クトゥルフしようぜ!

【2日目 AM9:30 フランス宅リビング】

仏「(コーヒーメーカーから湯気を立たせてカップにコーヒーを注ぎ)体調はどう?フレド」
米「……(あからさまにむすっとしながらクッションを抱き締め)最高だよ。君より遅く起きちゃったからね!」
仏「はは、動けるだけすごいからな。普通の人ならあんだけセックスしたら起き上がることすら出来ないって(カップを2つ用意するとひとつにはミルクをたっぷりと注ぎ角砂糖を入れるとアメリカに差し出し)」
米「うう……朝一番で君をアンアン鳴かせる作戦がパァなんだぞ……(いい香りを漂わせるカフェオーレを受け取ると大人しくこくりと喉に通し)……はぁ、美味しい……」
仏「(ブラックコーヒーを片手にアメリカの隣に腰掛け)アンアンって…俺がいつお前の前でアンアン鳴いたことあったかなあ」
米「……いつか鳴かせるから未来で鳴いてるってことだね(いつの間にかクッションを横に置いて両手でカップを持ってふうふうと冷ましながらゆっくりと啜り)」
仏「希望的観測ってのがまあお涙頂戴するよねえ(けらけらと笑いながらカップに口をつけ)…あ、そうだ。ぷーちゃんから頼まれてたんだ」
米「プロイセンから?……EUの件かい?(こてりと小首を傾げて不思議そうに目を瞬かせ)」
仏「そんな大層なことじゃないよ。ほら、ぷーちゃんGMのDX3。また次模擬戦するからキャラシ確認しとけーって。模擬戦とかなんやかんやして関係性変わってるPCがちらほら居るみたいだからね」
米「ああ、例の。関係性が変わってるところ……っていうと、この前カナダがノルウェーのNPCと仲良くなろうとしてた辺りかな?(カフェオーレを飲み干すとテーブルにカップを置いて大きく伸びをし)」
仏「そういうこと。フランシスとしてもアイスランドのPCとは関係組んだから修正しないとなんだけどね(ほうっと息を吐きカップをテーブルに置き)」
米「あれ、君いつの間に関係……あっ、あのこそこそ話してたタイミングか!(ぐりんっとフランスの方へと首を向け)」
仏「(ぱちんとウインクを披露し)フランシスにとっては今回の模擬戦はかなり実りのあるものだったと言えるよ。コネとロイスが増えてこれにはお兄さんもにっこりものだね!」
米「うぐぐ……っ、アルフレッドは収穫なしじゃないか……これはまずい。非常にまずい……!(視線を右往左往させてうんうんと唸り)」
仏「(可笑しそうに笑いながらアメリカを見つめ)そんな無理してロイス増やさなくてもいいんだけどな。それにまだ模擬戦1回くらいしかやってないわけだし」
米「……そ、そうだけどさ。皆何かしら収穫を得てるからちょっと出遅れたというか……(抗議するように唇を尖らせ)」
仏「お前らしいねえ。けれど今持っているロイスも大切にしないと駄目だからね。いつか切り捨てる場面もあるかもしれないけどそれまでは離さないようにしっかり持ってなよ(ぽふぽふとアメリカの頭を撫で)」
米「……(じっとりとフランスを見上げ)切り捨てないよ。手に入れたものを捨てるほど、俺は肥えてない。だから、手の中にあるものは何があっても離さない」
仏「…(ぱちぱちと瞬きを繰り返し)そう。その意気だよ。俺達の女王様の為にもね!」
米「(ふっと目尻が弛み)そうだね。俺たちの女王クイーンの為にも」
仏「ん、(こくりと頷き)そうだ。なんならフレド、お前一応こっちにDX3のキャラシ持ってきてるんだろ?」
米「持ってきてるよ。DX3以外にもクトゥルフとSW2.0のやつもまとめて全部。えっと……(ソファの下に放り投げてあったバッグからリングノート式のクリアファイルを取り出し)あった。これこれ」
仏「俺のキャラシの入ったファイルも確かここに…(ソファー付近のマガジンラックからクリアファイルを取り出し)あったあった。…とは言ってもフランシスはロイス習得以外は何も成長してないんだけどねえ」
