アズールが推しを理解する

『アズールが推しを理解する』



説明
いつの間にか、アズールさんが推しを作ってた…なんで???



主人公一族
本を蒐集することで有名な一族。
家紋はフクロウ。
出版社や印刷業、紙の原材料まで関わるほどの無類の本好きとされる。
研究者が多く、多方面にコネという関わりのある。
各地をめぐり、書物を買い取っている。
たまに小説家の卵を手に入れてほくほく。
家紋のフクロウ(瞳が金色)が刻まれた銀色の懐中時計=一族として許可をもらえたもの。
実は一族の血をひいていてたとしても懐中時計が必ずもらえるわけでない。
番人により選定されている。
金色(瞳は赤色)は当主のみ。
数字のそばに透明な石があり、カラーが付けばその区域内への許可をもらえたとされる。
取り消しもあり。


グラウコーピス
書物の番人のフクロウの魔獣。
古来より一族と契約を行い、書物の管理に携わる。
その対価は当主が知らされていない。
番人に認められたものは貸出を許可され、さらに気に入られれば他人に貸し出すことが可能。
段階的に番人により許可をもらう。
彼と会話を許されたものは大いなる知識を授けられるとされ、将来を約束されると囁かれる。


規則
一族全員に許可されているのは、図書館で本を読むこと。持ち出しは例外なく不可能。
反するものは番人の罰(と書いて食事と読む)を与えられる。
貸し出し方法は二種類。
図書館に自ら出向いて借りる
専用の転送術によるもの、しかし本の題名と著者、場合によるが出版日もしくは初盤か第二印刷されたものか指名しないと届きません。
【グラウコーピスさまの許可の元、『本の題名』『著者』をここに】
なお、これはまた別枠の許可が必要となる。
第一段階、図書館から持ち出しの許可(自ら出向いて借りる方式)
第ニ段階、エーナ(第一区域内)まで入る許可。
このあとはただ、12区域内に別れられた場所へ入る許可となる。
第13段階、ドーデカ(第12区域内)まで。
第14段階、ミデン(第0区域内)に。
第15段階、番人を言葉をかわすことを許可される。


一般区域内

許可区

1.エーナ…黄色
2.ディオ…黄緑
3.トゥリア…緑
4.テーセラ…青緑
5.ペンデ…緑みの青
6.エークシ…青
7.エプタ…青紫
8.オクト…紫
9.エンネア…赤紫
10.デカ…赤
11.エンデカ…赤みのオレンジ
12.ドーデカ…黄色みのオレンジ

例外区域内

0.ミデン…黒
懐中時計のフクロウの瞳が黒。



エーテル=主人公
その一派に属し、異例のミデンを与えられた。
時期当主候補と囁かれているが本人が小説家を生業しているところから材料を揃えないと!!と燃える過激なファンが多い。
当主との二足のわらじを履くぐらいなら俺が当主になるもん!!!と現代当主の子どもが言ってるから色んな意味で大丈夫。
ちなみに小説家については、現代当主とその家族、社長、担当者、家族にしか公表されていない。
未成年だし、ひっそりとやりたい。
一族のものとは公表されているから本の外内部関係なく寄贈が増えている。
魔力が多く持ち、持て余しているために半身を対価に封印。
小柄なよっわちそうな美少女系統の少年だが、実はお色気ありの文系傾国美青年。
稚魚→シャチとあだ名がかわる。



イデア
アズールさんにオタクの文化を教えた先生。
ゲームとか教えあっているうちについつい。


アズール
ボードゲームだけではなく、最新のゲームをやっている。
ストレス発散方法のひとつとなる。
そこでイデアさんから「この子が某の推しのひとりでござる!」と〈推し〉や〈最推し〉、〈箱推し〉などの文化を学ぶ。
ギャップ萌えからの主人公からウィンクのファンサに「これが、推し!!」と本当的に理解した。
実は小説の大ファン。


