をぼんやりと眺めていた。