クトゥルフしようぜ!
【パーティー当日】
「ヴェヴェー!ルートルート!!見てみてこのケーキ!お花が沢山咲いてるよ!!(目を輝かせながら色鮮やかなケーキを眺め)」
「む?……おお、本当だな。成る程、これが兄貴の友人であり有名なパティシエであるボヌフォワ氏の作品か……(顎に指を当てて深く頷きながらもまじまじとケーキを観賞)」
「うんうん、こんなすごい作品見たら俺の創作意欲もそそられちゃうよ。パーティーに誘ってくれたキクや兄ちゃん達には感謝しなきゃだよね!(楽しそうに頭を左右に揺らしてふにゃりと笑い)」
「ああ、なんの式典かは分からんがこんなにも趣のあるパーティーはなかなか参加できないからな。ふたりには感謝しよう(いつもよりも気持ち柔らかめな笑みを浮かべ)」
「お、フェリちゃんやん!それにそっちは確かギルの弟さんやんね!(2人の後ろから声をかけると同時に肩に手を置き)」
「あ、アントーニョ兄ちゃん!Ciao!!(嬉しそうにアントーニョを見上げ)」
「……?ああ、カリエドさん。兄貴がお世話になっています(振り向くと深々と腰を折り)」
「お世話してますっ(キリッ)ふたりともロヴィーノのメシも食うた?俺のとこのトマトも使うてるから食べてってやー」
「トマト(じゅるり)」
「カリエドさんのトマトは相変わらず甘味と酸味が程好いですからね、あとで頂きます(こくんと頷き)」
「Gracias!と、さっそくロヴィーノが料理追加してくれとるみたいやで」
「(手際よくビュッフェ台に追加料理を並べ)……ふう(いつも以上にやる気に満ち満ちた様子で額の汗を袖で拭い)」
「兄ちゃん兄ちゃん!シェフの今日のおすすめくださいなー(その場でぴょんぴょんと飛び跳ねながら手を挙げ)」
「おう、今日のお勧めはトマトとモッツァレラのサラダ〜オリーブを添えて〜に、辛口カルボナーラ、デザートは!なんと!あの!フランシス・ボヌフォワ監修のティラミスだ!!(感動のあまり終盤の声が震え)」
「やったあ!(ぱちぱちぱち)」
「いやあ、今日のロヴィーノはやる気満々やんな!」
「……ボヌフォワ氏はそこまで有名な人なのか?(隣のフェリシアーノに耳打ち)」
「うん、よくテレビで特集されるくらいに有名だよ。いろんな賞とってるから(ルートヴィッヒに釣られるように小声で)」
「(ぴくりと耳聡く反応し)馬鹿野郎!!スイーツの巨匠だぞ!!スイーツ系統の賞を悉く奪い!グルメ雑誌を席巻するあのボヌフォワだぞ!?そのボヌフォワと!肩を並べてるんだぞ俺!!(感動のあまり崩れ落ち)」
「へえ、フランってそないに有名人なんやなあ(トマトもぐもぐ)」
「トーニョにこの話持ち掛けられて「ドッキリ?」とか本気で思ったわ……あのフランシス・ボヌフォワと友達とかよぉ……しかも、もうひとりの主催はアルフレッド・ウィリアムズだろ……?なんだよお前のコネクション……(真顔)」
「アルフレッドの方はフランにちらーっと話聞いただけやどな。ほら、フランってテレビでその子にプロポーズしとったから(ぺろりとトマトの果汁を舐め)」
「……あまりテレビを見ないが、公開プロポーズか……(驚きの声を上げ)」
「俺見たよー。ケーキの新作の発表を生中継でやっててー、そんでそのケーキが付き合ってる人の名前だってー」
「しかもあのケーキ、今までの作品と比べ物にならねえクオリティでよお。ウィリアムズも少し前に主演男優賞獲ったばっかりだったから暫くワイドショーその話ばっかりだったぜ(思い出しながらうんうんと頷き)」
「あーそういえば新人なんとか賞とってたね、アルフレッド」
「それそれ。スタントばっかやってる俳優だったからほぼノーマークだったしなあ」
「俺、あの映画監督さん好きだからアルフレッドの主演映画見たよー。演出もすごかったけどね、アルフレッドの鬼気迫る演技もすごかった!(ルートヴィッヒの腕に抱き着きながら興奮を抑えられない様子で)」
「ほう、そんなにも凄い作品だったのか。……画家であり芸術家であるフェリシアーノがそこまで興奮するということは余程の素晴らしい作品だったんだな……少し興味が湧いてきた(自身の顎を指で撫で)」
「DVD化してるから今度貸してあげるよー!続編もあるからそれもぜひぜひ!(興味を抱いてくれたことでさらに目を爛々と輝かせる)」
