「このクラスについては、ルーピン先生から手紙を貰っている。お前達は闇の怪物と対決する為の基本をかなり満遍なく学んだ様だ…しかしお前達は遅れている…非常に遅れている…呪いの扱い方についてだ。そこでワシの役目は魔法使い同士が互いに何処まで呪い合えるものなのか、お前達を最低線まで引き上げる事になる。ワシの持ち時間は1年だ。」
「え?ずっと居るんじゃないの?」
ロンが思わす口走れば、ムーディの魔法の目がぐるりと回ってロンを見据えた。
少しの間沈黙が走れば、ムーディがフッと笑った…
「お前はアーサー・ウィーズリーの息子だな?」
ロンはコクッと頷いてみせる。
それからムーディは、ダンブルドアの為に特別1年間だけ引き受け、その後は隠居生活に戻ると答える。
ムーディはそれからも話して聞かせる。
魔法省が望む事は、生徒に教えるべきは反対呪文のみで終わり…生徒達は幼すぎ違法とされる闇の呪文がどんなものか知るのに耐えられないと考えている。
だが、ダンブルドアもムーディもそれは間違っていると思っている様だ。
特にダンブルドアは皆の根性を高く評価しており、皆がそれに耐えられると…それともう1つ…敵を知るのは早い内の方が良い…敵がどんな魔法を使い、そしてそれからどうやって身を守るのか…それを知っておくべきなのだと…。
「いいかミス・ブラウン。ワシが話している時は、そんな物はしまっておかねばならんのだ。」
突如ムーディがそう言えば、ラベンダー・ブラウンは飛び上がって真っ赤になった。
完成した自分の天宮図をパーバティに机の下で見せていた所だったらしい。
どうやらあの魔法の目は背後だけではなく堅い机の向こう側、扉の向こう側…そんなものまで見えるのだろう。
「さて…魔法法律により最も厳しく罰せられる呪文が何か知っているものはいるか?」
何人かの生徒が手をあげ、ロンもハーマイオニーも手を上げる。
ムーディはそれを普通の目の方で見てロンを指しながらも、魔法の目は未だラベンダーを見据えている。