盲目の魔術師

『盲目の魔術師』


説明
とある盲目の魔術師に影響を受けた。


魔法士
 学術的に魔法を勉強した人たち。
専門校、専門学科にて学んできた授業の量は異なるが卒業したならば資格として得ることがてきる。
中でも魔法特化の専門学校で有名なのは
治癒魔法や光魔法系統が得意とするRSA
攻撃魔法や闇魔法系統を得意とするNRCとされる。



魔術師
 魔法を極めた研究者とされる。
独自に魔法を扱えたり、新薬開発者、禁術を扱い大事件を起こした罪人、研究者etc.
魔法士としての資格が無いと魔法は扱うのは現在の法律では禁止とされているが、法律ができる前から研究者は「魔術師」と呼ばれることもある。



盲目の魔術師
年齢不詳。
 古代呪文の使い手とされる名前だけは有名。
古代呪文専門家。研究者。
古代呪文専門書をはじめ、研究書などを多く世に出している。
ほかにも新薬の開発、錬金術や魔法薬学の新説、人工栽培の成功etc.
つまりは印税だけで暮らせる。
拾い物をしたら弟子になった。
 目元に大きな黒い布と✗のように交差した特徴的な目隠しをつけている。
 独自のコネ、恩を多方面に無自覚に売りつけている。下手したら1国の貿易をすべて止めれる。


レオナ
 元夕焼けの草原の第二王子。
裏切りの者の手引きにより誘拐され、遠くの土地で人身売買されかけたところを偶然にも魔術師が潰した。
王宮での冷遇、賢い故に絶望と期待を味わい、開花した砂のユニーク魔法、重なる暗殺事案、今回の件で心を閉ざした。
そのまま、拾い物として連れ出されてる。
警察?勝手に騒ぎに気づくだろ。
 そのまま、保護。付かず離れず、屋敷の中に放置。
『興味があるなら話しかけてこい』
『危険なもの、毒草も扱うため鍵はかけてある』
『図書館に禁書あるから鍵がある部屋に入れてある。好きに読め』
…ゆっくりと生活し、本を読むように。
「なぁ、俺に魔法を教えてく…ださい」
『…ほう?まぁいいか』
あとであの盲目の魔術師から教えを請いていたことにびっくりする。
魔術師に振り回される間に死亡届が受理されたので、ただのレオナに正式になる。
帰る気は全くなかったから申告しなかった。
唯一「先生」と呼ぶ。
NRC教師は「センセ」「センコー」とは呼ぶ。
 2年遅れてNRCに入学した。本人は行く気は全く無かったが、『行け』と無理やり馬車に乗せられた経緯がある。
捨てられたのかと荒ぶったが、理性で押さえ込む。
【外で学ぶことも良い刺激となるだろう。長期休暇の待ち合わせ場所は手紙で逐一送る。カードは同封してあるので好きに使うといい。元はお前が稼いだものだから】と手紙が同封されていなかったら耐えるのも限界があった。
 マジフト部で活躍、生家に見つかるも「死亡届が出されるゴーストに今更なんのようだァ?」と何度も兄王が説得にくるも戻る気はないと断る。学園長までも来るが拒否を続けている。
保護者の欄は、薔薇の国で有名な大手弁護士事務所。
代行として名前を貸しており、レオナに何かあれば連絡をすることになっている。
ちなみに「もし、レオナさんのご家族を名乗る方が現れた場合、本人の意思を最優先とすると指示されてます。」
なのでレオナ自身が拒否をするならば例え、一国の王族であろうと戦うという意思がある。
前もってレオナに関する冷遇の事実はつかんでおり、手引した本人も結局は政治に深く関わっており降格と財産の一部没収しかできてないし。
まぁ、「本人の意志を無視するのは王族であろうと許されない行為です」と新聞紙に堂々と載せさせましたけどね!!!取材が来たので応えたまで。
 錬金術などの独自に進めることがたまにが、合格点をゆうに貰えるものなので怒るに怒れない。教科書の手順は完璧である。
 その間に一人部屋が欲しくて早々に決闘して寮長になる。
ゆっくり部屋で読書もできねぇーんだよ!!
マジフト大会はマレウスに2年目で勝つタイプ。あの人のことは秘密。



ラギー
 ちょーーっと秘密の多いオウサマ。
王子様に戻ればいいのに、と思ったことはあるが新聞紙で「消された第二王子」について寮生が「事実!?」と素直に確認しに行くのを聞いちゃった。
「あ"?あぁ嘘なんてねぇ」としらけさせた。
うん、レオナさんの好きにすればいいッスよ。
でも部屋を散らかすのはやめてなさい!こら!







