●魂を砕け!
『魂を砕け!』
説明
人魚よりもやべぇ歌声の持ち主
歌=人々の高ぶる魂の叫び声
なので、緊張と相手の気持ちが溢れて告白の際にダンスも交えてはじまるため、歌とダンスへの興味や関心が人一倍ある世界線。
楽しいものなら楽しく、悲しいものは悲しいく、それが身体に響く。
そのため、音楽の内容が楽しいや悲しい、芸術的が一般的。
【病み】【氏にネタ】の闇系統がない。
だって歌は魂に突き刺さるから
魔法士などの術士の素質=想像力が高いため、歌の情景とか想像してダメージという影響を受けやすい。
そのダイレクトアタックが可能な主人公の歌声がやばい。
人魚
歌声に魔力を込められる。
原種になると、歌声で相手を問答無用で海に引き寄せる。
現代ではできなくもないが、耐性があると難しい。
歌については人魚なりにこだわりが強く、イト(主人公)については信者が発生するほど魅力的、いや中毒になるほど敬愛している。
言祝(ことほぐ)家
儀式等にて出てくる術師家系
彼らが言葉を使い、祈ることで呪い(まじない・のろい)になる。
つまることころ、一言で言霊一族。
ピンからキリまでいる。
言祝 紡(ことほぐ つむぐ)=主人公
極東生まれ
生まれ持った家系とフルネームを体現し、ユニーク魔法により神様たちや従者たちにしごかれた人生でした…
前世がvtuber歌い手として活動。中々の登録者数とファンたちがいたほど。
実は歌って踊れる。それに甘んじずに練習を重ねたから上達している。
この影響により、本気で歌う気持ちの度数が高くなるほど(※無我夢中または相手を砕くつもりで)に共鳴しやすい、特に魔法士などの術士が影響を受ける。
しかも、魔力が高いものでも飲み込むほどに言霊師として体現しているためにコントロールをしごかれたほど。
見た目は無表情の無口がデフォ。目つきの悪いツリ目を隠すように長めの前髪。
黒いマスク。気配が薄い。
容姿にズボラだが、整えればツン系美人
ディアソムニア寮2年。リドルとジェイドのクラスメート。
まぁ、つまりは「この世界線の住人の特攻が可能」「世界のてっぺん取れる」「劇薬」
ユニーク魔法
【紡いだ糸を結う】
某動画の音楽に特化した情報を自動受信する。
イト(糸)
マジチューブで有名な歌い手。
個人情報を公開しておらず、ただ不定期更新で音楽を配信するだけ。
ホップな楽しいもの、悲恋語るものなど様々。
時折ニュースになるほどで、一部では「不適切」「未成年に悪影響」と批判が多くあるが運営会社は非公開にはしていない。
それを超えて信者(大物もいるし)が多すぎるから非公開にしたほうがやばい。
魂を揺さぶる声の持ち主は「人魚の原種の先祖返り」と噂されている。
ストーリー
音楽家のゴーストがNRCに襲来し、ランダムに講堂に誘拐。
指名されたものから歌わされるが「余を満足させよ」と言うご希望らしく、中々合格点をもらえるやつが現れない。
『……』
後ろの席で興味なく、本を読んでいると隣に誰かが座ってきた。
だが、気づかないふりをした。
「手厳しい方で、困りました。終わると思いますか?」
……。小さく首を横に振る。
「僕もそう思います。暇ですね、」
……。頷いた。
「何をお読みに?」
……。本を見せた
「……あぁ、話題の小説ですか。ふふ、おもしろいですか?」
『……つまらん』
「おや、それまたどうして」
『…王道』
「あぁ、なるほど。展開が読めてしまったと。それはつまらないですね、」
…この間はどうすればいいのだろうか
決して顔は上げたくない。
あのオクタヴィネル副寮長・ジェイドだからだ。
【そこの本を読んでいるお前だ!】
ジェイド「ご指名のようで」
『……』
本をしまい、渋々向かう。
それを隠すことなく、棒読みで歌えば相手は怒る。
【そんな歌で、余が満足するとでも!?本気で歌え、馬鹿者が!!!】
『…本気、ねぇ…?』
【あぁ、そうだ!!本気で歌え!】
『ふぅん、』
【なんだ、マスクをつけたままで!歌う気があるのか!?】
『無いけど、』
【こっっの!!!】
彼がマスクを外した、
『本気で歌っていいの?』
【歌え!】
『そ、……じゃ、おまえの魂砕いてやる』
ダンッ!足を叩きつけ、魔法陣を展開
『お前ら!その魂、砕かれたくなきゃ最高高度の防音魔法を張るんだなァ!』
ー紡いだ糸を結うー
彼の足元から大型スピーカー。テンポの早い音楽が流れてきた!
