冥府の番人(×イデア)


『冥府の番人(×イデア)』



説明
not捻れた世界



イデア
 冥府の番人の称号をもつ。
上司と仕事に挟まれた繰り返す日常に飽き飽きしていたところ、召喚士に呼ばれる。
応える気など無かったはずが、魂に惹かれて姿を変えて「冥府の役人」の称号と書き換えた。
そのまま、共にしていくうちに持ち帰ることを決めた。
あっちの仕事をしながらもこっちの仕事をする多忙を極めたがやっと主人公が死亡したので確保した。
強制したことに自覚があるので罪悪感があるので気にしていたが、案外グイグイするのでドキマギしている。
 ずっと僕と一緒!!!


主人公
 教団に「世界を救うために」と生まれた教団の子。
悪魔と戦争をしており、勝つために召喚士として契約する。
短命なことが多く、替え玉のように扱われていてもそれが当たり前だからと異常なことに気づかない。
 だが死後に事実を知ってびっくり。
イデアの想いに悪気はしないし、結構嬉しい。
過去に「告白されたじゃん。付き合うとかしないの?」と言われたが『置いて逝くからな。ならはじめからそんな存在は作る気はない』と。
「これなら永遠に一緒にいれるから問題ないでしょ!?永遠に僕と生きるしかないんだよ!!!!」と言われた。
積極的に漫画やアニメを参考にしてコミニケーションを取る。






ストーリー


身体が動かなくなった。
その筈なのにまぶたが開く感覚に驚いたがそのまま、自然現象に任せた。


『?』
「起きた?」


誰か上に跨がってこちらを見下ろしている。
見覚えのある顔立ち。その独特な炎のような髪。


『…イデアか?』
「そう、僕だよ。マスター」
『大きくなったな…??』


もう少し幼かったような気がする。
…というか、ここはどこだ?


「そっちじゃないでしょ。ここ、どこか気にならないの?」
『…俺、死んだはずじゃ』
「そ!死んだ!やっと死んでくれた」
『、』
「これでやっと手に入れられた!君を!!」
『は、』
「これからは僕の物として永遠に生きるンだよ。死ぬことはない、永劫の時間を」
『……なぜ?そんなに俺が憎いのか?』
「違う!!僕は、ただ……」
『?』


キュッと口をつぐみ、目をウロウロと視線が合わなくなる。


「……かったから」
『?』
「君か欲しかったから、待ってた」
『…どういうこと?』
「だからさ!好きだから!!そばに置きたいわけ!?わかんないの!!?」
『!!?』
「はいはい!!この冥府の番人に捕まったのは不運ですねぇ〜はーー残念!!ずっと僕が手放さない限り転生はできませぇん!!この部屋で過ごしてればいいよ!!」


そのまま行ってしまった。
言われたことを脳内でリピートとして意味を考えた。


『………アイツは俺のこと…すきって、そういう意味で?親愛とか??隣人なる存在の気持ちはわからないな』


とりあえず部屋を探索することに。
多すぎるベットが目立つ寝室、クローゼットには服が置かれている。
おおきな湯船のあるお風呂と隣にトイレ。
広めのキッチン、冷蔵庫に材料があるし、注文もできるらしく専用のボックスが置かれている。
ほとんど触れたことのないゲームや漫画がある部屋。
ジムにあるような機械が置かれたトレーニングルーム。


『ほわ…、』


ひとまず、お風呂に入ろう。そう決めた。
 しかし、イデアは数日の間来れなかった。
溜まった仕事の処理に追われたから。
やっとのことで彼のいる部屋に。


(あ"〜〜やっと空き時間できた…)
(…どうしてるだろ、発狂してたらどうしょう)
(嫌われて…いやそれでも諦めて僕のものになることを承諾させる。時間はあるから、)
(………)


深呼吸をし、扉を開けた。
誰もいない寝室。どこかの部屋にいるのだろうか、と周りを見渡す。
…と思ったらお風呂の扉が開いた。


「あ、」
『あ』


上半身裸、タオルで頭をワシャワシャしている彼だ。


「わ、わーーーー!!?」


すぐに服を投げた。


「着ろ!」
『ぶはっ、…誰もいないからいいと思ったのに、』


服を着た。
まだ濡れている髪が気になる。


「…ふ、ふいてあげようか?」


なーんて、断られる前提だ。


『あ、頼む』
「…う、うん」


おとなしく床に座る彼の背後、ソファーに座ってふく。
温風を魔法で出して丁寧に


『……』


うとうと、し始めた。
その無防備な姿にキュンっとした。


「終わったよ」
『ありがとう、ふぁ……もう寝るけど、イデアはどうする?』
「えっ、ぁ……」
『一緒に寝るか?』
「えっ!!?」
『…?昔もよく寝ただろ?』
「そっ、そうだけど…」
『待ってるからお風呂入ってきな…』



ふらふらしながらベットに入った彼を見送り、いそいそと風呂に。
いろんな感情が混じり合う中、お風呂から上がって着替えて彼のもとに。
今にも寝そうな彼が掛け布団をどけて中に入れてくれた。


『おやすみ、』
「おっ、おやすみ」


そのまま寝ていしまう彼に


(……いやなんで!!!!?)


