オクタヴィル寮 気まぐれ深夜食堂
『オクタヴィル寮 気まぐれ深夜食堂』
説明
ただ胃袋を掴みたかっただけだ。
そして飼育員と呼ばれてほしかった。
寮にはそれぞれ専用の簡易調理場(同時に5人前後が料理できるぐらい)がある。
・使うときは入口横に学年と名前を記入してはいる。使用者は教師陣とその寮の寮長と副寮長のみ確認できる。
サインしないと出入りできない。
・食べ物以外入れないこと。
・匂いがきついの入れないこと
・冷蔵庫の中身は名前を書いていれること。自己管理
(そうしても食べるやつは食べるので自室の冷蔵庫に入れたほうがいい)
・ナナシ=好きに食べていいもの。ただし食べるのは自己責任。
・廃棄物は寮にかかった魔法により自動的に処分される。
・自己責任であり、自己責任。
・使ったらきれいに片付けること。用務員さんのチェックが入ります
サインがあるのであとで指導を受ける可能性があり。
童子士 虚(どうじし うつろ)=主人公
入学して早々に簡易キッチンでラーメン作っていた大物。
実はトレーシア諸国からの留学生。
ジェイドを餌付けしたことから始まって、いつしか飼育員と呼ばれようになる。
『そこは幼馴染のアズールじゃん??俺なの?俺この学校であったばっかよ??』
暴れるフロイドを抑え込んだり、喧嘩した双子を抑え込んだり、双子のどちらかと喧嘩しているアズールを抑え込んだりしているからじゃないかな。
他にも三人といるからと言っていちゃもんつけられて喧嘩を売られたら高値で買っているからだ。
単純な力比べだとタコ(ほとんど筋肉)でもあるアズールにも勝てる。
本人いわく『陸の身体の使い方は負けねぇんじゃねーの??』
食べ物を無駄にするのだけは許さない。せめて肥料にしなさい。
実は鬼族。若様であるが誇りである角がとある理由から折れており、跡継ぎとしては考えられてない。
そもそも当主の身分の低い側室の子、なのに才能は持ち合わせている。
他のものからは毛嫌いされている。
ちなみに角は、額の左右から生えており、左が歪な形をして折れているように見える。
実は言うとこっちで仕事と住居を探している。気まずいから帰りたくない。
ユニーク魔法『箱庭の創造主(インフィガーデン・クラフター)』があるから、魔法薬草とかクールウェル先生に販売してたらヴィル寮長を紹介されて取引している。
貯金はあるために、飛び級しており、高校はトレーシア諸国のどっかに行く予定だったが学園の招待状をもらい、年齢の誤差を合わせるために二年間はこっちの国中を旅をしている。ドコの国に暮らすか検討中。
角が折れている理由
長男の奥方(うちの子一番のプライドが高い)が当主が気にかけるのが、あのような身分の低いややこに気にかけるのが気に食わなかったから不注意と承知して突き飛ばしで怪我をさせた。
生えたばかりの角は簡単に折れたし、息のかかる医者により毒とか盛られて、死にかけた。
しかし、当主の懐刀により発覚して奥方と医者と協力者は逮捕。奥方は離縁となる。
当主
本妻、側室2までいる。=三人の妻持ち。
しかし、本妻は側室2の子供に対して非道な行いをするから離縁。
元々身分の低い一族の妻でもあったのにますます形見が狭なくなり、これで似てもしなかったらそのまま追い出されていであろうと胃が痛い。
身分に執着するクソジジイ共や頭の硬い奴らに苛立つ。
懐刀
当主の命令で探っていたら情報を手に入れてチクって処罰。
主人公には同情的であり、家の空気と本人の意思から資金を貸している。
裏方で支援している。
奥方=長男と次男の母親
誇り高い鬼族というプライドが高いことが災いしてしまい、破滅へと辿る。
第二夫人=主人公(三男)の母親
身分の低いお家の生まれ。奉公先で見初められて家の命令で嫁に入る。
だけど地味な嫌がらせに嫌気が差しており、別宅にひきこもっていたら息子が危害を加えられてぽっきり。
精神病院に入院しており、自分をを守るために息子という存在が脳内から消え失せてしまっている。
なので主人公は会うつもりも帰るつもりはない。
第三夫人=四男以降の母親
空いた席を埋めるために入れられたとも言う。
実は旦那が初恋であり、別に息子たちが当主になれとも思わない。
この妻の席が取られなきゃいい、とある意味都合のいい女。
