導きの教会

 思い出せないのだ。
 私はいったい、誰なのか――。


「……、……ユリ」

(……?ユリ……私の名前……?)
 
「――大丈夫か?」

 カミュはうっすら意識を覚醒させたユリに声をかける。彼女の綺麗な長い銀の髪も、今は泥まみれでボサボサだ。もったいないなとどこか頭の片隅で思った。

「……カミュ」

 小さく名を呼ばれる。

「おう。覚えていてくれたんだな、ユリ」

 まだ微睡んでいる瞳が、ゆっくりとカミュを捉えた。

 その瞬間、時が止まる。

 ずっと地下にいたため、気がつかなかったその珍しい光彩。明るい太陽光の下で、間近に見る彼女の瞳は今まで彼が見たどの宝石よりも美しいと思った。
 その瞳が今、潤わせ自分を見つめている。

「カミュ……よかった」
「……うん?」
「あなたの名前、ちゃんと覚えてた……」
「……っ」

 それに加えて、こう安心したように微笑まれてしまえば、心を掴まれても仕方がない。だが、この甘い空気に呑まれそうになるも、残念ながら今はその余裕はない。
 隣には気を失っているエルシスもいる。カミュは優秀すぎる自分の理性に従った。
 近くに教会がある――ひとまずあそこで、二人を休ませなければ。

「ユリ、もう少し寝てろ。……大丈夫だから」

 手のひらでユリの両目を覆う。すぐに気絶とは違う、穏やかな寝息が聞こえてきて、カミュはほっと安堵した。

 ……――次に、ユリが起きた時はベッドの上だった。

「……ン……」
「ようやくお姫さまもお目覚めか。気分はどうだ?」
「…………」

 イケメン……イケメンがいる。ユリはじっと椅子に腰かけるカミュを見たが、どうもまだ頭がぼーっとしているようだ。

(エルシスとはまた違った……)

 エルシス――そうだ。あのとき、三人で崖から飛び降りたんだ。ユリははっと思い出し、ベッドから起き上がる。

「カミュ……ここは?エルシスは?」
「エルシスと全く同じ反応だな。ここはデルカダールのはずれにある教会だ。エルシスは少し前に起きて、世話になったシスターの手伝いをしてる」
「じゃあ、無事なのね?」
「ああ。勇者の奇跡のおかげだな。気づいた時には無傷で崖下の森の中さ。近くにこの教会があって、こうして休ませてもらっている。……一応言っておくが、お前の着替えやら身なりを整えたのはシスターだぜ」