ストーリー

レオナは窓の外に見える惨状に頭を抱えたくなった。
魔力無しで闇の鏡でさえ戻せない辺境の地から来ていたと思っていた監督生が「異世界」つまりは異なる世界からきた異邦人だというのが真実ということに。
悪いが、ジョークだと誰もがそう思っていた。
だが、自○未遂を起こした監督生に事の次第を吐き出させた。
本来ならば許可が必要な「真実薬」まで使って。
学園長がすべてナァナァに扱い、労働は最低賃金を下回り、グリムとの暮らしでは足りない生活費etc.
監督生に大小なりとも恩がある生徒たちや可愛がっていた教師たちはブチ切れた。
NRCでは珍しく共同線になるほど。
しかしながら、相手はあのNRC学園長。
なんとかかわす。先生たちはNRCから逃げられないようにするのに手を焼くのも理由だ。


レオナ「………」
ラギー「レオナさん!手伝ってください!」
レオナ「あー……」
ラギー「なんでぼーっとしてるッスか〜〜!!」


窓の下から聞こえる声にやる気のない返事。
この攻防戦が終わりそうにないのをひしひしと感じた。
むしろ、学園長が時間を伸ばせば伸すほどに勝ち筋が見えてくる。


レオナ「…」


頼る相手はただひとり。


レオナ「小動物」
監督生「…、」
レオナ「お前に希望を与えられるわけじゃねぇ、」


監督生は、「いいじゃないですか!このままこの世界で暮らすのも」と帰り道を探してくれないことに絶望した。


レオナ「道は閉じた可能性は大いにある。だが探したわけじゃないんだろ、…この世界にはアイツよりも優秀な魔法士がいる。俺はその御方を知ってる。」
監督生「!」
レオナ「俺の知る限り、あの御方よりも優秀な魔法士なんざ知らねぇ。だがそれ故にお前をまた絶望させる可能性がある。」


それでもお前は、知りたいか


監督生「、はい。それでも知りたいです。可能性はゼロかも知れません、でもせめて、探してくれても、いいじゃないですか…」
レオナ「…条件は一つ。お前の話せる範囲で異世界の話をする。それでいい」
監督生「…???」
レオナ「あのな、異世界の話はお前にしかできないんだぞ。価値があるってことなんだよ。嘘も区別つくからな、お前が普通に話せばいい。事によっては後ろ盾になってもらえればこの世界でほぼ無敵だぞ」
監督生「…むてき?」
レオナ「そうだ。無敵」


ニヤ、と笑う姿は愉快そうに、そして誇らしげな。


レオナ「あの御方は、俺の先生だからな」


先生?と聞き返そうとしたが、ブレスレットを突然引き千切った行動に驚いた。


【レオナ?】


くわん、と頭に響く声


レオナ「先生。異世界の民の知識に興味ないか」
【……ほう?】
レオナ「NRCで異邦人を保護していたらしくてなァ」
【…なにやら含みがないか】
レオナ「学園長が保護をまともにしておらず、国際連同盟にも連絡してねぇんじゃねぇか。少なくとも教師は知らない」
【わたしのほうにもそのような話は聞かされてないな】
レオナ「なら連絡なんざ、してねぇだろ。おっさんと親しいだろ」
【そうだね、彼から相談の連絡は来てないし…ふむ。外が騒がしいのもそれが原因か】
レオナ「アァ、大暴れしてる。鴉はすばしっこくてね」
【………はぁ、レオナ】
レオナ「はい」


落ちたブレスレットの部品をごりごりと踏みつぶす。
それは破片、粉になり、生き物のように動く。
その形は魔法円に。


レオナ「できました」


一瞬の閃光、そして晴れる。
そこに立つは目元を隠した小柄な男性。
監督生から見えればファンタジーによくいる魔法使いのような格好をしている。
魔法の杖は彼の身長よりも大きく、シャラシャラと静かな高貴な音がする。
マジカルペンばかり見ていた監督生には新鮮だ。
寮長が使う杖とはまた違ったもの。