「おう!見ろ見ろ!ありゃ見るべき作品だ!(フェリシアーノに同調するように興奮して頷き)」
「(サラダのトマトをフォークで刺してかぶりつきながら)お、フラン」
「!!(はっと振り返り)」
「(アントーニョ達の元へ歩み寄り)いかがですかムッシュ、私の至極を尽くした作品の数々は(丁寧にお辞儀し)…なんてね?(ウインク)」
「まどろっこしいでフランー(ひらひらと手を振り)」
「ボヌフォワさん、兄貴がお世話になっています(先程同様腰を折り)……本田達から招待状を受けとりました。感謝します」
「(ぱちぱちと目を瞬かせるかあ、と声を挙げ)ああ、君がギルちゃんがいつも自慢してる弟のルートヴィッヒ!いやあしっかりしてるねー、兄のギルちゃんよりも下手すればしっかりしてるレベルだよ(感心したように何度も頷き)」
「兄貴もきちんとはしているんですが、如何せん羽目を外しやすいというか……ですがおふたりのような友人に恵まれて、兄貴も幸せです(畏まって丁寧な言葉を選び)」
「それほどでもー」
「トーニョは少しは謙虚になりなよ(呆れたように肩を竦め)」
「(感激のあまりぶるぶると震え)ボヌフォワが……あのフランシス・ボヌフォワが目の前に……!目の前にいるぞ……!!」
「あ、君がもしかしてロヴィーノ君?(ロヴィーノの元へ歩み寄り手を差し出し)以前からアントーニョに君の料理の腕前を聞いててね。今回無理を強いて呼びつけしてしまったことには申し訳ないことをしたと思っているよ」
「とっ、とんでもない!(慌ててフランシスの手を握るとぶんぶんと激しく上下させ)ボヌフォワさんの手掛けたスイーツの数々!毎回感動しながら見させてもらってます!!今回は俺を呼んでくれて!ありがとうございますっっ!!(興奮のあまり目がきらきらと輝き)」
「ヴェー…、兄ちゃん相当憧れてたんだねえ」
「同じ料理人として、相当の憧れがあったのだろうな(フェリシアーノに同意するように頷き)」
「(興奮やら微笑ましい声で賑やかな一角をファインダー越しに見つめ)有名パティシエのボヌフォワ、鬼才ヴァルガス画伯…あとこごにアルフレッドさ居たらパパラッチも眉唾物の写真さなるな」
「あはは、フランシスさんもすごく有名になっちゃったなあ……(頂いていたカクテルをちびちびと舐め)アルは……どこ行ってるんだろ?(キョロキョロと周囲を探し)」
「(一眼レフカメラを首に下げ)ボヌフォワと一緒でねえんだな。と言うか、こういうとこさ1番嬉しそうにメシさ食ってる奴がどこに居んだべ」
「うーん……さっきまではフランシスさんのケーキちょこっと食べてたんだけど……(不思議そうに首を傾げ)」
「…大便?(首傾げ)」
「あはは……そんなまさか(苦笑すると足音を聞いて振り返り)あ、噂をすれば」
「(少し疲れた様子で歩み寄り)やあ、楽しんでるかい?楽しんでくれてたら幸いなんだぞ」
「おうアルフレッド。糞して来たが?(キリッ)」
「トイレだけどそっちじゃないんだぞ(じとっとルーカスの方へ目を向け)」
「ああ、小便か。…ん?(アルフレッドを見つめると首を傾げ)」
「……どうかしたかい?(居心地が悪そうに視線から逃げ)」
「…おめ以外にそこさなんか居る?(アルフレッドの全身を頭から足までを指差し)」
「!……俺以外にそこにって……え?(一瞬動揺しつつキョロキョロ視線を彷徨わせ)」
「…(すっと指を下ろし)なんてな。なんとなくおめ以外の気配が2つしたから。あ、幽霊とかそげな存在でねえべ」
「(ぎくりと身体が強張り)そ、そうかい?不思議なこともあるんだね!(声を上擦らせながら近くにあったジュースに手を伸ばし)」
「……(シャンパンの入ったグラスを片手に壁に凭れながらアルフレッドの様子を伺い)」
「アーサーさん、フランシスさんの新作ケーキもらってきましたよ(ほんのりと頬を桜色に染めて二人分のケーキを差し出し)」
「ん、(グラスに口をつけながら菊の方へ振り返り)フランシスのケーキか。人格はともかくスイーツの腕に関しては確かだからな(ケーキを受けとり装飾を観察)」
「ええ、もう本当にこの洗練され拘り抜いたケーキのデザインセンス!……はあ、食べるのが勿体ないです(悩ましげに溜息を吐き)」
