ダーリンがいれば(以下略)番外編1-2
『ダーリンがいれば(以下略)番外編1-2』
ばっさり説明
モブ→主人公で、アズール(転化すると偽女性器持ち)激おこ。
こうして、イチャラブしていたところ。
なぜかアズールではなく、主人公を狙う者が現れて襲われた。
告白をキチンと断り、帰宅しょうとしたら雷魔法をくらい、襲われかけたが蹴りで反撃した。
『っ、たく……ふぅ、…』
ジェイドにSOSの電話(状況を冷静に判断し、電話にすぐに出れそうだから)をしたらクールウェル先生とともに来てくれた。
ぐったりとして床に倒れている主人公の制服のボタンは引きちぎられて…
片や、気絶している生徒が一人……あっ(察し)
主人公を保護し、生徒は通称お説教部屋に監禁された。
主人公は保健室で手当を受けつつ、クールウェル先生に説明。制服についた指紋やマジカルペンを調べたら雷魔法の履歴もあり、端末に録音した音声がトドメとなり、生徒は警察に引き渡された。
学園長が内々に片付けなかっのは、「無理やり絶対ダメ。相思相愛」派にいるから。
おかんむりである。
まぁ公表する気はないのは被害者の主人公への配慮で、この件は学園長とクールウェル先生。ジェイドとフロイド、そして
「…………」
目がタコになって番である主人公を抱きしめるアズールのみだ。
(((やべぇ)))
脳内で数十件の暗殺方法が思いついてそうな顔をしている。やべぇ。
『、…アズール』
「!…なんでしょうか」
『部屋で休みたい…一緒に居て』
「ンッ…もちろんです。あとは任せましたよ、お前たち」
「「はい/はーい」」
「先生方もお願いします」
「あぁもちろんだとも。今は側にいてやれ」
「もちろんです。任せなさい」
二人でトボトボと帰宅。
周りからは見えない方に認識誤差をかけて、寮長室に。
ベットに倒れ込む彼の隣に座り、頭を撫でる。
「………」
『ごめん、油断した』
「はい」
『でも服だけだから。蹴っ飛ばした』
「はい」
『でも、…ごめん』
「はい、わかってます。あなたが僕以外に身体を許すわけないと」
『……』
「わかってますよ、あなたの番ですもの」
『…アズール、』
「雷を当てられたと聞きましたが大丈夫ですか?」
『…ん、薬のんだけど…まだ軽く痺れてるぐらい?』
「そうですか、…」
『…アズール』
「はい、なんですか?」
『…………俺はまだ君に触れてもいい?』
「…おかしなことを聞きますね。番に触れるのに許可なんていらないですよ」
『…アズール、俺は君の番のままでいい?』
「もちろん。僕の愛しい番。最愛の人はあなただけです」
『……おれも、きみだ、け……か…』
・・・
「寝てしまいましたか、」
横になり、彼の顔を覗き込む。
顔にかかる髪をどける。
その目は猟奇的な目をしていた。
(許さない、許さない。絶対に許さない)
(僕の番に手を出したんだ。)
(殺しても殺し足りない。ならば生き地獄を味あわせてやる)
(親から離縁からはじまり、親戚や友人でさえも離れていき)
(逃げたとしても、ことごとく失敗させてやる)
(あぁそれても、幸せを掴んだときにぶっ壊すのもありですね)
(やっと掴んだ幸せを、めっちゃくちゃにしてやる…あぁどんな計画にしてあげましょうかねぇ)
(フロイドやジェイドにも話してやらなくては、)
『…る』
(?)
