その頃例のイケメンがこちらです
3人が店を出てすぐのこと。
あの娘……
毛利小五郎の娘の友人を疑うわけではないが、
何かが違う。
安室透……もとい降谷零は考えていた。
先程初めて会ったあの少女は、何かが違うのだ。
何が違うのかは解らない。
ただただ、本能がそう告げる。
時々二人に気づかれぬようどこか別のところを
見ながら何かを呟くのも怪しい。
他の二人は気付いていないようだったが。
一つの考えが浮かんで、まさか、と打ち消す。
いくら怪しいところが幾つかあるからと言って、
あの組織の者かと疑うのは尚早過ぎる。
そうして降谷は、しばらく様子を見ようと
決めたのだった。
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