ただスローライフしてたかったのになぁ、

『ただスローライフしてたかったのになぁ、』




説明
スローライフしていたぼっちくんがNRCに誘拐される



古代妖精
元素の母であり、父である偉大な存在。
そのためゲートセブンでさえも崇めていた。
遠い昔なら交流はあったものの時代が移り変わり、自然が減り、戦争により大地が穢れ、魔法よりも科学が信じられて行く中ゆっくりとその存在はどこかに消えていった。





主人公
自然ともに生き、戦争により大地が穢れたことを憂いて現世から姿を消した古代妖精の一種…というステータスを確認。
実はそれを他人事のように認識はしているためにのちのちトラブルになることは知る由もない。
クラフターがゲート不備により孤島に一からやり直して暮らすことに。
まぁ、慣れたことだし、いつものことと気にしておらずあらゆる改造(MOD)を扱うチーター。
そんな中、馬に誘拐されるのであった。


名もなき島
転生(もしくは転移)クラフターにより開拓されていく孤島。
祭壇に置かれた巨大な遺物(太陽と月の魔力を還元していく唯一無二の魔法石)のもれだす魔力のあまりが鉱石に変異していくために何度だって採取できる。
マドルを持っていたのは気まぐれにどこかの国に転移(不正入国)して露天販売していたから。


ラギー
同室となった人族を観察していたが小綺麗な見た目に反し、同じように補講を受けることにびっくり。
『ずっとひとりで勉強してたから』と闇を感じる言葉にそれ以上はやめた。
バイトやら絡んでくる奴らで忙しかったが、真夜中に餌付けされて負けた。
身内認定したために甘くなる。
しかしながら、そのまま順応するのはいかがなものかな???


レオナ
真夜中に餌付けされて、話を聞いたら余計なことまで知ってしまい、頭を抱えた王様。
案外、面倒みがいいところもあるためほっておけなくなる。
胃袋が掴まれたおじたんともいう。


サバナクロー寮
主人公に対して見下し、パシリにしょうとしたやつがいたが全員やり返された。
ズタボロにし治療の繰り返しをされて本能に刻まれた、逆らうなと。
ただし、基本的に温厚で手出ししなければ大丈夫なので他の生徒とは対等な付き合い。








ストーリー


真夜中、サバナクロー寮。
建物近くの庭にてふたりが座っていた。


ラギー(俺何してンだろ…)


横にいるのは同室の人族。あまり話したことはないが無害なので特に気にしたことはない。
どこにでもいるマヌケそうなやつだけど、なぜか補講に出席していたことには驚いた。


ー「なんでここにいるッスか」
ー『ずっとひとりで勉強してたから復習してる』
ー「へー………」


ずっとひとりで、とは……
それ以上は興味がなかったから聞かなかったが不思議なやつだ。
噂によるとここの寮生に目をつけられたが、ボコして治療してを繰り返して精神的にズタボロにしたそうな。
なかなかの腕前らしい。



ラギー(……うまそう)


そしてラギーは夕飯は学園支給のためしっかり食べたのに腹が空いた。
唸る腹を抑えていたら『ちょっと俺と悪いことしょ!』と連行された。


ラギー(あぁあああ、焦げ目が……)


小さなバーベキューコンロにて厚切りベーコンが焼かれている。
こんなことしていたらバレそうなものだが、彼により外から見えないようにカモフラージュしたパラソルの下で焼いている。


ラギー(たまごぉおおお!!!?)