米「(ぺらぺらとファイルを捲り)うわぁ、改めて確認すると過去卓の初期値の出目悪すぎだろ……DX3は、っと、ああ、そっか。【暴走】取り回しやすくしたんだっけ」
仏「執事のアルフレッドはなんて言うかほんと危うい感じだよね。ウロボロスがシンドロームだから仕方ない話なんだろうけど…ん?(インターホンがなったことを確認し)」
米「ん?お客さんかい?行っておいでよ(玄関の方を指差し)」
仏「(ソファーから立ち上がり)はいはーい。今行きますよーっと(アメリカの頭をぽふぽふ撫でるとそのまま玄関へと向かい)」

米「……(子供扱いされたような気がして少しムッとしながらもぺらぺらと各システムのキャラシを眺めてソファに深く腰掛け直し)」
仏「(ばたんと扉が閉まる音に遅れてダンボール箱を抱えてリビングに戻り)宅配便だったよ。それもスウェーデンからだってさ(ソファー付近のフローリングに置き伝票と睨めっこし)」
米「(キャラシから顔をあげ)スウェーデンから?ってことは……」
仏「(テーブルの引き出しからペーパーナイフを取り出しダンボールの封を開け)…衣装だ。しかも厨二卓のフランシスや…これはアルフレッドかな。そんでこっちがマシューか(袋に入った燕尾服を拡げ)」
米「相変わらず芸が細かいなあ。あれだろ、前にSW2.0の衣装作って送ってきたやつも君んちにあるんだろ?前回といい今回といい、仕事早いなあ(拡げられた燕尾服をまじまじと見つめ)」
仏「スウェーデンって黙々と作業するの好きな仕事人だからね。設計図とか渡したら日曜大工まで出来るほど器用だしね。…ふむ、マシューのリボンタイはベロア素材…分かってるなあスウェーデン(アルフレッドやマシューらしき衣服を確認しながら感心したようにしきりに頷き)」
米「その何とかって素材はよくわかんないけど、素材が一級品ってのだけはわかるんだぞ。……マシューがこれ着たら可愛すぎて咽び泣く未来が見える(真顔)」
仏「(真顔で頷き)分かる。尊すぎて崩れ落ちる自信はあるね。…ふむ、せっかくだからこれ着てみる?」
米「ははっ、いいね!着てみようよ!燕尾服なんてこんなことなきゃ着ないし!(楽しそうに笑うとスマホを取り出し)着たら折角だし写真撮ろうよ!あ、撮るならついでに前回取り損ねたからソドワのもコスプレして撮るんだぞ!それとそれと、クトゥルフはあれ私服だし……(コスプレでテンションが上がり)」
仏「(はしゃぐアメリカに笑みを零し)ははは、時間はまだまだたっぷりあるんだから落ち着けって。まあとりあえずこの執事服着てから次のを考えようよ?」
米「ああ、そうだね!まだ時間はあるんだ!まずは執事コスプレするんだぞ!(興奮気味に頷き)」
仏「…っと(その場で服を脱ごうと試みるも手を止め)フレド、お互い背を向けて着替えよっか」
米「……着てからのお楽しみ、ってことかい?(パーカーのファスナーを下ろそうとしていた手を止め)」
仏「それもあるけど…(アイリスを挑発的な色を含み細めながら)仕立ててくれたばかりの服を汚してしまうだろ?」
米「……フランクの変態(そう言いながらも自覚はあるように視線が泳ぎ)」
仏「(ぴゅうっと口笛吹き)分かればよろしい(楽しそうに笑いながらアメリカに背を向ける)」
米「(同じように背を向けると着ていた服を手早く脱ぎ捨て)……これ、がこうなってるのかな?ん?……あ、こういうことか(服の構造を確認しながら袖に腕を通し)」
仏「あ、ちゃんと執事長って分かるようブローチもついてら(手早くコートを羽織るネクタイを巻き)髪も纏めるかな。んー、軽く結うだけでもいいけどなあ」
米「……フランク?終わったかい?(着替え終わった手持ち無沙汰に着ていたパーカーをくるくると弄び)」
仏「(髪をハーフアップに纏め手袋を嵌め)…っし。お待たせ、こっちも終わったよ」
米「OK,じゃあせーので振り向こうじゃないか(ぽいっとパーカーを投げ捨て)」
仏「Oui.じゃあ行くよ。せーのっ」
