水墨画師(×明日方舟)
『水墨画師(×明日方舟)』
説明
監督生を甘やかす人が書きたかった…のかもしれない。
※主人公は明日方舟から「シー」さんをイメージ。
コウ・???=主人公
2年生の学年首席。
1年生から不動の首席のため、リドルやアズールなどのトップクラスからライバル視されている。
そして先生方も躍起になって満点取らせないように試行錯誤してくるため、グンッとレベルが上がってしまっている。
そのため、定期テストになる度に二人に押しかけられて「「ここの答えは!!どこで知ったぁ!!」」と絡まれるため逃亡をしている。
テスト返却後一週間して落ち着いたところで、諦めて絡まれる。
テスト直後よりはマシ。ずっと追いかけてくるなら落ち着いたときのほうがいいっと。
特定の人付き合いはなく、個人情報が不明な点が多い。
基本的に姿を消しており、どこにいるかも不明。
見た目
年中、タートルネックに黒い手袋。
限りなく黒に近い深めの青、所々に緑のメッシュが混ざっている。
その髪は風になびくと青みがよくわかり海藻(緑のメッシュ)がまるで「海の中から空を見上げたとき」と人魚から好印象。
なんの感情も読めない赤色の瞳。
個人情報
極東と言われるトレーシア諸国の一つ 華の国の有名な水墨画人。
その価値は時には最低でも高級車5台分もすることあるほどの価値を持つ。
「水墨画家 コウ」として有名だが、本人の正体は隠されており、大手貿易商「???」がバックに付いているため、幹部の身内では?と噂されている。
海外にも輸出されており、アルジューム家も何個か購入して部屋に飾っているほど。
実は名家 龍人一族の本家の血筋。姉弟がいる。
妖精族のドラゴンは似て異なる存在。
見た目は人に近いが、鉱石のような青緑色のツノ。腕は爬虫類と同じような光沢と質感を持つ。
鱗に覆われた尻尾。
ユニーク魔法(と推定される)
【筆先が生み落とす はじまりの合図
〈万物入魂〉】
・描いたものを実態化させる。
様々なものを描き出し、手足のように扱うことも。
・描いたものの中に入り、生活をすることが可能。
外から持ってきたものは持ち出せるが、中で作成したものは出しても霞となるだけ。
これはすべて巻物に描いており、巻物を持ち歩いている。
姿を消す方法は認識誤差(極東式)を自身に使い、人通りのないところでドアを描いて中に入り、認識誤差(極東式)をかけて引きこもる。
監督生
たまたま隠れて昼飯を食べている主人公と出会う(第二章前)
それが故郷の味で懐かしさの泣き出した。
『……同郷のよしみだ』と温情をもらう。
週2回(火曜日と木曜日)に会いに行くことを決めた。
他のメンバーには「勉強教えてもらってる」「お礼に俺の地元の話をしてるだけ」と説明している。
『うるさいのは嫌いだ。絶対に連れてくるな』
『お前は同郷のよしみで、譲ってるだけだ。他の奴らは違うだろ』
まぁ、恩人の願いだし、たかるのが目に見えているのでお口チャック。
……エッッッ手料理!!?先輩うまっ!!
2年生の学年トップなの??マジ?
トレイ
リドルに絡まれるのを詫び(またよろしくとも言う)にお菓子を配達することがある。
学年が違うし、彼が所在不明なことが多いのでクラスメートのハーツラビュル寮生に頼む。
監督生が彼と交流を持ったことにびっくり。
そのまま仲良くなったらリドルともっと交流を持ってくれないかなぁ、と密かに期待している。
リドル
自分の上に名前があることに驚いた。
だから彼に話を聞くようになるが、逃げられるので探し出すことに毎回苦労している。
しかし、オバブロ後はエースに言われた「友達」について思うところがあり、(増やそう!)と決意。
はじめに思いついたのが主人公であった。
勉強以外のネタが思いつかなったものの、少しずつ話せるようになる。
まぁ、結局は勉強の話になるけども前よりはすんなり見つかってくれようになるのはちょっとうれしい。
双子
アズールに言われて探すことも多いが、見つからないため面白がっている。
どちらが先に見つけられるか、賭けをしているが未だに発見はできておらず。
リドルと親しくなっている様子に苛立っているタコちゃんをニヤニヤして見守っている。
仲良くなりたいならそ〜う言えばいいのに!
