冬の夢
秋も終わり冬が来て、ラヴィニアたち1年生が入学してから3ヶ月が経った。
ホグワーツの城は、白い雪に包まれていて、雪化粧をされ湖に反射して写る姿はまさに壮大で美しかった。
雪が降っているということは、とても寒いということである。ラヴィニアたちの寮を含めあちこちでは絶えず暖炉の中でたき火が燃えていた。
「うう、ほんとに寒いわねー。凍えちゃうわ」
今日は休日。グリフィンドールの談話室では、暖炉の前を陣取ろうとする女子たちがいた。マルティナ、アンジェリーナ、それにアリシアだった。
「そうよねー。魔法薬学の教室なんて、もうほんっとに私たちを凍死させる気かしらというぐらい寒いわ。スリザリン寮生って寒さわからないのかしら?あの人たちの寮は地下にあるんでしょう?」
「そんなの、考えらんないわ。でもみんな、もうすぐクリスマスよ!それで暖かいお洋服とか買って貰えば良いのよ」
マルティナは、ポジティブに考える思考のようで、クリスマスの話を話題にした。
「マルティナはお嬢様だから良いけどさ、ねえアリシア」
「普通の家庭じゃ、大したもの買ってもらえないわ」
ねえ、と二人はそんな話をしていた。それにムスッとしたマルティナは席を立ち上がり、二人に指差しをした。
「な、なら。私があなた方にプレゼントしてさしあげますわ!」
アリシアとアンジェリーナは目を点にしたようにし、動かなかった。そして、あはははと笑いだした。
「な、何がおかしいの!?アンジェリーナ、アリシア。私何か変なこと言ったの!?」
「ふふ、ははは。いや、マルティナ。あなた面白いわ」
「ただのお嬢様じゃあなかったわね。」
マルティナは訳が分からないといった顔をしていたが、話を変えることで笑いを納めようとした。
「と、ところでラヴィニアは?朝ごはん以来、見てないのだけれど」
「ああ、確かにそうね。いつも談話室にいるイメージがあったのだけど」
二人とも見てないと答えた。マルティナは探しに行こうか迷ったが、たまには一人にさせるのも有りかと思い、三人で暖まることに専念した。