お狐さまの加護

『お狐さまの加護』



説明
相変わらず飯テロをみると、飯テロ主人公を書きたくなる病に………



コウタ・スメラギ(皇 昊天)=主人公
稲穂の国生まれ
前世とかの知識を活かして料理をしていたら土地神 お狐様に気に入られた。
そこから発展し、食品関係の会社と契約をし、調味料開発などに協力。
特許取得とその使用料と給料(開発や会議)により、懐は潤っている。
たまに社員食堂で数量限定のデザートとかも頼まれている。
お狐さまに稲荷ずし(数種類)を献上したら後日 神主さんから小狐を貰う。主従契約を結ぶ。
ディアソムニア寮生 一年生
神の舌を持つ。一度食べたものなら当てられる。どのような組み合わせから導き出す。



月白(つきしろ)=きつね(仮)
白い子狐。お狐さまの命令により仕えることになった。
前々から友達になりたいと思っていた好奇心旺盛な小狐だったこともあり、すんなり仲良くなった。





お狐さま
食物を司る ウカノミタマ様の愛称ともされる。
各地に分社が大小様々点在してあり、分霊からの情報を聞いてたまにおねだりによる献上品を楽しみにしている。
最近、漫画で流行りの異世界転生の少年の料理がお気に入り。
稲荷ずしが美味しかったので褒美に小狐を贈る。加護は人体に影響がない程度にじわじわと強化中。
ほかのカミサマーズにもおそそわけしており、加護強化中。
いやー長生きしてほしいからね!!
主人公からは「御前様」と呼ばれるのは神主様からの影響。
主人公は知らないが、会わせられた人たちが大概神様。視える人達だと思っているが大概神様。
おそそワケして見にくるとか。


神主さん
御前様(お狐さま)の無茶ぶりにも応えるはめになる苦労人。
視る目を持つ。
分霊の話し相手を務める。
お客様(神様)に胃痛がする。



天上一膳
大手食品関連会社。お狐さまを祀る。
会長が日課のお参りをした際に美味しい匂いに誘われて少年と出会う。
この少年が主人公であり、料理上手を見抜いた会長が名刺を差し出したことから交流が始まる。
会長の秘蔵っ子。
後日、お狐さまの誘導ということも神主から聞いて「お狐さまの御子」=「狐ノ子」と呼ばれるようになる。


リリア
意見をくれる一年生にニコニコ。
さり気なく、機嫌を損ねずに材料を変更されている。※カミサマーズの対話スキル
胃薬は手放せいがいくらかはマシな料理になっている。


セベク
リリア様の手料理を食べて普通に対話している、だと……!!?
誠に人間かと疑った。神の加護をもつならそうか、うん…。
しかもリリア様に図々しくも意見をするなど……!!(頼む、そのまま言ってくれ…!)
人間ではなく、「コウ!」と呼ぶ。


シルバー
そのままリリア様の手料理を頼む……!!


マレウス
褒美は何がほしい?
なに?地元の料理が詳しく乗っている本。シルバー、セベク手配をしてくれ



ミリシュ
甘党男子なイグニハイド寮生一年生
料理は簡単なもの程度ならできる。
大好物のプリンが得意。
ゲームも漫画も好き。
ハーツラビュル寮にスイーツが出るのは惹かれたけどイグニハイド寮が落ちつく。
お店に食べに行きたいけども女子が多くていけない……と悩んでいたが、主人公と仲良くなったことでお店巡りするようになる。
陽キャ認定されかけたが、「先輩たちだって!!アニメコラボあったら行くでしょ!!それとおんなじです!!」と叫んだらしい。
主人公は趣味が合う友人で、主人公がいるならお店行けるもん!!
料理本を贈る。作って欲しいなーなんて、…チラチラ


イデア
お狐さまをもふもふしたいよ、ぴぇん…ということで。
ミリシュを介してお願いしたら後日遊びに来てくれた。
全力で遊んだ。
そこからの仲で、料理本を贈ったり、再現料理を依頼する。
アズール氏に紹介??なんでわざわざ某が??する必要ないですわ、ひひひひっ



アズール
イデア先輩!!!僕に紹介してくれてもよかったんですよ!!!!!!!!





