今日から監督生はうちの子です
『今日から監督生はうちの子です』
説明
似て異なり、近しい魂を持つ監督生を加護にいれることを決めた。
主人公
極東の国からわざわざやってきた男装っ子。
選ばれてしまったことから色々と騒がれたものの、贔屓ならない程度に身の保証をすることを契約とし、わざわざやってきた。
オクタ寮ではあるが、バイトはピンチヒッター程度。
同級生の寮長は言葉巧みに大半の寮生をバイトさせることに成功したが、そこに抗議した。
『俺は遠い国から勉強しにきたためにバイトに時間を避けません。皆さんよりもより励まなければなりませんので』と断言。
勤勉であり真面目な生徒として評価されたこともあり、認められた。
イソギンチャク契約も突っぱねた。すぐにからくりに気づいたからだ。
そのせいか、気に入られてしまうとは気づいてない。
イソギンチャク契約ではなく、短時間のバイト時間を対価に勉強を教えたり、ピンチヒッターならば食事を奢られるようになる。
極東の国式術式により男性となっている。
広く浅い付き合いが基本。
実は偉い人
アズール
主人公のことがお気に入り。
その容姿や働きぷりから正式に雇いたいものの、本人から拒絶されるために渋々諦めている。
それを逆手に取り、ごく稀に働くレアキャラ扱いとして重宝している。
賄い料理、特に彼の出身地のはカロリーが優しいものが多くて気に入っている。
取り寄せるために原材料費が高いために店に出すのは諦めている。ご褒美にお願いしている。
料理を相談することも。
フロイド
賄い料理食べたい、と絡みに行くことも。
なんやかんや気に入っている。
『今は忙しいので後からで、よろしいですか?』と言われたら「いいよ〜約束だよ」と許すくらいには甘め。
ジェイド
一緒にお使いに連行したり、山に連れて行くぐらいには仲がいい。
レオナ
一瞬違和感を感じたものの、なにもなかったのでのちに忘れた。
…あのときの違和感は本物だったのか、
ストーリー
監督生、見たときに気づいた。
同性だ。
オクタ寮の騒ぎのあと、フロイドが絡みに行くのでやんわりと止めるように入れば彼らと会話することがちらほら増えた。
だから監督生だけになったところを見つけるのは容易かった。
昔の水着を着た写真を見せれば監督生は納得してくれ、泣き出した。
心細かったのだろう。
いろいろな話を聞いたし、国の話をすると似ているらしくいつか行きたいと言ってくれた。
色々と相談を受けた。
ーーー……。
「ナナシがお願いだなんて、どうしたの??」
『イデア、君にしか頼めないことがある』
「?某に?アズール氏ではなく??」
『あぁ。全部の責任は俺が負う。だから学園の放送をジャックしてほしい』
「 」
『俺がスマホを押したらジャックできるように』
「な、なななんで!?」
『必要だから、だ。頼む』
土下座
「っっつつつ!!?わ、わかったから!やめて!」
『ありがとう、ごめんな』
「……うん」
後日
『グッドモーニング!!学園長!!!』
「どわっ!?な、ナナシくん!?朝からなんです!!…それにオンボロ寮の監督生まで、」
『いやぁ、学園長に質問がございましてねぇ??』
「し、質問ですか?」
『えぇ、お答えください』
「…?」
『なぜ、監督生を俺に紹介してくれなかったんですか?同性の、女の子同士なのに』
「………あっ」
『あぁ、やはりお忘れになられていましたか』
「いやっ、その、それは……そのぉ………」
『この子は心細かったそうですよぉお?
たった一人、異世界から連行されて身を守るためにも性別を隠すことになった。
魔力もないから数百年ほど放置されたオンボロ寮に暮らして、周りに合わせなきゃいけない。ゼロから勉強をやりなさないといけない。
時には生活資金を対価に脅され、雑用をこなさなければならない。
ね?この子に何の非があるのでしょうか?
せめて年齢も近い、同性のわたしを紹介して精神の安定をさせるべきでは?
この子は守られるべき子供でしょうに
驚きましたよ、この世界に来てから月ものが止まっていたと聞いたときは。
性別を明かし、話し始めたら戻ってきたと言われたとき…泣きそうになりました。もっと早く気づけたらと』
「せっ、先輩っ…そんなことは、先輩が私のことを見つけてくれただけで十分ですっ」
『……ありがとう、ユウ』
『なので、今日から彼女はわたしの妹とします。』
「は?」
「えっ」
『国からの許可をもらいました。今日から彼女の保護者は我々ー極東の国がなります。
ですからもう彼女への支援はしなくていいです。ですから彼女に雑用係はさせませんし、今後は生徒として専念させますので』
「そんな勝手なこと、」
『勝手なこと?彼女はそもそも異世界の子。身元などどうにでもなる。いくら保護したのがこの学園であったとしても、だ。
だってあなたは身元をここに置いておくと報告したままだ。
我々は正式に彼女の身元を預かることを申請した。それは受理され、この国から認められた。あなただって書類にサインをしている』
懐から出てきた書類、サインしてある。
「っ!!!(いつの間に!)」
『契約しましたよね?