大半が「爆音でも流すのか!?」と焦って防音魔法を張るが、
『ーーーーっ!!!♪』
その美しい猛毒の声は、魂を砕く。
脳内に響いて濁流のように押し付けてきて飲み込むほどに強烈なもの。
ジェイド「は、わ…あぁぁぁ…」
魂を掴まれた。
カリム「 」
魂が揺さぶられる。
イデア「い、とさま……いとさま、……」
魂を気づかせた。
ルーク「おーらら、」
魂を魅了した。
トレイ「 」
魂にはじめの毒を与えられた。
『ー♪』
そして自称音楽家のゴースト。
そう、ゴースト(魂)には直接砕きが入っており、毒に侵食される。
嬉しいが苦しい、苦しいが聞きたい。
『ハッ!どうした?この程度準備運動だろ』
【…はぁ、はぁ………?】
いつの間にか膝をついているゴーストを見下ろす。
『本気で歌っていいと言ったのは誰だ?お前だろ?』
聞きたい苦しい聞きたい聞きたい聞きたい苦しい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい苦しい聞きたい聞きたい苦しい苦しい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい苦しい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい苦しい苦しい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい苦しい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい聞きたい
『砕かれる覚悟はいいか?』
あ、
学園長「おやめなさい!!」
窓を壊して学園長が入ってきた。
その音に正気に戻る者たち
学園長「もーーー!!コトホグさん!いくらゴーストに苛立ったとして直接攻撃はいかがかなものかと!?」
『……』スーーーっ
学園長「歌おうとしないでください!!やめて!!!」
『…ちっ!!』
学園長「全く!……さて、音楽家の方。満足されたならおかえりください、」
杖を叩きつけた音が響く。
学園長「うちの生徒の歌声、安くありませんよ」
音楽家のゴーストはなんとか正気に戻って逃げるが…ずっとその声を忘れられないままで彷徨う。
聞きたいけど、聞いたら壊れるから…。
学園長「ひとまずこの状態どうしますか?」
『気付け薬飲ませたら?』
学園長「クールウェル先生にお願いしますか。味濃いめで」
『ワォ』
学園長「それほどしないとダメですからね」
『後方には結界貼った。こいつらの魔法が緩かっただけだしぃ』
学園長「はぁ〜〜っ、今日は特別休校にします!!」
と、いうことになり、半日で。
次の日、あのコンサートに呼ばれた生徒たちや話を聞いた生徒たちからも視線をもらうことに。
スルーしたが。
しかし、席について教科書で予習していたら隣に座る誰かが、妙に近かった。
ジェイド「おはようございます」
チラ、と見て頷いて視線を戻す。
だが利き手ではない方の手に重なる手に(は???)と思い、視線を上げる。
ジェイド「」にこ
とってもいい笑顔ーーー☆
…じゃねーよ。
ジェイド「昨日の歌、感動いたしました。これほどまでに揺さぶられるとは…はじめてで、」
うっとりした声。
吐息混じりの声は耐性のないものには「はわわわわ」とさせてしまう。
その動作もどこか、艶のある色目かしい。
ジェイド「…どれほどの対価をご用意すればお聞かせ願えますか?」
手を払う。無視して教科書を見る。
ジェイド「…おや、ふふ」
それでも隣に居座り続けた。
リドルは遠目にその様子に戸惑っていたが実害は無いのでスルー。気になるけど。
それからジェイドは彼につきま、…そばにいるように。
そのまま食堂に向かうと、
フロイド「ジェイドー?」
ジェイド「フロイド、」