 最後の言葉に、ユリは自分の格好がいつもと違うのに気づいた。よく観察すると髪や肌も清潔だ。

「あとでシスターにお礼を言わないと」
「そうだな。その前に何か食えるか?丸一日寝てたんだ。何か持ってきてやるから待ってろ」

 そう言ってカミュは椅子から立ち上がり、ドアに向かう。

「ついでにエルシスにもお前が起きたって声をかけてくるか」

 そう呟きながらドアノブを掴んだと同時に「あ、待ってカミュ」ユリが彼を呼び止めた。

「ん?」
「あの、たくさん助けてくれてありがとう」
「……どういたしまして」

 そっけなく答えたカミュだったが、その顔は少し照れているようだった。


「ユリ、よかった。無事に目を覚ましてくれて……気分はどうだい?」
「私は大丈夫。エルシスも無事でよかった。……本当によかった」

 ユリとエルシスはお互いの無事を喜ぶ。カミュが持ってきてくれた食事も平らげ、彼女もすっかり体調を取り戻したようだ。
 さて――そこでカミュは話を切り出す。

「ユリも元気になったことだし、まずはオレ達を助けてくれたシスターに礼を言っておくとするか」

 客室から礼拝所へと向かうと、穏やかな年配のシスターが立っていた。

「あら、旅の方……お連れの方のお身体はよろしいのかしら?」
「ああ、もうバッチリさ。アンタのおかげで助かったぜ」

 カミュに続いて、ユリが口を開く。

「助けてくださりありがとうございました。着替えだけでなく身なりとか、服も洗ってくださったようで……」

 頭を下げるユリに「おやおや」と、シスターは優しく笑う。

「いいんですよ。お嬢さんが元気になってくれて、それが何よりです」
「はい!おかげさまでもう大丈夫です。ありがとうございます」

 シスターの言葉にユリは再び頭を下げた。穏やな表情のシスターだったが、不意に表情を曇らせる。

「……ですが、お気をつけて。先ほど不穏な話を耳にしました。なんでも凶悪な囚人達が牢を脱走しこの辺りをうろついているそうです。いったいどんなおそろしい人物なのか……」

 ユリは内心、ぎくっとさせた。

「そいつは大変だな……。それで、町の様子はどうなっているんだ?」

 カミュは冷静にシスターへ尋ねる。

「町はなんともものものしい雰囲気です。逃走中の三人の囚人を追って兵士の方々が懸命に探されています。それに、あの大英雄グレイグ将軍までもが、囚人が来たイシという村への道を封鎖しに、自ら南の渓谷地帯へ出陣されたとか」
「……」

 シスターの話を聞きながら、ユリはエルシスの横顔をこっそり伺った。表情には出していないが、不安に違いない。

「……あら、ごめんなさい。不安にさせてしまったわね。大丈夫。きっとすぐに悪人は捕まりますよ。それまでこの教会を宿と思ってお好きに使ってくださいな」
「ああ、そうだな……。すまないが、すこし世話になるぜ」

 カミュはシスターに背中を向けると「外の風にあたりながらこれからのこと少し話さないか」二人に小声で話しかけた。

 カミュの言葉に二人は頷く。

 教会の外に出ると、緑美しく晴れやかないい天気だった。地下牢獄にいたこともあり、余計に清々しく感じさせる。

「これでオレ達は仲良くおたずね者ってわけだ」

 そのせいか、ユリはカミュの言葉にいまいち実感が湧かないでいた。そもそも、なんの罪を犯していない自分たちが囚人とはおかしな話であった。

「ユリ、ごめん……」

 唐突のエルシスからの謝罪に、ユリは「え?」と、首を傾げる。

「僕が君を城まで連れてきたばっかりに、君まで酷い目に合わせてしまって……」
「エルシスのせいじゃないよ。ついて行ったのは私だし……。おかしいのはあの王さまでしょう?エルシスが責任を感じるのは違うよ」
「だけど、君は記憶を探さなきゃいけないのに、追われる立場にしたのは僕と一緒にいたからだ」
「私の記憶なんてどうでもいいよ!それより、エルシスが勇者ってだけで、追われる立場になったのが問題であって……」
「自分のことをどうでもいいなんて言わないでくれっ!」
「――お前らいい加減にしろ!」

 途中から言い合いになったそれに、終止符を打ったのはカミュだ。はっと我に返った二人はしゅんと静かになる。

「なんで途中から言い合いになってんだ……」

 腕を組み、カミュは呆れたように二人に言った。

「ごめん……」
「わ、私も……」

 素直に謝る二人の姿を見て、はぁとカミュはため息を吐く。

「話がよく見えなかったんだか……第一お前らはどういう関係なんだ?」
「……エルシスは私の命の恩人なの」
「は……?」

 ユリの返答にエルシスは困惑の声を上げた。そんな大袈裟な。彼女はそう捉えていたのかとエルシスは複雑に思う。そんな風に気負ってほしくはない。

「私は……」

 ユリはカミュに自身について話した。
 イシの村近くで大怪我をして倒れていたところ、助けてくれたのがエルシスだと。

「見つけたのはね。助けたのは医者だよ」

 エルシスから細かい訂正が入った。

「でも、エルシスが見つけてくれなかったら私はきっと生きてなかった」
「だからって、命の恩人は大袈裟で……」

 話が脱線し、再び水掛け論のようになりそうになった会話にカミュの舌打ちが阻止した。

「えぇと……起きたら自分の名前以外何も覚えていなくて……」

 記憶喪失だと話した。

 そして、エルシスが勇者としてデルカダール王に会いに行く際に、一緒に記憶を探してくれると旅の同行をしたと。

「……事情はわかった」

 話を聞き終わり、カミュはユリを見る。あの時「覚えていた」と、安心した笑みを浮かべたのはこのせいだったのかと気づいた。
 明るく気丈に振る舞っているようだが、記憶喪失とはさぞかし不安だろう。