双子
突然、「僕の推し!!」と言われて( ゚д゚)ポカーン
オルトにより、解説を受けてなんとなく理解する。
もともと、アズールから「あなた達の望む面白いことのための知識をもらうために彼は大切な子です。面倒を見てください」と言われて見る程度だった。
実は小説のファン。





ストーリー
元から関わりたかった図書館と呼ばれる一年生の生徒が入学したので、関わろうと決めた。
イデアに対価を差し出して会わせてもらう。
寮長であり招き入れたイデアがいるボドゲ部室にて。

アズールは本が好きだとか、色々と伝えた。
イデアは嘘じゃないとは思うけど胡散臭いなぁ、と思いながらそっとゲームをしていた。


『あの、先輩』
アズール「はい」
『先輩が読みたいと仰るのはやはり、希少価値の高い珍しいものかと思いますが…』
アズール「えぇ、そうですが。やはり難しいでしょうか?」
『いえ、先輩なら貸出は許可します…が』


ピンッ、と空気が張り詰めた。


『そういう本は意思を持っている場合がほとんどで、本が許可をしないと読ませてもらいません』
アズール「……本が意思を持つ?」
『はい。数多の人手を渡り歩いたものや権威ある魔法士に大切にされた本が時を経て意思を持つようになります。なので本が知識を与える相手を選びます。気に入らないとページを開いてくれません。下手な口説きも脅しもなにも効かない、ただ相手を待つしかありません。』
アズール「……………」
『なので、先輩が読みたい本ではなく、先輩のことを気に入りそうな本しか紹介できません。それでもよろしいですか?』
アズール「かまいません」
『わかりました』


銀色の懐中を取り出して、両手で握りしめた。


【グラウコーピスさまの許可の元、『古代語研究』『ルイス・フォーカット』をここに】


魔法円が出てきて、本が形成された。
それを差し出されたアズールは受け取った。


『では、二週間後には受取にいきます』
アズール「えぇ、わかりました。連絡先を交換しても?」
『はい』



それから二人の間で貸出がされるようになる。
ちなみにイデアさんもちゃっかり混ざる。

そんな傍らで様々な生徒から「本を貸せ」と絡まれる。
大半が売って小遣い稼ぎにしてやろうとか思っているのは丸わかりなので断ると暴力に頼ろうとするので毎回逃亡していたが、アズールにより双子が派遣された。


フロイド「だってアズールが面白くなるためには稚魚ちゃんがいないとダメなんでしょ??」
ジェイド「なので彼に手を出されら困るんです」

フロイド「困ったらいつでもオクタ寮においで?守ってあげるから稚魚ちゃん♪」
ジェイド「えぇ、歓迎しますよ」
『、ありがとうございます。先輩方』
フロイド「うん♪イイコイイコ」よしよし
『…………』きょとん



だけどまぁ、諦めないポムさんがいた。
んでまぁ、なんと!決闘を申し込んできて流れるがままにごり押しで決められた。

イデアは流石に心配になり、オルトを派遣し、タブレットから見守る。
その傍らで賭け事を運営しながらも心配そうに見守るアズール。
双子は相変わらずであるが、


フロイド「稚魚ちゃん大丈夫かなぁ」
ジェイド「さぁ、どうでしょう」


面倒をみていたことあり、多少は気にかかるようだ。
賭け事は殆どがポムだ。見た目的な判断や三年と一年生だからだろう。


学園長により鏡は落とされた。
ポムが一方的に攻撃してくるが、相殺させる。
ギリギリ?いや違う、的確に適切に相殺している一歩も動くことなく
それに気づきたのは実力者たち。


フロイド「ねぇ、ジェイド」
ジェイド「えぇ、フロイド」


こんな面白いことを隠していたとは。


『いい加減にしてほしいんですよね、』
『どうせ本を借りパクして返す気ないのに本を貸してくれとか』
『こっちとら、長年蒐集してきた一族ぞ?そんなこと許すと思ってるの??』
『馬鹿なの?あぁ、馬鹿だからそんなことをするんだよね???』
『貪欲に知識を持てるものに授けるのが好きなの』
『なのに、なのになのになのになのになのになのになのになのにほとんどが借りパク狙い!!!』
『ふざけんなぁ!!!』


