ダーリンがいれば(以下略)Part4


『ダーリンがいれば(以下略)Part4』



説明
はじめてのッッチをする幼少期のふたり






海の底
海藻や珊瑚の中、たくさんの岩場を越えて隠れたところにある秘密基地。
そこの中にいたのは、タコの人魚 アズール。
真剣な眼差しで読んでいたのは『人魚の生体』にある「交尾」の欄。


「………」


そう、彼は番との交尾を悩んでいた。
番は同性。つまりは雄。
人魚の世界では人よりも同性婚が多いし、人の子どもを育てることもあるため気にされてはない。
互いの両親にも挨拶は済ませており、公式な番である。
それはそうと、人魚には発情期がある。
番となると本能的に幼少期でも軽度の発情期が起こることがある。
そのための勉強をしているのだ。こっそりと。


(彼のためにもこなさないと、……!)


どちらが先に来るかはわからないが、何があっても大丈夫なようにしないと。
でも恥ずかしさがあるからこっそりとコツコツ調べていた。


(……入れるか、入れられるか)
(…ぼくは、…受け入れたい………)
(でも女性器がないし、一時的な性転換の薬も手に入れるのは現時点では難しい…相談するのも、恥ずかしい…)
(……本によると、男の同性の場合は受け入れる側はココに相手のを入れる。場合によっては擬似卵が生成される場合がある…か)
「こ、…ここに………彼のを…?」


タコ足を避けて身体の中央にある排泄器。
本を読んで勉強をしてからずっと気になっていた。
本当に入れられるのか、ちゃんと番として彼を喜ばせらるのか…


「、……」


外を確認。他の人魚はいない。
念の為に洞窟に認識誤差と消音魔法を附属した貝殻を置く。
脚の粘着した体液を手につけ、恐る恐る伸ばす。


「っ」


違和感しかなく、不愉快だ。
でも彼に喜んでほしくて、無理やり動かすが…気持ち悪い。



(は、ダメだ。彼を受け入れたいのに……)


どうしたらいいかと悩んだ。
ふと思った。


(彼の指と、考えたら……いいのかな……)


もう一度、挑戦した。
彼の指を思い出して、


(んっ、…)


ー『アズール』


「ひっ、♡」


記憶の中を頼りにしていたら、声まで思い出してしまった。


ー『アズール』
ー『いい子、いい子』
(だめ、だめっ♡)
ー『ん?俺もすきだよ』
(あ"っ♡♡………ちょっとだけ出ちゃった………♡)


反射的に魔法で消した。


(こ、こんなうまくことが運ぶなんて…!へ、へっんたいみたいな…あうう……)
(そういえば明後日、双子は親御さんたちと遠でするって………)
(れ、練習って大切ですよね。うん!)


双子に「お土産楽しみにしててー!」と言われたのを思いだした。








後日、番を双子も知らない秘密基地に連れてきた。


『わ、いいとこ見つけたな』
「え、えぇ……」


秘密基地をキョロキョロと見回る様子をそわそわと見てしまう。


『…アズール、なんかあったのか?』
「え?」
『なんかの様子が違うけど』
「……あ、あの…」
『ん』
「…………き、きすして、くださ、い……」
『……ん』


ぎゅ、と抱きしめられた。
恐る恐る上を向いたら番が微笑んでいた。
だから目をつぶる。
ちゅ、と。
でも今日は違う。彼が離れる前に首の後ろに腕を回す。
驚く彼を無視して告げる。


「も、もっと……ほしい…」
『…いいの?』
「……ん、」こくっ


ちゅ、…ん、………っ…………♡


『アズール、?』
「…つ、がいとしての……お勉強しませ、んか……?」


きょとん、
言葉の意味を理解したのか、じわじわと赤くなる彼につられてしまう。


『あ、あのさ』
「は、はい!」
『…ダメならとっ止めて!約束だ、から……』
「…」
『じゃないと、…俺さアズールに、…無茶させちゃ、いそうだし……』
「…は、い」


ふたりとも自然と近づいた。


(か、舌が僕の口の中に!!?)
(あ、ぁ♡舌が絡んで、……そこまで来ちゃ、……ぁう、噛まないでぇ♡)
(唾液交換して、る…♡美味しい、もっと♡もっとください♡♡)