フロイド「あ、そいつなの?ジェイドが惚れこんだ声のやつ」
じ、とこちらを見てくるフロイドとアズールを目にかけることなく、定食を選んで席につく。
それについてくるジェイド、そのジェイドについてくるふたり。
この四人で食事をする羽目になったがこちらにちょっかいかけてこないので、そのまま食事を終えた。
席を立とうとしら、グンッと肩を押されて戻された。
カリム「会いたかったぜ!」
『!』
カリム「昨日はすごかったな!お前みたいなやつ初めてあったさ、びっくりしたんだ」
『…?』
カリム「な、お前さいくらで雇える?」
あれ?幻覚かな、うっすらと「買える?」と聞こえなくもないのは…
カリム「お前のほしいもの全部用意するからさ、」
ジャミル「お前!勝手にどっかに行ったと思ったら何を言ってる!?」
カリム「ジャミル!ジャミルだってコイツの歌声を聞いたら俺と同じ気持ちになるさ!」
ジャミル「は?」
ジェイド「おやおや、それは聞きづてなりませんね。」
カリム「お?ジェイド、いたのか!」
ジェイド「いましたよ」
二人の間に火花が。
その争いに付き合う気もないため、素通り。
そのまま図書館に向かおうとしたら連絡が来るが、見覚えのないもの。
『…?』
写真が付属されている。
ウィルスが入っていたら大変だとそのまま排除しょうとしたがそのまま開かれた。
そう、そこには自身とその後ろにいる数人の生徒。監視カメラの映像のようだ。
『(誰かが密告してきている?)』
またメールが。避難経路の指示が書かれている。
内蔵カメラで後方をさり気なく確認したらいる。
だからとりあえず、避難経路を通りに動いて撒いてみる。
たどり着いた先はボードゲーム部の看板がある部屋の前に誰かいる。
『…』
「ぁ」
話し程度は聞いたことがあるし、遠目程度なら知っているイグニハイド寮長であるイデア・シュラウドだ。
端末機がふわふわ浮いている。もしかしてそれでこちらに指示してきたのだろうか。
「い、とさま」
『!』
「いとさま…いとさまだぁ」
『…よくわかったな』
「!イトさまのこと間違えるわけないですし!!」
『…助けてくれてありがとう、』
「ぁ、あ、あっ、はい」
ソワソワしているのは…まぁ、察する。
彼の前に立ち、見上げる。
「ぁ、う」
『名前は?』
「イデア、」
『…お礼は生声で歌うのか?』
「えっ、あ…でもっ、こ、こここの程度でっっ!!イトさまのお声をいただけ、るなんてっ!でもでもっ、き、………聴きたい…っ」
『………なら、また見かけたら助けてくれればいいさ。前払いと思えばいい』
「ひゃぅ、……ほ、ほんとうに?」
『あぁ。常識の範囲内でなぁ、』
さぁ、どうする?と微笑む彼。
答えなんて迷うことはない。
イデア「…おっ、……お願いしますっ、」
生娘のような反応に気分を良くしたのか、背伸びしてささやく。
『楽しみにしてる。イデア』
イデア「 」
そのまま立ち去った。
イデア「〜っっっ!!!!?」
バチバチと弾けそうな脳。孕みそうな耳を抑えた。
イデア「はっはっはっ…やば、」
青い髪が感情にあわせて赤く赤く揺れる。
イデア(ぼくが、いとさまをまもらなきゃ)
そのまま寮に向かい、部屋に戻る。
ドアノブに紙袋があるのが見えた。
一応、魔法を使って危険物がどうか判断したり中身を透過したりして確かめた。
問題なさそうだ。
ひとまず、部屋に持ち帰り中身を見た。
『 』
分厚いファンレターであった。
うん、これは論文かな??と思うほどの厚さである。
『…この語彙力の高さ、まさかルーク・ハント…?まさか、…………』
と、笑い飛ばそうとしたがなんだが妙な説得力がある。
ひとまず、これ以上は考えるのをやめた。
それからというもの、
ジェイドにひっつかれてはたまにカリムに絡まれるように。
その間にイデアの自室に招かれて演奏するかな?
