もぶのはずでは?
『もぶのはずでは?』
説明
モブらしく生きていこうと思っていたら、青い炎に出逢う。
主人公
転生者。前世が普通のオタクくんだったことを思い出したらユニーク魔法が開花。
学校では風景にいるモブらしく生活して、広く浅い友人付き合いをしていた。
適当に遊びの約束を断り、好き放題魔法の勉強やらユニーク魔法を使っていたところイデアと出会う。
それが生涯の友になるとは思ってもいなかった。
極度のマイペースで、中身は逸般人。
特に発言とかしないで空気読む。どうでもいいし。
特所(※特定の場所で発動する)トリックスター。
『トレイは普通じゃなくてすごい人だよ。普通のは俺のこと言うのになぁ』
イデア「いや、君も自称普通の人だよ」
『え?』
イデア「は??」
ユニーク魔法
【私の箱庭】
マインクラフトのありとあらゆるMODが複合した多重世界。
主人格の世界から他の世界にゲートを使用して飛ぶことができる。
他の世界が農業特化だったり、近未来のような機械の世界だったり、こちらの世界では全滅したはずモンスターが闊歩しているリアルモンスターハンターの世界だったり、とある世界の魔法使いが基礎となった世界だったり、すべてが宝石の世界だったりとくそやべな世界ばかり。
…つまりは、金を生み出す黄金でできた木。実る果実も黄金である。
そのため、彼自身ユニーク魔法については「無制限チェスト箱(歩く運び屋)」と偽装。
事実はシュラウド家しかしらない。
イデア
一応学校に出席しているものの、その髪や特殊な家ということもあり浮いていた。
その日は不運が重なっていて爆発し、家に帰る気になれずにいたところを主人公と出会う。
これが彼にとっての初めての友人は生涯の友であり、手離せない人となることになった。
マイペースな主人公に頭に抱えることもあるけど深く来ないために付き合いやすい。
両親の後押しもあり、付き合いが増えていく中で徐々に心を許す。
あの事故から弟を助けてもらい、ほかにも技術提供等をしてもらい、シュラウド家全勢力を持って守る所存。
本家だって敵に回す覚悟を有るために色々と情報を持っているアブナイ長男。
オルト
兄のはじめの友人にすぐに話しかけた人見知りをしない病弱な弟くん。
三人で遊んでいるのが楽しくて、自分に合わせて室内遊びが多いことに罪悪感があったが主人公によりこっそりと外を体験したりと感謝している。
事故の際に主人公に助けてもらう。
その恩義もあり、主人公のことに関しては兄と同じく沸点が低い。
主人公さんが実はとっても強いことは知ってるけど!僕だって怒ってるから!
※相手の黒歴史が初恋相手に届くように設定したウィルスぽちー。
シュラウド家
長男が連れてきた幸運の青い鳥の青年とその家族を大切にしている。
色々と技術や素材を提供してもらっており、最上級秘密事項として取り扱うほど。
だから彼とその家族に危害が加えるのは陰ながら対処する所存。
ロロ
主人公とイデア兄弟が遊びに来た際に弟を助けられたことから交流を持つ。
主人公に対しては火の中飛び込んで弟を助けてもらったために特に甘い。
イデア「某も働きましたけど!!?」なのだが、イデアには少々当たりが強いのは無自覚にロロにだけは煽るからだ。
喧嘩友達。喧嘩するほど仲がいいとも言うし、息が合うから仲がいいと周りから思われている。
二人は認めないが。
弟くん
花火を見せようとしただけなのに、魔力を込めすぎて暴走しかけたところを助けてもらう。
主人公のことは神様だと思ってるけど、それは本人だけの秘密。
だって僕が知ってるてわかったらお兄ちゃんお空に帰ってしまうかもしれないでしょ?と思っている。
イデアお兄ちゃんもオルトも大好き!