「…今日は写真撮らないのか?いつもこういったスイーツを撮影しているだろ?(菊の様子に苦笑いを浮かべながら)」
「撮りたいのですが、流石にこんなにも各方面のプロフェッショナルがいらっしゃる空間ではしゃぐのは大人げないかな、と(照れ臭そうに笑い)」
「1枚くらいとればいいじゃないか。ほら、俺がケーキ持っててやるからキクは思う存分撮ればいい(シャンパングラスを手身近なテーブルに置くと菊のケーキの乗った皿を持ち)」
「!!で、ではお言葉に甘えて……(いそいそとポケットからスマートフォンを取り出すと分かりやすく目を輝かせながらケーキを撮影)」
「あいっかわらず女みてえなことしてんなあ、ホンダ(ひとしきり撮影を終えた菊の背中に声をかける)」
「っ、(不意に肩を叩かれて振り向き)……ギルベルト君。驚かせないでくださいな」
「おう、悪い悪い。話しかけようと思ったらお前が写メ撮ってるもんだからタイミング逃しちまってな」
「…バイルシュミットか(ケーキを持ったままギルベルトを睨み)」
「……えっと、ギルベルト君はフランシスさんからの招待ですか?(首を傾げ)」
「フランシスと俺はスクール時代からの旧友だからな!今でも交流してっから多分呼ばれたんじゃね?あとカークランドの目が怖え(真顔)」
「目が怖い?(くるりとアーサーの方を向き)」
「なんの事だか(柔らかな笑みを浮かべて菊に微笑み)」
「うわあ…(ドン引き)」
「(3人の方へ歩み寄り)やあ、今日は来てくれてありがとう。アーサーも菊も楽しんでくれるかい?……で、えっと……(ギルベルトの方へ視線を向けて首を傾げ)」
「(自ら歩み寄るとアルフレッドに手を差し出し)ギルベルト・バイルシュミット。フランシスとはスクール時代からの友人で近くの病院で外科医をやってる。ホンダとは顔見知りだ。よろしくな期待の新人俳優!(にかっと笑い)」
「(合点がいったように爽やかな笑みを作るとギルベルトの握手に応じ)初めまして、ギルベルト。ご存知だろうけど、俺はアルフレッド・ウィリアムズ。フランシスと菊の友人なら俺の友人だ、よろしくね」
「(もぐもぐとパスタを食べながらアルフレッド達の方に視線を向け)…あ、いつかのイケメン薬剤師」
「?……おや、ウィリアムズ先生といつぞやの美人写真家さんではありませんか(ルーカスの視線に気付き)」
「あ、アーサーさん。本田先生も。ご無沙汰してます(ぺこりと会釈)」
「ん?マシュー、お前も来てたのか(壁から背中を離すとマシューの元へ歩み寄り)」
「はい。フランシスさんとアルから大事な話があるからって」
「大事な話?(アルフレッドの方へ視線を移し)」
「……(ぎぎっとアーサーから視線を逸らす)」
「……(射抜くような視線を送り)」
「なんだ、アルフレッドって奴はアーサーに嫌われてんのかよ?(ひそひそ)」
「いえ、嫌われているわけではないのですが……(苦笑)」
「あれ?僕これ言っちゃダメだった……?」
「よくわかんねえけどいんでね?今日はその発表聞くために来たもんだしな。あ、イケメン薬剤師。俺はルーカス・ボンネウィーク。カメラマンだべ(カルボナーラを山盛りに皿に乗せ)」
「イケメンにイケメンと言われることの違和感ですよ……(肩を竦めながら苦笑したまま)本田菊と申します。ボンネウィークさん、今後とも良しなに」
「…お前ら2人は並ぶとあれだな。すげえ周囲の視線が集まる(真顔)」
「イケメンがたくさんいますからね……(ふたりの圧に尻込みし)」
「(カルボナーラをフォークで巻きながらふと見知った人物を見つけ)イヴァン、おめも来てたのか」
「(手持ち無沙汰にペンを何度か回し)うん。重大発表をするから来てくれって言われてね。これは行かなきゃ!みたいな?」
「ブラギンスキが来るとか…これは胡散臭い空気が余計に充満してんな(ジト目)」
「あ、ギルベルト君も来てたの?……ん?んん?……そっちは本田君で、あれ?カークランド君も?……なんの発表だろ、これ(余計に訳がわからなくなって首を傾げ)」
「…とりあえず俺はここでウォーミングアップしておかなければいけない気がしてきた(壁に片足を掛け真顔のストレッチ)」
「え?ウォーミングアップ?なんのですかそれ……(気持ち焦った様子)」
「……(ちらりと時計を確認すると場所を離れてフランシスの方へと向かい)フランシス、そろそろいい時間だと思うよ」