新作を出せば、ルークと思わしき人物から手紙(※厚さは論文)が届く。
そんな中、リドルとともにトレイが来て、個人的に招待される。
ちなみに招待状、完成までに30枚近くは犠牲になった。下書きはもっとあったし、文章を考えるのも大変時間がかかった。
流石に話したことの無い先輩と一対一は…と思ったがトレイ自身も一対一は無理なのでリドルが同席すると先に言われたので承諾。
トレイ「きっ、君の歌を聞いて…とても感動した!」
初心全開で子供がヒーロー戦隊を見たあとかのように興奮して語る姿は、はじめみたリドルはとても驚いたがあんな熱烈にファンレター、間違えた招待状を書いていたのを思い出して納得した。
『…ありがとう』
トレイ「お、お礼になるかわからないが…菓子を作るのが得意で、どうぞっ、」
小さい一口。
『…おいしい』
トレイ「!よかった」
談笑をし、気分が良い彼は紅茶片手に歌を紡ぐ。
心地良い春風のような優しく溶け込む声がゆったりと二人に届く。
つい、二人ともうっとりと聞き入ってしまう。
そんなわけで、パーティーは終わったが。
ジェイド「」
ムスッとした彼に捕まる。
ジェイド「どうして僕には聞かせてくれないんですか…?」
立ち聞きしたハーツラビュル寮生徒でもいたのだろうか、彼の耳に先日のことが伝わったそうな。
前々からお願いしているのはこっちなのに。
ジェイド「トレイさんのようにお食事を用意すると何度も言ってますのに。甘いものほうがよろしいのですか?プロのトレイさんに劣りますがそれなにりできますけど」
圧力がすごい。
なぁなぁにして、これ以上遊ぶのはよくなさそうだ。
…ただ単に乗り気にならなかったなんて言わないでおこう。
掴まれていた腕をそのままに歩き、外に出る。
『…』
「……」
人の少ないベンチに座ると彼も座る。
程よく調整をし、穏やかな声で紡ぐ。
ジェイド「… …」
やっと望んだ声に聞き入ってしまう。
…うとうとし始めたころ、手を取られた。
あちらから手を握ってくるなんて初めて驚いてつい視線を向けた。
前髪の隙間から目が合う。離せない。
指を絡め、彼の口を隠すようにすれば声がなぞるように当たる感覚にゾクゾクする。
自分だけ見てくれるというなんとも言えない高調感に、背びれが震える。
『…ご満足いただたかな、ジェイド』
ジェイド「は、ひぃ……」
『悪かったな。お前みたいなやつは』
その瞳に妙に引き寄せられるのはなぜだろうか。
『可愛い反応してくれるから、からかいたくなってなぁ…ゴメンなァ?』
ジェイド「は、はい…だいじょ、ぶです…っ」
手を離して立ち上がる。
ジェイドはいつの間にか腰が抜けたのが立ち上がれずに蕩けた顔でこちらを見上げるだけだ。
『じゃ』
頭を撫でて立ち去った。
…ベンチに崩れ落ちたジェイド。
手で顔を隠し、声を出さないように耐える。
ジェイド(あっああああああああ………!!!)
耳まで真っ赤になっているとは指摘してくれる相手はいなかった。
居なかったが、
イデア(……どんまい)
監視カメラで推しの生活を守る活動をしている者には見つかっていたし、同情されていた。
同じように宴に何度も招待してくるカリム(瞳の光が消えていたように思えたのは気のせいか?)も来たので、『人の少ないなら』とやっと承諾。
カリムとジャミルだけの宴会だけであったが、実際に聞いたジャミルはあれほどカリムが執着する理由がわかった。
あとはわからん。
モンスト・ロラウンジから依頼は、ジェイドが頑なに止めそう。
あまり知られたくないのはストーカーが増えるから。