談話室に人が降りてくると、朝食に行くフリをして3人は場所を大広間に変えた。
大広間は今日という日の為に、既に前の晩に飾りつけが済んでいた様だった。
壁には各寮を示す巨大な絹の垂れ幕がかけられているし、教職員テーブルの背後には、1番大きな垂れ幕があり、ホグワーツ校の紋章が描かれていた。
だが双子はそれを気に留める事もなく、どうしたら良いかと、どうするべきかと話しながら朝食を済ませ、賑やかになってきた大広間ではジョージ達がどんなに密かに話そうともその内容を気に留めるような人は居もしなかった。
「それは確かに当て外れさ。」とフレッド。
フレッドはレンの意見を求める様な視線を向けたのでレンは二人に合わせるように小声で話し始める。
「休みの日なら魔法省で待ち伏せも出来るけれど、ホグワーツに居ながらなら、手紙を出し続けるしかないのかもしれないわね。」
「じゃなきゃ奴の手に押し付ける。いつまででも俺達を避けてる事は出来ないさ。」
レンに続きジョージはそう言うと、レンの視界にロンが映った。
「誰が避けてるんだい?」
「お前が避けてくれりゃ良いのになぁ。」
ロンの問いかけに苛々した様にフレッドか返す。
「当て外れって、何が?」
「お前みたいなお節介を弟に持つ事がだよ。」
今度はジョージに問うロンに対し、ジョージも同じ様に苛々した様だった。
「三校対校試合ってどんなものか、判ったの?」
話を変えようと思ったのだろう、ハリーはそう尋ねれば、ジョージは苦々しそうな表情をする。
「マクゴナガルに代表選手をどうやって選ぶのか聞いたけど、教えてくんねぇの。」
「マクゴナガル女史ったら、黙ってアライグマを変身させる練習をしなさいッときたもんだ。」
「どんな課題が出るのかな…」
僕達ならきっと課題をこなせるよ。これまでも危険な事をやってきたもの。とロンが付け足せば、フレッドは「審査員の前ではしてないぞ」と言った。
確かレンの記憶が正しければ、1792年の試合でコカトリスが大暴れした記録が残っていた…その事件で参加校の校長3人が負傷している…それだけ危険な競技なのだ…。