「オレもあちこち旅しているが、ユリとは初めて会うし、噂も聞いたことがないな……」

 彼女なら容姿の良さに加えて、珍しい髪色と瞳の色と、町で噂の一つや二つになっていてもおかしくはないだろうと思う。(オレが知らない土地での可能性も高いが……)

「オレもお前の記憶、探すのを手伝ってやるよ」
「あ…ありがとう、カミュ」
「どのみちオレ達はしばらく行動を共にするからな」
「カミュは僕達と一緒でいいの?」

 エルシスの問いに、カミュは「……さっきのシスターの話で提案なんだが」と、話を変えて切り出す。

「イシの村……聞いたこともないが、あの渓谷地帯に村があるとは驚いたな。お前はそこの出身なのか」
「うん。デルカダール王に出身を聞かれて答えた時は……まさか、こんなことになるなんて……」

 エルシスは表情を少し曇らせた。本当にあのときはこんな事態になると思わず、素直に話してしまった。
 最初の態度に、騙されていたと思うと悔しい。ぎゅっと拳を握り締める。

「村のこと、気になるだろうが早まるなよ」

 エルシスの心情に気づいて、カミュは声をかける。

「今来た道を戻ったところで、グレイグの野郎に捕まるだけだ」
「わかってるよ……」

 エルシスは力なく笑って答えた。

「でも、どうにか村の様子を確認する方法ないかな」

 ユリがカミュを見て言う。

「ヤツに見つからず、イシの村に行くには別の裏道を使うしかない。オレならその道を知っている。なんだったら案内してやってもイイぜ」

 その言葉に、ユリとエルシスは喜ぶように顔を見合わせた。

「だが、先にオレの用事を済まさせてくれ。デルカダールの城下町に忘れ物があってな。そいつを取り戻しておきたいんだ」
「でも、今あそこに戻ったら危険じゃないか……?」

 心配するエルシスに、再びカミュは口を開く。

「城下町といっても行くのは下層さ。忘れ物を取りに少し戻るだけだ。牢からお姫さまを連れ出してやったんだ、それくらいの頼み、聞いてくれてもいいだろ?」

 ユリの肩にぽんと手を乗せながら言った。もともと二つ返事で答えるつもりだったが、そう言われてしまえば尚更断れない。エルシスは「わかった」と、頷いた。

「ユリもそれでいいかな?一人にするのは危険だし、今度は僕がちゃんと君を守るから」
「ありがとうエルシス。私はかまわないし、自分の身は自分で守れるよう頑張るよ」

 笑顔で答えるユリに「決まりだな」と、カミュもにっと笑顔を見せる。

「……けど、このままじゃチョイと目立つな。待ってろ、適当なもん探してきてやる」

 そう言って、カミュは一人どこかへ消えて行き──そんなに時間が経たずに戻ってきた。

「ほら、こいつを着て顔を隠しな。兵士どもが待ち受ける城下町にそのままのカッコじゃ戻れないだろ?」

 エルシスは旅人のフードを、ユリは同じくフードのついた長い外套を受け取る。
 どこから手にいれたのだろうという疑問を持ちつつ、二人はその場で羽織った。

「へっ、おたずねものらしくなってハクがついたじゃねえか」
「嬉しくないハクだよ……」

 カミュの言葉に不満げに答えるエルシス。

「お忍びの王子さまみたいだよ」とフォローのつもりでユリは言ったが「それ、全力で君に返すよ。お姫さま」と、エルシスに逆に返され「確かにな」ついでにカミュにも同意された。
 
