「しかし、まさかひよりちゃんがうちにくるなんてね。」


「あ、いえ…私は……。
(匂い辿って行きましたなんて言えない…っ///)」


「お前ら、知り合いだったのか?」


「一度だけ、ね?」



凪沙がひよりに同意を求めれば、少し恥ずかしそうにこくんと頷く。



「でも自己紹介がまだだったね。
あたしは凪沙。本名は豊受大神。商売繁栄の神様だけど、ちゃんと戦えるからね。」


「と、ようけ…!?天照大神と関係が深い……あの、豊受大神様……っ?!」


思わず正座を組むひよりに凪沙は、大きく笑う。



「そんなにかしこまらないで。確かにあのくそ野郎とは知り合いだけども。
気軽に呼んで?」


でも豊受大神はやだなーとのんきなことをつぶやきながら、大黒が淹れたお茶を啜る凪沙。



「ほんとびっくりですよねー。凪沙様がこの3Kとお知り合いなんて。」


和やかな笑顔で真喩が言った。
どぎつい毒を吐きながら。


「伴音、おまえ……っ。」


「まぁ、確かにくさいしきたないし稼ぎないけどねぇ。」


夜トに降りかかるきっつい単語達。
でも凪沙の表情は、ゆるい笑顔だった。



「ま、なんだかんだいいやつじゃん?」




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