いつの間にか監督生に懐かれてしまった件について

『いつの間にか監督生に懐かれてしまった件について』


説明
監督生を助けたら、前世により懐かれた
とりあえず第四章後で。


夢の国だけど、親子の縁を法的に切れる法律がある。
周りの証言や本人の希望など様々な理由で行われる。



コンラダム・クレプスクルム
≫コンラダム・グラン・プロフォンドゥール=主人公
三年生徒。ディアソムニア寮。
ディアソムニア寮生であるが、人。
妖精族でもないし、シルバーくんのようにマレウスさんとリリアさんの加護があるわけでない。
だからといってマレウスさんに崇拝者でもなく媚びるわけでもなく、一匹狼。
白い目は完全スルー。
得意なのは空間術、転送術とか。
家庭の事情で手抜き成績。
他の寮生とも関わりを持とうせず、情報は殆ど無い。
ユニーク魔法『箱庭の創造主(インフィガーデン・クラフター)』=マ○クラに神々の祝福のようなオタクの夢が結集した能力が付け足されている。
通販サイトと繋がって前世の品物をマドルで購入する。
だから食品も本もゲームとか好きなものをマドルがあれば購入できる。
ネット環境があるために動画も見れる。
授業以外はここに引きこもる。
マドルは、問屋に卸して稼いでいる。
実家が冷戦中なので、帰る気はない。
第二夫人を毛嫌いしており、父親も味方にはなってくれず、その子供(息子)も母親にうり二つな態度なのですべての荷物を収納して入学。
父親は資金は出しているが、卒業したらまとめて返金されて親子の縁を切られる運命。
実は息子が優秀なことを隠しているとか全くわかってないから、普通に承諾する。
のちに借金でてきて今更親子に戻ろうとするが、法律的に縁を切っているために何もできない。同情さえも誘えない破滅の運命が待っている。
ちなみに母方の名字で暮らす予定。



問屋のとある主人。
お人好し属性で、主人公のことを息子と思っている。
冷遇されているのを知っており、商人として資金作りを手伝っている。
調査員に真摯に対応する。


ご近所のみなさま。
最近、長男くんとお出かけしているところ見てないわよね。
前の優しい奥様が亡くなってからじゃないの、何言ってるの!!
あそこの二人目の奥さん、お金使い荒くなくって?
わかるわぁ!やっぱり浮気してたんじゃなくて??
…主人公が縁を切ると申し込みしても「「「あっやっぱり〜!」」」と調査員に好き放題証言してくれるマダム情報局。

ご近所の商店街の皆様
いっつも一人であの子、買い物して外で食べるわよね、マスター。
あぁ、「家にいたくない」と言っていたからな。
オマケしたらお礼を言ういい子よぉ!!あの後妻の子と比べるなんてとんでもない!!うちの子にほしいぐらいだわ!まったく。
……主人公の計画通りに、証言するひとたち。

法務職員一同
よし、法的措置により、親子の関係を切ることを認めます。


マレウス
無関心な同級生()が人ながらも優秀なところは評価している。

リリア
マレウスと仲良くなれぬかのぉ、と密かに思っているが傍観者。
本人が進んでやらんとなぁ。



監督生
偶然にも助けられて、そこが故郷の物があって主人公に泣きついて特別に招いてもらえるようになる。
主人公のことをお兄ちゃん(パパ上)と思っている。
実はひとりっ子で、ダブル不倫している。
お兄ちゃん候補がちらほらいたものの、元の世界での唯一の拠り所であった漫画や動画が見れるし、暖かい日本食を用意してくれて、『仕方ねぇな』と言いながら助けてくれる理想なお兄ちゃん=主人公。
だから誰よりも懐いており、これをキッカケに「帰らなくていいや。戸籍どうにかならなんかな」とか思い始めている。
毎日、主人公の好意により夕御飯を一緒に食べる。ただし別の気配があると現れない。


グリム
監督生と共に助けられて餌付けされる。
主人公のお願いには素直に聞く。餌付けされているから。
主人公から無意識にお兄ちゃんムーブされており、それも素直に聞く理由。
子分から相棒に代わっているのは『君たちの関係は親分というより、お互いを支え合う相棒のようだね。』
親分や相棒というものを読み聞かせの絵本や漫画で勉強し、「相棒だぞ!俺もいっぱい勉強頑張るぞっ!」
イソギンチャクの件を反省している。