投入された卵が焼かれていく。
紙皿にベーコンと卵が置かれて差し出された。


ラギー「え、」
『あ、フォーク。はい!』
ラギー「あの、なんで…」
『ボクと悪いことしょ?って言ったじゃん』
ラギー「いや言われたけど……」


まぁ、夜中にこんな厚切りベーコンと今にも黄身が弾けそうな目玉焼き、背徳感しかない。


『うぅん、うまぁい』
ラギー「……っ」


空腹を抑えられず、一口。


ラギー「うっっま……!」
『ねー』


染みる肉汁。黄身も混ざれば甘さが出るがそれが肉の旨さを駆り立てた。


『パンに黄身を付けるのもいいよね!』


差し出されたパンを夢中で付けて食べる。


ラギー「んんぅ!」


と、そこに“へい大将!やってる?”との感じにレオナさんが登場。
バレたらしい。


『りょーちょーも悪いことする?』


瞬時に状況を把握してしまい、頭を抱えたくなったが座り込み、


レオナ「よこせ」
『はぁい』


なぜか三人での食事に。
ホイホイ、なにやら出てくる。


レオナ「なんでこんなに出せる?」
『?ボクが育ての持ってきただけだよ』
レオナ「……農家か」
『自給自足なだけ』
レオナ「………もしかして、この肉もか」
『ん!今朝やってきた』
レオナ「…今朝?お前、どうやって…」
『??念じれば帰れるよ』
レオナ「………」
『??』

レオナ「…お前どこ出身だ?」
『わかんない』
レオナ「は?戸籍は?」
『んー、無いんじゃないの?』
レオナ「は??」
『ボク、ずっと島でひとりだから。誰もいないもん』
レオナ「………」


レオナはゆっくりと質問をした。


レオナ「…で、お前は薬草を露天販売しょうと向かっていたら馬車に連行された、と」
『うんっ!』
レオナ「なんで不思議に思わずにいた…」
『慌てず騒がす状況把握しただけ』
レオナ「……」
『勉強したことなかったし、いいかな!て』


頭を抱えたレオナに同情するラギー。


『いつでも出ていけるし、問題ないかなぁて』
レオナ「…はぁ、まぁいい。問題起こすな」
『?はぁい』
レオナ「お前もこのことは言うな」
ラギー「うっ、ウッス」


これきっかけにレオナからご飯作りにちょいちょい呼ばれる。
ラギーも便乗してお手伝いをし、自身の有能さをアピールしお世話のバイトをもらうことができた。

マジフト部は体力勝負。
ご飯を作る担当班がいるほど。
そこに主人公も仲間入りして料理メニューが増えた。
極東料理関連のをインストックしている購買部も高めなのに美味いならマドルを惜しまないレオナにより腹ぺこの胃袋を満たしていく。
名前を忘れしまったひとたちのために写真付きのメニュー表を作ったり、他の人が作れるようにレシピをまとめたもので作っていた。
そんな献身的な彼を胃袋を掴まれたサバナクロー寮生徒は大人しくなった。


『りょーちょー、おやつはいかが』
レオナ「ん、……ちゃんとレシート出せよ」
『はぁい』


ボスであるレオナが一番に渡される。


『おやつにバームクーヘン作ったからおいでー』
「「「はい!!食べる!」」」
『んははは、元気ぃ』



レオナはふと思った。
コイツ、マジフト出れないかなぁと。
案の定、筋はいいが中々集中力が持たない。
無理をさせれば飯抜きは必須、だが脳裏によぎるのはアイツ。


レオナ「1試合でいい、持たせろ」
『ふぇぇ……』
レオナ「1試合でいい。あとは出なくいい」


その言葉に他の部員は察した。


レオナ「……」
『……ふぃー…1試合しか無理だよぉ』
レオナ「あぁ、それで構わない」


マジフト大会当日。
初戦からディアソムニア寮、そう去年敗北をきした因縁の相手であるマレウスがいた。
試合の後半、メンバーチェンジ。
1年生が出たところでどうにかなるのか?という失笑が聞こえてきたがそれはすぐさまひっくり返った。
マレウスが単体特攻なら、こちらは群れだ。
砂漠を横切る群れである。


「えっ、」


たった1点。それをディアソムニア寮から取ったのだ。


レオナ「ハ!!やれお前らァ!」
「「「おう!」」」

「あの一年を止めろ!」
「邪魔させっかよ!!」

マレウス「ほう、おもしろい」
レオナ「お前の相手は俺だ」
マレウス「…はは。いいだろう」


ディアソムニア寮だってマレウスが目立っているだけで有能ではあるが、それ故に練習を怠り、怠慢な彼らは


『邪魔』
「ぎゃぁ!!」
「はやっ、この!!」
「外れだ!ばぁか!」


日々、練習をし仲間の動きを把握しレオナの指示のもとにいた彼らを止められない。
マレウスを止めるのは苦労するが、それもわかっていたこと
後の試合のことなんて考えてない。
ただ、ただこの試合は


レオナ(負けやしない!!)