なので主人公が旦那に贔屓にされているのはちょっと気に食わないけど同情できるので見てみぬふりをしているし、暴言は旦那様が悲しむので妻の立場を使って止める。
旦那様至上主義
長男
母親の身勝手な行動に傷ついている。
主人公の顔を見るたびに悲しくなる。過保護がち。
それが理由で主人公が帰ってくる気がないことに気づいてない。
次男
長男の気持ちも主人公(三男)の気持ちもわかってしまうから察して板挟み状態
三男
主人公
四男
みんな大好きだけど、三男兄ちゃんと遊ぶと止められるのがよくわかんない。
長女
四男にひっついて色んなところに行く。
クールウェル先生
優秀な生徒と取引をしている。
助手として雇いたいと思っている。
私情な相談を受けているために囲えるかな?とは思っている。
でも『もっと世界を見たい』という様子もあるので、大口取引先として仲良くしていく所存。
とりあえず、は。
いつでも助手として雇うつもり。ウェルカーム!
ヴィル
クールウェル先生の紹介で知り合った。
その腕を信頼し、取引相手となる。
ジェイド
すっかり胃袋を掴まれたので責任もってください!!
養いますからぁ!!!
アズール
力で負けるとは………!!
養うか、雇いますのでどちらかお選びください。あぁ僕は養う方で構いませんよ。
フロイド
ふぇ、つよっ
おもしれーし、養うから一緒にいて?
ストーリー
入学してはや数日。
小腹がすいたからと真夜中に簡易キッチンでラーメンを作っていた。
視線を感じて振り向くと、なんかいた。
『…腹空いたのか?』
「」こっくり
『…あー、味見して食べれそうなら1杯500マドル。追加トッピングは、まぁあとで考える。』
ほら、と小皿にスープを入れてると、迷わずに飲んだ。
小皿を置いて風のように立ち去り、財布片手に戻ってきたのでラーメンを作って盛り付けした。
追加トッピングも用意して、
『ほら、食ってろ』
自分も用意して食べてたら、まだ足りないのかお皿を出してくる。
『…まだ食うのか?』
「足りません」
『わーぉ…程々にしろよ』
と言いながらもラーメン二杯目、チャーハン大盛りと餃子(レンチン)して差し出した。
見事に食われた。
「…ありがとうございます」
『そりゃ良かった。見事な食いっぷりで見てて楽しかったわ』
「…それは、なにより」
『安くしてやるから皿洗い手伝ってくれや』
「はい」
結局、値段は500マドル
皿洗いと面白かったから、とこのままだ。
本来だったら1000マドルは超えているだろうに。
『じゃ、おやすみ』
「おやすみなさい」
次の日、騒音で起きた。
同室のアズールはいない。
服を着替えて談話室に向かう途中で騒音の理由が発覚。
『あ、昨日のやつ』
双子か?相方と喧嘩しているようだ。
アズールが大声を出しているが無視されている。
するとこちらの声が聞こえたようでグルンっ!と視線が向いた。
『よぉ、朝から元気だな。お前さんは』
自然と人が避けたので近づいた。
「、」
『俺、今日の気分さ。フレンチトーストなんだけど食う?』
「!食べます!!」
『おう、用意しておくからべっぴんさんにしてきぃや』
そのまま通り抜けた。
ポカーンと周囲がしているうちに用意を済ませて彼を追いかけた。
『おぉ、早いな。クリームとアイス、果物にいちごとキュウイ、バナナがあるけど』
「全部乗せで」
『わーぉ、えぇで』
ドンドンっと五切れはあるフレンチトーストに別皿に果物、クリーム、アイスをそれぞれ入れて出すと好きに盛り付けて食べ始めた。
「ジェイド!!」
『よ、あんたも食う?ひとり500マドルとなりまーす。味見してから考えて』
「は??あ、うん」
一口もらい、着席した。
「フレンチトーストは食べるけど甘いのこれ以外はいらね」
『じゃ、俺と同じでウィンナーとハムと卵焼き付ける?』
「うん」
『はいはーい』
そのまま双子の片割れも食べ始めた。
アズール「なんなんですか、これ」
『朝食食ってる。アズールも食うか?試食して500マドル』
アズール「……。頂きましょう」
…着席した。
アズール「フレンチトーストは半分だけで、あとは貴方と同じメニューで。スープありません?」
『オニオンスープならあるけど』
アズール「ではそれで」
『おーけ』
先程から彼は軽く手を振って物を取り出している。
亜空間に保管しているのか???