リドル
主人公に口論で負けた。
ストーリー
そろそろ夕暮れも近くなってきた時間帯。
あと少しすればあっという間に暗くなるだろうというのに森の中をがさつに歩く少年。
その髪は青く炎のようなものにみえるが、毛先は赤く染まっている。
苛立ちを表すかのように。
(うるさい、うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!!!)
きれいな靴や服がもう泥だけだ。
それでも歩みは止まらないし、目的地など無い。
ついに転んだが、起き上がる気力もなく、もうヤケクソだ。
がさがさと、音がしたがどうでもいい。
『わ、大丈夫か……?』
誰かが近づいてくる。
「来ないでよ」
『え、』
「ほっておいて」
『……』
「どっかいけよ」
『…いいけど、帰れるの?』
「関係ないだろ」
『まぁ、そうだけどさ。風邪ひくよ?』
「だから!関係ないでしょ!!どっか行けってば!」
上半身を起こして相手を見た。
自分と年の変わらない少年がそこにいた。
山登りに適した格好をしている。
なんだが、泥だらけな自分か余計に惨めに思えた。
「っ、」
泣きたくなってきた。
するとタオルを差し出された。
『とりあえずさ、身体を拭こう。な?』
立ち上がってしぶしぶ受け取って拭いた。
『そこに座ろうぜ』と言われて近くにあった大きい切り株に座る。
「…」
『…』
無音の時間が過ぎる。
とても気まずく、タオルを握りしめてしまう。
『怪我してない?』
「………あし、つかれた」
『たくさん歩いたのか、そりゃ疲れるな』
「…うん」
『な、あの花。よく見かけるだろ?あれさ、似たような毒花あるの知ってるか?』
「エッ」
『うっそー』
「はぁ??」
『はは、びっくりした?』
「…なにそれ、」
『いいネタだと思ったのになぁ、…ちなみにあの草が毒あるから』
「!?」
『まぁ、微量だし、たくさん食べなきゃ意味ねぇから』
「そ、そう」
そんな関係ない話をしてくれた。
本当にしょうもなくて、どうでもいいのに
「そ、」
なんだが、気が楽になった。
暗くなってきた森が怖く感じるほどに冷静になれるほどに。
「……」
『どうした?』
「…かえ、らないと…」
『…うしっ、帰るか!』
「……うん」
立ち上がろうとしたが、立てない。
「あ、れ」
『…歩きすぎたか?』
「………っ、」
『ほら、』
「え」
目の前に座る彼の背中。リュックは前に移動したようだ。
おんぶをしてくれるようだ。
戸惑ったが、選択肢はないために乗る。
ゆっくりと歩き出した彼は迷うことなく、進んで森を出た。
『家は?』
「あっ、…あっち」
『れっつごー』
「……」
家の前には父親や他の使用人がいた。
使用人がこちらに気づいたのか、父親に声をかけたのがみえる。
「イデアッ!!連絡がつかずに心配したぞ!!」
イデア「あ、ぅ」
その迫力に、身体が強張る。
『すみません!お父さん』
「…キミは、…?」
『俺が連れ回しました。すみません!!』
イデア「!」
『森で、いい遊び場所があると案内してそのまま遊んでたらこんな時間になりました!ごめんなさい!!!』
その言葉に、戸惑ったが何かを察したのかそれ以上の追求はやめた。
「…次からは、ちゃんと連絡するように」
『はい!』
イデアは父親に抱えられ、そのまま別れた。
イデア「あの、その……」
「訳は言いたくないなら聞かないよ。せっかくあの子が庇ったのだから」
イデア「……」
「はは、だってあの子は一度もお前の名前を呼ばなかったのは知らなかったということだろ?一瞬、間があったし、咄嗟にだろうな」
イデア「…、」
「それにお前がわざわざ森なんて行く性格じゃないことくらい、わかってるさ。行くとしても効率的なお前ならそんな格好のまま行くわけがない。」
