世界に溶けて消える

『世界に溶けて消える』



説明
雲のような霧のような彼は世界に溶けるのを阻止をしたい弟たち




アビス=主人公
義弟から拒絶反応されたのでそれ以降関わらないように生活。
実は従兄弟で、引き取られたが意図せずそれを知ったアズールが「ほっといてよ!!本当の兄弟じゃないんでしょ、!」と行ったので関わらないようにした。
性格は鏡のように返す。善意には善意を、悪意には悪意を。
目に光はなく、限りなく存在感が薄い。
前世が裏切られた魔法使い。
勇者パーティーに居たものの聖女をフッたことからチーム内がギクシャクが表に出てきて、結果 嫉妬に狂った勇者や他のメンバーにより罠に嵌められる。
勇者は元々幼馴染であったし、他のメンバーも信頼関係を築いていたと思っていたのに。
だから誰も期待してない。信じてない。
痛み感じる心はない。だからもう痛くない。
恋愛事が大嫌い。
自分に害が無い限りはある程度の慈悲を見せることも。
ディアソムニア寮 3年生


アズール
不本意に大好きなお兄ちゃんと赤の他人ということに動揺して助けてくれた兄を拒絶してしまったことにより、絶縁状態になる。
謝りたいけども、拒絶されるのでは?と恐れて何も言えない状態。
それがずっと続いており、わだかまりとなっている。
いつか、謝ろうと思って早数年。
双子が仲良くてズルい、僕も!と思っているのに声が出ないし、震えてしまう。



双子
アズールから兄の話を一切聞かないために不仲だと思い、フロイドな「何考えてるか、わかなくてこわそー」と思ってもないことを言ったら全力で締められた。
ジェイドがなんとか間に入って間一髪で止めたものの、これがアズールが本気でキレた事件として二人は忘れられない。
対価として話を聞いており、いい加減仲直りすればいいと思っている。
何も映さない瞳に底しれぬ闇を感じており、アズールのためにもちょくちょくちょかいをかけてはどこかに行かないようにしている。



監督生
図書室で出会った浮き世離れした先輩を尊敬している。
ジャックと共に家庭教師をしてもらっている。


ジャック
なんの打算もなく家庭教師をしているのをはじめは警戒していたが、『教えてと頼まれたから教えてるだけだけど問題あるのか?』と答えたられた。
レオナからも「アイツは鏡だ。大概のことは頼まれたならやるぞ。だがそれを利用してパシろうとした奴は断られて逆上して溺死寸前して吊るし上げられた。文字通な。アイツが大人しいうちはいい子ちゃんしてりゃいい。めんどくせーこと起こすなよ」
ラギーからは「レオナさんの話は本当ッスよ。些細な頼みごとなら聞いてくれますけど面倒なことはすぐに察して手伝ってくれないッス。」
なので、大人しく勉強を受ける。わかりやすく助かっている。


トレイ
時々、なんでもない日のパーティーの準備を手伝ってもらう。
対価は手土産に。
甘いものだけでなく、それ以外の料理も教えてもらい、助かっている。
どこか消えそうな友人を心配している。


ケイト
さり気なく甘いものを食べてもらっている。
写真を撮るが、投稿はやめてくれと約束しているためにフォルダーにしまっている。
いつか消えないかと冷や冷やしている。


マレウス
時折、茶会をしている。
静かな時間だが大切にしている。


リリア
頼んで茶会をしている。






ストーリー


アズール「コロす、コロすコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス…!」
フロイド「ぎゃーーー!!あの日以来のガチギレじゃん!!」
ジェイド「落ち着いてください!こんな雑魚を殺したところで意味はありませんよ!」
アズール「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス」
「「あ"ーーー!!」」


さて、オーバーブロット一歩手前なアズール。
実は、義理の兄であるアビスが監督生と共に行方不明となっている。
原因は目の前でぶつくさ言っているポムフィーレ生徒。
他の寮長や副寮長がアズールがこれ以上手出しさせないように形だけは庇っている。