『…あ、……る』
(…)
『あずーる…』
珍しく弱った姿。
それでも自分の名前を繰り返して呼ぶ姿に不覚にもときめいた。
裏切ってしまったかという悲しみ
嫌われてしまったかもしれないという嘆き
それは、
(それほど僕のことを、…………♡)
アズールのことを思ってからこその気持ち。
だからこそ、許せなくて
自分も、いやそれ以上に彼を想っているから
「ぜぇんぶ、ぼくにまかせてください♡」
計画をしょう
その前に彼の心を癒やさなければ
僕は怒っても嫌ってもいません。
愛しい愛しいあなたが心配なだけだから
たくさん、甘やかしてあげますから
たくさん、甘えますから
あなただけに。
あなただけなのだから。
・
・
・
数日間は寮長室で休養していることとなった。
寮生はうっすらと何かがあったのだろうと察したが、目の笑ってない三人がニコニコとしている様子を見かけて危機管理能力から口をつぐむことを選択した。賢い。
他の寮生から聞かれたとしても「体調を崩して(寮長室で)療養しているらしいぜ。幼馴染(主に番)が交換で面倒見てるっぽい」と。
嘘は言ってないォ。説明してないだけだォ。
そして一身上の都合で退学した生徒。
……。あぁ、モンスト・ロラウンジでのバイト今日あったかなぁ???(現実逃避)
療養が終わったあとも幼馴染が必ずひとりはそばにいるし、周りに目を光らせている。
その様子に揶揄うものは不機嫌なフロイドやニッコリなアズールとジェイドとお話。
しかし、心配するものもいて、
「大丈夫かい?なんだかアズールたちとよくいるようだけど…」
クラスメートであり友人の一人、リドルが聞いてきた。
ジェイドがニコニコと隣の席にいる。
『…あー…実は、』
すっと近づいてきたので、耳を澄ました。
『…自主退学したやつに薬盛られて暴行を受けたんだ。アイツとはまぁ仲良かったほうだし、飲み物にそんな細工するやつとは思わなくて……』
「!!?そんな」
『事が事だから、学園長も警察に話は通してるし、被害者の俺のことを考えて表向きは自主退学にしたんだ。コイツらが過保護になるくらいな怪我でな』
「それなら仕方ないね。彼がそんなやつだったとは…僕に力になれることがあったら言ってくれ。」
『ありがとう、リドル。心強いよ』
「…と、友だちだからね」
『!あぁ』
「」にこにこ
まぁ、表向きの理由はまたたく間に広がった。
盗み聞きしたやつらがいたからだ。
アイツらが過保護になるほどの重症を負わせた、と。
しかも、薬を盛って……相当恨みを持ってたのか??いや幼馴染のせいだろ?とか色々と噂を立てられた。
しかしそれはだんたんと膨らみ、知らぬところで面白可笑しくされていく。
そしていつしか、真実は雲隠れした。
【本当は、1歩間違えれば退学者は殺人犯になっていた】
………さて、ここまで肥大化させたのは誰だろうか。
…彼は問答無用で親から離縁され、せめてもの慈悲にマドルはもらったがいつしか底をつき、その日暮らしをしていた。
噂はつきまとう。ずっと彼のそばで流れている。
そんな未来が待ち受けているとは知らない。
…やっと掴んだ幸せさえ、粉々にされるとも知らずに。
人魚の恨みは根深いのだ。
寮長室
(はぁぁ……可愛すぎ)
外ではいつも通りだが、二人になるとピッタリとくっついてくる。
アズールが応えるように寄りかかると嬉しげな笑い声が聞こえる。
それは、ピッタリとくっついてくるのは僕が彼を受け入れるかの判断し、それに応えるように動けば彼は安心する。
番の不安を取り除くのも番の務め。
でも、
(かわいぃ、かわいすぎ…)
普段なら甘やかされる方(場合によるがデロデロ)なので新鮮。
そしてそんな番がぎゃんかわ。
『アズール、』
「…はい」
遠慮がちな瞳
