ドラコはレンがハリーのマントを掴んでいるのを見れば放させ、レンのマントを引っ張って側に引き寄せる。
「つまり、こいつらはなんの役に立つのだろう?…何の意味があるって言うですかねぇ?」
ドラコはハグリッドを問い詰めれば、当のハグリッドは口をパクッと開いている。
必死で答えを考えているのだろう。
「きっと今後の授業の中で教えてくれるんじゃないかしら。」
レンがそう口を挟めば、ハグリッドは大きく頷く。
「あぁ、そうだとも。さ、今日は皆で餌をやるだけだ。いろんな餌をやってみろよ…俺はこいつらを飼った事がねぇんで、何を食うかよく判らん…蟻の卵、蛙の肝、毒のねえヤマカガシをちいと用意してある…全部ちーっとずつ試してみろや。」
レンはその指示に従い、ドラコが止めるのも聞かず、蛙の肝を人差し指と親指で挟み与えてみるが、スクリュートが興味を示している様には見えない。
そもそもこんな事無意味だというドラコの意見に同意してしまいたくなるがハグリッドの為だ仕方ない。
そもそもハグリッドが好きでなければきっとこんな事しなかっただろう。
近くに居るスクリュートの1匹が尻尾を爆発させた瞬間、ドラコはレンの手をパッと掴み上げ、スクリュートによって火傷するのを何とか免れる。
「大丈夫か?」
「有難う。大丈夫よ。」
「だから止めておけばいいんだ。こんな無意味な事。」
「良いの。やりたいだけだから。」
そう言いスクリュートを観察し始めて10分ほど経った時、ディーンが「アイタッ!」と叫び声をあげる。
心配そうに駆け寄ったハグリッドを見て「コイツ襲った!尻尾が爆発したんだ!」と訴えたが、ハグリッドはそれに小さく頷き解説をし始める。
「あぁ、そうだ。コイツラが飛ぶ時にそんな事が起こる。多分だが雄は針をもっちょるし、雌は腹ンとこに吸盤のようなものがある…血を吸う為じゃねぇかと思う。」
「おやおや。なぜ僕達がこいつらを生かそうとしているのか、コレで僕には良く解ったよ。火傷させてさして噛み付く。コレが一度に出来るペットだもの誰だって欲しがる訳だろ?」
ドラコは皮肉たっぷりに言った。