イデア「…」
「まぁ、今度連れてきなさい。連絡をきちんとしてからね」
イデア「え」
母親にもその話が回り、逆らえるわけもなく相手を探すことになった。
実は同級生で、クラスが違っていただけだった。
誰かしら友人のいる彼に話しかける勇気もなく、日々を過ごしていた。
すると相手からひょこと来た。どこからともなく、ひょこと。
『よ』
イデア「!!!!?」
空き教室で時間を潰していたときに背後にいた。
『はは、わるいわるい!なんか俺に用があるんだろ?』
イデア「え、え?」
『目線がよくあったし、なんかなーって』
イデア「…………母さんたちが、遊びにって」
『え、あ。バレてない?』
イデア「バレバレだし」
『あはははは、やっぱり』
イデア「…別に嫌なら断れば」
『…うーん、』
イデア「…遊びたくないでしょ、僕となんて」
『?なんで』
イデア「…シュラウド家だよ、呪われたシュラウド家」
『呪われてる?』
イデア「…この島の人間なのに知らないの?」
『…あーー?なんか聞いたような?』
イデア「この髪が、その証拠!」
彼はゆっくりと首を傾げた。
意味が本当にわからないという表情で。
『なんで?』
イデア「は、」
『すっごくキレイじゃん!海みたいだし、青空にも見えるし!』
イデア「 」
『祝福にしか思えないけどな、こんなにキレイのに!呪いならもっとドロドロしてそうじゃん!』
イデア「…っ」
『シュラウド?』
イデア「…、……なんでもないっ」
『?』
イデア「…ど、、どうするの?来るの?こないの?」
『シュラウドが、「イデア」イデアは困んないの?』
イデア「べ、べつに…問題ないよ」
『じゃ行く!あのでっかい家冒険してみたい!』
イデア「……はぁ、いいよ」
『やった!』
イデア「名前教えてよ」
『俺は、』
それが二人の出会い。
シュラウド家にお邪魔して宣言通り家を案内してもらった。
その際、弟のオルトも同行していろんな話をして夕食までお世話になって送ってもらった。
実はこの際に「イデアとオルトとこれからも仲良くしてほしい」と伝えられた。
それから度々、約束をしては遊びに行った。
そんなときに隠れながらシュラウド家を崇拝する研究員により嫌われた主人公が施設に幽閉。
それを知った兄弟が独断で助けに行ったとこで脱走していた主人公と合流したが、ちょうど見つかってしまい、逃亡。
ブチ切れたとある研究員がヤケを起こして彼らを解放、自らも襲われた。
警報が発令したために次々に閉まるドアに飛び込む寸前に転けたオルト。
咄嗟に主人公はイデアを蹴り飛ばし、間に合わせてオルトを抱えた。
だが、
イデア「 」
二人の後ろには、腕を振りかぶった
イデア「っやめて!!!」
無情に閉まるドア。
叩くが開くわけがない。
イデア「あ、あ、あ」
力が抜けた。
もう立てない。
もう運んでくれる人なんていない
『セーフ』
イデア「!」
振り向いたら二人がいた。
オルト「にーちゃん!」
『ほら、おじさんたちのところに急ごう』
イデア「う、うんっ」
なんとか避難した三人は大人たちに事情を説明した。
イデアたちは怒られはしたが事が事だったので、。
主人公に関してはレテの川に行かせることが決まったのだが、
『あれさ、拘束できんの?』
とか、ふと聞いてきた。
どうせレテの川に行く予定なので色々と話したら
『この世界に存在しないものなら効果あるのでは??浄化能力とか必須?』
「「「は???」」」
と。イデアとオルトは彼のユニーク魔法を知ってはいたが「亜空間に自空間を作るもの」程度。
実はそれが「他の世界と繋がっていること」は知らなかった。
『面白そう!試してみよう!!』
ポンポンっ出すから( ゚д゚)ポカーン
説明も丁寧してくれて助かるわ、じゃないわ!!?