ストーリー

入学式が終わり、まだ1ヶ月も経っていないディアソムニア寮で事件が起こっていた。


リリア「美味いか、コウ」
『噛みごたえがありますね』


そう、あのリリア様の料理を平然と食べる一年生が現れた。
ゴリィ!ガリィ!!…という音が聞こえるのは……


『あぁ、もしかして』
リリア「おぉ!よくわかったの!!」


しかも、だ。
使った食材や調味料を当てていく。
本来ならば使うはずものないものばかりである。あと量がおかしい。組み合わせもやばい。


『ごちそうさまでした。リリア先輩』
リリア「うんうん!さて、今度はぬしのか」
『はい、極東お馴染みの牛丼でも』
リリア「おぉ!牛丼か、懐かしい!はよう食べたい」
『お手軽安い早いが売りですから、お待ちください』
リリア「うむ。おぉ、マレウス!シルバー、セベク。何をしてる。コウ、この子らにも頼む」
『はい』


三人は、(リリア/様の食事を食べたものがまともな料理をできるのか)と内心真っ青になっていた。
しかし、機嫌のいいリリアに逆らえるわけもなく着席。


『おまちどうさま』


……おや。美味しい香り。
肉と透き通る玉ねぎ、ちらりと下に見えるのはご飯だろうか。薄茶の汁を吸って色が変わっている。



リリア「では、……んーー!これじゃこれじゃ!!止まらぬ!」


その様子に恐る恐る食べる。


「「「!!!」」」


最終的にはリリアと同じく丼ぶり(というものらしい)を持ってかき込んだ。


リリア「美味かったぞ!」
『良かったです。リリア先輩も含め、皆さん舌が肥えてそうで…お手軽!安い!早い!の代名詞の庶民の味方 牛丼を気に入ってもらえるとは思えなくて、ふふ』
リリア「そなたの腕じゃな。また作ってくれぬか?材料費など出そう」
『僕で良ければ、喜んで。料理好きなので』
リリア「おぉ、そうか!」
『あ、ずんだ餅用意してますのでおやつにどうです?』
リリア「おぉ!頼む」


そのままみんなでずんだ餅をモチモチしてましたとさ。
こっそりとリリアさん抜きでマレウスたちと会うことになり、


マレウス「リリアの料理をどうして食えた?」
『あぁ、僕。神様の加護を頂いてるので大概は無効化します』
「「「 」」」
マレウス「そ、そうか……リリアに代わり料理をしてほしい」
『確約はできませんが、できる限りで』
マレウス「それでも充分だ。感謝する。アイツも悪気があるわけでないんだが、…………」
『あぁ……』
マレウス「褒美をとらそう。なにがいい?」
『いいんですか?』
マレウス「あぁ、かまわん」
『…あの、では。先輩方のお国料理が乗った本がほしいです!』
マレウス「…そんなことでよいのか?」
『はい。僕、加護をくれた神様にご飯を献上していますのでいろんな料理を知りたいです!助けてもらってますから』
マレウス「……そうか。もし、材料が手に入らないなら手配をしょう」
『本当ですか!?ありがとうございます!』
マレウス「うむ。シルバー、セベク。手配を」
「「はっ!」」


セベクとはクラスメートだ。
大きな声なセベクに苦情がでたために、


『セベクくんや、声が大きいと獣人含め苦情来てるよ』
セベク「ふん!そやつらが軟弱なだけだ」
『そうかな』
セベク「む?」
『彼らは元より耳がいい。産まれながらだ。それをどうにかしろってのも難しくない?勉強しに来てるのに聴覚を抑えるのにしたら先生のお話を聞けなくなる。成績が落ちる→セベクくんのせいにする→寮長に責任が行くよね?監督責任として』
セベク「うぐっ…」
『もしかしてセベクは音量を調整できない、ってわけじゃないよね』
セベク「そんなことっ……はないぞ」
『さすが、セベク。訳してさすセベ』
セベク「おい、訳すな」
『ふふふ、それにね』


