「……豊受大神…っ!!」



彼女が来ることは誤算だった野良は、妖を集めてその場を去った。






「大丈夫?」


「え、えぇ…。
(新しい……神様…?)」


豊受大神はひよりに近寄り、ふっと頭を撫でた。
すればすぅぅとひよりは消えて、自身の体へと帰って行った。
それと同時に現れたのは豊受大神の神器。



「姫様。もしや彼女が……。」


「うん、たぶんそうだと思う。夜トが言ってた子。」


「どうにかなりそうですね。」


「いや、どうだろうね。意外と手こずりそうだよ。」






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