米「せーのっ!(くるりと振り向き)」
仏「…っと、(目の前に現れたあどけない様子の執事にアイリスを見開き)へえ。なかなか…」
米「……(予想以上の色気を放つ執事長の姿に生唾をごくりと飲み)Wow……sexy……」
仏「デザイン画通りアルフレッドの方はスタンダードな燕尾服にして正解だったね。タイは自由にって発注したけど…ふむふむ(視線を上から下へと見下ろしながら何度も頷き)」
米「そ、そんなにまじまじ見ないでくれよ……照れるじゃないか(もぞりと前を掴んで襟を正すとはにかみ笑いを浮かべ)」
仏「(アメリカの方へ顔を近付け)…うん。いいね、どこか初々しい感じとかがたまらないよ(ふわりとアイリスを細めて微笑み)」
米「う、初々しいかい?……まあ、慣れないのは慣れないけど……フランクはその、似合いすぎてて目の遣りどころに困るんだぞ(近付いたアイリスに思わず少し首を引き)」
仏「お褒めに与り光栄の極み(軽く会釈しにこりと綺麗な笑みを浮かべ)立派な執事長に見えないと主人のマシューや部下のアルフレッドに示しがつかないからね」
米「見た目も大事ってやつだよね(恥ずかしそうに視線を何度か泳がせて自身の顔をぺたぺたと触り)……もう少しきりっとしたヒーローらしい顔の方がきっとSPっぽいよなあ」
仏「ん?俺はフレド…アルフレッドの顔、好きだからそのままでいいんだけどな(ゆっくりと顔を離すとテールを揺らしながら小首を傾げ)」
米「……そ、そうかい?なら、このままでもいい……かな。フランクが……フランシスが好きっていってくれるなら(照れ臭そうに笑い)」
仏「(ぽふぽふとアメリカの頭を撫で)それにしてもまだ着慣れてないとはいえ昔のアルフレッドを考えるとその姿は感慨深いものがあるね」
米「燕尾服着るのにも一苦労してたからね、当時は。……そう考えると、すごく変な感じだよ(頭を撫でられて気持ちよさそうに目を細め)」
仏「(くすくすと思い出し笑いをし)そうそう。昔は俺が手伝わないと燕尾服着るのに日が暮れちゃいそうだったもんね。
「……っ!(はっと顔をあげると泣きそうになるのを堪えたような表情を浮かべ)うん……俺、成長したよ……フランシスの背中を追って、いっぱい成長したんだよ……」
「…うん。知ってるよ、お前が一生懸命俺の後を追いかけてたこと。必死に手を伸ばして通った距離もこのとおり(アメリカの手に指を絡め)こんなに近くになったね」
「(絡まった指に感極まるとぼろりと大粒の涙を一粒溢して何度も頷き)近くに、近くにいるんだ……っ、フランシス、君が……こんなに、近くに……」
「ああ、もう泣くなって(繋いだ手を離し手首を掴み引き寄せて抱き締め)俺も嬉しいよ。お前の努力の結晶を皆が認めてくれたこと、俺の側に立ってくれること。すごくすごく嬉しいよ」
「(フランスの胸元へと誘われてしがみつくと離さないように頭を押し付け)君の隣に立てることが、俺の誇りだ……だから、死に物狂いで頑張ったんだよ……」
「…(優しく頭を撫で更に抱き寄せ)よく頑張ったねアルフレッド。もうお前は一人前の執事だよ」
「フランシス……俺、フランシスの隣に立っても恥にならないくらいに、なれた?(そっと顔を上げ)」
「勿論。むしろ俺がいつ追い越されるかってひやひやしてるところだよ(顔を上げたアメリカの両頬に手を添え輪郭を撫で)」
「(顔の輪郭を撫でられて思わずくすくすと笑い)……ンン、君を越えるなんて夢物語だよ。俺の中で、常にフランシスが一番なんだから」
「何言ってるの。ウィリアムズ家の執事たるもの志は高く持たないと(両頬を触れていた手を止め)…俺が居なくなったらお前がきっと次の執事長なんだから。しっかりしてもらわないと」
「ッ、……俺は、執事長にはならない。だって、執事長は君だから。俺は、君の下でしか、働かない(きっぱり言い放つものの言葉尻が震え)」
