前世が寝たりなかった
『前世が寝たりなかった』
説明
社畜な魔法使いは今世は寝たい
主人公
某世紀末魔法学校と某狩人の混ざりあった世界線。
実家が没落した貧乏田舎貴族だったこともあり、卒業後、お役所務めを。
しかし、実家で害獣駆除をしていたことが知られてお役所の治安部隊に配属。
日々、睡眠とか色々犠牲にして命令と誰かのために働き続け、命の前借りをし続けたために若くして亡くなる。
そのために今世は堕落した人生に。いつでも眠たげ男子に。
よく寝てる。必要最低限しか起きない動かない。睡眠時間を確保するために日々努力している。
でも浅い眠りばかりで起きては寝ての繰り返しで熟睡できない身体に。
魂に染み付いているのか、魔法や箒などの扱いは長けている。
自分が気づくよりも、反射で行動していることが多い。それほど多くの人たちのために体を張った。
本人も睡眠時間を確保しながら運動はしている。
ちなみに前世の魔法がこの世界では「古代魔法」の一種、古代魔法とは適性がないと扱えないものとされており、記録上にしかないもの。
アズール
箒のコントロールを失い、暴走していたところを主人公に助けてもらう。
お礼をしょうにも『じゃ、飲み物買って〜』ぐらいで対価が釣り合ってない!!
『えぇ、じゃ俺が飲み物欲しいときに買って〜』は曖昧すぎる!!この!!というやり取りがあったとか。
結局、彼の目覚まし役になった。
普段はだらだらなのに覚醒するとカッコよくて不覚にもグッ!と来てしまう。
リーチ兄弟
アズールの命の恩人。
フロイドだと一緒に昼寝していたり、ジェイドだと見張りとしていることもある。
たまに遊んでることも。
覚醒(起きた)サメちゃんはとっても強いの〜!普段はねむねむだけど。
ジャミル
寝てるだけの無害。
でものちのち(アレ?こいつ、案外賢い?)と気づくことに。
でもまぁ、自分には関係ないので無視。
無関心な態度は助かる。
ストーリー
彼の印象はみんなこう言うだろう
「いつも寝ている」
そんな彼に借りを作ることになるとは思ってもなかった。
「っ!?」
『大丈夫、大丈夫。主導権は奪ったから』
背後から聞こえる声。
あぁそうだ。今は飛行術の授業をしていて慎重に乗っていたはずが…あまりにも飛ばないので魔力を込めすぎた。
別に「人魚が飛べるわけ無いじゃんw」とかそんな言葉を聞いたから決してない。
授業だから結果を残そうとしただけだ。
だけど、それにより箒がコントロールできずに空高く飛んでしまった。
風を切る音、落ちないようにしがみついていたら後ろに重みと急ブレーキに戸惑う。
『降りるよ』
「…は、はい」
そんな言葉しか返せなかった。
バスガトス「大丈夫か!よくやったな!!」
『ふわ、眠いんでやめてくださぁい』
ひょいと、頭をガシガシと撫でられるのを避けた。
バスガトス「しかし、上手くできたものだな」
『あー…まぁ、なるようになりましたぁ』
バスガトス「そうか!今日は合格にしてやろ!」
『せんせー、かっくぃ』
先程はと違い、へらへらと笑う。
アズールは「筋肉が足りん!」ということで走り込みを、主人公は合格をもらい、木の影で休んでいた。
バスガトス先生なりにまた箒よりも別のを与えた結果だとは本人は気づいてないだろう。
アズール「助けていただいたお礼をしたいのですが、」
『………、あー、じゃ購買で飲み物奢ってぇ』
アズール「…」
『…?』
アズール「…それだけですか?」
『えっ?だめ?』
アズール「…………」
『え、ぁ……あ!授業始まりそうになったら起こして。優しく』
アズール「……まぁ、そういうことにしておきましょう」
『……』
乾いた笑みがこぼれそうになるのを抑えた。
なので彼の隣に座り、てしてしと叩いて起こすのを習慣とした。
授業中、眠たげであるが寝ることはなく先生に話を振られても正解を回答する。