ユニーク魔法か??
気になる。
『どうぞ、召し上がれ』
アズール「ありがとうございます」
「おかわりください」
『まだ食うのかよwwwちょっと待ってろ。パスタ作ってやるよ』
「!!ありがとうございます」
「まだ食うのー?」
アズール「あなた陸に上がってから食欲増えてません?」
「増えました。足りません」
「「…………」」
『ほい、ナポリタン』
「?普通のスパゲッティ・ナポリターナトとは違うのですか?」
『あぁ、ケチャップで作ってる。』
「!トマト缶ではないんですか、言われれば…ん、美味しい!!」
『そりゃ良かった』
『お前らのんびりしているけど教科書とかの荷物忘れてねぇか?』
「「……あー!!!」」
「あっは、忘れてた」
『早く取りに行かねぇと間に合わねぇな』
お支払してダッシュで消えていった。
主人公は一瞬で洗い物を済ませて一足先に教室に行った。
「あ、」
『おぉ、クラス一緒だったのか。宜しくな、食いしん坊くん』
「…ジェイド・リーチです。自己紹介が遅れました」
『ウツロって呼んでくれ、ジェイド』
「はい、ウツロさん」
それからというもの、
『へーい、ジェイド』
ジェイド「あ、」もぐもぐ
『』にこにこ
ジェイド「、……あ」
『へーい』
ジェイド「」もぐもぐ
餌付けしている光景が見られるようになる。
フロイドはもちろん、レアであるがアズールにでさえしている。
彼らの物騒なことも広まっており、そのために「飼育員」と呼ばれるようになる。
ただでさえ、彼らに餌付けしているのに。
だが、それだけでなく超不機嫌なフロイドを、ジェイドやアズールでさえ無視して鎮火を待つのにそれを物理的に
『ほら、フロイド。お休み』
フロイド「ぐぇ」
( ゚д゚)ポカーン
『保健室に投げておくから。ジェイド、次の授業遅れるから』
ジェイド「アッハイ」
彼らが喧嘩したりのも、その場にいたり他の生徒に連れてこられて止めることも増えて
『飼育員……??』
フロイド「そー、俺らの飼育員だってぇ」
『…???』
フロイド「餌付けしているしー喧嘩も止めてくるもん」
『餌付けは楽しいから、喧嘩はお前らが見つからないところでやらないからだろ…つかアズールじゃね?そこは、』
フロイド「アズール含めて飼育員だって」
『…アズールが飼育員じゃない、だと………』
フロイド「そんな真剣な顔すんのwww」
フロイド「お腹空いたー飼育員ー」
『はーい、…じゃねよ!否定しなさいって』
フロイド「んー、別に困んねーし」
『ありゃりゃ、たっく。ほらオムライス』
フロイド「わーい」
アズール「ウツロさん」
フロイド「あ、アズール」
アズール「今日のメニューは?」
『オムライスの気分』
アズール「…」(´・ω・`)
『他に作れるから、メニュー教えて』
アズール「じゃ、鶏肉を使ったもので」
『じゃ、甘酢のあんかけにでもするかぁ』
アズール「…あまず、あんかけ?」
フロイド「ほんといろんなメニュー出てきて飽きねぇwww」
ジェイド「匂いにつられて」
「「『!!?』」」
その傍ら、主人公はクールウェル先生と交流を持っており、薬草の販売をしている。
そのツテで、ヴィル寮長とも交流を持つ。
クールウェル「この国は、」
彼は、こちらに移り住みたいと考えているらしく旅行までしているとか。
…祖国で二年分飛び級したと聞いたときは驚いたが、普段の勤勉さを見ていたら納得だ。
しかし、そこまでして祖国を出たいのは好奇心かそれとも。
クールウェル「仔犬」
『なんでしょうか?』
クールウェル「困ったら俺の助手になればいい」
『、はい??』
クールウェル「覚えておけ」
『……ありがとうございます』
普段の賢い仔犬の顔ではなく、年相応の笑顔だった。