「いつ何があるか分からないだろ。例えば俺が病気で倒れたり、ウィリアムズ家から離れることだって考えられるだろ?(アイリスを細めながらどこか寂しげに微笑み)」
「(ぶんぶんと激しく首を振り)病気になったら、俺が治療法を死ぬ気で探す。君がウィリアムズ家を離れるなら、俺が離れないといけない理由を死ぬ気で消す。……だから、そんなこと言わないでよ(唇を震わせていやいやと首を振り)」
「…アルフレッド。いくらお前がそう頼もしい言葉を掛けてくれてもどうしようもないことだってあるんだ。もう子供じゃないんだから分かるだろ?(諭すように頭を撫で)」
「やだ……嫌だ。わかんない。わからないよ……っ、フランシスがいなくなるなんて、そんなのわかんない!!(大声を張り上げて両手で耳を塞ぎ)」
「アルフレッド、落ち着いて。お前がそれじゃあ俺が居なくなった時に誰がマシューを守るんだ?お前が執事になったのはマシューを守る為でもあったんだろ?(アメリカの両肩を持ち説得するように語りかけ)」
「(何度も首を振り)そうっ、だけど!フランシスがいないウィリアムズ家を守っても!俺もマシューも!寂しいだけだ!それならっ、それな……ら……(自身が言い掛けたことにおぞましさを覚えて空色が大きく見開き)」
「(アメリカの様子に違和感を覚え)…アルフレッド?どうした?」
「……な、なんでもない。なんでもない……ごめん、忘れて……(耳を塞いだままの手で自身の頭を押さえつけて自身の狂気に震え)」
「なんでもないってことはないだろ。どうした?体調が悪いのならそこのソファーに…(心配そうにアメリカを見つめ)」
「……(言われた通りにソファに座ると不意打ち同然でフランスの腕を引いて無理矢理に組み敷き)ッ、どうすれば、君は……俺から離れるなんて言わなくて、済むの……?」
「!?(突然ソファーに押し倒されたことに一瞬反応出来ずアイリスを見開き)アル、フレッド?」
「どうすれば、君は……君はそんな妄想をしなくて済むの……?フランシス、教えて。……教えてよ(震える声で祈るように囁き)」
「アルフレッド…どうしたの、本当に(震える声に体を締め付けられる感覚に苛まれただ真上にある空色を見つめることしか出来ず)」
「どうもしてなんか、ない……俺は、俺は……っ(言葉に詰まると無理やりフランスの唇を奪い)」
「んぅッ!?ん…(突然の口付けに固まるが拒否することなくアイリスをゆっくりと細めていき)」
「ん、んん……っ(拙く唇を擦り合わせて何度も濡れた音を響かせ)」
「ん、…っ(口付けを受けながら後頭部に手を伸ばし頭を優しく撫で)」
「ぁ……(優しく労るような接触に空色が漣のようにゆらゆらと揺れ)」
「は、…(僅かに唇が離れた瞬間に目の前の熟れた唇に舌を這わせ)アルフレッド、泣くなよ」
「な、いてない……っ!泣いてなんか、ない……(温い舌が唇を這って下半身がずくりと重くなる感覚を感じて甘ったるく息を吐き)」
「嘘だ。だってほら(眼鏡を外させ足元に投げ捨て空色の真下に指を這わせ)こんなに涙が溜まってるもの(困ったように首を傾げながら安心させるように微笑み)」
「ッ、(急に視界がぼやけて指が空の下を撫でて小さく息を詰め)……そ、それ、は……っ(視線を泳がせると存在を主張し始めた性器を押し付けて目を伏せ)」
「っん、(当てがわられる昂りに息を漏らし)…キスで、またイきそう?(空色を象る縁に指を滑らせ雫を掬いとり)」
「……っん、フランシスの、キスで……頭、ふわふわ、して……(指が涙の雫を絡めてぶるりと身体が震え)」
「あは、…可愛いねアルフレッド。んっ、(後頭部に添えていた手でやんわりと押すと近付いた唇に音を立ててキスを落とし)…俺に身を委ねて。不安な気持ちをとっぱらってあげるから」
「んぅ……(甘く優しいキスに短く声を漏らし)フランシス……俺、俺は……(救いを求めるようにフランスの両頬に手を添え)」
「(アメリカの唇に指を添え)何も言わないで。今はただ、俺だけを感じてくれればいいから」