…ぷっは、♡


「はー…♡はー………♡」
『……アズール、』
「…?……!」


呼吸を整えるため、ぼんやりとしていたら呼ばれて目が合う。
雄の目だ。
ゾクリ、と背筋に何かが走る。


『もう一回、ダメ?』
「……きて、」


がぶり、
先程よりも噛み付く彼にされるがままに捕食される。


「んっ♡」


銀の糸が切れた。
口の端からこぼれてしまうが、それを彼が舌ですくい上げてしまう。


『…次、いい?』


その視線の先はタコ足に向けられている。
ゆっくりと脚を自分の胸元に引き寄せた。


『触るよ』


ちょん、


「…っ、あ♡ん、……」


にゅる、


「あっ、…そこ……や、ぁ…♡」


シュッ、シュッ


「やっやっ!だめ、だめぇ♡」
『…ほんと?』
「あっあっ♡♡」
『ほんとに、ダメなの?アズール』
「っ、…だ、ダメじゃ、な…い………もっと♡♡」
『…ん、ありがとう』
「ん♡ぁ♡♡」


だが、


「な、なんでぇ…や、めないでって…♡」
『…アズールだけ、ずるい』


当たる感触に固まる。


『ね。アズールの手で出して…?』
「っ…♡」


彼のスリットに手を伸ばして出してあげると、ここぞとばかりに飛び出した竿に固まった。


『わ、ここまで大きくなるんだ…』
(お、おっきい………これが彼の……♡♡)
『一緒に気持ちよくなろうか』
「あっ♡♡」


彼のとタコ足が絡む。
彼の手が2つを挟んで上下に動く。


「ひっ♡ぁ、あんっ♡」
『アズール、手貸して』
「あっ、ひ、♡」


二人で共同作業
だらしなく開いた口から唾液が垂れてしまうのも気にせず、


「ーーーーーッッ♡♡♡♡♡」
『は、…はぁ………やば…』


二人の手はベトベトに汚れた。
おもむろに彼はアズールのその手を舐めた


「!!?ば、ばか!なにしてるんですか!?」
『なんかうまそうにみえたから、……まずい』
「当たり前でしょ!ばかっ」
『でも癖になりそう、アズールのだと思うと悪くない』
「っ♡ばかっ♡♡♡」
『ご、ごめん?』


だから、アズールも真似をした。
しかし、


「……んっ♡」
『!?』


彼の手首を掴んで、レロー…♡と舌先で口の中を見せるかのように。
丁寧にしゃぶり、なめとる。


「…ほんとだ、癖になりそう♡」
『……』


ちなみこの…すけべな舐めかた。
海では知らずにて、陸でネット情報で知り、相手を喜ばせるやり方の一つして紹介してあった。
そう、アズールは素でやっており、雌として雄を誘惑したとわかる。
ちなみにその話をした後は、……察してください。


「??」
『…アズール、もう一回しよ?』
「…ぁ♡♡じゃ、……ここにきてください♡」


タコ足をどけて、広げる。
たらり、と垂れる入り口


『…いいの?』
「…」こくっ


彼の手が、


「っ♡」


1本、……2本、……3本、
くちゅ、くちゅ、…ぬちゃぁ……ぐちゅ!!


「ぁ♡は、…ぁ♡い、♡ぁああ♡」
『わぁ、すげぇ引っ付いてくる……』
「も、も…きてぇ♡きて!♡♡」
『ん、痛かったら言って』
「ん、ん!♡」こくこくっ


ずぶ、ず……ずぶぅ……♡


(は、入ってき、たぁああ……♡♡)
(よかった、ひと目見たときは入るかと心配しましたが…キツ、イけど気持ちいい…!♡)
(ぁ、彼も…気持ち良さそ、う……♡)
(僕を食べたそうにし、てる…♡雄の顔して、る…僕に、発情して……♡♡♡)


ドスッ、と刺さる。
蛸足が痙攣する


「あ"っ♡♡♡♡♡♡♡♡」
『わ、わるい…我慢できなくて、』
「らいじょ、ぶ♡」


だから、


「中に出して、♡」
『…で、も』
「ほしいの、ちょうだい♡」


可愛くおねだり、
あとは彼に蹂躙されるがままに受け入れた。
ちょっとした練習のつもりが、本気になってしまう。








「ぁ♡あ、♡」
『アズール、我慢して…!』
「む、むりぃ♡」
『もう頼むから…っ』


中に出したのを出していたらもれる声


「、きょ、今日は泊まりをしましょ、♡僕が発情期に入ったことでいいので!♡」
『え、あ』
「…おねがい、♡♡」
『………ん、』


魔法で伝書鳩ならぬ伝書魚を飛ばして、お泊り。
追加に守りの魔法とか貝殻に添付させた。


(あっあっ♡♡)
(雌、僕は彼の雌なんです〜♡♡♡)


大人に1歩近づきました、とさ。

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