あるとき、双子がレポートやりにアズールと主人公の部屋にやってきた。
しかし飽きたフロイドは、主人公の机のアルバムに気づいて引き抜く。
どこかの町中の風景だ。
『こら、勝手に漁るなって』
部屋の真ん中に座り、机にノートを広げてやっていた。
フロイド「見てもいいー?」
『…はぁ、大事にしてくれよ』
フロイド「うんっ」
といいつ、持ってきて広げる。
フロイド「ここどこ?」
『あぁ、薔薇の王国にある観光名所 薔薇の庭園だよ』
フロイド「へぇ」
『ソレ、俺のお気に入りをまとめたやつ』
いろんな国を旅をしたようで、写真が多い。
ジェイド「旅がお好きで?」
『あぁ。フロイド、それは華の国の祭りだ』
フロイド「すごーい、見たことない服!」
ジェイド「……にしてはいろんな国に行き過ぎでは?」
アズール「いろんな国の名前出ますし、トレーシア諸国ならわかりますけど嘆きの島まではいって…」
『あぁ、元々トレーシアの周りは旅行してたし飛び級したから二年分はこっちの国を旅してた。』
「「「………」」」
『?』
アズール「飛び級したんですか!?」
『あぁ、』
フロイド「うげぇ、よく勉強したね」
ジェイド「すごいです」
アズール「はー、そこまでして何を求めたんです?」
『んー……自由?』
「「「え」」」
『あ〜うん。俺、家が古くてそれなりに厳しくてさ、…だからなるべく家に居ないようにしたわけさ。だからホリデーとか帰らないで旅行行く予定だし』
ガシッ、
『???』
アズール「僕らも一緒に行きます」
ジェイド「次のご予定は?」
フロイド「行く。俺達、氷で帰れないの」
『は、は?』
アズール「あまり遠出をしたことがなくて、旅行も興味があったんですがあなたがいるなら怖くない」
ジェイド「近場程度しか上がったことがなくて興味があります」
フロイド「いきたーい!四人で旅行行こう!!」
『フロイド、お前は飽きたらホテルに置いていくからな』
フロイド「みんな行くなら行くもんっ」
『アズール、お前の行きたい店とか一度に全部行こうと思うなよ?旅行なんだから、また行けばいいし』
アズール「!えぇ」
『計画詰めるなよ?』
アズール「もちろん」
『ジェイドは、………勝手に消えたら置いていく』
ジェイド「おやおやおや」
『フロイドは、絶対聞いてくるし、主張するからわかりやすいがお前は興味が引かれたら勝手に消えていくだろ』
「「あー……」」
ジェイド「、わかりました」
『一応予定は薔薇の王国だけど、』
アズール「気になる店見つけてます!」
ジェイド「ふふ、」
フロイド「どこ行くー?オススメは?」
『そうだなぁ、』
フロイド「今度は俺達の故郷案内してあげる」
『海の中だっけ、楽しみしておく』
フロイド「してて〜」
だから四人で旅行するし、珊瑚の海行くし、モンストロラウンジで働くし、喧嘩止めるし……アズールがバブったし、
フロイド「あーもう!!!!」
ジェイド「っ、」
レオナ「クッソが!」
ラギー「ひぇぇ〜」
レオナ「っ一年は下がって草食動物みてろ!!」
ジャック「前に出るなよ」
エース「はぁ、疲れた」
デュース「このままじゃ、」
監督生「……っ」
フロイド「っ」
ジェイド「フロイド!」
フロイド「ぁああもう!」
『フロイド、ジェイド!30秒稼げ!!』
「「!!了解」」
『“ーーー、ーーーーーー、ーー……解除”』
アズール「あ"、ガッ」
『手荒で、すまんな。アズール』
アズール「はっ、」
『終わりだっ』
アズール「っ!」
一瞬のことで、目が追いつけなかったがアズールか床に倒れており、化身は消えていく。
その傍らに立つ彼の額には角。
額の左右から生えており、左が歪な形をして…まるで折れているように見える。