アズール
ふらりと現れる彼を捕獲するのに苦労する。
最近、リドルさんと仲がよろしいようで???いや別に。なんにもありませんけどぉ???
ストーリー
※原作にはほぼ関わらない。
日常編辺りでひこっといるだけ。
〈第一章終了後〉
監督生は疲れていた。
怒涛の日々を過ごし、トラブルに巻き込まれ、喧嘩を売られて、慣れない食事にお腹を重さを感じたり、と。
昼飯を食べる気分になれず、ひとり抜けて散歩していた。
そこで出会ったのは、味噌汁でほっと一息をしている美麗の先輩【コウ】
彼はここで魔法師避けの魔導具により、ひとりで食事をしていた。
しかし、魔力はゼロの監督生には関係なかった。
懐かしい味噌汁の香りに泣き出したら渋々分けてくれた。
一口飲むだけでポロポロと涙と言葉が落ちていく。
追い払うこともなく、好きにさせてくれて『同郷のよしみだ』と言って食べにくるといいて言ってくれた。
その代わり、監督生の故郷の話をすることを約束。
エーデュースとグリムには「勉強を教えてくれる代わりに故郷の話をしてるだけ」と簡易的に説明。
誰だ?と聞かれたから、「2年生の学年首席」と言うとリドルに確認取ろうとしたので止めてトレイ先輩かケイト先輩に!!と。
監督生「いや、なんか先輩…聞くならハーツラビュル寮副寮長にしておけって警告受けた。面倒くさいことになっていいなら行けば?俺はトレイ先輩に聞く」
とりあえず、トレイ先輩を選択した。
面倒くさいことは面倒くさいからやだ。
トレイ「…はははっ!!俺に聞いて正解だな」
「「「えっ?」」」
トレイ「リドルにとってコウはライバルだからな、下手に聞くと機嫌を損ねるぞ」
エース「マジ???」
トレイ「あぁ、多分リドルの上にはじめて出てきた名前が彼だろうからな。テストのたびに彼に話を聞こうとして追いかけてる。去年からの名物だ。でも彼は隠れるのが得意だから中々見つけられないんだ。よく見つけられたな」
監督生「えっ、まぁ…たまたま。案外優しい人でしたよ」
トレイ「へぇ、あいつは誰とも関わろうとしないからな…誰かと仲良くしているなんて意外だな」
彼は監督生が訪れない限り、会うことはなかった。
トレイ「リドルの友達候補だろうから迷惑かけるなよ」
監督生「先輩、騒がしいの嫌いだから…ごめん」
っということがあり、エースたちにとっては名前だけは知っている人になる。
・
・
・
図書館にて借りる本を選んでいたところ、声をかけられた。
「コウ」
『……ローズハート』
ふと、様子が違うことに事に気付いた。
いつもなら目くじらを立てて「この問題について聞きたい(拒否権はない)」という態度だったのに今はチラチラとこちらを見てくる。
「あの、ちょっと……話をしてもいいかい?」
『……あぁ』
「!」
司書から見えずらい本棚の影にある机。
なにやら真剣な話かと思い、向き合うように座るかと思いきや、隣に来た。
勉強を聞かれるときはいつもこの態勢だ、対極は説明しづらい。
なんだろう、と思いながら口を開くのを待った。
「コウは、……その、………」
『(長い。やっと話した)』
