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それは神の技が現れるための
奇妙なお茶会 01
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次の土曜日は、驚くほどの早さであっという間にやってきた。ディオと再会してからというのも幸せすぎて時間が過ぎるのがあっという間なのだ。

「本日はお招きいただきありがとうございますジョースター卿」

マリィはできるだけ丁寧に頭を下げてジョースター卿に向き合う。

「そんなにかしこまらなくてもいい、会えて嬉しいよマリィくん。今日はゆっくりしていってくれ。」

優しい声で返された言葉にマリィは安堵した。ディオに手を引かれてなすがなままなされるままに連れてこられた身としては失礼なことをしてしまっていないか気が気でなかった。
ジョースター家はとびっきりの上流階級の家だし、中流階級の私なんかが本当なら話すことのない相手なのだから。



「ディオさんには、幼い頃すごく良くしてもらっていてまたこんな風に会えるなんて夢みたいで…」

「マリィ、あんまり恥ずかしいこと言わないでくれよ。」

「私はその頃のディオのことをよく知らないからね、話が聞けるのを楽しみにしていたんだ。是非その頃のことを聞かせてくれ。」

「ジョースター卿まで…!」

照れたようなディオの声にマリィは笑う。普段こんな声を彼は出さない。本当にいいお家なんだろう。幸せそうな温かい家庭である。
不幸が重なったディオがこんなに優しい家で暮らせていることが嬉しかった。

マリィはディオとの優しい記憶を思い出す。ディオがくれた世界のことを。
優しく温かいディオの声を。
すこしでもディオの素晴らしさがジョースター卿に伝わるように。

「私は目が見えなくて、家から出ることはおろか自分の部屋から出ることもままなりませんでした。外は危険かいっぱいだったし、家もとても古くていろんなところにガタが来ていましたから。

1人では動くこともままならない私の相手をディオはずっとしてくれていたんです。
マリィはそう言葉を続ける。

「毎日のように本を読んでくれて。
毎日のように外のことを教えてくれました。

「空が青いこと。
日が赤いこと。
雲が白いこと。
雷が黄色いこと。
そんなみなさんにとったら当たり前のことも全部ディオが教えてくれました。

彼がいなかったら私は何も知らなかった。マリィは躊躇うことなくそう言った。なによりも大切な時間をくれたなによりも大切な人だと。

「彼は私の創造主だったんです。
なんて、少しくさすぎる言い方でしたね。それくらい大きな存在でした。 」

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