保険医「盲目の魔術師…っ!?」
『シー…ね?』
保険医「ハイ↑すみません↑」

監督生「?」

レオナ「どうぞ」


レオナは先んじて窓を開けた。
近づいた彼は外を見ると、キラキラした魔法の杖がくるッ、と回る。
そこから潰れた悲鳴が聞こえた。


『まったく。なにをしてるのか、教えてもらえるかな。ディア・クロウリー殿』


地面に転がる学園長。ぐるぐると鈍色の鎖に巻かれている。
突然の乱入者に驚く。



学園長「も、盲目の魔術師!!!!?な、ななななななななぜ!!!」


多くの教科書、専門書で聞いたことのある名前。
むしろ、聞いたことないのは赤ん坊くらいであろうともいえる知名度を持つ。
誰もが認める魔術師の称号を持つ人物。
しかし、めったに人前に現れずその姿を知るものは王族やどこかの会長、老舗商会だったり。その目立つ目隠しの布と魔法の杖で判断されることが多い。


『弟子に呼ばれてきてみれば、キミ。異邦人の報告をしてなかったようだね』


レオナが転送魔法円を用意している短時間に連絡をしたのだ。


『ロウ会長は驚いていたよ。事実確認はわたしにしてほしい、と』
学園長「あ、あの。えっ、…えーと………でし?」
『異邦人のことが最優先だろ』
学園長「すすすすすすみません!!!」
『レオナ、どこか話し合いに使えそうな部屋は?』
レオナ「大会議室があります」
『そ。教師諸君、彼を連れてきてくれ』
「「「は、はい!」」」


窓から離れて監督生を。


『話し合いをするけれどモニターを使うかい?一緒の場にいるのもつらいだろ』
監督生「…いえ。行きます」
『そう。無理をしないように。』
監督生「はい。お気遣いありがとうございます」
『無理ならレオナに言うように』
監督生「はい」
レオナ「先生、こっちだ」
『あぁ』


でまぁ、最後に到着。
一応、イスになんとか座らせられている学園長と対面。
レオナは彼のためにイスをひき、座らせると後ろに立つ。


『君はココ、』
監督生「はい」


監督生は彼の隣に。
監督生は一瞬、レオナを伺ったが座る気はないようで首を横に振る。
その態度に周囲は驚いた。


『さて、学園長。ひさしぶりだね』
学園長「おっ、お久しぶりでございます……」
『回りくどいのはやめようか。レオナから話を聞いたが異邦人を保護したのを上に報告していない件について話を聞こうか』
学園長「そ、そのでして…異邦人など噂だけと思いま、して…」
『ふぅん。警察に申告すれば裁判所を通して対象の記憶を読み取る魔導具を借りれるのに?』
学園長「っ、そそそそそれは…そうであり、ます…」
『なら、どうして?』
学園長「…」


沈黙


レオナ「先生、よろしいですか」
『なんだい、レオナ』
レオナ「推測するに彼はNRCの入学資格を判断する古代の魔導具闇の鏡の不手際が表沙汰になるのを防ぎたかったかと。」
『闇の鏡が連れてきたのは確実なのかい?彼が棺から出たところを見たものは?』


先生たちは首を横に振る。


トレイン「発言を」
『どうぞ』
トレイン「入学式には我々教師や一般生徒は入れません。闇の鏡、学園長、各寮長、新入生のみです。報告によりますと人数が足りないと学園長が探しに行ったと聞いております」
『ふぅん、レオナ』
レオナ「あぁ、そのとおり。学園長が彼と魔獣を1匹連れてきた。多少の騒ぎはあったが、闇の鏡は選ばれたものだが魔力無しと判断し、寮を選択しなかった。」
『……これは闇の鏡に話を聞きにいかないとね。』


深いため息


『寮長諸君、今の話に付け加えたいことは?』
ヴォル「ありません。彼らの言うとおりです」
『そう、…それであぁ、名前を聞いてなかったね。ごめんね、僕の名前は秘密だから教えられないけど、…お名前は?』
監督生「ゆ、ゆうです」
『ユウくんからの視点を聞いても?』