「それじゃ、北に向かって町に戻るぞ」

 そう言って前を歩くカミュだったが、なにかを思い出したように振り返り「エルシス」と、名前を呼んだ。

「さっきの質問にちゃんと答えてなかったよな。どうやら預言によると、オレはお前を助ける運命にあるらしい」

 それは最初にユリを勇者と勘違いした時にも言われた言葉でもある。

「改めてよろしく頼むぜ!勇者さま!」

 エルシスは「こちらこそ」と答えたものの「預言って……?」そう不思議そうに首を傾げた。だが、それ以上のカミュからの説明はなく、三人は目的地へと向かう。


 カミュはミステリアスなイケメンだな――と思いながら、ユリは弓を構えていた。
 魔物に遭遇し、カミュは短剣を逆手に持ち、素早く魔物を斬りつける。

「……カミュってずっと牢屋に入ってたんだよね?そのわりには動きが鈍くないというか……」
「ん?そりゃあ牢屋に入っててもただ寝てたわけじゃねぇからな。お前こそ、見た目に反して大剣を扱うんだな」
「うん、最初は片手剣を使ってたんだけど、こっちの方が攻撃力が高いと思って」
「武器は攻撃力だけじゃねぇぞ。状況に応じたり、技によって使い分けるのも大事なんだぜ」
「なるほど……。カミュは他に何が使えるの?」
「オレは片手剣に、あとこいつだな」
「へぇ!ブーメランかぁ」
「まぁ、弱い敵が多数出た時にしかあまり使わないけどな」

(――男の子だなぁ)

 武器や戦闘について話している二人をユリは微笑ましく眺めていた。イシの村ではエルシスの歳に近い男はいなかったので、こうやってカミュと話せて楽しそうだ。

「あんたと一緒にいるあのサラサラヘアーの男はエルシス。青い髪の男はカミュっていうんだな」
「!えっと……」

 ユリはいきなり男から話しかけられた。
 赤い鎧を纏った剣士だ。

「おい、オレたちのツレに何かようか?」

 カミュが警戒するように剣士を睨み、エルシスもユリを庇うように前に立つ。

「いや、突然すまん。俺はさすらいの剣士。お前達の戦いぶりを見せてもらったんだが、二人はいいパートナーになりそうだと思ってな」
「パートナー?」

 うさんくさそうに聞き返すカミュ。

「エルシスとカミュ。お前達なら仲間と協力しないと使えない技……そう、れんけい技も繰り出せるだろうな。れんけい技ってのは特技と特技が組み合わさることで発動する強力な技だ。覚えておいてソンはしないぜ」
「れんけい技……カミュは知ってる?」
「ああ。話には聞くが、試したことはないな。(仲間なんていなかったし、あいつは……ポンコツだったしな)」

 うむ……と、さすらいの剣士は二人を見て考える。

「そうだな……。お前達二人でシャドウアタックが使えそうだ。試しにそれで魔物を倒してみな。それでお前達にもわかるぜ。共闘の素晴らしさってもんが……。戦いの経験を積むついでにやってみるか?」

 俺が詳しく教えてやるぜ――そのさすらいの剣士の言葉に、エルシスは瞳を輝かせた。

「へぇ、面白そうかも。カミュ、試してみようよ」
「……まあ。この先、魔物との戦いは避けられねえし、戦いを有利に進めるためにもいっちょやってみるか!」

 こうして二人はさすらいの剣士から助言を聞いて、れんけい技の取得を目指し、魔物と戦う。
 ユリは邪魔をしてはいけないと後ろに下がり、二人が傷を受けたら回復と援護をしていた。
 れんけい技はコンビネーションが大切らしい。二人は何回か魔物と戦って呼吸を合わせていく。

「シャドウアタックは一人が敵をひきつけ、もう一人が背後から不意打ちをするれんけい技だ」

 そう言ったさすらいの剣士の言葉通り、最初にエルシスが高く跳んで上から剣を振り降ろし、カミュが背後から敵に飛び上がりながら斬りつける。
 魔物に二回の大ダメージを与え、いとも簡単に倒した。

「二人ともすごい!」

 華麗なれんけい技に、ユリは二人に拍手を送る。

「やったね、カミュ!」
「はは。まさか本当にこの短期間でできちまうとは」

 二人はれんけい技"シャドウアタック"を成功させた!