セベクの肩に乗る白い狐。月白と呼ばれる。


セベク「わ、」
『月白がセベクと仲良くなりたいって、でも声が大きくてびっくりしちゃうから悩んでたの』


スリスリ、とすり寄ってきた。


セベク「〜〜〜っ」


無条件に可愛い。


『仲良くできて僕、嬉しいなぁ』
セベク「そ、そうか…」
月白〈きゅー、きゅー♪〉
セベク「…よろしくな、月白」
月白〈きゅー!〉





ある日の教室。
セベクは用事でおらず、一足先に教室でグルメ雑誌を読んでいた、


「あ、あのっ」
『なぁに?』
「……っ、そそそのお店…」
『ここ?美味しいよね〜』
「…ぼ、ぼくも、行きたくて…いっ一緒に来てくれましゃんか!?」
『…』
「…」
『本当!一緒に行ってくれるの?』
「…え、セベクとか…」
『彼は護衛のお仕事あるし、基本的に一人で行くよ。長時間振り回せないから』
「(振り回すんだ…)」
『いつ行く?連絡先交換しょうか』
「う、うん!!」


彼、ミリシュと食べ歩きに行くようになる。
たまにリリアたちから許可をもらったセベクはもちろん、その後に話を聞いて興味を持ったら変装したマレウスとも行くことになる。
マレウス自身が気になった店に、セベクの偵察の同行をすることも。





ミリシュのお願い


ミリシュ「コウ、お願いがあるんだけど…」
『なぁに?』
ミリシュ「僕のところの寮長に、月白と会わせてあげられないかな…なんて」
『』きょとん
ミリシュ「悪いようにはしないよ!絶対に!!懐く狐って珍しいから興味あるみたいで…」
『うーん、動物好き?』
ミリシュ「猫の下僕だよ」
『……まぁ、ミリシュがそう言うならいいかな。乱暴しなそうだし、』
ミリシュ「大丈夫!!そんなことしたら引っ掻けばいいよ!!」
『はは!そんなこと言っていいの?もう』


ということもあり、イグニハイド寮長であるイデアとは親しい仲となった。


イデア「はーー可愛い可愛い!!」
月白〈きゅ〜〉
イデア「んーーー!!」


オルトからお願いされて料理をすることも。
夜ふかししたり、お菓子ばかり食べているから心配だそうな。


イデア「オチャヅケ食べやすい…」
『お米を炊いてコレとお湯をいれればいいですもんね』


イデアは寮生と話し合いの結果、炊飯器を購入し、お茶漬けのもとを主人公がいる間限定の定期購入が決められた。


イデア「というか、SSRでしなコウ氏は」
『?』
イデア「あの他国との関係が薄い極東生まれですからなぁ〜」
『あぁ、ふふ』
イデア「?」
『仲良くする必要性はありませんから。過去、他国からの戦争を仕掛けられてやり返した規模がやばかったですもの』
イデア「……あぁ、失われた戦争ですか、」


失われた戦争
極東側にある国が戦争を仕掛けに船により向かったが砲撃をしたときに海に飲まれた。
そしてある国は落雷、地震、洪水に見舞われた。
それにより一晩で滅びた。
調査した隣国により「極東に戦争を仕掛けた」ことが明らかになり、極東への警戒心が跳ね上がる。
数百年後にある料理人が「極東の料理が知りたぁああああああああああああああああああああああああいいい!!!」と命懸けで訪問したことをきっかけに多少なりとも交流を持つ。
ただし、極東から来ることはない。命懸けで来い。




極東民と亡霊の花嫁
なんとイデア先輩がゴーストの花嫁に見初められたって!?
救出にリリアたちが向かい、マレウスとコウは待つことに。


マレウス「…」
『』そわそわ
マレウス「リリアたちが心配か?」
『それもありますけど、イデア先輩は友人を通じてお世話になってまして……』
マレウス「リリアたちがいる。安心しろ」


お茶会の予定だったのに、ずれ込んでしまう。


マレウス「…」
『…寮長』
マレウス「…わかった。気をつけていっこい」
『!はい、行ってきます』



んで、ゴーストたちをすり抜けて突撃!!