イデア「ちょ、ちょ!!」
『どうせ余ってたし、イデアたちなら大丈夫だろ?』
イデア「うぎゅ」
『使えるものは試してみないとな!』
なので、契約を結んでおじさんの昔助けたことがある妖精さんから恩返しのために不思議の素材を明け渡されたというふんわり設定が通ってなんとかなった。
そんなわけで、数年後にNRCへの入学許可書が届く。
ほんの数名の同級生だけだ。
そして当日、棺から出たイデアにぴったりと付かれていることに驚かれたが、
「ホントお前、友達多いよなwww」
「あとでなー」
「ゲーム…」
「「いや寝ろよ」」
『後でなー!』
「「おー」」
「うん…」
とまぁ、あっさり。
イデアはその様子に安堵し、主人公を盾にしたまま縮こまる。
イデア(一緒一緒一緒一緒一緒一緒一緒!)
どちらともイグニハイド寮に。
偶然にも隣同士になれた。
しかもクラスまでも。今まで一度かぶらなかったのに!
なので一緒に登校するようになる。
ほかの嘆きの島出身たちとはチャット越しにご挨拶してゲーム仲間になる。
一気に顔見知りが増えたイデアであった。
「おー今日も仲良しちゃんですなぁ」
と、絡んできたサバナクロー寮生徒が3名。
しかし、主人公はイデアを連れて見向きもせずに素通り。
手を出してきたが、そのまま蹴り飛ばす。
すかさず他の二人もくるが
『迷子になるのやだからマップ作って』
イデア「過去のデータあるので更新しておきますわ」
『やったー隠しドアねぇかな』
イデア「ふはっwww探してみますか」
『いいね!』
この会話の間に重い一撃で廊下に寝かされた。
逆恨みしてもう一度くるが、
イデア「わー、この人夜のおかずは●●●●●●でー」
と、本人たちの隠したいことを暴露。
イデア「え??別に君とは言ってませんし?誰とはわかりませんなwww」
のちに、イグニハイド寮の知力のシュラウドと武力の主人公と言われるとかなんとか。
『武力って、別に…』
ルーク「素晴らしかったよ!あの獲物を見ずとも的確に対処していくさまは!ぜひともお相手を願いたいほどに」
『あっそう、断るね』
ルーク「おーらら!そういうところも氷の君らしい!」
ルーク
≫多分、主人公が絡まれるところはどこからともなく見学して後日褒めてそう。
そっけなく相手されても懲りることはない。
いつか相手を願いたいが、断られる日々。
その強さの秘密が気になる!
ヴィル
≫噂はかねがね。原石のルークからも聞かされている。
図書館で毒薬の本を読んでいたことから時折話すようになる。
珍しい毒草の入手をしてもらうかわりに、母親やイデアママの贈り物の化粧品の相談に乗ってことがある。
レオナ
≫噂はかねがね。自分で喧嘩をふって負けたなんね情けねぇなとしか思ってない。
軽く警戒はしていたがあっけらんかな態度は誰にも変わらずいて爆笑しかけた。
行動範囲が広いため、『あ、こんにちは!』で顔見知りになった。
たまに話す程度。古代術についてついてこれるし。強い雄は嫌いじゃねぇ。
サバナクロー寮
≫喧嘩振って問答無用にしばかれて逆恨みしてまた喧嘩を仕掛けるが、またしばかれる。
そしてとある人物(イデア)によりNRC裏チャンネルにて個人情報をばらまかれる流れ。
なので、主人公が喧嘩を買っている=裏チャンネルに他人の面白いネタがあるという定石が生まれる際の犠牲者。
一部は「兄貴」として慕ってくる。
マレウス
≫教室で授業が始まる待っていたところ、誰も来ないことに不思議に思っていたら忘れ物を取りに来た主人公とばったり。
教室が変わったことを知らなかったそうな。
なので、張り紙がある掲示板に連れていき、『朝と昼飯後と放課後に見ておいたほうがいいよ。あと生徒向けのホームページわかる?そこにもあるし。え?機械苦手。じゃ、ちょっと貸して……うし、ここを押せば見れるから!番号はマジカルペンの個別識別のやつだから』と手助けをして教室まで連れて行ったほど。
そこから話すように。
リリアの悪食の矛先が狭まったことに怒りはせずに、外交問題への心配が減ったことに安堵した。