『おーい、息は…してるな』
「「アズール!!」」
で、まぁ。エースたちに詰め寄られたあと。
気になるのは、元の姿に戻っているが先程の容姿の理由とは。
『とりあえず、フロイドはアズールを保健室に。ジェイドは彼らとともに教師に事情聴取を受けろ。俺は後片付けしておく。はいはい!解!散!』
逃げれた生徒によりきた先生方により、話を聞ける雰囲気ではなくなった。
『あー?俺、鬼っていう種族なだけ、普段は邪魔だから角は収納しているだけ。以上』
オクタヴィネルたちにはそれだけの簡素な説明。
だけど、監督生の話を聞いて一変した。
監督生「あの先輩さ、俺の住んでる世界でも見たことある鬼っていうまぁ悪い存在だったり神様だったりする存在に似てるんだけど…あの角さ、折れてると思うんだよ。いやまぁ、伝承とかでもちゃんとあるのしか見たことなくて…故意に折れたんじゃないかって気になっちゃった。闇を覗きそうだから聞かないけど……」
ーアズール「はー、そこまでして何を求めたんです?」
ー『んー……自由?』
ー「「「え」」」
ー『あ〜うん。俺、家が古くてそれなりに厳しくてさ、…だからなるべく家に居ないようにしたわけさ。だからホリデーとか帰らないで旅行行く予定だし』
家族の話なんて、全くしない。家族構成すらわからない。
自分に関することは隠し事が多い。
このときぐらいだ、話してくれたのは。
フロイド「あのさ、」
『ん?どうした』
フロイド「、卒業したら帰るの?」
『、』
フロイド「アズールさ、店やろうとしての!卒業してもさ。だからウツロがいいなら一緒に来て!俺たちウツロといて楽しいし!考えてといてよ!」
『え、ぁ、フロイド!足早!!?………たっく、……………一緒か、…』
しかし、長男が面談に来た。
食堂に突然現れた学園長にみんなびっくり。
学園長「えぇ、お兄さま来られてますよ」
『 』
アズール「、ウツロ…?」おろおろ
ジェイド「…」
フロイド「……」
学園長「さ、案内します」
『会いません』
「「「!!」」」
『兄には帰るようにお伝えください』
学園長「で、ですが。はるばる稲穂国からあなたに会いに来ましたし、帰ってないでしょ?心配して、」
「虚、」
『っ、』
学園長「あぁ、お待たせしましたから。すみません」
「いいえ、俺が待ちきれなかっただけなので……虚。話をしょう。」
『……』
「お願いだ。話をしてくれ」
『…』
「お願いだ、お願いだから、…虚」
『俺は帰りません。何度言われようとも、家にも国にも帰りません』
「虚、それは…僕にも責任が『何度言えばわかりますか、子供だったあなたに何ができたと?』っだから償いを、」
『だから、あなたは何もできなかった。仕方ないことでしょ、罪人でない。償いとて元よりない。あの事件が無かったとしても俺は国を出た。』
「!……母君は、どうするんだ」
『父上が責任を持って最後まで面倒見るでしょうが、』
「でも、」
『発狂する母を見ろ、とおっしゃるのですか。あなたは』
「っ………」
『母には俺は要らない、いや いない方がいい。そうでしょうが。同じ話をさせてないでください。お帰りください、そして二度と俺の前に現れるな、時期当主の責務を全うしろ』
「俺はお前が当主にふさしいと、」
『は!なんて面白い冗談だ。一族の当主になるくらいなら、死んだほうがマシだな!そもそも老害どもが許可するか』
「……」
『…義兄さん。最初で最後のお願いです。関わらないで、俺は一人でやっていけます。この地でも。もう一族から開放してください』
「……不甲斐ない兄で、すまなかった…」
『…』
「…元気でな、」
『はい。義兄さんも』
「…学園長、ありがとうございました。帰ります」