と、大声でツッコミをしそうになるが耐えた。
そのまま寝顔を見ていたら眠くなってきて……


「は、!」


多分、朝。ここはいつも薄暗いから時間の感覚がおかしくなってしまう。
香る、美味しそうな匂い。


『あ、起きた。メシできてるから』
「アッハイ」


…とまぁ、普通に生活してるからやっとツッコむ。


「なんで普通に対応してんの!!?」
『え?あー……』
「監禁して放置してましたけども!!?」
『それ、お知らせきたし』
「はい??」


ほら、と渡されたのは手紙というよりもメモ書きだろうか。


ー現在、仕事が多忙のため数日の間来られそうにありません。
1日三食、おやつはキッチンに配送させていただきます。
食料も置いておきますのでお好きにおつかいください。
希望のものがありましたらなんなりとお申し付けください。メモを置かせていただきます。
 その代わりと言ってはなんですが、イデアさまが来れた際はどうかゆっくりとお話し合いをしてください。

 

「おっふ……」
『とまぁ、世話になったし…ゆっくり考える時間もくれたからさ』
「じゃ、…なんか聞きたいことある…?」
『イデアはどういう気持ちで好きなの?』
「ほぎゅ」
『??いやさ、長年いたから家族愛なのか、恋人という意味なのか?奴隷としてとか、隣人の考えることわかんねーし』
「あっあぁ……そゆこと、……えっと、………僕の、…生涯共にする人、…夫婦関係が、いいです」
『…』


ふうふ、…夫婦……??


『ふうふ……そういう意味で俺のこと好きなの?』
「う、うんっ」
『………そう言ってもらっても俺にはわからないや』
「…知ってるよ、ずっと一緒にいたんだから」
『…』


組織のために生まれ、全うした。


「…ぼくと、一緒にいるのは不愉快?」
『そんなことはない』
「なら居て。時間はあるんだからゆっくり知っていけばいい」


どれほど時間がかろうとも、彼を手放すことはない。


『そうか、じゃイデアのこと教えてくれ』
「ひょっ」
『?』
(積極的ぃ〜!!)


部屋でゲームや鍛錬だけでは暇なのか、結局はイデアのサポートに。
熟年夫婦かのように阿吽の呼吸で仕事をこなす。
なのに夫婦でないので驚かれるのはすっかり慣れてしまった。


「…や、じゃない?」
『……んー、うん。いやじゃない』
「そっか、えへへ」


夜、二人で過ごす時間。
ゆっくりゆっくりと彼と距離を縮める。
キスをしても嫌がられることはない、と。
そんな感じに彼の感情を彼自身が理解していくのだ。


「!んっ、……え、」
『…イデアはいやじゃないか?』
「……全然、もっとしてほしいく、らい…だ、し………」
『わかった』
「ンッ!んっ、…ふ、…っ…♡(は、え???か、かわいいっ!!?ちゅちゅして、く…はぁぁぁぁあ……むりやば)」
『えー、と…かわいい』
「!!?」
『ていう、ものだ、と、思う?』
「…ぅ、……♡(漫画とか色々見せてるし、情緒教育させてるけどこうやってくるのズルすぎでは〜〜??某もう中ぐちゅぐちゅになりそう♡♡まぁ時間はありますし、お勉強しましょうね♡♡)」


自分好みの彼を育てあげるゲーム、なんて楽しいだろうか。
…しかし、その時が来て自分のヨワヨワ具合にびっくりする間もなく、本能に任せた彼によりいろんな意味で死にかけることになるとはこのときのイデアはまだ知らない。
彼が思っていた以上に、その……うん、やばくて自身の身体が躾けられてしまうとは。
従者によりそういう資料映像が届けられているのは後に知ったとか。
こ、こここんな資料映像( )送ったの誰!!!?2次元のッチじゃねーか!!!
 終わりはないふたり。仕事をしながらも熟年夫婦として生活するのであった。


『…イデアがほしい』
「っ、あ…んっ、んっっ!!?♡♡」
『もっと、』
「!!!?」

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