留学経験のある陰陽師は二度見した(×魔法)
『留学経験のある陰陽師は二度見した(×魔法)』
説明
陰陽師であり魔法使いは、引きこもりたいなーと思いながら不可視な存在を二度見した。
見えざる隣人
そもそも見えない存在=生まれたてな妖精や姿をもとより姿を表さない妖精など。
お手伝い妖精さんとかいる。
見えるけども人とは違う存在=妖怪や魔獣、幻獣などを指すこともある。
不可視な存在
更なる深層にいる。
可視できないゴースト、悪霊、生き霊
または神話レベルは言ってはいけない存在など。
瞳
人によって視える世界が違うから、
見えざる隣人のいる世界も、不可視な存在も違うから見える人も違う。
その条件は魔力か霊力か、はたまたなんの必然かで見える。
その境は鏡や橋、水辺など様々。近くて遠い場所にある。
セイハ=主人公
ディアソムニアの不思議くん/ネコとして有名。
いってもどこか、じーっと見ていたり頷いていたり、まるで猫のようにどこかを見つめているから。
その先になにがあったかは、『うーん、うん。行こう』と答えることはない。
じーっと見つめられると不思議と怖くなり、絡むのをやめる。心の奥底まで覗かれるような感覚に陥る。
なので浮いているが、突っかかるも……憚られるタイプ。
実は前世で本業が陰陽師で、魔法使いであった。
今世もでも変わらずだし、しかも前世よりも境界線が近い感覚に驚きながら、正体を解析している。害がありそうならそれなりの対処をしないと。
リラックスモードと遠い目(四六時中 解析中)が標準装備。
仕事になると、雰囲気が変わる。真剣になるからね。
相変わらず本業が陰陽師と学生を兼任していることに頭を抱えている。
ナィーフくん
オクタヴィネル寮所属
オクタヴィネル寮にいながらも人だから、とちょっと浮き気味。
同じく浮き気味な主人公とクラスメートになり、声をかけたら不思議くんだった。
マジでそこになんかいるじゃね???とビクビクしている。
あと案外、頭のいい主人公に世話になる。
あ"っ先輩方にお世話になるのは、お手を煩わせるわけには、友人とがんばりますぅ!!!とイソギンチャクフラグをへし折った。
不思議組のお世話係と言われる。
ライフくん
イグニハイド寮生。
不思議くんな主人公になんか惹かれるものがあるらしく、懐いている。
彼も不思議くんに分類される。
こっちがガチの不思議くん。
多分、祖に人外がいる。
ストーリー
ライフ「オクタヴィネル寮長が昨日から行方不明ー?」
ナィーフ「そ、昨日の昼前から行方不明って副寮長たちを中心に探しているんだ」
ライフ「ふぇー…」
ナィーフ「勝手にどこかに行く人でもないし、副寮長たちが怖いんだけど…」
ライフ「ありゃりゃ、」
ナィーフ「セイハ、聞いてる?……セイハ??」
隣を向いたらそこに居らず、後方にいた。
池を見つめている。
ナィーフ「…また始まった。セイハ、」
ライフ「ナィーフ、やめろ」
ナィーフ「え?」
ライフ「…なんか、ヤバイのいる…」
ナィーフ「!茶化すな、て言いたいけど…マジ?」
ライフ「背中がゾクゾクする、マジでヤバ。マジヤバ」
そう言われてもわからないが、彼らは何かを感じ取るらしく、時折遠回りすることもある。
その結果、どこぞの取り立てに巻き込まれずに、どこぞの喧嘩に巻き込まれることもなく、デス鬼ごっこにも巻き込まれもせずと数々の危機回避をしていきたという実績を持つ。
ナィーフ「あ、」
セイハは池に近づき、しゃがみこんだ。
じーっと見つめているが、いつもと違う。
ナィーフ「?」
ライフ「本気でヤバってこと??」
真剣な眼差しだ。
その様子が気になり、恐る恐る近づいていって1mあたりまで来たら
次の瞬間 池に腕ごとツッコミ、何かを引き上げて彼らに向かって投げた。
「「は???」」
それを人だと認識した途端に、二人はキャッチ。うまくいかなかったが下敷きになった。
ナィーフ「!寮長!!!」