学園長「えっ、あ?はい!!お見送りします!!」
・・・
『ジェイド』
ジェイド「は、はい」
『ノート、頼む。対価は、料理っすから。休む』
ジェイド「わかりました…」
顔を合わせることなく、そのまま食器類を片付けて出ていった。
様々な推測が飛び交ったが、フロイドが机を踵落としで真っ二つに折ったことから黙った。
ジェイドはノートを、アズールとフロイドは授業をサボった
フロイド「いいの?授業」
アズール「この程度支障はありません」
フロイド「素直に心配だからって言えないの?タコちゃん、」
アズール「煩いですよ、まったく……しかし、彼があんな表情になるとは…」
フロイド「あのさ、アズール」
アズール「?」
フロイド「卒業したら店開くとか言ってたじゃん?バー」
アズール「えぇ、計画中ではありますが」
フロイド「ウツロに言っちゃった」
アズール「は、」
フロイド「返事聞かなかったけどさ、一緒に働こうって誘った」
アズール「それは、また…なぜ」
フロイド「だって、なんか…アズールのオバブロのあと。ボーとすること増えたじゃん。だから何となく家に帰りたくないのかなぁ、て…そしたら俺達一緒に働けばそんなことしなくてもいいって、思ったから………」
アズール「彼を誘うことは考えてましたから構いませんよ。返事は聞いて欲しかったですが、…とりあえず話を聞きたいですがやめましょう、オバブロされそうですし、ただ彼のそばにいましょう」
フロイド「わかった」
フロイド「おっじゃましーす!!」
『蹴破るのはやめようか!!?』
フロイド「無視すんのが悪いし、」
『空気読んで寝かせて!!』
フロイド「空気は吸うものでしょ」
『そうだけど!!そうじゃない!!!!』
アズール「はい、はい。そこまで」
『アズール?君まで、授業……』
アズール「この程度支障があると?馬鹿にされたものですね、」
『あの二人とも、なんで俺のベットに乗るかな。狭いよね?狭いよ!!』
フロイド「うるせーな」
『魔法で大きくされたぁ…』
フロイド「文句ないでしょ」
『文句しかねーよ!!一人にして!!』
「「やだ/断ります」」
『ちょ、うわ、』
フロイド「はいはい、おやすみー」
アズール「おやすみなさい」
『はな、はなし、……はぁ………』
ジェイド「おやおや、僕だけ仲間はずれですかぁ?」
なぜか、ジェイドが混ざる。
今日休みのジェイドと共に部屋にいることになり、「コーヒーください」て言われるし、普通に過ごした。
フロイドが夕食を用意してくれ、アズールも来たから食べることに。
んで、
アズール「話を聞いても?」
『……まぁ、あそこまで聞いたら気になるわな』
へらり、と諦めたように教えてくれた。
第二妻である身分の低い母は、ブライドの高い本妻に嫌われていた。
自分が本妻の子供よりも優秀だったものの、身分低い女の子供だから気に入らず嫌がらせが増え、周りも助けてはくれず、父親の介入も火を注ぐだけだから本家から別のところに細々と暮らしていたのに。
それでも許せなかったのか、本家に呼ばれた際にわざと怪我をさせて手を組んだ医者により角をボロボロにされた。
角は鬼にとっては、人魚の尾びれなどの同じくらい大切なものと説明。
『母はそれで俺自体のことを忘れた。望んだ結婚ではなかったけどは親としての自覚はあったようだから、ね。』
ぎゅ、と抱きしめられた。
『重いんだけど、』
フロイド「ふるせぇし」
ジェイド「お黙りなさい」
アズール「っ、……」
『………ったく、…』
次の日、彼はいつも通り過ごすがいつもよりも三人と過ごすことになるのであった。
多分、バーに入るよりもアレだ。
外で営業してそう。営業しつつも使えそうな食器や食材とか探してそうだし、研究してそう。