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目の前に並べられたトーストやサラダを咀嚼しながら新聞に目を通す。面白味のない記事ばかりでついため息が漏れた。

「今日の予定はを教えてくれ。あとマグル側の情報も纏めて後で部屋に用意しろ。」

「畏まりました。本日はホグワーツ魔法魔術学校からアルバス・ダンブルドアがいらっしゃいます。その後、ベルナドット様が定例の報告にいらっしゃるそうです。」

シャルロッテが私お気に入りのロイヤルミルクティーをカップに注ぎ、テーブルに置いた。
父が死んでから広い屋敷を1人で管理してくれているシャルロッテは、慣れた手つきで新聞を私から受け取り、頭を下げる。

「そう、彼が来るの。ふぅん、わかった。シャルロッテ、客人をもてなす準備をしておいてくれ。僕はそれまで仕事を片付けておこう。」




私の仕事とは、そのまま当主の仕事なのだけれど勿論ただの子供である私にすべての仕事が務まるわけではない。

それを行えるだけのパイプを父のツテや、私自身の力で作り上げてきた。父が死んですぐ、信じられる一握りの人間を除いて全てを屋敷から排除したあの頃に比べれば幾分かマシになった私の手札達は今日も今日とて仕事に励んでくれているというわけである。

私はただ、報告を受け指示をかえす。
それだけ。それだけが私の仕事なのだ。

書斎に積まれた書類に目を通し、処理をしていく。ダンブルドアからは昼頃伺うと手紙が来ていたな。なら今頃アフタヌーンティーのお茶菓子の準備をシャルロッテがしている頃だろう。
私の、ノーザンバランド家の稼業については、またその時話そうか。