監督生は棺から出たことから語り始めた。
学園長にも確認を取ると際はない。


『闇の鏡が異邦人を入学資格があると選んだのか、…頭が痛い』
学園長「ほ、本当に異邦人だと?」
『……わたしは特殊な目を持っていてね、彼に魔力自体無いのはわかってる。この世界の者たちはどんなに魔法士としての資格がもらえない人たちでも魔力を持っている。なのに一液すら無いんだ。それだけで異邦人と判断できる。最も君が魔導具の使用を申請していたら早くにわかったことだろうけど』
学園長「うぐ、」
『それで?ユウくんはどんな風に保護をしたんだい?』
学園長「それは、もちろん、色々と……」


先生や寮長たちの視線が刺さる。


グリム「ひでぇんだぞ!!!」
「「「!!!」」」


グリムは考えた。
強い奴らがみーーんな大人しく知らないやつの話を聞いている。
こいつはもっと強いやつだ。
だからこいつに言えば子分を守れる、と


リドル「グリムっ、この方は!!」
『いいよ。教えてくれるかな』
グリム「はじめはざつよーで、仕事することになったけどよ!ケンカして退学しそーにもなって!でも免れて俺様とひとりの生徒になったんダゾ!!」


で、がくせーとざつむ?と両方やったけど!
生活費足りねぇダゾ!俺様、いっぱい食べて子分困らせたのは悪かったゾ…
でも!働いたのに、さいてーちんぎん?も貰えてなかったぞ!
アズールんとこのバイトのほうがまともだったゾ!
それにな!オンボロ寮、隙間風やほこりがひどくて、俺様は別にいいけど子分が寒そーにするから俺様がそばにいねぇと寝れてなかったゾ!
なんか問題あったら子分に投げるし!
べんきょーもしねぇーといけねーのに!!


グリム「それからな!!」


机をだんだんと叩く姿は行儀が悪く、周りが慌てているが話は止まらない。


『この子の言い分に間違いは?』
リドル「大方、合っています」
ヴィル「わたしが彼らの寮を使いたいと願い出たときも事前に連絡しておらず、対価として水回りの工事が早急に行われました。本来ならば人が住むと決まった時点ですべきことだったと思います。」
アズール「彼らの住むオンボロ寮は人が住んでおらず、ゴーストの住処になっていました。以前お邪魔したところ、その名前の通りでした」
カリム「寮を借りたときに一応は人が住める形はなったけど、監督生が直した痕跡が多くありました」
イデア「…建て直しは結局半年以上経過してからです、ハイ」
『……ふーん。反論は?』
学園長「わたしとしては、」



言い訳をするが潰されていき、結果。
この案件は上に報告され、しばらくの間学園長代行にトレイン先生。
のちに席は学園長のままだが、結界の維持や生徒たちの抑止力としてのまま。
実質、運営はトレイン先生やほかの教師のサポートによるものに。

監督生は異邦人だからと研究対象にならないために正式に保護。
本人の希望と闇の鏡(検査済み)があるNRCで保護。
その後ろ盾になったのは、盲目の魔術師。通称「魔術師」
そしてレオナの師匠である。
この件は誰かが伝えたのか、兄王にも話が通り、乗り込んできた。
しかしまぁ、バッサリ。


『代理人に伝えているとおり、レオナの意思を尊重する』
兄王「貴方であれば、弟のことはわかったはずでは!」
『察しはついていた』
兄王「なら!これは誘拐だ!」
『あの子は1言も、帰りたいと言わなかったのにか』
兄王「っそれは」
『誘拐と言うなら訴えるといい。わたしを犯罪者として突き出すといい。だが私は後悔してない。』


世論は彼を味方するだろ
今では「元第二王子の味方」が溢れており、保護した人物へ擁護の言葉も多い。
兄王としては単純に家族に帰ってきてほしいが、ほかのものたちはイメージ回復の意味も含まれている。


部下「レオナ殿下を使い、我が国を貶めようとしているのか!!」
兄王「!!?」
『で?』
部下「は?」
『わたしが君らの国を貶めて、なんの意味があるの?』
部下「そ、それは!」
『それは?』
部下「国を、乗っ取る…」
『なぜ?』
部下「…」
『乗っ取ってなんの意味があるのか、教えてくれないか』
部下「っ、」


魔術師は元より、名誉も地位も財力もある。
今更一国なんぞ、なんの魅力がある。


『もうよろしいかな。時間の無駄だ』


立ち上がり、背を向けた。


兄王「わたしは、何を間違っていたのでしょうか」
『……しらぬ』


ドアが閉まった。
その後、兄王は諦めたそうな。
だが、レオナは興味はなく、先生に教えを請いていた。

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