むしろ、他種族向けの料理が基礎から手厳しく学んでいるをみて感謝している。
リリア
≫マレウスを畏れもせずに案内してくれた人の子に感謝。
実は自身の料理は妖精向けであることを知って他の種族には出さないことを学んだ。
なので他種族向けの料理を主人公に習うが笑顔で厳しい主人公は「ひぇぇ……」となる。
トレイ
≫噂はかねがね。
目立っていたし、仲良しな二人が羨ましかったり。
リリア(妖精族)に対してハッキリと話す姿に羨ましく憧れている。
ケイト
≫写真を取りながら声をかけたが『盗撮として警察に通報しても?』と笑顔で言われて固まった。
ちょっと苦手にはなったが、あっけらんかな態度は楽になる気持ちがある。
二人の関係が羨ましい。
で、2年生になるとイデアが寮長指名を受けた。
その関係で巻き込まれて副寮長となることに。
イデアが誠心誠意お願いしました。
2年生になり、主人公。
去年と同じくしてサバナクロー寮(1年生)に絡まれて
『はははは、今年もサバナクロー寮くんは元気だなー』
「ぁ、ごっ……ぅ!?」
逆エビ固めを決めていた。
『お前ら盗撮はだめだぞー?』
はは、と笑う彼に1年生は気にしないでいたが、他の先輩方はマジフォンすら取り出さずに声を上げている。
賢い1年生は素早く写真を消して見るだけに。
気づかない愚かな1年生はイデアにより、内部操作により写真は消されて別の写真に入れ替わっていたことに気づくことはあとのこと。
痕跡?イデアが残すわけないじゃないか。
「なぁにそれー!!」
人並みから現れた一回り身長のある青年がニコニコと隣に座ってきた。
『えーと、逆エビ固めていう体技の一つだよ』
「俺もやりたいー!」
そのへんに倒れていたサバナクロー寮が、
『座る場所は腰より上はだめだぞ!呼吸がしづらくなってしまうからね!』
「はーい」
「ぐぇっ!?」
『おーー上手。背骨が折れるから曲げるのはほどほどに』
「!!?」「おっ!?」
「はぁい♡」
その後 飽きたのか、帰っていったが。
「シャコちゃぁん、別の教えてー!!」
『わ』
誰かを連行(引きずって)して来るようになったので注意しながらも教えた。
教師陣から注意を受けたが
『自衛手段が必要では?』
『俺は教えているだけでどこで使おうが本人の責任ですから』
『本人が止められないからって俺に言われても困りますね。』
『彼にはあくまでも自衛手段のひとつで、あっちから仕掛けてきてからだよ?と伝えてありますし。ここは学校です。学ぶ志は大切です』
と、てきとーに巻いている。
それに彼が八つ当たりでポムフィオーレ寮所属に手を出そうとした際に絞め技を。
『もー、フロイドくん。俺との約束破ろうして、だめじゃないかー』
「っ!っ!っ!?」
「あ、わっ……」
『だめだよ?』
「な、さい!ごめんなさいっ!」
『よし、いい子。次から気をつけようね。怪我無い?』
「だっダイジョブです」
『そうならいいや』
フロイド、逆らっていけない先輩とやっと学ぶ。
でも普段は優し、たまにくれるおやつが気に入ったこともあり懐く。
ボードゲーム部に新入生が来た。
イグニハイド寮は元々ネット申請から許可されるし、他の寮生から主人公に申請書を受け取り提出するが多い。
幽霊部として扱われるのでとりあえず部活に入っておきたいやつは流れてくる。
だが、見学する生徒は珍しい。
アズール「見学しに来ました」
『おー、何か遊んでいくか?』
アズール「海に住んでいたもので教えていただけませんか?」
『構わないよ』
アズール「ありがとうございます!」
簡単なボードゲームを遊びながらグイグイ来る。
アズール「幼馴染みであるフロイドがお世話になってます」
『あぁ、フロイドがよく話すタコちゃんてキミか』
アズール「え、えぇまぁ。変なとこ言ってませんでした?」
『別に。ただキミがすごい子だなぁて思うぐらいだし』
アズール「…ありがとうございます」
『うん?うん』
アズール(調子が狂うなァ!)
