写真家と従者(×ジャミル)


『写真家と従者(×ジャミル)』



説明
ジャミルさんで書きたかったんや



大旦那様
迷子のおじいちゃん。
主人公の才能を見抜き、部下に身辺調査をお願いをしたら……おじいちゃんオコだよ!
なので引き取ることをきめた。
ジャミルの婚姻を祝っている。
昔ながらの習慣に疑問を思わなかったが、変わる時が来たのだろうと慣用的。


旦那様
カリムとジャミルの関係性など色々とツッコミを受けて柔軟に考えを受け入れた懐の持ち主。
とりあえずこれ以上、奥さんはやめることにした。無論、責任取るけども。



カリム
一番、『なんで?どうして?だめなの?』の攻撃を受けて柔軟に考えを変化していった。
ジャミルに対しても家族愛があるため、主人公との幸せをなによりも願っている。
ご飯はジャミルのしか食べれないけど、服を着替えるとか一人でできる。


護衛
ジャミルの部下。
固定で三人おり、交代して警備している。
『休みは大切じゃん』とのこと。
ジャミルが基本的に護衛だが、夜中や離れるときの担当。
ジャミルは金曜日の夜から日曜日の夜までおやすみ。ただし、ご飯の用意は除く。





ジャミル
「大旦那様の恩人」に一目惚れ
少しずつ彼を知るたびに想いをつのらせたが言うのとはなかった。
だが、カリムにはバレるし応援されるしなんやかんや告白。
吹っ切れてわかりやすくアタックして根負けして婚約者に。
彼の一番にはなれない。俺の一番はカリムということに変えられないから。
でも、でもなぁ…と思うが言わない。言えない。
彼と自室で過ごす時間が何よりも宝物。
カリムの護衛が増えたが飯作りは相変わらず担当している。
自由が増えたから別に気にしてない。



主人公
過去の重い系風景写真家
母親の死後、父親が浮気相手を後妻とした。
そのため家で孤立をし、そのまま家に帰らないこともあるが誰も気づかない。
亡き祖父のカメラを片手にいたら迷子のおじいちゃんを保護し、警察まで届けた。
後日、両親が育児放棄で逮捕。主人公はあれよあれよと国を移動し、アルジーム家の後ろ盾となり写真家として活動することに。
その写真集は何度も重刷されたほどに好評。
ふらふらと気の向くままに旅をし、たまにアルジーム家に帰ってくるのを繰り返したらジャミルに告白される。
押し負けて付き合うことになる。
彼にとって写真を撮ることが一番。
アルジーム家に無自覚に口出しているため、改革を起こしていることに気づいてない。
アルジーム家の後押しというカリムのわがままにより、補講生として在学。
課題(※難題)を提出すれば問題ないという異例の扱い。
だが、その頭脳やレポートでの新規開拓の視点に教師陣も唸るしかない。








ストーリー

カリムのお世話は部下に引き継ぎ、ある部屋に向かった。
きょうは金曜日、日曜日まで食事を作ること以外は自由な時間。
そして婚約者である彼が今日は滞在している。


(急げ、急げ)


小走りになりながらも彼の部屋を目指す。
彼は風景写真家として幼少期から旅をしており、1か所の滞在期間がまだらである。
自由人な彼はジャミルの休みに合わせるなんてことはしてこない。
撮りたいものがあると、思った時点で向かっているから。
だが、今日は2ヶ月ぶりに会える日だ。
深呼吸をし、合鍵(掃除するために本人から許可はもらっている)で入る。
部屋を進むと後ろ姿。カメラをいじっている。


「…」


相変わらずの様子に安堵のため息。
お風呂の準備をし、横に座って眺めた。



『、あ』
「風呂、入るか?」
『おー…ありがと』
「かまわないさ」


ふたりでお風呂。
無防備に背中を預け、洗い合う。


『おかゆいとこありませんかー』
「はは、ない」


そんなおふざけをしつつ、お風呂をあがった。
長い髪をあえて彼にドライヤーで乾かしてもらう至福の時間を過ごし、反対に彼の髪を乾かしたあと、ベットに寝っ転がる。


『この写真は、』


彼が楽しげに話してくれるのを聞きながら顔を見る。


(はーーーーーーーーー………俺のダーリンが今日もかわいい♡♡)
(そっか♡そんなに楽しかったんだな♡)


