クトゥルフしようぜ!

英「キク……キク……キク……っ、日本……(自分を抱きしめるように強く腕を回す)」
日「……おや、イギリスさん?……っ!?どっ、どうしたんですか顔色が……!!(飲み物を買いに来て驚きの表情を浮かべ)」
英「はあ……はあ……っ、に、ほん?(ゆっくりと顔を上げて日本を見つめる)」
日「どうなされたんですか?い、今救急車を……!(慌てて携帯電話を取り出し)」

諾「と、会っちまったな。」
米「飛んで火にいる夏の虫、ってこういうこと言うんだよね(はあ、と大きく溜息をつき)……ノルウェー、今がチャンスじゃないかい?」
諾「……ええのが?」
米「うん、やっちゃおう。救援呼ばれたらあとが面倒くさいんだぞ」
諾「わがった。……ん(日本の映るモニターに手をかざす)」

日「ッ、ぁ……?(手にしていた携帯電話をぽろりと落とし)」
英「……に、ほん?」
日「いぎり、す……さん、にげ、て……!早く!!(苦しそうにもがきながら)」


.。:*+゜゜+*:.。.*:+☆


【蝕んでいく。身体を、視界を、魂すらも包まれる底知れぬ恐怖。息が出来ない。まるで水中に居るような感覚に囚われる。
息苦しさの中、何とか目を開ける。黒い黒い、先も見えない、はずだった。そう、はずだったのだ。なぜならそこには見知った、大切なあの人が立っていたのだから】

「あ、アーサー……さん?アーサーさん、なん……ですか?」
「……」
「アーサーさん、アーサーさん!私です!菊です!!」

【彼はあのエメラルドグリーンの光をこちらに向けている。だが自分ではない、彼は自分の向こう、彼方を見つめている。名前を呼ぶ。だがまるで自分の声など聞こえていないようにただ静かに自分の向こう側を見つめている。
アーサーは、自分など見ていない。いや、自分が、ここに居ることを認知していない。ただ、無感情な表情を貼り付けている】

「っ、アーサーさんっ!アーサーさん!……アーサーさん……!私は、私はここにいます……!アーサーさん……っ!!」
「…………」
「アーサーさん……ねえ、アーサーさん……!私の声、聞こえないんですか……?アーサーさん、アーサーさん……!」

【焦燥と悲痛の含んだ自分の情けない声に、彼はようやくふと視線をうつす。ようやく自分を見てくれた。安堵の溜息をつけば、彼は小さく笑いをもらした】

「なあ、あんたは、誰だ」
「ッ!!?(目を見開き、はくはくと音の出ない唇を震わせ)」
「人の名前をさっきから随分と呼んでいるが、一体誰だよ。お前は一体、俺の何なんだよ?」
「ぁ……ああ、…………ふ、ふふ……ふふ……わ、たしは……そう、私だけが、友と、思っていたんですね……あ、ははは……あはははははははははは!!!!!!!」


.。:*+゜゜+*:.。.*:+☆


米「ヒュウ、やっぱり日本はイギリス。相思相愛でめでたいね(呆れたように)」
諾「……(額にうっすらとついた汗を拭いながら手をかざす)」
米「(手近にあった大きいタオルをノルウェーに放り投げて無言で画面を見つめる)」
諾「……ん、すまねえな(タオルを受取りごしごしと拭き取る)」
米「無理だったらやめていいんだぞ、嫌がらせで体調崩されたら元も子もないからね」
諾「いや、こご最近飯がろくに食えなかったから腹に力さ入らねえだけだ。」
米「……よっぽどだったんだね、君の方も。まあ、これが終わったらたらふく食べてくれよ」
諾「……何のこどだ」
米「知ってるよ、君がイギリスのあれ受けたこと。内容までは聞かないけどね。まあ、言いたくない内容だろうし、黙っててくれて構わない」
諾「……(明らかに不機嫌な表情を浮かべる)」
米「君って無表情の割に顔に出るね、それじゃあ肯定と同じだよ(やれやれと肩を竦め)」

諾「……そろそろ、しまいにすんべ」
米「うん、これで満足さ。少しはこっちの苦しみも理解出来ただろう?」

英「…にほん、おいっ、日本!?」
日「ぅ、あ……っ、あは、ははは……ははは!!!(狂ったように笑い)」
英「日本、しっかりしろ!おい!日本!!(肩を揺さぶる)」
日「……っは、は、ぁ……随分と、恐ろしい夢ですねえ……はは、ふふ……ああ、イギリスさん……(揺すぶられて緩やかに微笑み)」
英「日本……日本っ(強く抱きしめ)大丈夫だから、ちゃんと、俺はここにいるから。…居る、からっ」
日「ああ、イギリスさん……貴方は、私の名を呼んでくださるんですね……貴方も、随分と苦しそうでしたが……今、救急車を呼び、ますから……(震える手でぽんぽんと背をあやすように叩き)」
英「(そっと携帯電話の電源ボタン押して、そのまま日本の肩口に顔を埋め)もうちょっと、もうちょっとだけ……このまま……」
日「(静かに受け入れて人肌のぬくもりに目を閉じ)もう少し、……私も、貴方のぬくもりを感じていたい……」
英「ああ、日本……日本……俺の日本……っ」
日「イギリスさん……私を、忘れないで……知らないなんて、言わないで……(小さな声で)」
英「忘れねえ……忘れてやるかよ…だから、だからっ、俺を、認めて?(両頬を両手で包み不安げに見つめる)」
日「(両手にそっと手を当てて)ええ、私は貴方を認め続け……ずっと傍におります……」

諾「……認めてもらえねえこどの恐怖、か」
米「日本らしいね、あの小さな島国は永い間誰も見つけられなかったんだから。」
諾「だから言ったべ。PLとPCば重ね合わせんなって」
米「それはお互い様、さ。」

← →




ALICE+