梟達は其々に手紙や包み紙を届けていき、レンにも手紙が1通…リーマスからだ。
内容は元気にしているか?やリーマス達の様子が書かれている。シリウスから「大丈夫なら良かった。ハリーの事を頼んだ。何かあれば必ず知らせる事。無理はするんじゃないぞ。」と一言返事が着ていたとの事だ。
「誰から?」
ロンはハーマイオニーを揶揄うのに飽きたのか、今度はレンの手紙に興味を示し、レンは少しだけ苦笑を浮かべる。
「ムーニーからよ。」
「彼は元気にしてるのかい?」
「えぇ、特に問題もなく元気にしているみたい。」
ロンもハリーもハーマイオニーもリーマスが学生時代にムーニーと呼ばれていた事を知っている。
レンの言葉に3人ともなんだか安心した様な表情を見せていた。

今学年最初の授業へと向かう為、グチョグチョした野菜畑を抜けて、辿り着いた第3温室…
そこには醜い植物が沢山置かれていた。
外見は植物というよりもナメクジのような生物に近く、プクッと膨れた腫れ物が多くついている。
「ブボチューバー…腫れ草です」
腫れ草…そんな名前を聞いた事があったが実際みたのは初めてに等しく、こんな植物もあるのか…とスプラウト先生の説明を聞きながら感心してしまう。
今日の授業はこの膿を集める事で、レンはハリー達といつもの様にグループを組み、先生の指示通り、ドラゴンの皮で出来た手袋をつけ、作業に取り掛かる。
「最初の授業がコレだなんてついてないな」
ロンの台詞に少々同感しながらも、ブボチューバーの腫れた所を突く。
すると強烈な石油臭と共に黄緑色のドロッとした液体が流れ始め、レンはそれを瓶に集め、コルクで栓をした。
授業も終わりに近付けば、何リットルも膿が集まり、スプラウトはそれを見てとても嬉しそうに語りかける。