入部を決めてイデアに負けたことから負けず嫌いな二人との争いを(平和だなー)と眺めている主人公でした。
リドルは新しく寮長になり、イデアがひとりタブレット越しでしか出席しないことに腹を立てていたが本人は捕まらずにいたために副寮長である主人公を捕まえてアレコレ言う。
しかし、
『で、言いたいことは済んだか?ハーツラビュル寮長』
リドル「え、…は、はい」
『じゃ言わせてもらうが、それが俺になんの関係がある?』
リドル「は、は!?」
『イデアがタブレットで授業や会議に出席しょうと俺に関係なくない?副寮長がなに?俺はあいつの親友ではあるが他人だ。
どう行動するかはイデアが決めることであって口出しする理由はない。
タブレットでの行動については学園長から許可をもらった上でやっているから校則違反でもなんでもない。
それにお前になんの関係がある?どうでもいいことだろ。
同じ寮長だからといってなぜ口出しを?
形は違えと出席していることに変わりはないし、どのような問題がある?議論だってできるし、書類はコピーがだめなら俺が取りに行ってるし。
俺はそのことが面倒だとは思ってない。
イデアにはその分、イグニハイド寮でのサーバー管理とできることをやってもらっている。おあいこだから特に不満がない。』
リドルは反論したくても、できる状態では無くなった。
『もう要は済んだようだから帰るわ』
寮に帰ると、入口付近にうろうろする青い炎。
イデア「あ、」
『ただいま。飯今から作るけど「だ、大丈夫?」なにが?』
イデア「ぼ、ぼくのせいで…」
『あぁ、別に。いつものサバナクロー寮くんたちと変わりないよ』
イデア「……ぁ、えっと…オムライスがいい…」
『おーけー』
イデア「チョコさ、買ってるから…後でた、食べよ」
『うん』
次の日、トレイに話しかけられた。
トレイ「リドルが、その悪かったな…アイツ悪いやつじゃないだが…厳しいところもあってだな」
『別にでもいい。興味ないし』
トレイ「ぁ、…そうか、」
『というか、本人の問題なのにキミが謝るの?』
トレイ「それは、……昔馴染みで、」
『だとしても、関係なくない?』
トレイ「…俺が勝手にしているだけだ」
『そ。じゃ、勝手に言うけどさ』
トレイ「?」
『そうやって甘やかすならこっちを巻き込まないでくれる?迷惑』
トレイ「!」
『授業遅れるから』
と、詫びのお菓子を突き返された。
トレイ「甘やかす、か……俺にはこれしかできないんだ、」
お菓子の入った袋にシワが入った。
後日、なんと教室前にリドルがいた。
こちらを見て駆け寄ってきた。
リドル「あの、」
『俺?』
リドル「急ですが今日の放課後、お時間をくれませんか?」
『…まぁいいけど。食堂で待ち合わせでいい?』
リドル「お願いします。」
それで別れて放課後に食堂に行くと人がなんだが多い。
なので食堂から出て、リドルの手を取り転移して姿を消した。
そこはNRCの教室棟にある塔のひとつの上だ。
『ここは非常階段を使わないと上がれないし、わざわざ来る人もいないンだよね』
リドル「そ、そうなんですか?ですが怒られて…」
『大丈夫。ちょっと話す程度なら怒られもしないさ』
リドル「なら、…はい」
レジャーシートに座る。
ポットを取り出し、紅茶の準備。
お菓子も用意された。
『さて、何か用?』