「ん、(同じく時計を確認するとこくりと頷き)そうだね。そろそろステージに上ろうか」
「ン(頷くと緊張を解すように手を何度か開閉させ)……ここまで緊張したの、初めての仕事以来だよ」
「俺も。今手の中すげえ汗まみれだよ(自身の汗ばんだ掌を見つめながら)」
「……俺はいつでもいいよ、フランシス。覚悟は決まってる(大きく息を吸い込み)」
「(アイリスを細め)…お前はすごいね。俺なんてびびって身を竦めてたってのに。ふう…(掌で両頬を叩き)、よしっ!俺も覚悟決めたよ!」
「OK,……ふうっ(息を吐き出してマイクのスイッチを入れ)……集まってくれた皆。今日はわざわざ来てくれてありがとう」
「…(壁に片足を掛けたまま顔だけ振り返り)」
「ヴェヴェ、なにか始まるみたいだよー」
「あれがアルフレッド・ウィリアムズか(芸能系に疎い警官)」
「何の発表やろねー(わくわくっ)」
「はぁぁ……すげえ、あのフランシス・ボヌフォワとアルフレッド・ウィリアムズが並んでるぞ……!」
「…(イヴァンを横目で捉え)この発表は公にすんなってのは分かってるよな、ブラギンスキ」
「内容によるかなー。スクープは逃さないのがいいジャーナリストだよ(ウインク)」
「……(カルボナーラもぐもぐ)」
「身内だけに留めている時点で、ですよね……(ふたりをじっと見つめ)」
「……(ふたりの一挙一動に注視し)」
「……前にもワイドショーで取り上げられていたけど、俺、アルフレッド・ウィリアムズは正式にフランシス・ボヌフォワと結婚することをまずは報告します(震える手でマイクを握りしめ)」
「……(マイクを握る手に自身の手を重ね)」
「!(フランシスの手の温もりに大きく息を吐き出し)……次に、これが今回のパーティーを行った理由です。俺は、現在フランシスの子を妊娠しています。それを、皆さんにお伝えしたくてこのパーティーを開催しました(言い切って前を見据え)」
「えっ……!?(アルフレッドの告白に目を見開き)」
「妊娠?……ああ、最近の最新技術の。これは凄いスクープだなあ(メモ用紙に走り書きを始め)」
「(きょとんとした様子で首を傾げ)妊娠?あれ、アルフレッドって男の子だったっけ」
「おお、これってあれやろ?最近の言葉で言う『授かり婚』やんね!いやあ、めでたいなあ!!(ぱちぱち)」
「マジかよ……すげえ……(呆然とふたりを食い入るように見つめ)」
「……フランシス、君からも(マイクの前から少しずれてフランシスに場所を譲り)」
「ん、(マイクスタンドの前に立つと自身の身丈に合わせてマイク位置を調整し)この度は私フランシス・ボヌフォワ、並びにアルフレッド・ウィリアムズが主催するパーティーへようこそおいでくださいました。…今し方アルフレッドが報告した通り、現在アルフレッドのお腹には私との間の子供を授かっています」
「…あの感じだとドッキリって言うわけでなさそうだな(舞台の方を腕を組みながら見つめ)」
「……いえ、もうこの空気でドッキリでしたなんて言われたら私はどういう反応をすればいいのか分かりませんよ(言葉を聞き漏らさないように舞台を見つめ)」
「きっとこの発表に疑問を持つ方は沢山いらっしゃることでしょう。生物学上同性同士の妊娠というのは例にないことですし、ありえないことなのでしょう。ですがそのありない事は確かにここにあります。私達2人にとってはそのことは喜ばしいことでもあり、同時に不安でもありました。…そう、世間でどのように捉えられるかという反応です(淀みなく淡々と話し)」
「フランシスさん……アル……(胸元を握りしめてふたりから目を離さずにじっと見つめ)」
「……確かにいきなり男性同士で妊娠した、と聞くと驚くものがある。否定はしないが、世論がどう反応するかは分からんな(納得したように頷き)」
「(ゆっくりと閉眼し一息つくと顔を上げ)ですがこの壇上にとって私にはその迷いが消えました。それもそうです。この不安や緊張は新作のスイーツを発表する時と似た感覚であり、私は知っているからです。私自身が守りたいもの、育みたいものを信じ続けていればそれはどれだけ時間がかかったとして皆も理解してくれるのだと(晴れ晴れとした表情を浮かべながらアルフレッドの肩を叩き)」