「トレイのおやつで何が一番好きだい!?」
『 』
予想外の質問に石化したが、
『…どれも美味しいとは思うが、しいて言うならフィナンシェ』
「そ、そうかい」
……………
『……ローズハートは?』
「えっ」
『…だから、ローズハートは?』
「…イ、イチゴのタルト……!」
『へぇ、食べたことないな』
「!なら今度、なんでもない日のパーティーに来ないかい?」
『…俺が?』
「あぁ!」
『騒がしいのは好きじゃない』
「……そ、そうかい…」
『…けど』
「?」
『個人的なものなら、構わない』
「………!!今度誘っても?」
『…あぁ』
「」(*´꒳`*)
トレイは張り切って小さなパーティーの準備をするリドルを手伝うのであった。
監督生のこともあって3回目辺りからエーデュースがさり気なく混ざるように。
ダケドお茶請けを運ぶ程度にしている。
・
・
・
『そういう経緯があって、ローズハートと話すようになったな』
監督生「多分、友だちになりたいのでは?」
『…………………』
監督生「先輩、顔。顔がやばいです」
『…まぁ、前のローズハートなら断っていたが今なら考える余地はある』
監督生「」ほっ
『…お前が気にすることか?』
監督生「いや、なんか微笑ましくて…」
『…そうか、』
・
・
・
リドルが彼に会うためには図書館でないと会えない。
いつもどこにいるかわからず、聞き出すのも怖いからだ。
でも不思議と見つかりやすくなっている気がするし、この前はフロイドから「なんで金魚ちゃんはオコゼちゃん見つけられるのー!!」と絡まれたことがある。
そう、噂で図書館でリドルとの会話していると言われて双子が来るが見つからないのだ。
そう、〈同じ時間に〉居るのに。
今も多分、フロイドかジェイド、もしくはアズールが探しに来ているだろう。
でも〈会わない〉のだ。
『…で、分かったか?』
リドル「あぁ。今度から彼の研究資料も読んでみることにするよ」
結局、勉強の話が盛り上がる。
彼自身のことははぐらかされるのでいつか聞けたらいいと思う。
『そろそろ帰る』
リドル「!また」
いつも彼は無言で帰る。
でも今日は、
『…あぁまたな、リドル』
再会の約束と名前を初めて呼んでくれた。
リドル「トレイっっ!」
トレイ「!!?どうした、リドル」
リドル「彼が、コウが!またって!またって言ってくれたんだ!!しかも僕の名前を呼んでくれた!」
トレイ「やったじゃないか!」
喜びのあまり、台所にいたトレイに報告しに行ったのであった。
終始ごきげんなリドルであった。
頑なにファミリーネームしか呼ばなかった彼が、合同授業のさいに『リドル』と呼んだからザワザワすることは後にわかることであった。
その一方で、そのことを知ったアズールが不機嫌そうにいることを双子はニヤニヤと笑っていた。
フロイド(金魚ちゃんはいいんだって嫉妬してんじゃん)
ジェイド(えぇ、同じように質問しに行ったお仲間まであるのに。ね?)
アズール(僕だって勉強のお話できるんですけど!!まっ、別にコウさんが誰と仲良くしょうなんて関係ありませんし!!関係ありませんし!!!!!)
