僕と彼と、時々弟(×イデア)
『僕と彼と、時々弟(×イデア)』
説明
寮長なわがままな嫁(♂)と副寮長な旦那。
たぶん、幼なじみかな?
※原作の設定を無視してます
ここはイグニハイド寮にある寮長専用のラボ。
寮長特権で扱えるし、副寮長も更に小さめだが存在している。
ちなみに過去の生徒が「こんな特権なきゃ誰もやりたがるわけねーだろがぁあああああ!!!陽キャ!きらい!」ということがあったらしい。
一般生徒用のラボもあるが、寮長クラスになるとラボの充実度が違うし、自分の好きように部屋をカスタマイズできるのも特権の証。
それにつられて寮長となり、ゆくゆく将来のためになるものも多い。
さて、現在イグニハイド寮長であるイデアは作業に没頭していた。
傍から見たら何をしているかはわからないが、一線を越えてハイとなった彼は止められない。
『イデア、入るぞ』
合鍵を持つ副寮長であり、旦那である彼ぐらいであろう。
ちなみに義理の弟公認で「兄さんをお願いね!兄さま」と呼ばれる。
もちろん、彼も止められるが二人が仲良しなのが好きなので兄さまが忙しくないなら頼むことのほうが多い。
今日も頼まれて食事を届けに来た。お手製の小さめのサンドイッチと飲み物。
本人は普段から高カロリーなジャンクフードやお菓子で済ませることが多い。
料理は最低限はできるが、やる気はない。
外に食べに行くのも基本的にしたくない。
なにより、そんなものぐさなことをしてたら旦那が自分のために料理の腕を上げてくれたので必要なし!!
後輩に勧誘されているが止めているが、ピンチヒッター程度なら許した。
某たちが最優先ですがね、ひひひっ……
『ほら、口開けて』
「んぁ、」
『たまごサンド、』
「…、うま」
『はは、よかった。今回は…』
自分のために工夫してくれてくれる。
そう、自分のために!!
飲み物を合間合間もらいつつ、打ち込みは終わらず、でも食事は終わった。
片付けに行こうとするので、反射的に服をつかむ。
「どこ、いくの」
『片付けと飲み物取りにいくだけだよ』
「…だめ、飲み物あるからそこにいて」
『…わかったよ』
彼が一歩、近づいて…と気づいたときには額にリップ音。
『まってる』
「っ、ん」こくっ
離れていくのに寂しさを感じたので更にペースを上げた。
そんなキーボードの音に慣れているので気にすることもなく、ソファー横にある小型の冷蔵庫を開けようとした。
横にあるダンボール箱、飲み物のだ。
(これ、最近俺が好きなやつ。ストックしてくれたのか、)
はて?言った覚えがあったか?
むしろイデアの前ではコップに出してから持っていていたから知らないはず。
むしろ、これ、新発売して1週間程度だから……深く考えるのをやめた。
ちなみにペットボトルからそのまま飲まないのは昔からの癖で、親がそういう人だったから。
友人と遊ぶようになってからやるようになったが、親しい人の前だけでは普通にしている。
コップを用意しているのはそれがわかっているから。
洗い物が増えるが気にすることもなく、注いで飲んだ。
イデアの後ろを姿を見て普段ならゲームしていることが多いが眠くなってきたのでそのへんに落ちていた毛布をかけてソファーの背もたれを倒して仮眠をとることにした。
「……終わったぁああああ!!ひひひ、ひひひひひひっ!!某天才では??」
ぱ、っと振り向くと安心して寝ている旦那さんがいた。
「あーもう、ぐっすりなんですからw油断し過ぎでは??まっまぁ某の、……嫁の前ならしかたありませんし??べつに??悪くないですし??」
ぐちぐちと言いながら彼の前にしゃがんだ。
ほっぺたをむにむに
「ほっっんと無防備。某の前だけですからな、」
ちなみに自分は「某の嫁w(2次元)」はいうのに、旦那さんが「俺の嫁(2次元)」は許さない。
むちゃくちゃ嫉妬するし、わがままである。
(キミの嫁は某だけなので、許しませんわ)
「いや、理不尽」と後輩に言われことがある。
わかってる。わかっているけど譲れない。
彼にいろんな迷惑やわがままをしているのはわかっている。わかっているけどやめられない。
彼からの愛情を確かめたいから。繰り返してしまう。
それをわかって甘やかしてくるが、………自分に自信がないからこうでも確かめないと不安だから。
『……いであ?』
「あ"、ごめん。起こしちゃった……」
『いいよ、』
もぞもぞ、と毛布をどけた。
開いた空間。
『おいで』
「んっ」
ソファーベッドということもあり、背もたれは倒してあったため、二人が寝ても大丈夫な幅である。
彼の腕の中に入り、ピッタリとくっつく。
(あーもう、某を抱き枕にするなんて……)
そう言いながらも彼の背中に腕をまわす。
心臓の音に耳を澄ます。
彼の生きている音。鼓動。
(…………)
何よりも安心する。
実は録音してためにストレスが溜まると聞いているのは秘密。
自動起床によりオルトが迎えにくるまで二人は寝ていた。
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