『お、りゃ!!!』

イデア「コ、コウ氏ーーーーーー!!!?」


食堂のドアを門番ごと吹き飛ばした。
騒然とする中、学生服を着た彼は堂々と歩いてゴースト兵士越しに問いかけた。


『お姫さんは本当にイデア先輩をお婿さんにしたいんですか?』
「え、えぇそうよ!!イデアさまは私の運命の人だもの!」
『本人は否定してるけど』
「イデアさまは恥ずかしがりだもの!」
『その意志は変わらないの?』
「えぇ!私はイデアさまと結婚するの!」

『そっか、そーか……交渉決裂』


ーパンッ!!パンッ!!と柏手
同時に肩にいた月白が姿を消した。


『《封印解除》《みたび、現れよ》《月白》』


彼を包み込むように人を丸呑みできそうなほどの巨大な狐が現れた。
その手には扇子を持って前を指す。


『イデア先輩を取り返して、』


底冷えするほどの獣の遠吠えが響いた。
ゴースト兵士たちが姫を守り、戦うため襲いかかるが無傷。
蹴散らしていく。
そして、ゴースト兵士が戻ってこない。
ちなみに生徒たちは風魔法により、超低空飛行で避難済み。


『ぼく、こういう荒事 苦手だしやりたくないの』
『だって痛いし、……』
『でもね。今日は特に許せない。』
『今日はずっと前から予約していたカステラが届いたの。予約しないと食べれない高級品!やっと届いたからリリア先輩たちとお茶会するの楽しみにしてたのに君たちが邪魔するんだもん』
『んでこのカステラを持ってせっかく、オルトに共犯になってもらって‘’突撃!イグニハイド寮のイデアさんのお部屋‘’する予定だったに……本当に邪魔してくれたよね』

イデア(オルトーーー!?)


術者である本人への攻撃を仕掛けるが、無効化されている。


『もう、ととっと消えてよ。予定の邪魔しないで』


そこにはゴースト1匹、残らなかった。
月白は元のサイズに戻り、肩に乗る。


『イデア先輩!大丈夫でした?』
イデア「アッウン。アリガト」
『いいえ!今度突撃しますね!!!』
イデア「アッウン。」


そのまま、外にいるリリアたちのもとへ。
花嫁自体がいなくなったことにより呪縛は解けていた。


『リリア先輩ー、シルバー先輩ー、セベクー!帰ろう』
リリア「うむ、迎えありがとう」
シルバー「…」こくっ
セベク「あぁ!若様がお待ちだからな!」


周りの置いてけぼりな空気は無視してディアソムニア寮は帰宅したのであった。


監督生(カステラ…………!?)


と、動揺した監督生を置いて。
みんなで仲良くカステラ食べてました。
後日、アズールはイデア先輩に「カステラ」について聞くがのらりくらり。
そして監督生は食堂でコウを捕獲した。


監督生「おっ、お話させてください!!!」
『』きょとん
ミリシュ「ひっっ!!!」
監督生「………」ぷるぷる
『…席、どうぞ』
監督生「あ、ありがとう」


エースたちも座ってきた。
食べ終わったら監督生が口を開いた。


監督生「あの、カステラて…あのカステラ?卵を使ったお菓子…」
『うん、そうだよ』
監督生「でもさ、こっちで聞いたことなくて…サムさんにも聞いたけどわからなくて…!」
『うんうん』
監督生「あなたの故郷には!味噌とかありますか!!?」
『うん、あるよ』
監督生「 」