ーー試合終了。
ーー勝者は、…サバナクローォオオオ!!!


レオナは待ち望んだ声に歓喜の雄叫び。
それにつられるように他の者たちも。
しかし、誰かの悲鳴


レオナ「!!」


主人公が箒から落ちたからだ
すぐに箒を飛ばすが、手を伸ばすが間に合わない!



マレウス「よくやった、人の子」

レオナ「!!」

マレウス「ほれ」
レオナ「……ちっ」


マレウスから奪い返し、ぐったりとしている功労者の前髪を退ける。
息はしているし気絶したのだろう。
他の寮生も集まってきた。


レオナ「保健室に連れていく」


補欠メンバーに運ばせ、休憩時間後に試合がある。


レオナ「あいつがあそこまでやったんだ、わかってるよな??」
「「「ウッス!」」」


結果、優勝したのはサバナクロー寮。
意地の勝利である。
式典後、慌てて保健室に向かうとまだ寝ているようだ。


保険医「容態は問題ない。過度の疲労と思われるけど、なにかあったら連れてきて」


そのままサバナクロー寮に運ばれ、自室に。


「ラギー、試合出て疲れただろ?俺が見ておくよ」
ラギー「…頼むッス」
「あぁ」


彼が目覚めたのは夕方過ぎ。
優勝パーティーの真っ只中だ。


「起きたぞー!!」
『???』

めちゃくちゃ騒がれたのは仕方ない。
レオナの隣に座り、山盛りの肉。


『ふぇぇ……』
ラギー「パン粥先に食べてからッスよ」
『わぁ、ありがとう』
ラギー「いいえ」

レオナ「…よくやった」
『…はぁい、』


ワシャワシャ、と撫でられた。
疲れた笑みをゆるく笑みを返した。





次の日。
マレウス直々に「人の子でありながらよくやったな」と彼なりに褒め言葉であったが、上から目線に苛立つサバナクロー寮生徒。


『はぁい、頑張りました』
マレウス「来年も楽しみにしている」
『疲れたからもうやりたくないです!』
マレウス「 」
『授業あるのでさよなら』


にっこり笑顔で断った。


ラギー「ほんと、大物ッスわー」
『??だって疲れたもん』
ラギー「まぁ、……うん(そうなるかなぁ、)」


マレウス卒業までは無理では?と思ったが退学しそうだから言うのはやめた。
それからいろんな人にやんやんと言われるが流していく。


『みんなうるさーい』
レオナ「殴るな殴るな」
ラギー(レオナさんに八つ当たりしている時点で大物だよな、ほんと)


ポカポカされて受け止める王さまであった。
じゃれつき扱いされているのだろうか。






しかし、さらなる問題が発生した。
オクタヴィネル寮 新寮長であるアズール。
同じく新副寮長 ジェイド。
その兄弟 フロイド
なにやら水面下で企みがあるようだが、……?


ジェイド「あなたのこと知りたいです。教えてください」
『ふぇ?』


音が止んだ。
火が消えた。水が出ない。風が吹かなくなった。


ジェイド「ーーーっ!!?」


視界が奪われた。何も見えない。




省略
・彼が防衛本能で弾いたのを妖精が感知してジェイドに牙を向いた。
・魔力の煮凝りが起こったらみんな集合やら避難。
・主人公が怒る。『俺が買ったケンカなの!』
・ジェイドを軽く殴って勝利宣言し、妖精たちを帰らせる。


リリア「おぬし、古代妖精か、」
『よくわかんない、ずっとひとりだったもん』


・ラギーと追加してレオナさんと共同自由研究。
緑の再建。
砂地でも育つ植物から始め、どうにかこうにか頑張る話。


・あんなことになったのにジェイドがニコニコと声かけてくるから逃げる主人公。
ジェイド「仲良くなりたいだけです♡」
『みぃいいい!!!(泣)』

多分、『出ていくー!!』て大泣きしそう

- 1074 -