リドル「この前の話から考えました。イデアさんがタブレットである条件を改めて教師に聞きました。」
『うんうん』
リドル「そして、貴方はその条件をクリアしていることも」
『お』
リドル「なぜ貴方は条件をクリアしているにも関わらずに出席を選びましたか?」
『うーん…強いてタブレットを使う理由も無かったから?たまに使うことはあるけど』
リドル「イデアさんにはあったんですか?」
『元々、外に出るのが面倒と考えるし、容姿が目立つから絡まれるんだよ。それを相手するぐらいなら魔法工学やってるほうが有意義と考えただけ。』
リドル「…」
『アイツは有言実行させただけ、理由がどうあれ実力で周りを黙らせた。』
リドル「……」
『聞きたいのはこの話?』
リドル「…出席するのが正しいと教わってきました。だから、その…」
『まぁ、デメリットもあるけど、』
リドル「え」
『ここの生徒なら反吐するけど、協力やコミニケーション能力を鍛えることができない』
リドル「 」
『社会に出たら嫌でも誰かと会話しなきゃいけねーし、協力して企画をすることもあるだろよ。プライドだけで食ってけるわけねぇし、学校てのは社会の縮図でもあるからこういうところも伸ばさないといけねぇ』
リドル「ま、…そ、そうですね……」
『そういうこと。会話のキャッチボール、相手に威圧的な態度を取ってないか、他種族との関わりとか。
アイツは魔法工学にブッパしたからその辺りは低い』
リドル(ハッキリとコミニケーション等がないって言ってる…)
『まァ、訳あって学校に行けない子だっているし、多様化として受け入れてほしいものだね。こちらとしては』
リドル「多様化として?」
『そ。時代は移り変わるものだから』
長く話して疲れたのか、紅茶を一口。
リドル「…ルールも、多様化すべきなのですか」
『…できた時代が古いほど今の時代じゃ理解でないことや不必要なことだってあるだろうから法改正なんてあるんだろうか』
リドル「ぅ…」
『…?』
リドル「で、でも…ハーツラビュル寮として敬愛する薔薇の女王の法律を守らないとは…」
『それって、校則違反とどっちを優先させんの?』
リドル「…」
『確か食事に関する注意もあったけど、昔はなかったというか理解されてなかったアレルギー持ちはどうするの?』
リドル「ぁ」
『小麦や卵、動物。もしかしたら日光アレルギーもいるかもしれない』
リドル「…」
『薔薇の国でもすべての法律を守っているわけでないんだろ?むしろ他国と足並みをそろえながらも伝統文化として残しているのはあるが』
リドル「…ハーツラビュル寮なら、ば、…守らないといけないと、」
『…』
リドル「ルールは守るものだと、そうしなければ、そうしなければっ」
『リドル』
リドル「わ、」
ムギュ、と抱きしめられた。
『お前がどうしてそこまでルールを守ることに執着しているのはわからないが、それが今1度本当に必要なものか考えてみろ。
ルールは人を守るものであって、従わせる手段ではない』
リドル「……」
『お前はちゃんと考えられる。わからないなら誰かに聞けばいい。
ここは学園。多く者が学ぶ場所なのだから。』
そうして別れた。
イデアから非常に心配されたが、数日後ハーツラビュル寮のルールへの緩和がされたと聞くように。
まぁ、なんかモブがモブらしく生きているつもりがそんなこと無い話??