でも何をお求めているか、すぐにわかった。
「…膝に座っていいですか?」
『、ん』
膝に横向きに座り、よりかかる。
彼の腕を取り、背中辺りに回すのは催促。
「ぎゅー、ってしてください」
『…ん』
ちょっぴり強めだけど気にしない。
彼の不安が和らぐならこの程度、構わない。
むしろ、もっと来い。
彼の腕の中で身動き取る気もない。
だらり、と身体を預ける。
(番だから、身体を預けるんです。預けられるんですよ)
「今日も泊まってください。一緒にいましょう」
『…ん。ありがとう』
「ね、僕の部屋に荷物を移しましょう?そしたら泊まりとか気にしなくていいですしょう」
『でもなぁ、公私混同は寮長としてどうかと思うぞ。今は休養扱いだけど』
「僕はずっとあなたといたいのに、…いじわるです」
『えぇ……』
苦笑いだが、どこか楽しげ
『…卒業したらふたりで暮らそうな、』
「!えぇ、そうですね。」
※作者はNRC=高校+大学の魔法士専門学校と認識しています。
でも、魔法士になるけどそれを職業となると道は違うし、一般職の人もいると思う。
それに魔力コントロールは必須だろうし、専門学校といいつつも魔法士だけじゃなくて多岐にわたる授業がありそう※
「楽しみです」
『…ん。俺も』
少しずつ前のように笑い、触れてくれるようになった。
彼だって学生だ。しかも少なくともあんな形で友人に裏切られことは根に深く残るだろう。
……それが許せない。
彼を裏切ったことはもちろん、最悪の形で彼の心に根付くのが!!!
だから、だからその分、相手にお礼をしなくては……えぇそれはもう、たっぷりと。
「海辺のマンションがいいですね」
『そうだな、』
未来設計をポツポツと話し合う。
すると彼からおずおずと、手を握ってきた。
前までは躊躇うことすらあったが少しずつ減っていった。
「どうしました?」
『…お風呂、一緒にいい?』
「ッ、しょうがないですね。あぁ使いたいバスボムあるんです。気にいると思うますよ」
『ふふ、そうか。楽しみだ』
(はぁ〜〜……キュンキュンします…♡)
甘えベタな番が可愛い。
お風呂で、お互いの身体を洗って湯船の中に入る。
アワアワな泡が充満する。
「わ、」
彼を背もたれにして、脚を絡め、泡を楽しむ。
「すごい泡です」
『あぁ。いい匂い…』
「ふふ、泡ついてますよ」
『アズールもだぞ。えい』
「え、わ。もう!」
『ちょ、やめろ』
「仕返しです!」
頭に乗せたら、仕返しを受けた。
程々に長湯をして上がる。
「どうぞ、紅茶です」
『ありがとう』
眠りやすいように、と睡眠をうがなす良い紅茶を用意してくれるようになった。
『おいしい』
「」にっこり
彼は知らない。
その紅茶の元より、通称幸せフォルモンを増やす魔法薬が混ざっていることに。
医療学的にあるもので、記憶を消すことはできないが思い出しにくくなるのもある。
しかし、また危ない目に合うことや周りとの記憶のすれ違いなどを警戒してならば「本人が幸せと思う気持ちでいたら嫌な気持ちは薄れていくのでは?」と考えた。
記憶を消すよりもそちらを進める学術も多い。
(あぁ、僕が入れた紅茶だからと何も疑いもせず飲んでくれる)
(あなたのために用意したものですから安心してください)
紅茶の効能が効いてきてぼんやりしてきた彼の手をひいてベットに寝かせる。
コップは魔法でちょい、と。
(あぁ、こんなに安心して寝てくれる)
きゅ、と服の裾を掴んできた。
離れないように無意識に。
(ッッッ!!!)
声を抑えた。
そのまま、一緒に寝た。ムギューと抱きしめられて。
だって彼が最優先である。
(はーーー……かわいい♡♡♡)
少しずつ少しずつ嫌な記憶を濁らせて、自分や他の人たちとの生活で上塗りしていくのであった。
トップページへ