手をくるっと、回して目の前に魔法円!
その中に入っていく


『俺がちびだから?』
『俺がイグニハイドだから?』
『俺が弱そうだから?』


通った彼は


『だったらさ、』
『二度とそう思えないように』
『こてんぱんにしてやったほうが有意義だよね』


小柄なよっわちそうな美少女系統の少年が、お色気ありの文系傾国美青年になっていた。
ポニーテールが揺れる。
黒い手袋をぐっと引張って調整した。
ポムさんら、観客は見惚れた。


『この姿に戻るの、疲れるからしたくないんだけど…こてんぱんにしなきゃいけないから仕方ないよね』
『ねぇ、遊んでよ…せ・ん・ぱ・い♡』


一方的な蹂躙がはじまった。


『あははははははははは!!!』


震えがある観客。心当たりがあるものたちは固まった。


イデア〈はぁ〜こんな隠し玉もっているとか、どこのラノベですか!!強すぎぃ!!こんなボスしたら死にますわ!というか美少女がイケメンになるとか王道すぎ!〉
オルト「すごいや!」
フロイド「もう稚魚ちゃんじゃない、シャチちゃんじゃん……」
ジェイド「えぇ、そうですね……」

アズール「……」


すると余裕があるのか、こちらを見上げてきた。
オルトが手を振るとニコニコと振り替えしてきた。
周りは胸を抑えた。
だが、アズールだけはガン見してくるのでお茶目にウィンクしたら胸を抑えた。
それに満足したのか対戦相手に視線を戻した。


アズール「…し」
イデア〈アズール氏??〉
アズール「イデアさん、わかりました」
イデア〈はい??〉
アズール「僕の推しです!!最推しですっっっ!あの子は!!」
イデア〈えっっっっ〉
アズール「ギャップ萌えでしたか?それに撃ち抜かれました!あんな守らなきゃいけないと思わせていただけなんて!こんなに魔法を使いこなすとは、しかもこちらにファンサをするその余裕と容姿!!推せます!人魚として高得点ですっ!!」
イデア〈ヒェッ〉
アズール「頑張ってください!!」


双子が( ゚д゚)ポカーンしているので、オルトが説明に入る。
なんとなく理解した。
はしゃぐアズール横目にゆーるく応援した。

相手が泣きじゃくて降参というまで続いた。
ちなみに、主人公にかけていたのはイデア兄弟とアズールと双子のみ。
よかったね!ボロ儲けだよ!!!!
相手は翌日に自主退学した。
パーティー開かれた。

アズール「さぁ、どうぞ」にこにこ
『???』



ポム寮の寮長から謝罪と、本を貸してほしいというもの。
承諾された。




『あの、イデア寮長…』
イデア「どうしたでござる??」
『いや、あの……アズール先輩が……』
イデア「あぁ、……で?」
『寮服を、二通り用意されまして…着てくれと……』
イデア「……」
『世話焼きなのか、お店に連行されるたびに料理や紙をとかされたり、…フロイド先輩やジェイド先輩にもやられて……』
イデア(二人は半々かと。面白がってるし本気でしょうな)
『しかも、元の姿に戻ってと頼まれてやると……僕がホストで、彼らがお客様みたいな……貢がれる…いや貢がれるのなんで???』
イデア「もう、きみが誠心誠意、態度で示したら喜ぶからそれでいいんじゃないかな」


慈悲深い笑顔


『う、うーん…………いいのかな…』
イデア「いいんだよ、うん」


イデアは気づいてなかった。
まだ常識()があった双子が、いつの間にかアズールに感化されていたとは……
あの三人がファンクラブを作っていたとは…まだ知らなかったのであった。

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