アルマ

アルマ・ヴァルゴベータ
外国語表記:Alma Valgobeta
初登場作品:Fate/Zero
声優:花江夏樹
身長:169cm
体重:55kg
誕生日:9月2日
血液型:AB型
性別:男性
イメージカラー:瓶覗
特技:星座を見つけること
好きな物:妹、星
苦手な物:両親
天敵:ケイネス・エルメロイ・アーチボルト
所属:時計塔天文科アニムスフィア
魔術属性:五大元素使いアベレージ・ワン・無

 「Fate/Zero」、「Fate/Apocrypha」に登場する魔術師。名前の由来はアルマ望遠鏡、転じてスペイン語で魂を意味するアルマ(Alma)から。ルクセンブルクに実家を構えるヴァルゴベータ家本家筋の長男。

人物・能力
 「天文科アニムスフィア鬼才バケモノ」と呼称される事が多い。妹にトルマ・ヴァルゴベータ。起源は星で、魔術回路は計測不可ノーシグナル。シングルアクションの魔術がその土地を揺るがす大事件になることも無きにしも非ずという感じ。そんなことをやる気はない。鬼才た天才だ神だと祭り上げられていたので自分への自信はウザい程ある。元は元素変換フォーマルクラフトを専門として扱う魔術師であったが、一から起源と在り方を構成した新たな魔術・占星魔術アストロロギアを作成した為そちらに鞍替えした。アルマの名に肖り「ヴァルゴ・マギア」という俗称が使用されることもある。初登場であるFate/Zeroではウェイバー・ベルベットと同い年の天才魔術師、マスターとして聖杯戦争に参加したが、最終的に妹を庇い命を落とした。その最後には涙するユーザーも多く出現したと言う。新たな魔術を確立させたことやその能力の高さから、時計塔内での最終的な階位は「祭位フェス」。ヴァルゴベータの二人を最初から最後まで知っている人間は「あの兄妹はそろって冠位グランドに至るのではないか」と予想したこともあったと語る。
 魔眼を複数持っている妹にそのことでの羨望は多少持っているとしても、強い血を残すことを願う両親に妹のことを利用されるのではないかということを恐れ、妹を時計塔に入れたという経歴がある。時計塔在籍時は妹との二人暮し。まだ見ぬ血縁や両親よりも自身の庇護下にいる妹の方が大事。トルマのことを除けば魔術師然とした性格をしており、自分達兄妹を第一に考えている。とはいえトルマに対しても基本的には放任主義であり、命を落とさないのであればどうとでも生活してくれという印象。奇しくも天才であるアルマは自分の大切な人という立ち位置に置いてしまったトルマの命を庇い命を落とすことになるのだが。

 髪と瞳の色は共に瓶覗。魔術の使いやすさ重視なのかトルマと揃いがいいのか髪を伸ばしており、うなじを過ぎたところでゆるくひとつに結んでいる。瞳は少々つり目で、堅苦しい服装よりも多少フェミニンなものを好む。整った顔をしており、俗に言うイケメン。モテるが興味はない。
 Fate/Zeroをはじめとした正史(「ロード・エルメロイII世の事件簿」「衛宮さんちの今日のご飯」等)では死亡しているが、「Fate/kaleid liner プリズマ ☆イリヤ」などをはじめ完全なifストーリー・スピンオフでは生存している。生死の分かれ目は第四次聖杯戦争が冬木で行われたか否か。

Fate/Zero
 師、マリスビリー・アニムスフィアから依頼されて第四次聖杯戦争への参加を決意し、研究成果を借り受けてサーヴァント・シールダー、ギャラハッドを召喚する。また自分が必ず守るという約束で妹とともに冬木へ。聖杯が汚染されているということを早い段階で理解した為この聖杯戦争を中止にしようと駆けずり回ったがその全てが失敗に終わる。何故かというとギルガメッシュが居たから。鬼才でもギリギリ勝てないのだ。何故ならあの人は人類最古の王でありカリスマを持つサーヴァントなので。
 最後まで生き残ったにも関わらず聖杯の泥から兄妹を守って消滅したギャラハッドの意志を受け継ぎ自分もまたトルマを守ろうと決意した矢先にギルガメッシュがトルマを狙って攻撃し、トルマの結界を先に張ろうとした結果自分への守りが疎かになってしまい命を落とした。自分の死がどれだけトルマに影響を及ぼしてしまうかはあんまり知らないけど、トルマが正式なサーヴァント化したことにはいい顔はしていない。

Fate/Apocrypha
 ウェイバー・ベルベットと自身の妹の交際を面白がりつつ時計塔の研究員をしていたり。この世界線では冠位に達しており、悠々とトルマが冠位を得ることを待っている。与えられた色はシアン。所謂CYMK、三原色とは違った基盤の色を与えられた。恐らくは冬木ではないどこかで、イレギュラーとして聖杯戦争に参加している。なお、その真名はケイである。それ以上のことは頑なに語ろうとしないが、アーサー王伝説に登場するケイ卿であることに間違いないだろう。
 ルーマニア・トゥリファスに行っているらしいトルマのことは心配していないが、ウェイバーの頭がそろそろ心配のしすぎて禿げるのではないかという心配はしている。まあ面白そうだしそれはそれで良いんだけど。

Fate/Grand Order
 最初で最後の聖杯戦争にマリスビリーの協力者として参戦しており、マリスビリーとソロモンの願いが叶えられた瞬間からカルデアに所属することが決定。この世界線では祭位。
 その立場と実力上フィニス・カルデアではそれなりに高い立場に置かれており、ロマニやダ・ヴィンチに調子乗った感じで接することも可能。レイシフト適正が完全に0%である故に人理修復及びマスターとなることは出来ない。妹が召喚された際は珍しく落ち込んだ。

Fate/kaleid liner プリズマ ☆イリヤ
 冠位・シアン。時計塔に居ても窮屈なので面白いことを求めて妹と共に日本へやってきた。結婚するつもりはないというウェイバーとトルマに多少遺憾の意を表明しているらしいが二人はてこでも動かない。

台詞集
アーネンエルベの一日
「そんなつまらない話は置いておこう。今日も俺は美しい、それだけでこの星は回るのさ」
「ロマンがないな、ウェイバー。残念だよ」

Fate/Zero
「参ったな……」
「初めはただ、下の子が生まれただけだと思っていたんだけどね」
「いつの間に、こんなに――」
第四次聖杯戦争終了直前、ギルガメッシュに心臓を貫かれながら。なお、モノローグは「大切になっていたんだろう」、と続く。