ストーリー

そう、あの騒動の中心にいる監督生とやらに出会ったのは偶然だった。
空間の歪みを感じて調べてみたら人間だったから仕方なく、部屋に招きいれた。
それが監督生と魔獣であった。
そりゃ暗闇から助けてられて目が眩むのか、待ってから話を聞いた。
だけど驚いた。監督生が異世界から招かれた異邦人だとは。
確か、魔法士もいない遠く国からやってきたとしか噂で聞いたことないから。
部屋になる日本語をみて泣いたときは驚いた。
俺が前世が日本人だと話す、とそれも相まってしまい、余計に泣かれた。
魔獣ーグリムと落ち着かせた。
とりあえず、友達が心配しているだろうと部屋を出そうとしたら嫌がったので、三日後の夜にオンボロ寮に人がいないなら遊びに行くと約束。
グリムにも、俺のことは秘密にさせた。子分にまた泣かれるのは嫌なようだ。

それから付き合いが始まった。
ゴーストもはじめは驚いたようだが、二人のためならと口裏を合わせて秘密にしてくれた。
あとから聞いたのは監督生が夜中に一人、泣いているのを彼らは知っていたからだ。
そう聞いたら、何かの縁だと世話を焼くようになる。
勉強だって、ご飯だって、遊んだり、した。
なんだかんだ、頑張る二人をつい可愛がってしまう。
だから二人にお守りのブレスレットを渡した。悪意に反応し、結界を作るもの。
さすがにフロイド・リーチには無理。あれ、悪意じゃなくて純粋な好奇心だから。
だけど、周りの関わるのは勘弁だった。
だけど、あの子達の声を無視するのは嫌だった。



いつものように部屋にいて、微かに聞こえた声に反射的に入り口を動かし、ドアを開けた。


『ユウ!!グリム!!』
「「お゛に゛い゛ちゃんんんんんん!!!!!」」
『入れ!』


なんか、双子のどっちかにおんぶされてるし、グリムは抱えられているのはツッコミしない方向でいい??
どごぞの寮長は息切れ起こしてるし。
流れ込んできた。そりゃ背後に“バケモノ”がいたらそうなるわ。


『はぁ、』


マジカルペンを変形させ、弓にした。
形成されてるのは火矢。矢先が燃えている?違う。火そのものでできたものだ。


『射抜け。そして燃え尽きろ』


ナイスヒット。脳天あたりを射抜けたようだ。
その様子を無視してドアを締めて場所を即刻移動させた。
マジカルペンを胸ポケットに戻す。


『ユウ、グリム。ケガは?』
「「ぁああ゛あ!!/うなぁあ"あああ」」
『あー、うん。擦り傷とかあるから治療……聞こえてないな。めんどくせー、』


マジカルペンを振るえば治療魔法。
高度で貴重なものだ。
魔法を使うのは想像力。治療するためにきちんと治療方法と身体の構造などがわかっていないとできないものだ。
仕方ないので、三人もやっておいた。
そしてドアを蹴破れば


学園長「あれ!?お集まりで、……??」


そ、実は。三人に恨みのある生徒が曰く付きの魔導具をぶん投げてちょっと監督生とグリムに絡んでいる時にやるから巻き込まれた。
お守りも監督生とグリムに対しての悪意じゃなかっために発動しなかった。逐一発動してたら大変だから限定的にしてあるし、そうしておくと防御能力が高いまま維持されるのでだ。
…つまりは周りに見られていた中でやったので会議を開かれていたところに繋げられた。



『ほら、出ろ』


三人組みを風魔法で放り出して、おい双子の片方、


『人様のものを持って帰ろうとすんな』
「あー、よくわかない本ー!」

『ほら、ユウ グリム。出なさい』
監督生「やだ、ごわぃ」
グリム「ぶなぁああ…」
『アレはもう処分したから大丈夫だっての、』
監督生「」いやいや
『………。三人組、説明しとけ。預かっておく』