そう、釣られて投げられたのは、行方不明と先程話していたオクタヴィネル寮長 アズール。
ライフ「!セイハ、逃げろ!!」
ナィーフ「!!」
池から濁り、何かの影が見えた。
だが、彼は逃げることはなく、
『失せろ、』
池に手を入れた。
甲高い獣の悲鳴と水面爆発が起こった。
吹き上がる水に濡れるしかなかった。
ナィーフ「うぇい、……」
水浸しだ。
しかし、セイハは気にすることなく、水面を歩いて浮かんでいる箱を見つめた。
箱は粒子となり、消え失せた。
それを見送るとその先ー学園を睨むように見つめていた。
学園長「なんの、さわ…アーシュグロットくん!!!!?」
ナィーフ「あ、学園長だ」
学園長「えぇ学園長です!!どうしたんですか!!」
かたや気絶しているアーシュグロットをもつ生徒と池の上に浮かぶ生徒。
うん、意味不明だ。
『あ、』
セイハがやっと(意識も)戻ってきた。
学園長はこっちに戻ってきた彼が説明してくれるかと思いきや、素通りされた。
学園長「???」
そのまま友人たちのところに行き、どこからか取り出したスプレーを吹きかけた。
ナィーフ「あっちょ、つめたぁ!!!」
ライフ「あー息できるー」
ナィーフ「え、????」
ライフ「さっきからさ、腐った匂いが止まんなくて、寮長にびっしりついてからほんと息止めてた」
ナィーフ「言って!?!!!?」
ライフ「口呼吸すらしたくなかった」
ナィーフ「コノヤロウ!」
無言でかけられ、ある程度やったら片付けて乾かしてくれた。
「「あ。ありがとう」」
『あぁ』
この光景が理解しがたいが、学園長には聞こえていた。
学園長「腐った匂い…?」
「「アズール!!」」
学園長「おや、リーチくん。こちらですよ」
学園長の横を通り過ぎで、アズールを揺さぶるが、反応がない。
フロイド「起きて、アズール!起きてっば!」
ジェイド「起きなさい、早く」
ナィーフ「りょ、寮長…!」
ライフ(大丈夫なのか、これ…)
すると様子見していたセイハが手を伸ばし、軽く頭をチョップ
「「「えっ」」」
アズール「、けほ、」
「「アズール!!!」」
アズール「……おまえたち、なん、で……?あれ、もどっ、てこれた…?」
フロイド「アズールーーー!!!」
アズール「っ締めるな!!!」
クールウェル「学園長!これは!」
学園長「え、あぁ、クールウェル実は!『学園長、行きますか』はぃ???」
腕を掴まれた学園長は引きづられていく
『道中説明します。クールウェル先生、オクタヴィネル寮長を保健室にお願いします。では』
クールウェル「……」( ゚д゚)ポカーン
学園長にあらましを簡単に説明し、とある寮に入り、部屋をノック。
学園長権限で入れば、泡を吹いて倒れている学生。
彼は部屋中にスプレーを撒き散らす。
学園長「わかりました。この部屋は閉鎖します。彼は私が病院に。あなたが出たらこの部屋は鍵を締めます」
『わかりました』
学園長「説明頼みましたよ」
『はい』
彼が部屋を出ると内部から締まり、ドアには「使用禁止 学園長」という張り紙。
それを確認し、保健室へ。
保健室
クールウェル先生より運ばれて保健室の先生により手当てを受けたアズールが双子にサンドイッチという締められながらベッドにいた。
ちなみに保健室の先生は「痛まない程度になら締めていいから」と止めはしなかった。
アズールから聞いたのは、
「目覚めたら暗闇で何かに、追いかけられ続けるもので。誰かに引っ張られたら双子がいた」
ナィーフから聞いたのは、
「セイハがいつもよりも真剣だったから様子見してたら池に手を突っ込んで寮長を引き上げたのをライフと受け止めた」
ライフから聞いたのは、
「なんかセイハが池見てて、そしたら背中がすっごくゾクゾクして、なんかヤバメな奴見つけたのかなぁーて。そしたらこの、腐った匂いがついた人を引っ張り上げてたから受け止めた」
クールウェル「待ってくれ、ライフ。腐った匂いとは?」
ライフ「腐った匂い」
クールウェル「………どんな腐った匂いだ、」