のちに監督生とも仲がいいとか知るかもしれない。
多分、監督生がバイトして仲良くなって知るかも。
でまぁ、書きたかったのは
なんやかんやあって原作終了して日常編。
リドルとコウが合同授業で、教室に向かっていると通りかかったジェイドが絡んできた。
そこに監督生たちがバッタリ。教室の方向がおんなじだったために話していたら魔法が飛んできたので誰よりもはじめに気付いた主人公が弾いた。
『なんだ?』
しかし、背後から魔導具を投げられたことに遅れて全員空に飛ばされた。
マジカルペンは転移→落下の衝撃により吹っ飛んだ。
パニックだ。このまま落ちればどうなるか、
【筆先が生み落とす はじまりの合図
〈万物入魂〉】
コウは現れた巻物を広げ、
『来い!』
そこから数匹の大きな鳥のような生物が飛び出てきた。
それぞれの生徒を捕まえていく。
コウはそばにいたリドルを抱えて背中に着地。
『大丈夫か』
リドル「…あ、あぁ」
『このまま降りる。暴れるなよ』
校庭に丁寧におろしてもらう。
全員、腰が抜けている。
それを横目にコウは巻物を広げたら数匹のまた違う魔物が出てきた。
『お前たち、勝手に出てくるな』
唸り声、動物言語を習得していてもわからない言葉だ。
『……やれやれ、捕獲しろ。第三者は巻き込むな』
どこかに向かい走り出した。
しかし、ゴリラのような大型の魔獣が3匹残っており、腰が抜けている彼らを丁寧に片腕ずつ抱えた。
1匹は別の1匹にエースとデュース、ジェイドとグリムを抱えた監督生を乗せて、最後に自身がリドルを抱えた。
その頃、犯人を捕獲するために走り出したメンバーは第三者にとってはすり抜ける霧のようにあたりはしなかったが、犯人を捕獲。
一番小さいのが円を描いて、ぐるりと囲む。くるくると回る。
そこから大きくなって囲まれている。ただ睨みついている。
その異常性に教師に連絡がいったが、手出しはせずに囲い込んでいる様子に戸惑った。
そこにコウたちが合流。
事情を説明すれば納得できるものだった。
犯人たちは証拠は!?と叫ぶが、回収された魔導具を鑑定する魔法があり、使用した相手を調べる魔法がある。
学園長が直々にやれば犯人の一人を指した。
それから仲間割れした。自分だけ退学なんて嫌だものね。
『退学だけの処分で済むと思ってるのか、』
そう、彼らは殺人未遂といっても過言ではないことをやった。
マジカルペンが吹き飛ぶことは可能性としてあったはずだ。
そもそも、人を安全に着地できないほどの高いところ飛ばすのがそもそも危険だ。
『僕らに対する謝罪金を支払うべきだろうが、示談にしたければ示談金も用意しなければならないだろう。それとも、貴様ら殺人未遂犯として警察に連絡しても構わないんだが』
学園長「エッッッちょ、」
『なにか』
学園長「え、ぁー…………」
『学園から犯罪者を出したくないというならあなたが示談金を出すのか?』
学園長「おふぅ……」
学園長はメンバーを見て目をそらした。
リドル・ローズハートとジェイド・リーチの背景を思い出したのだろう。
ちなみにこの様子を聞きつけたトレイたちがやってきて大型魔獣から回収された。
トレイやケイトはリドルたちを抱きしめ、真顔で犯人たちを睨みつけている。
フロイドはジェイドをがっしりと捕まえているし、アズールも険しい顔で犯人たちを睨む。
彼らを守るように大型魔獣は残っていた。
『それに加えて、』
彼の袖、滲んでいる。
リドル「コウ!君ケガをしてるじゃないか!!」
『あぁ、ちょっとな』
リドルはハンカチでその腕を止血した。
『、』
リドル「なんで言わなかったんだ!!」
『…止血をしたから大丈夫かと、』
リドル「きちんと手当を受けるべきだろ!」
『話が終わってない』
リドル「そんなことよりも『すぐに終わる。待て』〜〜早く終わらせろ!」
『あぁ。で、俺に怪我をさせた。俺には保険金がかけられている。これでも売れっ子職人でね。』
ーこれが故意に、第三者によるものなら弁護士に話を通さないといけないんだ。
仕事が滞ることになってしまうからね
『だから、仕事をできなくさせた賠償金と場合よるが滞納金まで用意してもらわないと』
学園長は思い出した。
サーーっと青白くなるが、仮面越しなので気づかれない。
『話は以上だ』
そのまま、去ろうとしたが
「っ俺達が狙ったのは」
ドォオオオオンン!!!
