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それは神の技が現れるための
再会の鐘が鳴るとき 04
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ディオは大きくなっていた。
マリィを優しくエスコートする手は変わらないが、一つ一つの行動が紳士的で綺麗になった。

彼がハンカチを敷いてくれたベンチに座り彼の声に耳を傾ける。あの街をマリィが出てからこれまでのことを彼は話してくれた。

母が死んでしまったこと。
生活が苦しくなったこと。
父が死んでしまったこと。
ジョースター家に引き取られたこと。

「……ジョースター家ってあの?」

「あぁ、親父とちょっとした縁があったらしくてね。今度招待するよ、君をジョースターさんに紹介したいしね。」

「……え?でも私そんなところに行けないわ。ディオの迷惑になってしまうもの。」

きっと養子になったばかりのディオには居場所を作り生活に馴染むことに忙しいはずだ。私ことを心配してくれているのだろうと理解しているが、それは申し訳ないとマリィは思った。
それに私はただでさえ足りない子なのだ。きっとジョースター家の人たちだって迷惑だろう。

「……ジョースター家には大きな書庫があるんだけれどそれでもか?」

「うっ、で、でも…」

「迷惑じゃない。来てくれるなら君が満足するまで好きな本を俺が読もう。どうだ?」

ディオはマリィの喜ぶことを知ってて甘やかしてくる。その甘さと優しさがマリィの体を包み込んで忘れさせなくする。
あの街を離れてから、ディオと離れてから、マリィはそんな彼の甘い毒のような優しさについて今まで常々考えていた。

一度知ってしまった甘美な毒を手放せるほど強い女にはなれてないないらしい。マリィは小さく頷いた。

「……決まりだな。」

今度の土曜日に迎えに行くよ。そう言ってディオはマリィの額に優しくキスを落とした。


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