亡霊のような同級生

『亡霊のような同級生』



説明
薄気味悪い、気配の薄い
亡霊のような同級生



怪奇または怪異
不思議な出来事は大概「よーせいさんのせいなのね!!」ってされる。
しかし、妖精さんでもない証明できない『ナニカ』により起こされる出来事のこと。
都市伝説や学校の怪談とか、色々と形を変えて伝えられている。



クラウド=主人公
とても気配の薄く、匂い(体臭)も薄いため特に五感が鋭い獣人からビビられている。
弱そうな彼をどうにかしょうとするやつは、レオナ曰く「生存本能が死んでいる」
無臭に近い彼だが、それだけではなくナニカ薄気味悪い気配があるため誰も突っかかりたくない。
サバンナクロー寮生であり、ラギーと同室。
昔から良からぬトラブルに巻き込まるため、荒事に慣れている。
人里離れた屋敷に一人で暮らす。


ユニーク魔法
偽装/【召喚書】
様々な世界という世界の生物()を召喚する。
神話からはじまり、SCP、都市伝説、妖怪etc.が現れる。
怪異や怪奇、人ならぬものを呼べる。
それが本に作られた存在か、本当に喚ばれて来ているかは不明だが。


真実/【深淵の記録書】
一つだけではなく、無限とも言えるほどの書物のことを指す。
…ifの世界のことや未発売の漫画の全巻をまとめたもの、一人の将来のはじまりから終わりまで。etc
さらに禁術、オーバーテクノロジーまで
つまりは、ネタバレ本。
しかし、それをユニーク魔法として扱うわけには行かなかった。
「預言書」扱いされる、だってネタバレ本だから。
そのため、数冊を抜き取り製本し直したのが【召喚書】



ラギー
薄気味悪い同室にびびったが、無害に等しいので気にしないことにした。
案外話してみると普通なので、薄気味悪いけども。
勉強を教わることもある。特に被った課題とか。
貰えるものは貰うので、そのミサンガを足首に3つほど付けている。
彼の夜食(手料理)を貰うことがあり、餌付けされている。


レオナ
本人よりも周りがめんどくせぇな、とは思ったが勝手に騒げばいいと放置。
ルークからの追跡を何度か庇われたため、お肉を上げたら『カツ丼ですけど、…?』に変身してたのでマドルで支払う。
見事に胃袋を掴まれたためにマドルと材料片手にたかる。
…ひとつだけ、必ず付けるようになったブレスレットがあるとか。





ストーリー

ハイエナの俺と同室になったのは、獣人ではなく人であった。


『よろしく』


特にハイエナについては言わず、無表情に近い微笑みを浮かべてどこか薄気味悪いやつ。
でも執拗に絡んでくることもなく、ただ同室として扱ってくるので特に苦労はなかった。
王様に使えるやつだと判断されるためにも忙しいものだった。
しかも、ろくにやってこなかった勉強にもついて行かないと。
でも地元に仕送りなんてそんな余裕はないし、むしろこっちがしたいのでバイトを早々にはじめたりして、死んだように寝る日々だった。
あと絡んでくるやつがいるから、同室を利用してそばにいることが増えた。
彼はこっちの意図を知ってか知らずか、気にした様子もない。
魔法の扱いも慣れており、撃退は簡単にしてくれた。


『仮眠でもしたらどうだい?始まる頃には起こすから』


そう言われることが多い。
だから腕を枕にして寝る。目を閉じているだけだけど。
隣にいる彼はただ静かに守ってくれた。
彼がいるとハイエナに対しての陰口が聞こえない。
それが聞こえないのは、彼が意図的に聞こえなくしていたことは後で知った。
なんでここまでしてくれるのか、わからなかった。
、利用しているだけなのに。


『おかえり、ラギー。夜食残りなんだけど食べる?もうお腹いっぱいで、』
ラギー「ん、もらうッス!、うま〜!!お肉の油が身に染みる!!」
『ふふ、お水も忘れずに』
ラギー「…」
『あぁ、デザートにプリンあるから食べていいよ』
ラギー「、いいんッスか?」
『?いいよ、ラギーは美味しく食べてくれるから作りがいがあるから。無理をせずね』


撫でてくる手は冷え性なのか、冷たい。
いつも手袋をしているけど部屋の中にいるからしていないから素手だ。
ポムフィオーレ寮みたいな手入れをされた綺麗な手、ではなく、ペンだこや擦り傷が薄く残っている。
多分、俺しか知らないこと。