「……ぁ、あ……フラン、シス……(囁くように呟くと身体の力を抜いて覆い被さるように身体を密着させ)」
「ん、んッ…(角度を変えて何度もキスを落としながら背中を優しく撫で)アル、アルフレッド…(大きなリップ音を立てるとタイを口に咥えて器用に解き)」
「ン、ふ……ぁ(口腔内を残らず喰らい尽くすようなキスに心拍数が跳ね上がり)フランシス……っ、フラン、シスっ(タイを抜き取られて首筋が曝され)」
「ん、(露わになった首筋に軽く唇で触れ)…いつもみたいに気持ちよくしてあげるよ、アルフレッド(手をアメリカの下半身へ滑り込ませるとスラックスのファスナーを開き下着越しに性器を扱き)」
「ひンっ!!(びくりと小さく震えると容易く下着の中に精を吐き出し)……ぁ、な、なん、で……早……ッ?(いつもより早い絶頂に理解が追い付かずに吐精後の倦怠感に吐息が燻り)」
「今日はいつもより敏感だね。…それとも、この体、だから?(疑問を持ちながらとやわやわと鞘部分を擦り)」
「ぁあッ!(掠れた高い声を上げて腰が大きく揺れ)こ、な、ぁ、知らな……ッ、きもち、よく、てぇ……(フランスへと昂りを押し付けて痴態を曝し)」
「、この体は…そういったことをよく知ってるってことかな。にしても…(下着の中に手を差し込み指に付着する白濁の感覚に目を細め)…ッ(目の前で快楽に溺れ始める空色に喉を鳴らし)」
「(快楽に堕ちて色を変えた空がフランスを見つめ)フランシス……俺、身体が……おしりが、ひくひくしてて、すご、きもち、いい……(意思と反して質量を欲しがるアナルに自分の指を這わせてひくりと背筋が震え)」
「!待っ、待ってアルフレッド!そこを触っちゃ…(動揺の余り扱いていた性器を強く握り)」
「ぁああッ!!(性器を握られて射精出来ずに悲鳴を上げるとつぷんと指がアナルに呑み込まれ)ぁあ……あ、お、おし、おしり……入って……っ」
「あ、る…(真上で繰り広げられる痴態に自身の昂りがアメリカのそれと触れ合い)」
「ぁ、あ……フランシス……らに、これ、きも、ちぃ……?(性器が擦れあって快楽に呼吸を荒くすると指一本でアナルをかき混ぜ始め)」
「(眩暈を起こしそうになるほどの光景に目元を手で覆い)アルフレッド…駄目だよそんな姿を俺に、俺に見せたら(スラックスを窮屈そうに押し上げる性器がアメリカのと触れ合う度に呼吸が徐々に荒くなり)」
「は、ぁ……フランシス、これ、これすご……ぁ、あん……っ(フランスの言葉が耳に届かず初めて知る快楽にのめり込み)」
「ッ!…ぅ、アルフレッド、アルフレッド…!(熱にうかされたようにスラックスから自身の性器を取り出しアメリカの性器の裏筋と擦り合わせ)」
「ぁひッ!!(性器同士が擦れあって快楽を覚えると生理的な涙がぼろぼろと落ち)ぁ、あ……っ、フランシスっ、きもちぃ、ペニスきもちい、あっあ、おしり、おしりも、すご……ぁあんっ!」
「(性器の触れ合う感覚に扱く手の動きを早め)ッは…はあ、…めだ、これ以上、これ以上アルフレッドに手を出さないって決めっ…!(引きちぎれそうになる理性を止めようと目元を覆っていた手が前髪を強く掴み)」
「ぁ、あふッ、ふら、フランシス……っ、も、もっと、もっと……(アナルを嬲っていない手で縋るようにフランスの頬を撫でて快楽に呑まれた笑みを見せ)」
「っ…(覆っていた手の隙間からアイリスを覗かせ)だって…俺はアルフレッドを、アルフレッドと…っっ(歯を食いしばる瞬間に扱いていた性器同士をぎゅっと握りごぼりと白濁を放つ)」
「ああ……ッ!(握られた性器から白濁を吐くとくったりとフランスの上へと力なくのし掛かり)ぁ……あ、フランシス……きもち、ぃ……きもちい……(アナルを自分の指で刺激しながらひくひくと震え)」
「はぁ…は、はあっ(射精後独特の倦怠感に肩を上下し)お、れは…アルっ…フレッドをいつか置いて…ぃて(自分に言い聞かせるように呟き)」