「……(照れ笑いを浮かべて頬を掻くとマイクが音を拾う位置に顔を寄せ)今すぐに理解してくれ、とは言いません。けれど、いつか理解してくれる。ここに呼んだ人は俺たちのかけがえのない友人で、俺たちが心から信頼している人たちだからです」
「ええ、すぐに理解しろといいません。奇抜な発想で作ったスイーツと同じようにはじめは私達とどのような関係を築いてもその受け入れ難い事に手を出すことや言葉を贈ることは難しいことだと分かります。ですから少しばかりですが私達を長い目で見ていてください。私達は胸を張って自らの言葉で公に発表出来るその日まで(アルフレッドの肩を抱き寄せ)」
「…………ッ!!(涙ぐみながら大きく拍手を贈る)」
「Thank You,マシュー。君はわかってくれると思ってたよ(フランシスに肩を抱かれたままに泣いているマシューの方を向いて笑顔を浮かべ)」
「……(マシューに続くように拍手を贈り)」
「おめでとさんふたりとも!俺は応援するでー!(ぱちぱちぱち)」
「マジかよ……俺めっちゃ凄い場所に立ち会ってねえか!?(感激のあまり勢いよく拍手)」
「ふたりとも、ぐずっ、おしあわせにねえええ!!(感極まりぼろぼろと涙を零しながら拍手)」
「みんな……(込み上げる感謝と喜びの感情を押さえるように口元を片手で覆いながら小刻みに震え)」
「ありがとう…みんな、本当にありがとう(はにかみなが目尻に滲む涙を指で拭い)」
「ああ、友がふたり……なんと素晴らしき門出でしょう……ねえ、アーサーさん……(隣にいたアーサーを振り返って涙声で声を掛け)」
「……(舞台に背を向けている)」
「……アーサーさん?(涙を指で拭いながらも不思議そうに首を傾げ)」
「…色々言いたいことは山ほど有る。特にフランシスには問い質したいことだってある(背を向けたままだが体は小刻みに震えている)」
「……(アーサーの様子に視線を右往左往させ)アーサーさん、あの……おふたりとも壇上から降りております。……少しだけ、込み入ったお話をしてみますか?」
「…(口元にハンカチーフを運ぶと鼻を啜りゆっくりと菊の方へと顔を向けるが目尻と鼻元は赤い)」
「(一段落ついて此方に歩み寄ってくるフランシスとアルフレッドを見ると手を挙げ)フランシスさん!アルフレッドさん!……よろしければ、少しだけ別室でお話ししませんか?お祝いもしたいですし……」
「(菊の様子に目を瞬かせ)菊ちゃ…(真横にいる腐れ縁の姿に無意識に背筋を伸ばす)」
「(アーサーの様子に身体が強張り)……そ、それは菊だけの話かい?(心なしか声が上擦り)」
「……(ちらりとアーサーの方へと視線を向け)」
「…俺も居たら悪いのか(ぎろり)」
「っつ(びくっと肩が揺れるとフランシスの服を掴み)」
「は、ははは…そこまで言ってないだろアーサー(なんとか笑みを浮かべるも背中には汗が伝い)」
「(きょろりと賑やかな周囲を確認し)……祝いの席です、温かく穏便に(柔らかな笑みを浮かべ)」
「……(視線を泳がせると事務所の人間に近寄り)うん、小会議所でいいよ。……(3人へ振り返り)部屋、貸してくれるって」
「ありがたいね。早速だけどその部屋を借りるとしよう。菊ちゃん、アーサー、ついて来てね」
「ええ。……あのう、少しごはん持っていっていいでしょうか……?(おずおずと挙手)」
「…ふっ、(菊の申し出に小さく噴き出し)いいよ、沢山料理は出してもらえるけど俺のスイーツには数限りがあるからね」
「!!!(目を輝かせるとぶんぶんと頷き)ええっ、フランシスさんのスイーツは並んでもなかなか買えませんからね!!」
「(菊の能天気な反応に肩から力が抜け)……じゃあビュッフェ取ったら、下の階の部屋に行こう」
「そんなに食べたいなら今度差し入れで作ってあげるよ。…っと、おっと(背中に刺さる視線に気付き口元を手で覆い)」
「案内人はさっさと先導立って案内しろ(自身より大きな背中を射抜くように見つめ)」
「……(これ、アルフレッド以外のことでも怒ってんな、坊っちゃん)」
「……えっと、こっちだよ(アーサーの視線から逃げるようにパーティー会場を抜け)」
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