『そろそろ寮長のお部屋を掃除しに行くといい』
ラギー「あー、そろそろ汚しそうッスよね…あの人。バイト貰ってきますわ」
『それがいい』


こうしてたまに、先を見たかのようなことを言う。
大概当たってるからそれがユニーク魔法かと思ったが違うらしい。


『ただの憶測さ。あと狩人警報、出るかなぁ、明日』
ラギー「うげぇ……明日は一緒にいてくださいッス!」
『はいはい、皿洗いは任したよ。おやすみ』
ラギー「はーい」


ルークを簡単に巻くため、避難先でもある。


ラギー(…恩は必ず返すんで、今は甘えさせてほしいッス)


次の日、狩人警報が発令。
ちゃっかり避難済みなラギーとレオナであった。






レオナと、
どこぞの狩人からの逃亡先にしているため、借りにしたくもないので、何が欲しいか?と聞いた。


『…うーーん、』
レオナ「…そんなに思いつかないのか?」
『……ぁ、じゃレオナさんが美味しいと思ったお肉とか』
レオナ「……そうか」


後日、カツ丼っという料理に変身を遂げた。
ラギーとともに食べたが、口に合うものであった。美味とは素直に言えないお年頃。
なので、


レオナ「おい」
『夕食ですか?お野菜食べてくださいね』
レオナ「…」
『ふふふ、レオナさん。お残しは許しませんから』
レオナ「ならいれなきゃ『何か言いましたか?』イエナニモ」


脳裏に父を叱る母、兄を叱る義理の姉が思い浮かんだのであった。


ラギー「ほんと、助かるッス」
『ふふふ』


ちなみに、レオナさんが依頼して寮生向けに料理を振る舞うことがある。
特にマジフト部ではドリンクとレモン漬けを依頼されている。
マネージャーでは無いのは、太陽の強い光と暑いのが苦手で倒れるから。
ラギーにもその事情を説明しており、自分の区域内は特に温度を下げている。
たまにラギーが寝ぼけてベットに逃げてくるの慣れた。
「ちょっとくらい大丈夫かな?」っと思って手伝おうとしたら、あまりにもフラフラしてるからレオナさんがストップをかけて寮まで送るほどだった。
気温調整を周りにしながらマネージャーするのはブロットが溜まるから…
飛行術や体育基礎など外でやるのはドクターストップがかかっているため、課題提出。
飛べない人魚から苦情が来たが、『じゃ俺と同じ思いをすればいいよ』と疑似体験をさせたら1日も持たずに謝罪された。





職務怠慢では???


マジフト大会でモヤモヤする雰囲気がわかっておらず、ラギーに質問。
カクカク云々


『えっ、それはただの職務怠慢では??』
ラギー「??」


だって、去年それで就活やインターンに響いたんでしょう?
なのにそのまま大会を開こうとしているのは学園側の職務怠慢じゃないの??
対策を取らないと去年と同じことが繰り返されるのは明らかなのに。


ラギー「……」
『んー、レオナさんところ行ってくる』
ラギー「えっ!?ちょっ、!!」


だが、それは去年学園長に伝えそうな


『ほーー……なんか証拠あります?』
レオナ「…」


レオナが差し出してきたのは書類の束。
過去のサバンナクロー寮生の就活やインターンについての記録。
大会での活躍した人のインターン先の声掛けの数などの比例数など。
きちんとまとめられたもの。


『で、学園長に直談判したけどこの有様と』
レオナ「………ん」
『…レオナさん、これ貰っても?』
レオナ「…好きにしろ、どうせゴミだ」
『…今日、すき焼きしません?』
レオナ「…する」
『はい。用意してきます』



すき焼きしました。
で。なんと今回の大会は定期テスト後に行われることになったと発表された。
実は理事長やPTAから「待った」がかけられたのだ。
そして、茨の谷を治める女王から息子であるマレウスは帰還を命じられた。
そう、マレウスの独擅場である大会の変更についてだ。
女王はこの件を「任せる」としており、結果的には特例措置が容易された。


マレウスは決勝戦のみの参加。
ただし、魔力制御装置を付けるなら通常参加は可能とされるが今のところ効果がなく、実施不可。
妖精族は不満がありそうだが、女王が何も言わないし、マレウスも反対する気はない。