学園長「待ちなさい!!ドア閉めないの!」
『チッ!!!』
学園長「え、えぇ……とりあえず関係者なら説明してください!」
『はぁ、』


二人を抱っこして部屋を出たら自動的に閉まった。


学園長「ほらどうぞ」


席を進められ、もう引きはがせないのでそのまま座った。
膝に一人と一匹乗せた。


学園長「では、何があったか説明してもらいます。アーシュグロットくん」
アズール「みなさんが目撃したとおり、僕達は魔導具によりどこかに飛ばされました。歩いていたら…化物に追いかけられ、命からがら逃げていました。そこを彼が助けてくださいました。」
学園長「では、クレプスクルムくん。補足を」
『……偶然に、声が聞こえてきたらこの子達がいたから助けただけです』
学園長「どこに居たんですか?」
『………。俺のユニーク魔法は異空間に空間を作るものでそこで過ごすことが多いんです』
学園長「つまりは異空間に飛ばされてしまったと。あぁボロかったですし、正規な物にも思えませんでしたし、変なところに飛ばされたと。いやー、クレプスクルムくんがいなかったらどーなっていたことか!!!」
『そーですねー、異空間の化物のご飯になってたか、挟まれてプッツンしてたかもしれませんねーあぁ怖い怖い』


……………


『もう帰っても?この子達、落ち着かせたいんですけど』
学園長「アッハイ」


そのまま行ってしまう。
リドルからエーデュースたちにこのことは伝わり、詰め寄られるが「先輩が人と関わるの好きじゃないタイプだから紹介したら嫌われるもん……」と言われて拗ねながらも落ち着く。



しかし、だ。フロイドが本の続きが読みたいと詰め寄る。
主人公は三年生だし、姿を隠すのが上手いために会えないから監督生に詰め寄る。


監督生「先輩、人と関わるの好きじゃないですし……フロイド先輩の気まぐれ屋も知ってると思うので余計に招かないかと。」
フロイド「は??」
監督生「フロイド先輩、よく物とか壊しているイメージだし…」
フロイド「小エビちゃん?」
監督生「ひぇっ」

フロイド「…続き気になるんだもーん!」
監督生「なんの、本ですか?」
フロイド「えっ、と。狐がなんか果物とか家に置いていったやつ?」


二人がしわくちゃな顔をした


「「ごん…!!」」
フロイド「???」
監督生「ごんんんんっ……!」
グリム「ぶなぁあああああ…」
フロイド「えっ?え??」

監督生「うー、聞いてみるだけ聞きますけど…期待しないでください」
フロイド「うんっ!」


後日、招くのは嫌だし本を貸すのも嫌だが読み聞かせしてくれることに。だって日本語だし、監督生が鬼ごっこされるのもかわいそうだから。
お店の閉店後、ドアをつなげて出てきた二人と一匹は私服である。


フロイド「待ってたー!」
ジェイド「おや、」
アズール「どうぞ、閉店後ですしお好きに」

監督生「お邪魔します」
グリム「ふなぁ、邪魔するぞ!」
『』ぺこり


それで、主人公を間に方や監督生とグリム、方やフロイドに挟まれて読み聞かせが始まった。
その様子を眺めるジェイドと、時間が空いていたこともありなんとなく聞いているアズール。


『“ごん、お前だったのか”っと猟師はそっと触れました。おわり』
「「「ごんんんんんんんんっ!!!!!」」」


監督生たちにより用意されていたタオルとペットボトルは消費された。
声色を変えて抑揚を出して話すために余計にストーリーにのめり込む。
泣き崩れるオクタヴィネルたちを無視して、


グリム「次はこれだぞ!兄ちゃん読んで!」
『あー、うん』


水分、足りるかな……と思いながらも容赦なく泣かせる系統の絵本を読み聞かせた。


『そろそろ帰るか、』
グリム「!やだぞー!!」
監督生「グリムはホラーみたくないだけでしょ!今日は僕が映画選んだ日だし」
グリム「ぅううう。兄ちゃん…」
『はいはい、寝かせてやるから。行くぞ』
グリム「!ん」


がしっ


フロイド「観る」
『スプラッタ必須だし、捕食シーンもあるから止めておけ。干からびるぞ』
フロイド「ん、んなわけないもん!!だだ大丈夫だもん!!」
監督生「フロイド先輩でもやめたほうがいいですよ」
『あぁグロテスクだから無理だろ。止めておけ』

フロイド「大丈夫だもん!!俺強い子だもん!!」
『いやでも、ほんと干からびるぞ…』
フロイド「ジェイドもアズールも見るもん!!」
「「え、」」
『いやだから、な。君たちホラー映画見れるわけないからやめておけよ。干からびるぞ』


そう、ちょっとカンに触っていたのだ。
人間の性なのか、『止めておけ』と言われると

ジェイド「見させていただけます?」
アズール「興味がありますね」

グリム(コイツら馬鹿なんだぞ…)