彼らの横の地面が大型魔獣により、抉られた。
『誰を狙ったのではない。俺を怪我をさせたことが問題なんだ』
巻物を広げた彼は気絶しかけている彼らを無視して、魔獣たちを回収。
どこからか飛んできた小型の鳥がマジカルペンを持ってきた。
持ち主が受け取ると巻物の中に。
回収し終わると歩き出した。
リドル「保健室に行くよ」
『悪いが、意味がないんだ。魔法薬など無効化する体質でな。』
リドル「!!?」
『自らかけた治癒魔法か、専用の薬を使わないと…あとは自然治癒しかない』
ユウ「でも!止血はちゃんとしておかないと病原菌とか入ります!!」
『いや、別に…「行きますよ!」………』
保健室に連行されるのであった。
ちなみに巻物から傷薬を取り出したらリドルにより手当を受けた。
学園長「はぁ、………あなたたちの処分は追って連絡します。寮に帰りなさい。そして、」
ーー…親に離縁される覚悟でもしておきなさい
と、不穏な言葉を残して消えた。
親元に連絡をし、後日改めて話し合いをすることに。
ローズハート夫人が乗り込んできて大事になりかけたが、
『夫人、』
「あなたは、…?」
学園長「か、彼がローズハートくん含め全員を無傷で助けた子です!!」
「!あなたが、リドルさんを??ありがとう」
『いいえ。学友たる彼を助けられてよかったです』
握手した際に服の袖から見えた包帯。
「あら、怪我を…?」
『はい』
「見せてもらえるかしら、わたし医者なのよ」
『もう治りかけですから大丈夫です。それに私は体質的に魔法薬などが効かないんです』
「まぁ……それなのに怪我をして、…」
『…夫人。夫人のお怒りはもっとです。とても怖い思いをしました。それはほかの被害者家族も同じ。後日、正式な話の際にそのお気持ちをお伝えください。その時までお待ちください』
「……そう、ね。わかったわ。」
と、帰宅させた。
でまぁ、主人公のみ来たのは弁護士と名乗る片目メガネをした30代ほどの男性。
「ワタクシ、コウさんのご両親と友人でして頼まれまして代わりに参りました。
えぇ、えぇ本来なら両親が来るべきだと思われるのでしょうが、二人は外せない〈公務〉がありまして…そしてコウさんの契約している会社の顧問弁護士チームということもあり、今回その話もあるためワタクシとなりました」
ささぁ、互いの挨拶はここまで
お話し合いを始めましょう
学園長は学園と契約している弁護士の立ち会い元、胃をキリキリさせながら状況説明をした。
そして啖呵を切ったのは予想通り、ローズハート夫人。
加害者とその両親を的確に責め立てる。
援護射撃するかのように煽るように、リーチ父さんが畳み掛ける。
トラッポラの両親とスペード夫人は話を振られれば話す程度で、傍観していた。
もう言いたいことはローズハート夫人が代弁してくれているし、気迫に負けた。
やっとのことで言いたいことを言い終えたのか、紅茶をやっと一口飲んだ。
そこでやっと自らの意思で彼(弁護士)が口を開いた。
「自己紹介のときに言いましたが、コウさんはお仕事をされているんです。
本人から許可はもらっていますので、お話させていただきます。
彼は華の国で王族からも懇意されている水墨画家コウ。名前だけが公開されており、顔出しなどしていません。
本人の希望と未成年者という理由からです。
しかし、今回は仕事に支障があり、多くの方にこの件を説明しなければならないですし、そちらもご納得いただけませんでしょう?