性別を間違え、入学することとなった際に御上と契約しましたよね?
二度と性別の間違いをおこなさいように注意すること
わたしの扱いは贔屓にならない程度にフォローすること。』
「ーーはっ、」
息が、
『御上との、契約を破りましたね』
視界が真っ暗になった。
「学園長!?」
『大丈夫、気絶しただけ』
「で、でも。誰か呼んでこないと」
『あはは、大丈夫。誰か来るよ』
「え?」
『この話はすべて校内放送されているから』
「 」
『この度!オンボロ寮の監督生はわたし、ナナシの妹となります。
なので学園長のように気絶したくない方は妹への手出しはやめたほうがよろしいですよ!命の保証はしねぇから!!
そしてナナシは性別のことからオクタ寮からオンボロ寮に転寮します。今までお世話になりましたぁ!
学園長のことは先生方、よろしくお願いします!以上』
ーブッ
「「「……………………」」」
人に見つからないようにオンボロ寮へ
建築式神により、内面だけ立て直しされていた。
「あの、今日から…お姉様が、お姉様に……」
『そうだよ。今日から家族だ』
「っ」
『ユウがここにいる間も、帰ったとしても家族だ。頼りなさい』
「…お、お姉様ぁああああああ!!!」
『おーよしよし、』
心配そうにこちらを伺う猫ちゃんに、空中に文字を書いた。
ー外にいる人を追い払ってー
頷くと遠回して外にいる人たちを追い払ってくれた。
三人でその日を過ごした。
次の日、出ると。
先生がいた
緊急会議が開かれることになったとか、
各寮長と副寮長が参加。
そう、学園長。
先生にも性別が知らなかったのだ。
一年前に入学していたナナシのことさえも把握させてなかった。
『わぁ』「うわぁ…」
「すまなかった」
『先生方には言っていたと思ってました』
「気づかなかったよ」
『はは、男装は幼い頃から鍛錬の一つとしてやっていましたので得意でしたので…しかし、学園長』
「ヒンッ」
ニッコリと笑った
『わたしの立場をお忘れになりましたか?』
「………」(白目)
『命の保証“は”いたしますよぉ?』
「…」
『当分は使い物になりませんなぁ、ははははははははは!』
「仔犬、コレはどうしたんだ?」
『それを説明するなら祖国の説明をしなくてはなりませんが』
「構わない」
『では、お時間を頂戴いたしましょう』
我が国 極東の国はさほど他国の関わりは薄いのはご存でしょうか。
実はお国の方針で永き渡り、他国の関わりは制限されています。
そのために独特の技術が発展していきました。
昔ほどの制限は薄れ、貿易や旅行者がある程度出てきました。
さて、そこまで他国からの制圧を受けなかったのは理由があります。
三人の神様により、防衛術があるために外からの侵略を防いでおります。
その方々に仕える一族、御三家と呼ばれます。
まぁ、こちらでいうと王族一家に似ていますかね?
神様たちは比べるベクトルが違うので横に置きます。
『そしてその御三家の一つが私の家です』
「「「 」」」
『本家一族、時期後継者としてNo.2です。まぁ兄様に子供ができたら変わりますけど…そして久方ぶりの女の子ということで大変、周りから花や蝶のように育て上げられました。ですから、私自身のことやユウのことを伝えたら遠き国からのろい殺す勢いで怒ってます。』
「こ、ここここ」
『大丈夫。それほど怒っているだけで一線は超えないから』
・・・
『ここはレオナおじたんと同じとボケるところだったかな、ははははは』
「そ、そういうことじゃない……」
『イデア、巻き込んでごめんね。改めてありがとう』
「ありがとうございますっ」
「!う、うん……と、友達だから、…いい、よ…」
『…はーもう!!イデアありがとう!!』ギュッ!
「ひぇっ!!!ちょ、ナナシっ!!!あわわわ、、わわわわ、!!」
「」(にこにこ)
『我ら極東の国は、受けた恩も、悪意も、忘れない一族なんです』
「ナナシ、」
『アズール』
「…あなたは、オクタ寮です。例えオンボロ寮に住むことになってもです。お忘れなく」
『!』
「いつでも遊びに来なさい。監督生とともに歓迎しましょう」
『!ありがとう』
「ふんっ、」
「アズールのツンデレ〜」
「ふっふっ」
「うるさいですよ!そこ!!!」