ぶわっ、と泣いた。


監督生「おみぞじるのみだいーーーー!!」
『ありゃー…』


でまぁ、彼は噂の監督生でした。
異世界とかから来たとかで自分の知る故郷の味を探していたそうな。


監督生「あの、どこに売ってますか?サムさんが気になってて」
『、』
ミリシュ「」ちら
監督生「?」
『極東だよ』


ざっ、と周りにいた人たちが離れていった。
エースたちもだ。


監督生「へ????」
『あぁ、監督生くんは知らないよね。極東って国について』
監督生「」こく
『極東はこっちの国じゃ、関わりたくない国No.1なんだ』
監督生「…え」
『理由は簡単、昔極東に手を出そうとしたある国を一晩で滅亡させたから』
監督生「 」
『だからこっちの国で[お前は極東民かー!]っていうは極悪非道な事を指すんだ』


『さて、』


『君は僕に何を差し出すの?もしかして、タダでもらう気なの?』
監督生「っそんなことありません!」


ザラザラ、と出てきたのは小銭の山。


監督生「もしものために貯めてたので!!」


ドヤ顔をしているが、傍から見るとちょっと心配になる光景だ。
悲壮感


『はぁ、………代行購入ぐらいはできるけども料理できるの?』
監督生「 」
『……味噌汁に出汁入れるとか…』
監督生「…………」
『料理できないのに買おうとしたの…?』
監督生「」
『……わぉ…炊飯器あるの?いや、そもそも炊き方わかる?』
監督生「」ふるふる
『…』


………え???(周囲の皆様)


『それなに依頼しょうとしたの、』


呆れた、とため息をこぼす。
梅干しを食べたような顔をする監督生


『…』


それを見て、手を振ると扇子を持っていた。
薄く開き、閉じる。パシン、と静かに鳴る。
すると机の上にプラスチックの筒状の入れ物となにら入った袋。
扇子をクル、と回転させると袋が持ち上がり、切れて中身が入れ物に落ちていく。
湯気が見える。温かいものだろうか、
と同時に香る。


監督生「、とんじる」
『どうぞ』


割り箸が添えられた。
監督生は彼の顔を一度確認してから両手で持ち、手元に置いた。
懐かしい香りに自然とお腹が鳴る。
割り箸を割り、器を支えながらひとくち。


監督生「っ、………おいしい……!」


ゆっくりと味わうようにたべる。


ミリシュ「…」
『僕らはおやつでも食べる?』
ミリシュ「ん、今日は何?」
『うさぎのいちご大福』


扇が小さく鳴る。


ミリシュ「く、………うそだろ、こんな、かわいいのを食べないといけないの……?」
『そうだな』
ミリシュ「な、なんて地獄…!!!」


キュルン♡としてうさぎ型のいちご大福と目が合う。
躊躇う横で、


『うまい』
ミリシュ「はわわわわわわ、」
『まったく、食べないと意味ないだろ』
ミリシュ「うーうー…!」


そんな友人を横目に監督生の後方を見た。
猫を抱えて、押さえ込むハーツラビュル寮生。


「子分だけずるいぞー!」
「やめてとけ!!!」
「毛皮にされるぞ!」
「ぶっ!?ふ、ふなー…………」


扇を開き、閉じる。
するとグリムが監督生の横に座らせられた。


グリム「ぶな!?」
監督生「!?」
『コレ、食べたい?』
グリム「食べたいゾーー!」
『じゃ、俺の質問に答えたらあげよう』
グリム「ブナ?」


彼からの質問は監督生との生活だ。
色々と根掘り葉掘り。
傍から聞いていると学園長への不信感がじわじわと上がるものだ。


『ふぅん』


何個か質問ごとにいちご大福を渡した。


『ありがとう、グリム』
グリム「もう一個ねぇか?」
『あぁ、いいよ』


グリムはそれを敷物ごと、そっと持ち上げてトコトコと歩いてある人の前に止まった。


グリム「うめぇぞ、リドル」
リドル「え、ボクにかい?」
グリム「そうだぞ!リドル、いちご好きだろ!!」


だから貰ってきたのだ。
グリムの中で美味しそうにいちごタルトを食べるのが印象に残っていたこともあり、これも気にいるだろうと。


リドル「ありがとう、頂くよ。……ん、美味しい…!」
グリム「だろ!」
リドル「」にこにこ
トレイ「よかったな、リドル」
リドル「あぁ」


無事に戻ってきたことに一安心。


『さて、』


パンッ!


