和人形さん(ホラー)
『和人形さん(ホラー)』
説明
日本人形がホラーでの定番
そういえば、西洋人形を書いたのを思い出しただけとも言う
裏話
実は和人形(主人公)=座敷わらし。
彼女を大切にしていたからこそ、武家はその土地を収め、平穏に暮らしていたと子孫に残していたのに時代により「眉唾もの」扱い。
そのため、だんだんと扱いが雑になり、家が傾く。
そのことに気づくわけもなく、蔵に片付けてしまう。
売れるものも売り始める。
そして結局は、何も知らない孫により家から持ち出されてしまい、完全に落ちぶれた。
単純に落ちぶれたのは座敷わらしを手放しただけが理由ではなく、様々な不運が重なったりと、…周りからは「あぁあの家ね…財産分与でとても揉めて醜かったわよねぇ〜!!」とか言われる。
もしかしたら某有名な探偵の事件現場かもしれない。
物を大切に、縁を大切にしなかった。
主人公
定番の和人形さん。赤い着物におかっぱ頭。その後ろ髪は床につくほど長い。
幼女ぐらいの大きさ。
何処かの世界にて捨てられた。
元はとある武家にて先祖代々大切にされていたが時代を経て蔵に。
家が縮小し、ある時お金目的で漁っていた孫が勝手に蔵を漁り、売り払う。その名前は地元の教科書の数行に載る程度に落ちる。
共にいた鏡と異界に飛ばされる。
そこから自衛のために怪異ハンターとして成長していくはめに。
その過程で前世の記憶も蘇ったが、多少の良心と知識を手に入れただけで第三者に対する慈悲も情もない。
だって捨てられたもの。だからもう知らない。
だって助けてあげてもバケモノだからと裏切ってきたもの。だから謝っても2度目は助けてあげない。
だって殺そうしたのはお前だろ。だからワタシもお前を殺すよ。
でもアナタはワタシに優しくしてくれたからワタシは助ける。
鏡
主人公の後輩であり、当主の妻に代々愛用されていた。
時代劇にある机に置く、折りたたみ。
怪異化した後も先輩である主人公に付いていく。
鏡の中には同士たち(本人たちの了解をもらい)を貯蔵している。
旅をする過程で拾った様々なものまである。
浮遊とカウンター(跳ね返す)を手に入れる。
自分では手入れできないので、主人公が大切に拭いてくれるのがすごく嬉しい。
…あちきは御前様を守るためならば壊れたって構わない。呪いさえも返してやろう!
同士たち
主人公のように手足はない。鏡のように浮遊の能力を手に入れたわけでもない。
ただ意志はある古きものたち。
まだ自分たちを大切にしてくれた祖先が売るなら我慢したが、雑にしてきた子孫の売られるのは我慢ならなかった。
そのまま怪異となった先輩に付いていくことを決めた。
旅の途中で新たな主人を見つけて別れもあり、迷子を拾う出会いがある。
ストーリー
オンボロ寮にある空き部屋を清掃をしたら、珍しいものを見つけた。
いや、懐かしいものだ。
監督生「日本人形だ、」
ケースに入った人形。祖母の家にあったものと似ている。
小さい頃は不気味で夜に見るのはとても怖かった。でも仕事に忙しい両親に変わって面倒を見てくれた大好きな祖母が宝物として大切にしていたのでそんなことは言わなかったし、言えなかった。
それに小さい頃、祖母にも言ってない話。
監督生「………助けてくれたのかなぁ、やっぱり」
夢だと言い聞かせている出来事。
たまたま一人で留守番をしていたらチャイムが鳴った。
だから出ようとしたら‘隠れて。隠れてちょうだい’と誰かに言われた。
不思議とそのままタンスの中に隠れた。何度も鳴るチャイムが聞こえる。
でも‘ダメ。ダメよ。もうすぐおばあちゃんが帰ってくるから’と教えてくれる声に従った。
するとチャイムはいつしか聞こえなくなり、慌ただしい足音と祖母の悲鳴に似た声にタンスから抜け出す。
祖母に痛いほど抱きしめられた。
実は他県であった幼児目的とした殺人犯の目撃情報があり、慌てていたそうな。
そして目撃情報と指紋からこの家に来ていたことが発覚。