マレウス「母上の意見に賛成した。これは僕の意思でもある」


と、決定された。
それを寮長会議で聞いたレオナはびっくり。


学園長「誰かが理事長と女王陛下に直談判したらしいのですが、誰でしょうかね…」


ちら、ちらと視線がうざいが…流石に女王陛下とアポなんぞ取れるわけない。
外泊届も提出してない。
しかし、レオナには心当たりがあった。


レオナ「おい」
『あ、おかえりなさい。レオナさん』
ラギー「おかえりなさい、レオナさん」


レオナの寮長室にて洗濯物をラギーとともに畳んでいるところを発見。
防音魔法をかけてベットに腰掛けた。


ラギー「?」
レオナ「お前だろ、マジフト大会の変更を指示したのは」
ラギー「えっ!?なにが!!!?」
レオナ「…トカゲ野郎の参加が魔力制御装置を付けない限りは決勝のみと決められた。去年の反省として、な」
ラギー「!!」
レオナ「理事長とPTA、そして女王陛下が賛同したことにより、決定した。明日正式に掲示板に載るだろうな」
ラギー「…それを指示したのが、リロスくんだと……?」


本人はいつもと変わらない表情で、


『レオナさん。それは《誰か》と知る必要性はありますか?』


洗濯物を畳む手は止まってない。


ラギー「」おろおろ
レオナ「………はぁ、わかった。もう聞かねぇ」
ラギー「!」
レオナ「練習が厳しくなる。倒れるんじゃねーぞ」
『はい、わかりました』


だが、テストにてイソギンチャクが出てきたために練習に支障が出たが、


『まぁまぁ、レオナさん。大丈夫ですよ、外面しか気にしない学園長が動きますから』
レオナ「チッ」
『しかし、彼が卒業するまで同じようなことがあり得るでしょうね』
レオナ「…オメェら、磯臭い奴らと今度契約してみろ。俺の前にそのツラ見んじゃねーぞ!!わかったなァ!!」
「「「はい!!レオナさん!!!」」」


当分、機嫌の悪いレオナさんでした。
鉄の鉄則 《オクタヴィル寮と契約をしない》が決められた瞬間だった。
一方、これにより対象が減ったことはラギーがバイトに入るときに知る。


ラギー「あぁ、レオナさんがブチ切れて《オクタヴィル寮と契約をした奴は帰ってくるな》って怒ったんッスよ」
アズール「そ、それならラギーさんは??」
ラギー「あぁ、俺はちゃんとレオナさんに事情を話して契約書を読んでもらってからサインしましたから。他の奴らと同じッスよ。ボスに怒られるのは誰だってヤでしょ。」
アズール「それは横暴なのでは、?」
ラギー「なら契約すればいいじゃないッスか。まぁ寮には入れないから野宿でも転寮でもすればいい、あぁ!寮長になればいいんじゃないッスかね!できるならですけど、シシッ」
アズール「…」
ラギー「じゃ、時間なんで。お疲れ様でしたー」





モンスト・ロラウンジ
学園には怪奇の噂がある。
それは新しくできた施設、モンスト・ロラウンジにも噂が現れるように。
大きな影が通るのに周りを見てもそんな生物はいない。
誰かの笑い声、生える手、どんなに掃除しても曇るガラスなど
しかし、不思議なことにラギーだけが遭遇しないことが発覚した。


ラギー「なんかいるっすか???」


バイトをしていたら一回は遭遇するのに。
理由がわからない。


アズール「どうしてラギーさんだけが遭遇しないか、理由はわかりませんか?」
ラギー「そーいわれても、……ピンっと来ないッス。普通に仕事してるだけだし」
ジェイド「えぇ。ラギーの仕事ぶりはいつも拝見しています」
フロイド「うん、ちゃんとやってるー」
ラギー「給料貰ってるんで。そのぶんの仕事はするのは当然でしょ」
アズール「えぇ、えぇ。仕事を他の方にも滞りなくしていただくためにも心当たりがありませんか?」
ラギー「心当たりって言っても、……」

『ラギー』

「「「!!?」」」

ラギー「リロスくんっ」
『次、飛行術だろ。遅れるよ』
ラギー「あっ、じゃ俺これで」


行ってしまった。


フロイド「ほっっんと意味わかない。寒いよー!」
ジェイド「えぇ。本当に」
アズール「…何者でしょうかね。彼は」
ジェイド「噂ではレオナさん含め胃袋を掴んでいるとか。手出しをすると悪夢を見るとか、ですね」
アズール「…あの薄気味悪さがなければ勧誘したのに」


一方、ラギーは怪奇について相談した。
っというよりも愚痴に近い。


ラギー「ほんと心当たりがないッスよ、別に。スラムなんでそんなことに気にかけている暇ないし、こういうところは見えやすくなるって言うけど俺遭遇したこと、今まで…いち、ど……なくって、」