学園長「よりにもよってブラティシリーズを使うなんて…!」


血染めの本「ブラティシリーズ」
闇の魔法士が作り上げた呪われた本のシリーズ。全巻不明。
人を取り込み、栄養し、成長していく代物。


「おれは、悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない」
アズール「!!こっの!!!」
「「あ"ーー!!!」」
学園長「やめなさい、彼は本に乗っ取られたとも同然。まぁ囁かれたのでしょうけど」
アズール「兄に、僕の兄に危害を加えたことは変わりない!許さないっ!」


例え、お前が廃人になろうとも
生かさず殺さず、苦しみを与えてやる!!
逃さない、絶対に


アズール「 逃さないからな 」
アズール「おまえごとき、何度だって」


口に手袋を付けた手で止められた。
母なる海の微かな香り、


『喉が枯れるぞ、アズール』


求めていた声だ
振り向くと自らの上着をかけた監督生を片腕に抱えている。


アズール「、兄さん…!」


振り向いて抱きつく。
ポンポンと優しく叩かれるのは昔を思い出す。


『トレイ、監督生を』
トレイ「!お、おう」


監督生はトレイに渡った。
アビスは今一度、しっかりとアズールを抱きとめて、犯人に視線を向けた。


『お前か、この本を監督生に俺宛と言い、発動させたのは』
「」ぶつぶつ
『あの程度の封印術、この俺を誤魔化せると思ったのか?マジカルペンを持ったから焦ったんだな、監督生を転ばせ落とさせて発動させた』


上向きに手をかざすと本が現れた。


『そして監督生と俺を閉じ込めた。
この“とても”つまらないおもちゃ箱に』
「、」
『あぁ、本当につまらなかった。この程度か』
「ぎざ、ま!!」


本は黒い炎に巻かれた。
犯人は発狂し、叫び声を上げて倒れた。


『ふん、軟弱者が』


簡単に解決してしまった。
いくもの人が栄養となった呪われた本を。


『学園長』
学園長「は、はい!」
『監督生は寝かせてあります。この出来事については暗い空間に連れてこられてしまったという認識しかてません。話を聞いてすぐに寝かせて帰還してきました。なので必要以上にこの子を怯えさせる説明はしないでいただきたい』
学園長「わ、わかりました…ローズハートくん、監督生くんへの説明はあなた方に任せますのでそのまま先に戻ってください」
リドル「わかりました。アビス先輩、無事に監督生とともに帰ってくださって安心しました。」
『あぁ、監督生は朝日を浴びれば自動的に起きるからそのままにしておいてくれ』
リドル「わかりました。先に失礼します。」


リドルとトレイ、トレイに抱えられた監督生は部屋を出た。



学園長「あなたにも怪我は?」
『ありません』
学園長「はぁ、ブラティシリーズの贋作だったのですね!まったく、心配して損しました!!」


そう、学生程度にどうにかできる代物ではない。
全員が深いため息をこぼした。
リリアの許可のもと、オクタヴィネルに泊まることになり、数年越しの仲直りをした。
まぁ、その後は転寮させたいアズールとさせたくないリリアの戦いが繰り広げられるとかなんとか。








裏話

「アビスさん、」
『はい』
「アレは本物でした。あなたはどうやってでてきましたか」
『敵を殲滅しました』
「敵を、ですか」
『はい。何度も何度も何度も何度も、』
「………そうですか」
『はい』


ーーその敵は過去に栄養されたひとたちの残りカス。
そしてその姿は“自分の知る人の姿を真似をする”
彼は、見た目だけが記憶にある人たちの真似をしている残りカスを何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も撃退し続けた。



「ブラティシリーズが無くなりました。
展示室や国家が厳重に管理したもの、隠し持っていたとされる家から…そう全てといっても過言ではないです」
『そうですか』
「あなたでは?」
『学園長』
「はい」
『アレは無くなって困るものですか?』
「………いいえ、要らないものです」
『では、気にする必要ないのでは?どうなろうとも』
「…それもそうですね。この話は私たちだけの秘密です。いいですね」
『はい、学園長』




「……本当に彼は、何者なのでしょうか」

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