「フランシス……っ、フランシス……(首を振りながらフランスへとしがみついて腰を振り)」
「ぁ…る…(覆っていた手を外しながらぼんやりとアイリスを滲ませアメリカを見つめ)」
「(快楽以外は考えられない様子でフランスを見つめ)フラン……シス……」
「あ、ああ…おれ、俺は最低だよ。…んッ(アメリカの後頭部に手を添え引き寄せると唇を塞ぎ)ッは…ふ、叶うことなら、この時間を夢だと、笑い飛ばして(お腹に手を添え押し上げ腰を浮かせると導くように自身の勃ち上がった性器をゆっくりと後孔に挿入させ)」
「ひぁ……ぁあ、ぁん……っ!(初めてだが性交に慣れた身体がすんなりとペニスを迎え入れ)ぁ、あ……ッ、フランシスっ、おし、お尻……っ!(快楽に呑まれてはくはくと唇が震え)」
「ッんん!…はあっ(自身を容易く受け入れる肉壁の感覚に熱い息を吐き出し)ごめ、ごめん…アルフレッド、ごめんっ!(自身の昂りを慰めるように腰を動かし奥へと打ち付け)」
「ンぁっ!あ、あぁっ!!(奥へと熱い杭を打ち込まれて連動するように腰が揺れ動き)フランっ、シス、ぁあッ、おしっ、おしりすごいっ、らに、これ……っ、きもひ、きもひ……っ!(次第に呂律が回らなくなってがくがくと揺さぶられ)」
「アルフレッドっ、ああ…きもちいい、俺も気持ちいいよっ…!(亀頭が前立腺まで到達すると一点集中するように執拗に前立腺を擦り)」
「ひっ、ア、ぁッ!(前立腺を擦られて高く鳴き)ふ、ふらんっ、ふらんしすッ、そっ、そこっぁあっ、へっ、ァ、きもちっ、きもひっ!!(喉を反らして快楽に溺れ)」
「うん、お前には痛い思いはさ、ッ、させないから…っは(腰を支えながら亀頭から裏筋を使って前立腺を擦るように抜き差し)」
「っんぅ、ぁ、あッ!そ、そこごしごしっ、しちゃ、らめっ、ぁ、あっ!!(高い嬌声と同時に白濁が少量噴いて垂れ落ち)」
「っっ…ぐっ!?だめ、出るっ…ナカに出したらだ…ッ(絶頂を迎える感覚にペニスを引き抜こうと試みるも思うように引き抜けず)」
「あぁんっ!!(膨らんだ性器を逃がすまいと肉壁が無意識できつく締まり)ぁ、ぁあっ、フランシス……ッ!!」
「ッぁ…出っ、〜〜〜っっ!!!(顔を逸らしながら締め付けられた感覚に限界を迎えアナルにごぼりと白濁を零し)」
「あ、ぁぁあああッ!!(アナルへと白濁が注がれて悲鳴に似た甘ったるく嬌声を漏らすと精液を留めるようにひくひくとアナルがひくつき)」

「かはっ…は、ッ(上げていた頭をソファーに沈め息を荒げ)…あ、ああ…アルフレッドに、出し、出しちゃった…」
「ァ、あは……っ、は……フランシス……フランシスの、精液……お腹に、入ってる……(痙攣を治められずに幸せそうに笑い)」
「…ッ(息を整えながら腕で目元を隠し)アルフレッド…ごめ、…ごめんね」
「……なんで、謝るの……?(謝罪の意味を理解できずにふわふわと微笑み続け)」
「…お前、こういうのだってはじめてだろうし、俺が、俺がこんな簡単に奪っちゃいけないことなん…分かって…のに(言葉を詰まらせながら釈明し)」
「なんで……?俺、凄く、幸せで……気持ちいいのに……(どうやれば肉壁を蠢かされるのかわからずに腹筋に力を入れ)」
「…ッ、言ったろ?こういう事は大切な人とやるべきなんだ。だから…俺は(体を僅かに震わせ)」
「フランシス……俺、君が、君が……大切な人、だから……(とろりと表情が蕩け)」
「…(目元を隠していた腕を外し)アルフレッド…何を言って(信じられないという様子で首を横に振り)」
「(ぎゅっとフランシスを抱き締め)……フランシス、俺、君が……一番大切だよ……(意識せずにアナルがひくついてあえかな吐息を漏らし)」
「ッん、(アナルの締めつけに喉元から声を漏らし)……いま、なんて(はくはくと戦慄する唇を何とか動かし)」
「フランシスが、フランシスが……何よりも、大切なんだ……好き、だよ……(匂いを擦り付けるようにフランスの胸元に頭を押し付け)」
