第14話
午前中の授業が終わり食事を済ませれば、ハーマイオニーは直ぐに図書館に行ってしまう。
なにやら調べたいものがあるらしいが…
レンはハーマイオニーの行動が気になりつつも、ハリー、ロンと次の授業へと向かう。
次の授業は占い学…
この授業の教室はいつも通り北塔にあり長い螺旋階段を上った先の梯子を上った所にある。
室内は締めっきりに暖炉から立ち上る甘ったるい香りが充満…そして授業の方も相変わらずで人に不幸な予言をしては喜んでいる節がある…。
レンはこの先生が苦手だった。
それはハリーも同じ様子…それもその筈で、トレローニー先生はハリーに不幸な予言をする事が他の誰よりも多いのだ。
この授業の最後、ロンの下品な言葉遊びが原因で週末いっぱいかかりそうな程の宿題が出された。
「あのババァめ…週末いっぱいかかるぜ、マジで。」
「宿題が出たの?」
ハーマイオニーが追いつき声をかければ、レンは小さく頷いてみせる。
「私達には何にも出さなかったのよ!」
ハーマイオニーは去年に占い学を止めて数占いの授業に専念している…
自分と同じように皆も辞めれば良かったのよ…と言うハーマイオニーの言葉にレンは苦笑を浮かべた。
確かにそうだったかもしれない。そう思ってしまう自分も居たし、数年後まさか自分がこの時辞めるという選択をとらなかった事を後悔するとは今は全く思いもしなかった。
「やぁ」
不意に肩を叩かれて其方を見ればセドリック・ディゴリーが居た。
「君の姿が見えたから。」
そう言って息を少々乱し頬が紅いところをみれば、走ってきたのだろう…。
「わざわざ走ってきたの?」
「これくらいなんて事ないよ。」
少し照れにも似た笑いを浮かべて、レンは微笑を浮かべる。