「……待て。言葉はいらねえ。ふっ……どうやらわかっちまったか。共闘の素晴らしさというものが……。なによりだ。オレも十分に満足したぜ。さあ受け取ってくれ。こいつはオレを満足させてくれた礼だ」

 エルシスは『きんのネックレス』を受け取った。

「世の中には多くのれんけい技がある。呪文と特技の組み合わせで発動するれんけい技もあるんだぜ。強力なれんけい技ほど発動できる回数は減るからそれだけは注意しろよ」

 さすらいの剣士は二人にアドバイスをすると、続いて視線をユリに移す。

「次は彼女……ユリを加えて試してみるといい。俺からのアドバイスがなくてもお前達なら大丈夫だろう」

 その言葉に、三人は顔を見合わせる。

「特技や呪文を覚えれば覚えるほど……仲間が増えれば増えるほど……使えるれんけい技も増えていくだろうな。忘れるなよ、お前達はひとりじゃない。共闘すれば活路も開けるってもんだ。仲間を大切にな」

 最後に三人にそう言い、さすらいの剣士は去って行った。

「かっこいい……!」
「いい人だったね」

 その後ろ姿をいつまでも眺めるエルシスとユリにカミュは呆れた。

「お前ら……あのおっさんは悪いヤツじゃなかったが、もっと警戒心を持てよ。特にユリ」
「あ、うん。気を付ける」

 さらりと言ったユリに本当に分かってるのかよ……とカミュはがくりと肩を落とす。

「ね、私もれんけい技をやりたい!三人でできないかな?」

 ユリの言葉に城下町を目指しながら魔物と戦って、れんけい技の取得に励むことになった。

 れんけい技は何も攻撃だけではなく、補助の効果を持つものもあるらしいと言うカミュの言葉をヒントに、城下町に着くまでに三人のれんけい技は成功した。

 ユリの覚えている特技の"おうえん"の応用技である。

 ユリ曰くおうえんは30パーセントの確率で、自分以外の仲間をゾーン状態にする特技で(魔法や特技については詳細に覚えてるんだなとこの時カミュは思った)

 この"ゾーンバースト"はエルシスとカミュの二人を確実にゾーン状態にするというれんけい技だ。
 ゾーンになると能力が飛躍し、有利な状態にするため、役立つ補助技だ。

 しかし、れんけい技といってもユリが「頑張って!」とか「ファイト!」とか応援し、二人が「おう!」とか「まかせてくれ!」など、答えるだけである。

 何故、それだけでゾーンになるのか。

 たぶん、笑顔で元気よく応援する彼女の姿が可愛いくて、テンションが上がり、ゾーンに入るのではとカミュは適当に考えた。

「"おうえん"するのはなんだか恥ずかしいから、一日三回が限度かなぁ」そう言ったユリに「そういうもんなのか……?」と、カミュは独り言のようにつっこむ。
 あまり理屈で考えてはいけないものかも知れない。

「ここからデルカダールの下層に入る。念のため、警戒は怠らないでくれよ。ユリはオレ達から離れないようにな。ここの治安は上の城下町と違ってよろしくねぇんだ。特に夜は危険だから、さっさと済ませちまおうぜ」

 ユリは今度は真面目な顔つきで頷いたので大丈夫だろうとカミュは判断する。人工的に作られた道を通り、トンネルを抜ければデルカダールのもう一つの顔はすぐそこだ。





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ゲームではれんけい技はゾーン時にしか使えませんが、楽しいということで普通にスキルのように使っていきます。


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