「…っ(四肢にも伝わってきた震えを耐えながらアメリカの背中に手を乗せ)ど、して…どうして俺を…俺なんか好きに…」
「好きに、なるのに……理由って、必要なの?フランシス……すき、大好きだよ(フランスの手が背中に回されて幸せそうに溜息を吐き)」
「…(アイリスをめいいっぱい開くと目尻に涙を滲ませながら目蓋を閉じ)…なんて、都合のいい夢なんだろう。こんな夢、醒めなきゃいいのに」
「フランシス……俺も、夢なら醒めないで……フランシスが、俺のおしり……入れて、くれてる……(震える唇でフランスの唇に柔らかいキスを落とし)」
「んッ…ふ(頬に一筋の涙を伝わせキスを受け入れながら腰をゆっくりと動かし律動を再開し)」
「ぁう……っ、フラン、シス……っ!(律動に合わせてゆっくりと腰が揺れ)」
「はぁ、アル、アルフレッドっ…んむっ(呼吸さえ億劫だと言わんばかりに口付けを何度も交わし)はッ…ずっと、ずっと夢見てた、お前のナカに俺のペニスを突っ込んで、っ…(脚を開かせながら腰を打ち付けるスピードを速め)」
「あぁっ、あんっ、フランシスっ、ふらっんむっ(唇が重なってうっとりと甘く喘ぎ)ふら、フランシスっ、お、俺嬉しっ、俺のからだ、使っ……ぁあっ、使って、フランシスっ、喜んでくれて……っ!!(スピードが早くなって腰ががくがくと揺れ)」
「ふはっ、…っぅ(太い銀糸を垂らして恍惚の色を滲ませたアイリスを細めながら唇を離し)くァっ…!はっ、アルフレッドのナカっ、きもちいっ、きもちいいっ!!(口元を緩めながら前立腺が擦れるような強さで亀頭から裏筋で強く擦り)」
「っう、ぁ、フランシスっ、フランシス!おれっ、俺もきもちっ!(前立腺を激しく擦られて首を振りながらソファの表面を掴もうと指が滑り)」
「(下半身に再び質量と熱を帯びるのを感じ身震いし)あ、また出る…ッ、アルフレッドのナカ、俺の精子、出るっ!(膨れ上がった肉棒の抜き差しを激しいものへと変えラストスパートをかける)」
「ああっ、あっ、フランシスっ、フランシスッ!出してっ!!俺のっ、俺のぁあんっ!おしりっ、おしりっ、だひっ、だしてッッ!(ぼろぼろと涙を流しながら激しく抜き差しされる快楽に腰が浮き上がり)」
「ッアルフレッド、アルフレッ…ああっっ!!(体を弓形に逸らすと白濁が勢いよく吐き出される)」
「ひっ、ひぁッ!あっあ、アッ、〜〜〜ッッ!!!(胎内に白濁を吐き出されて遅れて自身も白濁を噴き出す)」
「っ…はあ、は(前屈みになり肩を上下させ呼吸を整えながら生理的な涙が一筋零れ)アルフレッド…アルフレッド…(アメリカを強く抱き締め)…愛してるよ、アルフレッド」
「フラン、シス……フランシス、俺も、俺も愛してる……っ、愛してるよ……(抱き締められながらフランスの瞳から零れた涙を舌で拭い取り)」
「アルフレッ、ド…(アメリカの肩口に顔を埋め額を肩に押し当て)ああ、神様。今この時だけでも、俺にアルフレッドを独占させてください(祈るようなどこか苦しげな声で)」
「フランシス……神様なんかに、祈らないで……俺は、俺は君の、フランシスのものだよ……(蕩けた表情をフランスへと向け)」

仏「…(肩口に顔を埋めたまま沈黙を生むも暫くするとふうっと一息つき)…夢なら醒めるな、だってさ。厄介な性格だねフランシスは(肩口から顔を上げた表情は苦笑いを浮かべ)」
米「(ぼんやりしたままの瞳がゆらゆらと揺れ動き)……君は、フランシス?……フランス?(ゆっくりとアイリスを見つめ)」
仏「(ちゅっと音を立てて鼻先にキスを落とし)さあ、どっちでしょう?(楽しそうにアイリスを細めながら空色を覗き込み)」
米「……どっちでもいいや。……ただ、俺はもう、アルフレッドじゃ、ないよ(焦点がなかなか合わずに覗き込まれたアイリスにゆるりと笑い掛け)」
