「何をなさっていたのですか?」
「教育だ」
「あれは生徒なのですか?!」
そうショックを受けているマクゴナガルの声とムーディの平然とした声を聞きながら、レンはケナガイタチに視線を向けると、ムーディから逃れたいのかレンの首裏に隠れてしまっていた。
「今はケナガイタチだ。」
そういうムーディにマクゴナガルが杖を振るえば、バンッという音と共にレンのぴったり背後にドラコの姿…。
其方を見れば、滑らかなブロンド髪がパラパラと顔にかかり乱れ、その顔は燃えるように紅潮している。
「ムーディ。本校では懲罰に変身術を使う事は絶対にありません!ダンブルドア校長がそう貴方にお話した筈ですが?」
マクゴナガルが困り果てた様に言えば、ムーディはそんな事はどうでも良いと言いたげに「そんな話をしたかもしれん」と漏らす。
「しかし、ワシの考えでは、一発厳しいショックで…」
「ムーディ!本校では居残り罰を与えるだけです!さもなければ規則破りの生徒が属する寮の寮監に話をします!」
「それではそうしよう。」
スリザリンの寮監…セブルス・スネイプとは古い知り合いで、彼と話す機会を窺っていた所だ。
そう言いながらドラコを引き連れて行ってしまうムーディ。
その後姿を溜息混じりに見つめ、少し落ち着いてからレンはセドリックと共に大広間へと向かった。
セドリックとは各テーブルで別れ、自分も席に着けば、ロンはムーディがしてくれた行為に喜んでいる様だった。
それはハリーやハーマイオニーも同じ様で、レンはそれを軽く聞き流しながら食事をし始める。