『この案件をどう思われるか、お聞きしてもよろしいですか…先生方』


そう、いつの間にかあらかたの教師たちが姿を見えないままグリムの質疑応答を聞いていたのだ。


クールウェル「仔犬、話は本当か?」
監督生「え、えぇまぁ…多少は大げさかもしれないですけど…」
グリム「大げさじゃないぞ!!隙間風で寒いんだぞ!!」
『とりあえず、あとはおまかせします。学園長が駄々をこねるようならこうお伝えを。“コウタ・スメラギがこの案件に絡んでいる。”と』
クールウェル「あぁ、わかった」


んでまぁ、放課後。
学園長が捕獲され、問いただされる。
金銭感覚とグリムの胃袋と忘れていたことがうまく噛み合わさり、このような結果になっていたことが発覚。
手配などを渋る学園長に、


クールウェル「この案件にはコウタ・スメラギも知っているが?」
学園長「ひっよ!!!あー、もしかしてお怒りでした……??」
クールウェル「グリムと監督生から聞き出しのは彼だ」
学園長「!?」



でまぁ、学園長が慌て始めるのは理由がある。
あの極東の期間限定ではあるが、一部貿易の許可を主人公の介入により、進めていたからだ。
その貿易により、より学園のことを広めようとしている。
一部だけても貿易できること、期間限定でも話題性を生む。
仲介料金も、ゲフンゲフン!
とまぁ、打算があるのだ。
しかし、仲介人である彼の機嫌を損ねればすべて水の泡。
学園の取引を担うサムさんの怒りも買うだろな。
※すでに話をクールウェル先生から電話で聞いたために今後お酒などの料金を上乗せて子鬼ちゃんへ還元する予定。
この一言が聞いたのか、補助金を出すことになる。
寮の補強と一部改装が行われた。
主人公の周りをうろちょろする学園長が目撃された。




数日後、サムさんが大体的に極東との取引(期間限定)を公開。
食材やゲーム(カルタなど)、道具などが置かれた。
ちなみに監督生の購入品は学園長持ち。


監督生「わ、茶道具まである!」
『展示として置かれているだけだよ、作法を知る人もいないからね。ほら見た目は粋だろ?』
監督生「あーなるなる。コウはできるの?」
『嗜み程度なら』
監督生「へー、」


ハーツラビュル寮で、茶道をやることになるとは思っていなかった。
監督生がエーデュースたちに置いてるのを説明した際に教えたのが、寮長たちの耳に入り、依頼されたから。
正座は辛いのでほかは椅子で、監督生のみ やっていた。
ケイトにより拡散された。
#極東#極東のお茶会#茶道#正座は無理!!
これにより、アズールから接触を受ける。
元々、狙いをつけていたが彼の周りに人が多くて静かになるのを待っていた。
交渉をするが、本人はそこまで積極的ではなかった。
元々はイグニハイド寮にお茶漬けやゲーム、監督生に極東の商品を購入しやすくする為に
道を開いただけ。だから一時期的。
そもそも彼は商人でもない。ただの一般学生だ。メシウマの。
どんな対価を提示しても薄い反応を返してきた。


なによりも準備やその手伝いが面倒くさい。
しかし、変な極東の知識をつけて欲しくはない。


オクタヴィネル寮に所属する者たちからもせっつかれてめんどくさくなってきたら、お狐さまが降臨。


《妾の愛し子に何用だ、魚共が!!》


あっ(察し)
神の怒りを買ってしまったために、味覚を奪われた。
※はじめはモンスト・ロラウンジへの荷物をすべて枯らすとか思ったけどアカンやろと思った。
ゴムの味しかないよ!!!!!!!
誠心誠意、謝罪した。
許された。




飽きた。

- 940 -