アズール(この人、以外と……)
そんなことを思われているとは知らず、のらりくらりと生活。
ジャミルと授業で組むことがあってから話すことが増えたり、先生のお使いでリドルのところに行くと「しっかりと起きたどうだい」と苦言されたのものらりくらり。
そんな生活をしていて、定期テスト。
学年別にて、リドルとアズール、それに続いて第三位にいた。
同時に起こったイソギンチャク騒動により、アズールによる契約者と噂された。
当日、主人公は体調を崩して自室で寝ていたので何も知らない。
え?連絡先?誰とも交換してないけど。
朝、ばったりとリドルやその側近たちと。
リドル「彼らのように君もアズールと契約したのか」
『……なんの話ぃ?契約?起こしてもらうくらいだよ』
リドル「、」
『?』
リドル「あの、定期テスト…張り紙は?」
『…?見てないよ、補修は受けない程度には成績取ったしぃ』
リドル「 」
『なんか問題あった?俺、体調を崩して寝てたから何も知らないだけど、』
トレイ「あーちょっとな」
ケイト「アズールくんがノートを貸し出した人たちがランキング上位とかにいたんだって、それで(主人公)くんが学年3位だから…」
『…あー、それで俺が契約したやつと思った、と。俺はしてないよ、アズールもそう言うだろうしぃ…つか3位だったのか、へぇ』
リドル「随分と興味がなさそうだね」
『うん?まぁ、嬉しいよ。嬉しいけどテストは自分の実力がどの程度が測るものという認識だから、俺にとって順位は二の次だから』
リドル「!あぁ、テストは本来実力でやるものだ!君の言うとおりだよ。ノートを借りて補修を逃れるなんて意味なんてない」
「「」」(汗)
『そうだねぇ、自分の時間を確保とかのためだろうけど…身につけて無かったら意味なし』
リドル「あぁ!そうだとも。あぁどうして他の生徒も君のような考えじゃないだろうか」
『ははは。そう言われてもなぁ、人それぞれだから…リドルが気にすることじゃないよ。困るのは本人だしぃ、』
カバンからいちごのアメを差し出した。
『はい、アメ。いつも頑張ってるリドルに』
リドル「……ありがとう」
そのまま別れて、それぞれ教室に向かう。
彼が教室に入ると様々な視線をもらうが無視して席につく。筆記用具など出して寝る体制に入ろうとしたら肩を叩かれた。
『あれ、アズール。おはよう』
アズール「おはようございます。昨日は休まれてましたが大丈夫でした?」
『うん、休んだからもう大丈夫』
アズール「そうですか、よかった。それでですが、おめでとうございます。驚きましたあなたが学年3位の成績とは!」
『あぁ、そうらしいね。さっきリドルから聞いた』
アズール「リドルさんと同じく僕のノートを借りずに、…素晴らしいです」
ざわ、と雰囲気が変わった。
無視しているのか、気づいてないのかふたりは会話を続けた。
『アズールのノート、そんなに好評だったの?』
アズール「えぇ、とても」
『そっか、……ね。そのノート買える?』
アズール「…テストは終わりましたが、」
『ん?そんなに好評だったら復習に使えるのかなぁて、』
アズール「」きょとん
『どこ間違ったか、わかっておかないと大変だから。アズールの優秀さは知ってるし、いい勉強ノートだったんだろ?だから』
アズール「 」
『あれ?もう残ってない?』
アズール「…あ。あります。今度持ってきて見せますから検討してください」
『はーい』
アズール「お金のやり取りは他の方と示しがつかないので、…飛行術の補講を手伝ってください」
『はーい』
普段はあんな態度なのに!?と噂になるのは当然のことだった。
リドルやアズールはまだわかるが、え??という感じだ。
まぁ、そんな感じてのらりくらり。
ひょんなことから監督生の家庭教師をしたら、度々頼まれるように。
ほかは寮長だし、3年生だし、下手な対価じゃないし!!