「たまたまタンスで昼寝して助かった」
と周囲は思っているが本当は違う。でも言おうとは思えなかった。
後日気づいた。日本人形の着物の袖が切れていた、刃物で切られたかのように。
でも祖母は「年代物だから」と気にしてないなかった。
そして、その犯人は近所の空き家で倒れていたところを見回りをしていた警察に逮捕。
何者かに襲われて気絶していたそうな、近くにナイフがあり、対抗したが意味がなかったそうな。
その相手は未だに不明。被害者たちの恨みなどと言う人がいる。
監督生「…飾ろうかな。せっかくの縁だし、あぁでもエースたちはなぁ……部屋はグリムがいるし、…隣の空き部屋片付けたのをまとめてるし、そこでいいかな。」
少しずつ部屋を片付けては整理整頓をしている。
不思議とオンボロ寮で息がしやすくなっている気がする。
ゴーストたちも協力的である。
グリムは気まぐれだけど、ジャックやセベクも手伝ってくれるし、エースたちもツンデレながらも。
監督生「よし!続きやるか」
ケースを拭いて隣の部屋に置く。
直接日光が当たらず、天井のライトにも気をつけて机の上に。
それからしばらくしてエースたちが遊びに来て日本人形の存在に気づいた。
はじめは特有の姿や雰囲気にビビっていたが、監督生の昔話に。
監督生「たぶん、ずっとばあちゃんが大切にしていたからその孫である俺のことを守ってくれたんだと思ってる。夢かもしれないけど、さ」
エース「ふーん、」
監督生「地元だと、付喪神っていってさ。100年大切にしたら命が宿ると考えられていて先祖から受け継がれたものとか結構大事にするんだ。疎かにしたら祟りになる!て」
オルト「まるで恩返しをしてくれたみたいだね!」
セベク「妖精は長命だからな。共に長く生きる物を愛用している者が多い。似たような話は聞いたことがある。」
エペル「うちも。ばっちゃんから物は大事にせんといかん、てよく言ってる!」
エース「じゃ、監督生もこの子大事にしたらあぶねぇとき助けてくれるんじゃね?」
監督生「エース、それは二の次でしょ」
エース「でもさぁ、なにかとお前巻き込まれやすいじゃん」
監督生「う」
そんな話をしていたら誰かが言い出して、リビングに置くことに。
オンボロ寮貯金箱の横に。オンボロ寮での買い物(主にお菓子代)を貯めている。
ちなみに1年生の知らずのうちに寮長やらが小銭を混ぜているとか。
そのため、日本人形を見るとびっくりするが監督生の話が人づてに聞いているのか、受け入れている。
たまに花やら副産物の魔法石など飾っている人がいる。
ルークはポムフィオーレ寮の寮服に似ているし、そのデザインの美しさを褒め称えた。
妙なイタズラをするものはおらず、ただそこにあるのが当たり前になった頃。
妙なことが起こるように。
トレイ「この前、ハーツラビュル寮で見回りしていたらな物音がしたんだ。だから見に行ことしたら服を引っ張られて“ダメ。貴方が怪我をしてしまう”って、…振り向いたら誰もいなくな。本当なら行くべきなんだろうが胸騒ぎして忠告を聞くことにしたんだ。次の日の朝に行ってみたら…」
エース「……ら?」
トレイ「…なぜか、廊下にある鎧が落ちてた。剣や槍が突き刺さって」
エース「…えっ」
トレイ「倒れていたのも不思議だが、そしたらもっと激しい音がしたと思うんだがな。俺が聞いたのは物を落とす程度の軽いものだった。そして、俺に忠告したのは小さな子どもだ。声と服を引いた角度から考えるとな」
エース「ひぇ…」
ジェイド「小腹が空きまして夜中にキッチンに向かった帰り道のことです。なぜか、部屋に辿りつけませんでした。えぇどうしても。困ってましたら“悪い子はメッ!”と子供の声が聞こえて反射的に向かうといつもの廊下。そこからは部屋に帰れました。」
アズール「ピッ」
不思議なこと(怪異)に巻き込まれるが、助けられる。
少なくとも監督生やグリム、ゴーストおじさんたちに優しい限りは