無題18

 やはりと言ったところか、彼女はおちょこ1杯ですっかりぐでんぐでんになってしまった。
 目は完全に据わっていて、ぐにゃぐにゃと甘えてくる。
「れいはぁ……**っ」
「ふふ、助けた後のお酒は美味しいですか?」
「うん…………。」
 ちゅっ
 彼女は赤く染まった頬をすりすりと寄せた。
「へへ……れいはがかっこよくみえ……る…………」
 ふらり
 彼女は限界だったのか、ばたんと倒れてしまう。
 なんとか受け止めた私は、幸せそうな寝顔の彼女をお姫様抱っこして、2人用ベッドへと向かったのだった。

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