ふと、思い出した。


ラギー「俺、入学して早々リロスくんからミサンガ貰って…切れるたびにくれたのは、」


笑みを深めた彼


ラギー「……マジで??」
『んふふ、そうだよ。それはアミュレット、怪異除けさ』
ラギー「そんな大層なもの軽々しくくれてたんッスか!!?」
『ただの子供だましさ』
ラギー「えっ、えー……本当?」
『あぁ』


ただし、冥府に最も近い一族。
シュラウド家には目をつけられており、ラギーの知らないうちに面談をさせられた。


イデア「某とオルトじゃなきゃ、見逃してたね。あんなS級お守りを作れる人がNRCにいるとは思ってなかった」
『ふふ、ありがとうございます』
イデア「……魂が薄いというか、不安定なのも元からなわけ?」
『…冥府から見たらそう見えるので?』
イデア「そうですわ。ほんと。ゴーストじゃないのが不思議なぐらい」
『あらら』
イデア「…で、レオナ氏にあげたのもキミ」
『…』
イデア「……SSS級って言ってもいいレベル。アレ、幾らで作ってくれる?」
『おや、理由ではなく依頼ですか?』
イデア「そ。人道に反したものじゃないし、アレは君の実力で独自の製法で作られたものでしょ。それぐらいわかりますわ」
『ふふふ。魂や心臓なんて入りませんよね』
イデア「そ。そんなものがあんな対怪異用になるわけないじゃん。むしろ集合させるものになる。」
『えぇ、そうですね』
イデア「……集められる材料はこっちで用意するので依頼しても?」
『…えぇ、ただご内密に』
イデア「りょ。学園長とか学園長とか学園長とか寮生に絡まれますもんね、」
『お疲れ様です』
イデア「……道連れおK?」
『NO』
イデア「ぴぇん」


シュラウド家で《調べられる》のを承知で渡した。


イデア(どこでこんな材料手に入れての!!!?)


って、なってるけど聞くに聞けないのであった。




ちなみにイデアに相談して渋々連れて行ったが隠れてしまい、根本的な解決にはならなかった。
さすがにイデアを毎日置いておくわけにもいかないので……対価とか対価とか対価とか。




ラギーに頼まれてモンスト・ロラウンジへ
ぼんやりと外を見ていたら近づいてくる黒い影


『【海坊主】』


それがガラス外壁に当たる前にナニかが弾いた。
薄黒い大男。上半身しか見えないほどの大男だ。
影は形はサメに近いものだ。



『中々の大物のようだ』


一瞬の静寂。
風船が弾けるようにパニックになった生徒が反対側に逃げたり、外に出ようとするが縺れて開けられない。
っというか、ドアはどこだっけ
そんなパニックになる中、ラギーは違った。


ラギー「クラウドくんっ」
『なに?ラギー』
ラギー「っ」


そばに座ってピッタリとくっついた。


『大丈夫。ラギーのことは守るよ』
ラギー「クラウドくん…!邪魔しないっでここに居ても?」
『構わないよ。躾が終わるまで待とうか』
ラギー「躾」
『躾。あと人様に話をする態度じゃないからちょっと相手してあげるだけ。問題ない』


ここだけ、普通の空気。
しかし壁を挟んだ先では大男VSサメぽいやつが繰り広げられている。


アズール「ク、クラウドさん、!」
『なにか?支配人』
アズール「…っあれは、今何が起こっているか、説明していただきたい!」
『?どうして』
アズール「は、」
『どうしてキミにわざわざ説明しなきゃいけないの?僕の友達にしつこく話を聞いていたキミに』
アズール「!」
『別に僕はここがどうなろうとどうでもいい、関係ないからね。でもラギーがお願いしてきたからきただけだし…ねぇラギー、こんなところやめて他のところにしたら?』
ラギー「えっえっ……」


友人を取るか、職場を取るか、
迫られた。


『…なんて、冗談だよ。ふふ』
ラギー「どこからぁ!!?」
『どこからだろうねぇ』


さて、


『終わったかな』


大男が勝ったようだ。



……でまぁ、鮫(亡霊)が「妻の骨」を探しており、誰かが持ち帰ってしまったらしく返却。
それに満足し、御礼に外に出るものならできる限りにはなるが退治しょうと申し出た。
アズール単独の契約ではなく、オクタヴィネル寮としての契約となった。
すくなくとも、きっかけをくれた主人公が卒業するまでは絶対にいると確約した。


みたいな話。

- 1023 -