仏「(ソファーの端に投げたアメリカの眼鏡を手に取り)どっちでもいいやって酷い言い草だね。ほら、ちゃんと眼鏡つけなよ。お兄さんの麗しい顔がはっきり見えないだろ?」
米「ン、(受け取ってのろのろと眼鏡を掛け)……やあ、フランク。結局どろどろだ……でも、なんだろう。アルフレッドの感覚こころが訴えてるよ……フランシスとセックスさせてくれてありがとう、って」
仏「奇遇だねフレド。フランシスも同じ事を言ってるよ(とんとんと自分の胸をノックし)…あのふたりにはここで起きた事は夢として認識されるんだろうね。今後は2人次第…いや、フランシスの『目標』次第か」
米「……フランク、きっとアルフレッドは邪魔するよ。だって、フランシスがいない世界は彼にとって、必要のないものだから(淡々と呟き)」
仏「…(肩を竦め小さく息を吐き)困ったね。フランシスあの子は自分が居なくなればアルフレッドは執事長になってより前を向いてくれるだなんて思い描いてるのにさ」
米「……ごめんよ。俺には、彼の暴走は止められない。アルフレッドは、自分の命を賭してもフランシスのいる未来を手に入れようとする」
仏「(アメリカの背中に腕を回し抱き寄せ)自分の命を危険に曝してまで、果たしてフランシス…を守る価値があるんだろうかね(どこか神妙な声色で呟き)」
米「……その価値はアルフレッドが決めるよ。ただ、フランシスはアルフレッドにとって、諦められない光。だから、手なんか離せないんだよ(抱き寄せられたまま穏やかな声で囁き)」
仏「…光、か。重たいな、いつの時代もそういったものは変わらないからさ(アイリスを伏せながらため息をつき)」
米「……俺の愛は重いんだぞ。覚悟しておきなよ(お道化るように肩を竦め)」
仏「分かってる分かってるって。それは身を持って知ってるよ。あ、体重的な意味でね?(背中をぽふぽふと叩くと体を離しウインクを披露)」
米「……体重は関係ないんだぞ(むっとしながら重い身体を持ち上げ)ぁあ、折角の衣装もぐちゃぐちゃだ……」
仏「ん?…ああほんとだ。(無数の皺と吐き出したものがこびりついたシャツやスラックスを見つめ)すぐに洗濯機回すからフレド、すぐに着替えてくれる?」
米「ン、(もたもたとボタンを外して素肌を曝し)……全部まとめていいかい?」
仏「燕尾服汚れてるなら手洗いするからバスルームに放り投げといてよ。あと手袋とか小物はネットに入れてくれたらいいから(髪を結っていたリボンを解き首を軽く振って髪を靡かせ手櫛で研きながらアメリカを横目で見つめ)」
米「っ、OK,じゃあバスルームに置いとくよ(フランスの艶かしい一連の動作に目を奪われてごくりと喉が上下し)」
仏「(長い前髪を耳にかけ気だるげに息を吐き)?フレド、どうした?ネットのある場所は…ン、分からない?(コートを脱ぎ手袋を口で咥えて外しながら説明し)」
米「わ、わかるよ。……我慢、我慢、我慢(ぶつぶつと口の中で早口に呟きながらも少しずつ空色が欲の色に濡れ)」
仏「…変な奴(くすりと笑いながら手袋をフローリングに投げカフスボタンを手早く外すとワイシャツのボタンをぷつぷつと解き)」
米「ッ、と、取り敢えずバスルームに投げておくからね!(フランスの艶かしい様子に性欲が沸き上がるのを抑えきれずにダッシュでバスルームへと駆け)」
仏「(きょとんとした表情でアメリカの背中を見送り)何も走ることないんだけどな(ワイシャツボタンを全て解き終えるも喉の渇きに気付きテーブルに置かれたミネラルウォーターのボトルを手に取りソファーに腰掛ける)」
米「(ぽいぽいと雑に衣装を投げて頭から冷たい水を被り)……フランシスと、アルフレッド……俺と、フランク……そうだよね。いいよ、俺が力貸してあげるから。ヒーローの身体を好きに使うといいよ(ぶるぶると大型犬のように頭を振ると濡れた髪を雑に拭ってリビングへと戻る)」

 




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