教え方がとても上手いし、などと1年生から好評。
学年3位とはびっくりされたが。
それで、学年4位が主人公のことが気に食わないて何かしら暴露されればと記憶を引き出す腕輪型魔道具(※持ち出し禁止で使用許可が必須)を付けた。
主人公は腕輪型魔道具の分析をしながら外すことに意識がいっている。
周囲は彼の後ろにある映像に釘付け
だって、視線の持ち主が見上げた先には化け物がいる。
蛇のような大きな大きな化け物が我が物顔で森を壊していく。
他の人と話し合ってるのか、誰かが見えるがモヤかかっている。
そして化け物に火の玉、その視線が動いたときに襲撃。暴れ狂う蛇に攻撃を止めてはいけない。
血が飛び、木々が折れ、なんとか勝った。
蛇の亡骸が回収されているのを横目にまたどこかに移動していく。
あ、書類を片付けている。なのに呼び出されたのか、次は巨大蜘蛛だ。
あ、また書類だ。誰かに指示を送ってる。なのに呼び出されたのか、次は腕の多い人間のようなやつ。
あ、また書類だ。誰か…あの、寝てます??なんか一気飲みしてるけど大丈夫???
【…たい】
え?
【寝たい、休みたい】
【前に寝たのいつだっただろうか】
え。
『あ、取れた』
画像が終わった。
『………え?なにこの空気』
吐き出しそうな人や真っ青な人たちばかり。
しばらくお肉は食べられそうにない。
監督生「ぜんばぁい!!!!」
『ふぐっ、監督生?』
監督生「ねでいぃんです!!!」
『…え、うん。ありがとう?』
監督生「わぁああああああ」
グリム「ぶな、ふなぁ」
エース「ぐす、」
デュース「うっう」
ジャック「…」
エペル「…う、ぁ…………」
『え、え?あ、クールウェル先生!!助けてください!!』
たまたま出くわした先生に助けを求めた。
しかし、こちらも見てしまったために感情が追いついてなかった。
何も知らない学園長が目ざとく魔道具に気づいて関係者と思われる生徒を連れ出した。
で。犯人は停学処分だったが、持ち出された親により喝をもらい、連れ出された。
つまりは復帰が当面の間、不明になった。
『……うーん、』
貼り付いている1年生たちに戸惑う。
学園長「その、たくさんのモンスターとは?そんな生物いたら問題ですよ」
『……まぁ、そうでしょうけど…あー、昔の話です…』
学園長「昔?」
『……前世の話です。忘れてなくて困りました』
学園長「!」
『その討伐部隊の部隊長として戦ってました。寝る間も惜しんで…誰かの平穏のために』
そう笑った彼。
『魔法耐性とかあってめんどかったなぁ、』
監督生「いっぱい寝て!!!」
『寝てるよ』
オルト「ウソはだめだよ!!」
『え』
オルト「マジフォンをチェックしたけど浅い睡眠だけで、こまめに起きてるのが記録されてる!」
『 』
オルト「つまり深い睡眠、熟睡をしてない!!」
『い、いや!してるよ!フロイドのおかけでしてる!!』
フロイド「え」
『ほら、前に人魚の歌って眠くなるの?て聞いたら貝殻の録音機くれたじゃん!!アレで前よりも寝れてる!!』
フロイド「……あっ、あー」
オルト「ただマシになったてことでしよ?以前の記録も公開するよ!!」
『ひぇ』
イデア【もうこれ病院案件でわ。酷すぎ…病院行け】
『記録勝手見られてる……』
イデアの端末画面の記録にみんな引いている。
オルトの説明もあり、みんな唖然。
監督生「!うちに止まりに来てください!!!雑魚寝スペースあるんです!!たくさん遊んで疲れて眠りましょう!!」
エース「そうっすよ!疲れて寝落ちってやつ!」
デュース「一人で寝るよりも誰かがいるなら寝れるかも!!」
エペル「引きづられて寝るかもしれんべ!」
カリム「俺が使ってる布団一式贈るな!!使ってくれよ!!!」
『ちょ、ま』
カリム「お前らも使え!みんなで寝てくれよ」
「「「わーい!」」」
『 』
フロイド「俺が子守唄歌ってあげようか?」
ジェイド「では僕も」
アズール「仕方ありません、僕も協力しましょう」
『!!?』
トレイ「歯磨き忘れるなよ」
レオナ「無理に寝ようとするのもつらいなら夜ふかししちゃえばいいだろうが」
ラギー「いやレオナさんはただ魔法が気になってるだけでしょ」
強制雑魚寝。グリムを抱き枕に寝れるようになったが綿ではなく生物じゃないと寝れないことが発覚。
いろんな人を抱き枕をしたり、されたりと。
『小型の使い魔欲しいな…犬飼う……?』
誰かが立候補したりするかもしれない。