気になる二人

私は春野サクラ。
由緒正しき忍の家系に生まれた、――訳でも無い、一般人の両親を持つくノ一。

そんな私には、気になっている人が二人いる。

一人はうちはサスケくん。
うちは一族の少年で、クールそうな見た目に反してそこそこに熱い少年。
その見た目の良さから、クラスの女子から大人気だ。
かく言う私もその一人だけど、それが恋愛感情かどうかはまだわからない。

そしてもう一人はうずまきナルト。
金髪碧眼と活発そうな見た目をしているのに、いつも纏っている雰囲気は冷たい。
まるで睨み付けるように周囲を見渡している男の子。
両頬にはそれぞれ三本の不思議な痣がある。

そんなナルトをサスケくんがよく気にかけているのを見かける。
でもナルトはそんなサスケくんを邪険に扱っていた。
だからか、クラスの女子はナルトを目の敵にしていた。

成績が下から数える方が早いというのも、目の敵にされる一因な気がする。

でも、私には彼に何か大きな秘密が隠されているような気がしてならない。
私たちのような子供には理解できないような、何か大きな秘密が。


「7班、春野サクラ、うずまきナルト、そしてうちはサスケ!」


両隣に座っている少年が、それぞれ真逆の反応を示す。
納得できないと顔を歪めたナルト。
少し笑みを浮かべるサスケくん。

そして、そんな気になる二人と同じ班になった私、春野サクラ。


この班で、これから一体どうなっていくのか。

予想の付かない未来に、ほんの少しだけ胸が高鳴った。


TOP