ですので、コウさんから許可をいただきました。
まだこちらの国では認知度は低いかと思われますが、華の国ではとても有名で人気の高く、多くの賞をいただき、展覧会もやっているほどです。
あぁ、でも数年前からある砂漠の商人の方から懇意させていただいてまして、今回もご希望があったのですが……」
ふと、学園長の脳裏にいつかみた雑誌が蘇った。
カリムの父がどこかの雑誌で水墨画家コウについて「お気に入りの絵師なんだ」と語っていたことを思い出した。
あぁ、胃がキリキリする……!
「仕事をストップさぜるおえません。
そのために違約金についても、お話し合いをさせていただきたい」
各生徒への謝罪金。
そして実子の未来のためにも示談金を出してどうにか済まそうとしていたがそうはいかなくなった。
「えぇ、名前は伏せさせていただきましたが、これほどありましてね」
1枚にまとめられたもので人数がいないかと思いきや、違約金の金額が一つ一つ重い。
借金漬けになっても、一生かけても払えるかもわからない金額だ。
「売れっ子なので、彼は」
「む、無理だ!こんな金額っ!!!法外だぁ!!」
「ならば裁判所を通じて正式な書類をご自宅に送らせていだだきます。こちらは契約書でそう書かれているのですから」
「………っ…!」
「ですが、コウさんが依頼主にお願いすれば無かったことになりますよ」
「!!!」
「コウさんのことを可愛がっている方々ですし、事情が事情ですし、違約金は契約書を作るために書いただけの形のモノですから」
「ど、どうすれば許していただけますか!」
「お、お願いです!どうかどうか許してください…!」
「うちの子が悪かったです!!ですから、この金額だけは…!きちんと示談金は支払いますから!」
「では、この契約書にサインを」
そこに書かれていたのは、
【本人並びに家族や親族、第三者による今回の被害者生徒とその家族や親族または関係者への二度と関わらない。そして二度と手出しをしないこと】が書かれた契約書。
「この契約書は神前、神に誓いを立てるもの。
つまりは契約を破れば天罰が下ります。
それでもよろしいですか?」
請求額に目がくらみ、全員がサインをした。
してしまった。
「わかりました。コウさんにこの案件をお伝えしておきます。ワタクシからは以上です。」
…この契約書には穴がある。
加害者〈が〉被害者たちに手を出すことを禁じているが、
加害者〈に〉被害者たちが手を出すことを禁じてない。
つまり、被害者たちが報復しても構わないというのと。
その報復に対してやり返すことは許されないこと。だって天罰が下るから。
そしてなにより、
(おいおい、どこまでが被害者たちの関係者って言うんだ?)
そう、関わらないというのは難しい。
華の国の彼の関係者ならまだしても、ほかの生徒たちは違う。
例えばちょっとした暴言を吐いた店員が実は誰かの親族かもしれない。この契約が適応される可能性がある。
大雑な括り故の契約違反が起こる可能性の高さをわかっていない。
(どんな天罰が下るかもわかってないのになぁ、)
それに気づいているのは、学園長とその弁護士、リーチ父さんとローズハート夫人ぐらいだろう。
まぁ、わざわざ息子を危険に晒したものたちに警告するつもりはないが。
数時間に及ぶ話し合いは済んだ。
加害者家族は早々に子どもを連れて出ていった。退学手続きは済んでいる。
ローズハート夫人は学園長に対し、釘を差してコウの弁護士に改めて御礼を伝えて退室。
トッラポラ両親とスペード夫人は学園長に「二度とこのことがないことを願います」と伝えて退室。
リーチ父さんはほかの家族と変わらない言葉をかけて、コウの弁護士に声をかけた。
弁護士「学園長との話があるのでお待ちいただけませんか」
「あぁもちろん」
学園長「な、なんでしょうか?」
弁護士「許可が欲しいのです」
学園長「?」
弁護士「オクタヴィルネル寮での遊泳許可を。1時間で構わないので」