『………じゃ、一時間後に迎えに来るからお風呂に入ってパジャマになりなさい』
※追い返すのメンドーと思った。



そう、ここはハッピーエンド。
ホラーだってハッピーエンド。
だから、スプラッタなどの意味をちゃんと理解してなかった。


「「ぁあああああああああああ!!!」」
監督生「ふぐぇ」

アズール「ひっぐ、う、……ぐすっ」
『……』


巨大なソファーベッド。大きなスクリーンの前にある。
そこにはじめは、アズール、主人公、監督生、双子で並んだ。
グリムはそばの机の上にある籠の中で主人公の魔法により一足先に寝かされていた。防音付きで。
そして話が進むにつれて、監督生はフロイドの膝の上に座らせられていた。ジェイドはフロイドと双子ごと抱きしめている。フロイドは片腕はジェイドの服を握っている。
ちなみに言語はわからないので映像だけで楽しんでいるし、監督生が時折解説しているのでなんとなくわかる程度。しかし映像がグロい。

アズールは後悔していた。
別になんともないかと思っていたのに、こんなに怖いなんて…!
だからどこに寝ようとも関係ないと思っていたのに縋りつける(不本意だが)双子がいない。せめて監督生!
しかし、反射的に隣にいる彼に掴まる。
彼はスルーして画面を見続けている。
だけど不意にヒョイ、と抱き上げられた。
そのまま、膝の上に座らせられて布団をかけられて遮られた。
ポンポンと叩く手に不本意だが安心してしまう。


『……』
監督生「ステファニー、そこ開けるの?開けちゃうの??」
「「ぁあああああああああ!!だめぇ!!!!」」


話はもうなんとなくわかるので、もういいかと。
頭を預けると聞こえるのは彼の心臓の音。生きている人の音に安心してしまう。
しかもいい塩梅でポンポンしてくる。
うん、睡魔に身を任せた。




次の日、
グリムははじめに起きて、この惨状()は予想内だったので呆れたように言った。


グリム「だから俺様は寝たんだぞ…」


やれやれ、と。
お兄ちゃんの頬を叩く。


『、おはよう。グリム』
グリム「おはようだぞ、ソイツ離れるか?」
『どうにかなる、と思う』


がっしりと抱きついて寝ているアズール。
傍らには監督生に引っ付く双子


『グリム』
グリム「わかったぞ」


渡されたスマホ。
面白いので飽きるまで写真を取りまくった。
満足するとスマホを返し、彼は操作をして亜空間に保管した。
優しくアズールの腕から抜け出して朝食を作りにいった。


アズール「んぅ、……?」


甘い匂いに誘われて起きた。
もがいている監督生に、仕方なく救出した。


監督生「あ、ありがとうございま、!!」
フロイド「うーん、」
監督生「アズール先輩ぃ」
アズール「まったく、いい加減に起きなさい」


腰に掴まるウツボを引き剥がした。
甘い匂いが強まる。


『飯だぞ』


視線を動かすと、ホットケーキ。甘さの理由はココアと蜂蜜の香りだ。



『先に食ってるから、顔洗ってこい』
グリム「!いただきま、す!」
『召し上がれ』

監督生「食べる!アズール先輩こっちです!」
アズール「あ、はい」


眠りに落ちた双子は無視し、洗面所で顔を洗いうがいをして用意された朝食をいただく。
厚めに焼かされたホットケーキ、絶妙な弾力性。


アズール「、美味しい」
監督生「お兄ちゃん料理上手なんですよ」
『そうか?普通だろ』
監督生「すっごく美味しいよ!」
『はいはい、ありがとうさん』
監督生「むぅ、わかってくれない」


アズールは驚いた。監督生はいつも一歩後ろにいて微笑んでいるだけのイメージだったが彼の前だと年相応いや、幼げに見える。
甘えている態度、ということだろうか。


監督生「美味しいですよね、アズール先輩」
アズール「!えぇ、とても」
監督生「ほら、アズール先輩が言ってますし!」
『、わかったよ。ありがとう』
監督生「」にこにこ



このあと、ゲームするとか言うからただこねてマリ○カートしていた。
結果、オクタヴィネル寮たちがもくるし、監督生の友人も招いたらハーツラビッツ寮も来るようになるし、


『(結局大所帯)』


ちなみに喧嘩したら亜空間にポイ捨てるという条件である。

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