と、お惚気全開な思考をしているがそれを表に出さずに話を聞く。
従者として鍛えられた表情筋はそう簡単には崩れない。
だが、口角がによによとしているのとによりその気持ちがバレていることに気づいてはない。


『ぁ、ジャミル』
「、…!」
『ただいま』
「…おかえり(突然なんだよ!!!は??ときめきで殺す気かよ!!)」


突然のちゅー、にびっくり。
だが、表情には出さない。によによしてあるけど。
そのまま、ダラダラと話していると眠くなってきた。


『…ふぁ、ジャミル。おいで』
「ん、(あぁあああああああかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいっ!)」


彼の腕の中に収まる。
むぎゅっ、と抱きしめられる。
……寝息が聞こえてきた。


(…………)


そっとすり寄る。腕の力が強くなり、より密着する。
彼の癖。婚約者となりスキンシップを取るうちに覚えたもの。
ジャミルがすり寄るのは、「もっと強く抱きしめほしい」という意味。
素直に言えないから合図として出す。
それが寝ていても実行されるほどに染み付いている。
どんなに会う期間が長くなっても消えないか、確認してしまう。


(忘れてなかったか、)


確認して眠りについた。









朝。しぶしぶ彼の腕の中から抜け出し、寝顔を眺めた。
とんとん、とやさしく叩く。


『……る?』
「飯用意してくる」
『…ん』


こうやって起こすのも二人の決めごと
『起きて隣にいないのは驚くから離れるときは起こして欲しい』とのこと。
カリムの食事等を用意し、護衛と話をしてあとは任せてキッチンに戻る。
自分たちの朝食をもって戻るのだ。


『あ、おはようジャミル』
「おはよう」


起きた彼がいた。
机の上はちゃんと片付けられている。


『うまそう、』
「だろ」


のんびりとお食事。片付けは二人で。
本当は彼一人でやるとは言ったのが「少しでも時間を共有したい」とのこと。
部屋に戻ればジャミルがNRCでの生活について話しながら彼の課題を手伝うし、別の課題をしつつも助け合う。
他にも細々としたやることを済ませていたら昼飯の時間。
残りをやってやっと終わった。
あとはもうやることはない。


「、」


ムギュ、と抱きつく。



『したいことある?』
「んー……このままでいい、」
『ん、わかった』


彼の腕の中でおとなしくなる。
彼は魔法で机とパソコンを引き寄せてデータ整理を始めたが、いつものことなので。
出版社に送るものを選んでいるのだろう。
それを聞きながらぼんやりとする。
 夕食の時間が近づいてきたので、離れようとしたら


「ンッ、!」
『、夜いいか?』
「っ、…あぁ。わかった」


…台所へ急いだ。彼から夜のお誘いが来たので。
だが仕事は手抜きはしないし、明日の朝食が時短できるように手筈を整えるのも忘れない。
早々に夕食を済ませて別々にお風呂に入る。


(ひ、ひさしぶりに…抱かれるが、大丈夫だろうか…!いや、うんどこにも問題はない…はずっ!)
『ジャミル』
「ひゃう!」


気づかなかった。
お風呂から上がってきた彼に背後から抱きしめられた。


『ふは、』
「…っ」
『…かわいい、』
「!…う、うるさい」
『ごめん、可愛くてつい』


ドキドキする、
熱い吐息に身体が求めてしまう、期待してしまう。


『…いい?』
「……うん、」


優しいキスを合図にとろとろに溶かされていく。


「あっ、………♡」










「ん、…………」


特有のうだるさはあるものの、起きれそうだ。
背中に彼の体温を感じる。
起きたくないな、と思いながらも動こうとしたが


「ひっ、♡っ、…」


彼の手が、きわどく太ももに触れてきた。


「お、起きて、るだろっ」


振払うことなんて、できない。
そんなことすら思いついてない。


『ジャミル、』
「っ、♡」


ねっとりと熱い声。昨日も聞いた。
撫でる手が、スルスルと…


『待ってる』
「は、…っ」


手が外れた。
この熱をぶつけてやろうと振り向くと、


「んっ!?ンッ、…ぁ…ふっ♡」


それさえ塞がれてしまう。


「はー、……♡」


飢えた彼と目が合う。背筋が歓喜に震える。


「っ、待っててくれ」
『ん、』


急いで支度をしたが、頬の赤みは消せそうにない。
日よけの布を巻いて誰にも合わないように気をつけてキッチンに。
カリムの朝食とレンジで温めてで食べられる昼メシまで用意して持っていく。


「ありがとうな、ジャミル!」
「あぁ」


その様子に相手側は何かを察したが何も言われることはなく、別れた。


(はぁーーーー!!!あんな、あんな顔をされたら断れるわけ無いだろ!!も、求められて…嬉しいに決まってるだろ!!)