ライフ「…んー、わかんなーい、カン!」
クールウェル「…」
ナィーフ「ァああ待って先生!!コイツらの勘やばいくらいに当たるの!!!ほんと!俺、こいつらと仲良くなってなら喧嘩に巻き込まれなくなったのっ!遠回りして教室向かったら爆発とか回避したの!!ほら、俺達が何度かふーつに登校してきたことあんじゃん!!」
クールウェル「…あぁ、」
ライフ「だって、セイハの雰囲気違うから警戒すんのはとーぜんじゃん。俺よりも勘いいもん、もうゾクゾクしないし、セイハがやっつけたんじゃん??ほんとセイハつよーい」
クールウェル「……」
アズール「え、僕匂います?」
フロイド「んー…大丈夫」
ジェイド「えぇ、心配なく」
ナィーフ「あぁ、セイハがなんかぶっかけたんで大丈夫かと」
ライフ「うんうん、きれいにしてくれたよぉ」
アズール「はぁ…」
答えは、彼が持っているようだ。
深いため息をこぼすと、ノックされた。
『セイハです。クールウェル先生はいらっしゃいますか』
クールウェル「入れ」
『失礼します』
ご本人登場。
雰囲気がいつもよりしっかりとして目が合う。
クールウェル「報告だ」
『はい、結果から言いますと。オクタヴィネル寮長を呪った生徒がおり、学園長が先ほど病院に連れていきました』
「「「………………は???」」」
『経緯を説明すると、とある生徒はかーるく子供騙し程度の呪いをかけようとしましたが、元より多かれ少なかれオクタヴィネル寮長並びにお双子さんも妬まれておりまして、そのかーるく呪ったのをきっかけに境界線に落ちました。そこを偶然に俺が気づいて、捕獲しました。以上』
クールウェル「待て。境界線とはなんだ??」
『そうですね、説明するのは難しいですが…いま見えているこの空間を1とします。だけど空間1に重なるようにまた別の空間が重なって空間2があります。そのまた重なって、と…ですが本来なら目視することなどできませんしする必要はありません。だって見えてしまうと、その空間2など、別の空間にいる住人に目をつけられますから。対処が無ければオクタヴィネル寮長のようにいいように振り回されます。』
「「「「……」」」」
クールウェル「お前はそれを目視、すると」
『はい。祖国ではそれを生業とし、対処してましたので』
クールウェル「ほー…では腐った匂いとはなんだ?」
『対処方法を知らずに迷い込んだものたちの、末路です』
末路、
…………あっ、(察し)
ライフ「あ、死体の匂いかー!」
アズール「ヒェッ…」
フロイド「ひっ、」
ジェイド「おやおやおやおやおや、」
ナィーフ「言わなかったのに、あえて言わなかったのに……!!」
『オクタヴィネル寮長、』
アズール「!」
『人は、どうやっても恨みます。逆恨みなんて言葉があるぐらいですから。だけどご依頼で変なモノを預かるようなマネはなさらない様に』
アズール「ーーー!!」
『忠告しましたので。今後、それでも依頼を受けるようなら本業の方を呼んだほうがいいかと。まぁそもそも関わることなんてやめたほうがいいかと。あ、俺に依頼は断りますので、学生としてここにいるんで。
じゃ、授業に戻ります。』
アズールに向けて何か投げた。
匂いがする薄紫の小袋だ
『眠れないならソレ、枕元に置いてください。じゃ、』
ライフ「俺も行くー!」
ナィーフ「あ"、ちょ!!じゃ安静してください!失礼しましたぁ!」
行ってしまった。
クールウェル「………あー、休んでおけ」
頭を抱えて出ていった。
アズール「、彼の言うとおり。僕は依頼で箱を預かりました…それがきっかけでしょうね……全く。」
フロイド「死んだらつまんないからもうそれ禁止」
ジェイド「えぇ、そうですね」
アズール「もう懲り懲りです、関わりたくないです。」
匂い袋を握り、鼻元に持っていくと落ち着く香り。
フロイド「あー、なんかいい匂い。花?」
ジェイド「そうですね。良い香りですかね」
預かった箱は無くなっていた。
多分、幽霊花嫁は主人公により、強制的に成仏される。