不思議な願いだが、叶えられないこともでもない。
穏便に帰ってもらうためにも許可書を作成した。
弁護士「ありがとうございます。リーチさん、話しながらでも?」
リーチ「えぇ、もちろん」
でまぁ、待ち合わせしていたのかコウと合流してオクタヴィルネル寮に。
丁度定休日だったこともあり、アズールたちがたまたまいた。
アズールに許可書を差し出し、
弁護士「ここから見えるところで」
ジェイドが道案内した。
その間に本格的なカメラを用意した弁護士にギョッとしていると、
何かの落ちる音。
水槽に顔を向けると、
ーーグルゥゥ
人ならぬものがいた。
人の形をしているが、その頭には鉱石のような青緑色のツノ。
腕は手袋も包帯も抜け落ちており、爬虫類と同じような光沢と質感を持つ。
そして鱗に覆われた尻尾。
うだるげな、しかしどこか妖艶な色気を漂わせた青年がいた。
弁護士「はぁ〜〜〜〜〜〜っ!!コウさん!!!歩いて!歩いてくださいっ!!」
興奮してシャッターを切る弁護士に呆れたというか、冷めた目をした彼は無作為に歩き出した。
地上変わらずに歩いたり、軽く蹴りながら泳いだり、魚にちょっかい出したり、…
その様子を撮り続ける熱意に引いた。
時間になる頃にコウが自らの上がって戻ってきた。
ちゃんと人になっている。
弁護士「うぅ、コウくんのアルバムがまた増えてます……!」
『…いい加減 俺のアルバム増やすのやめない?』
弁護士「やですけど」
『………はぁ、その龍人オタクが』
弁護士「ありがとうございます」
『褒めてない』
弁護士「ふふ、約束通りに事を片付けたのですから許してください」
『…はぁ、………』
そう、あれは元々コウが依頼したものだ。
下手に復讐にこられても面倒だからまとめて片付けるために。
死するまでまとわりつく、契約を。
弁護士「そうそう、で。こちらのリーチさんとお話が盛り上がりまして」
リーチ「」にっこり
弁護士「購入していただけるそうです。この前の展覧会の絵で残っているのがあったじゃないですか、そのうちの一つを」
「「「えっ」」」
『…ありがとうございます』
リーチ「いや、見て惚れ込んだ。届くの楽しみにしている」
で、門まで見送った。
アズール「展覧会の絵とはなんですか」
まぁ、もう居ないんですけどね。
アズール「…」
ジェイド「逃げられましたね」
フロイド「早」
アズール「〜〜〜っ!!」
でまぁ、天罰の意味を理解しておらず、主人公の個人情報を流したために彼の正体が噂として知られていく。
それをカリムが知って突撃して挨拶をしたことから事実とされる。
多少絡まれるがのらりくらりとかわす。
さて、絡みの原因となったのが、個人情報を流したから。
さて、その個人状態を流したのは誰でしょう。
のらりくらりとかわすけど、被害はある。
お金をたかろうとするもの、盗っ人、せびろうとするもの。
それが契約者に跳ね返っている。
彼が絡まれるほどに彼らも不運に絡まれる。
その報告を聞いて笑うリーチ父上であった。
(わざと盗ませるとかしてそうだなぁ、こりゃ)
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ボツ(原作終了後の日常編)
多分、監督生のための勉強会を放課後に図書館でしていたらジャックから始まってエペル、セベクも来そう。
エースもデュース、グリムも来る。
喧嘩するならコウの眼光に黙る。
デュース「わからないところがわらないです……」
『…なら俺に説明しながら説いてみろ』
デュース「う、うっす!えっと、………」
『ーーー……。わかったか?』
デュース「…ぁ、じゃ…」
『そう、……で、………』
デュース「っ!わかりました!!」
『そうか。よくできた』
ぽすぽす、と撫でられた。
デュース「、」
『で。次だ』
デュース「うっす!」
そう、案外飴と鞭が上手い。
教えた方もそれぞれに対応した説明してくれる。
なんだかだ言いながらも面倒を見てくれるので懐いた。