そんな気遣いに気づくわけなく、それなりの支度を超特急で済ませて部屋に戻る。


『おかえり、ジャミル』
「たっ、だいま…」
『…おいで』


迷わずに彼のもとに。
ぎゅーとされ、


『お風呂がいい?それとも、続きしていい?』
「…お前の好きにしてくれ、」
『いいの?』
「…ん、夜まで大丈夫だか、ら……」
『そ、…ありがとう』


天井が見える、押し倒されたのだ。


「は、」



グジュグジュに愛でられた。
珍しいこともあるため、恐る恐る聞いてみた。


『…しばらく撮影で帰ってこれそうにないから、』
「、」
『……補充をしておきたい』
「ァ♡」


撮影が長期になるのは嫌だ。
会えなくなる期間が長引くのは寂しいし、浮気されていないかと、不安になる。
でも、


(補充したいほど、俺を求めてくれるのか?)
(性欲処理じゃなくて、)
(俺を、)

『ジャミル』
「……?」
『…もっと補充させてくれるか?』
「…っ、……」


そんなの、


「俺も、お前を補充したいっ」
「待ってるか、ら…だから……」
「ちゃんと俺のところに帰ってきてくれ…!」


その言葉に、


『ん、もちろん』
「!」
『俺の帰るところはジャミルのいるところだから、』
「〜〜〜っ♡」
『……もしかして、イ「いうな…ばか♡」……』


グッ、と近づいてきた。
耳元で


『ジャミル、ちゃんと帰ってくるから』
「あっ、ばっ!うごく、っ♡♡」
『待ってて』
「はっぁ♡ぁ、ん、!ぁああ♡♡」
『俺の帰るべき場所』
「っ、〜〜〜っ!!!♡♡♡」
『すき、すきだよ、ジャミル』
「や、やっ、も♡♡わ、かっ♡♡♡たからぁ♡♡♡♡♡」


珍しく伝えてくれる熱烈な言葉になす術無く、繰り返し囁かれたのだった。
夜ご飯の準備のためになんとか抜け出したぐらいであとは彼と過ごした。
 次の日の早朝、疲れた身体を起こして彼を見送ったあとにベットに倒れ込んだ。


ージャミル、俺の居場所
(〜〜〜〜〜〜っ!!!)


その言葉が思い出される。


(あ、あんなことめったに言わないのにっ)
(こいうときばかり、ずるいじゃないか!)


ちら、と見たのは…隠しカメラ。
実は彼に秘密で盗撮しており、寂しい日々を過ごすときに役立つアイテムとして置いている。


(まだ時間があることだし、中身、確認するか…)


重い身体を起こしてパソコンに繋いで確認する。
高性能のイヤフォンから聞こえてくる。


(っ、)


…いつものように彼の声をよく聞こえるように編集しなくてと思いながら眺めた。
すると、ジャミルが部屋を抜け出したときに事件が。
なんと監視カメラ越しに目が合う。


(うそだろ、)


そう、彼は知ってたのだ。


(え、)


監視カメラに近づき、しっかりと目が合う。


ー悪い子だな、ジャミル
(んぅ♡)
ーまったく、…今度帰ってきたら罰として撮影しながらシしょうか
(!?)
ーせっかく撮っているんだからな?きちんと撮らないともったいないだろ
(な、なっ、♡)
ー…ちゃんと撮影できたら次は……そうだ。欲しい声の録音でもしょうか?そしたら少しでも寂しくないだろ
(は、はっ♡そ、そんな、ご褒美をくれるのか…?♡♡)
ー……まだ帰ってくるまでかかるだろうし、そうだ。


マジフォンで調べだしたのは、「彼氏に囁かれたい言葉ランキング」というもの。


ーすきだよ、ジャミル
(!)


などと、ほかには乙女ゲーやちょっと(意味深)なのも。
ジャミルが離れている間に撮影させていた。


(ーーーーっ♡♡♡)


いつの間にかおひとりさまで楽しんでしまった彼にとってはご褒美しかすぎない。


(はーはーー…♡♡)


退屈せずに待ってられそうだ。

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