クトゥルフしようぜ!
伊「っあ……ああ、あああ(言葉にならない声を漏らしながら子供のように泣き叫ぶ)」
独「おい!おいイタリア!しっかりしろ!!おいっ!!!(がくがくと激しくイタリアを揺さぶり)」
伊「あっ、あああ、あっ、はあ(ドイツを視野に入れた瞬間、呼吸を思い出したように)……ど……いつ?」
独「大丈夫か?お前、急に倒れて泣き出したんだ。立てるか?……あちらのソファで少し休め、体を休めることも我々の仕事だ(安堵した表情で)」
伊「ドイツ……ドイツ……っ(ドイツの腕をぎゅっと掴む)」
米「ブラボー、最高のショーだったよ。ああ、イタリアはああいう反応が辛いんだね(子供のように目を輝かせ)」
諾「イタリアのドイツさ対する信頼や友情ば…そごまでのもんってこっだ。…さて、(ドイツの方へと視線を移す)」
米「さて、対するドイツは誰を大切に思っているんだい?……最高の悪夢を、堪能してくれ(悪魔のように微笑んで)」
諾「God natt.子守唄代わりに大事な奴ば声を聴いて眠れ(ドイツに向かって手をかざす)」
独「……っ、!?なっ、んだ……これは!(冷や汗がどっと吹き出しそのままぐらりと倒れ)」
伊「!?ドイツ!?、ドイツ!しっかりして!ドイツ!!(ドイツを強く揺さぶる)」
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【夜が来た。いや、それにしては星も、月も雲もない。広がるのは夜空ではなくまるで深い海底にいる錯覚を覚える。なぜならほら、こんなにも息が苦しい。体が重い。
誰か、呼吸の仕方を教えて欲しい。この暗い暗い海底の中を。誰かこの先を見通す方法を教えてくれ。マニュアルでがちがちだと言われる頭は相変わらずの思考だが、その思考に至った瞬間、まるでそれに応えるように光が射した。その姿は、ああ、知っている。知っているのだ】
「……イタリア……?お前、体は大丈夫か……?」
「うん。俺、平気だよ」
【ふわりと、普段と変わらない笑み。見知らぬ場所でも変わらない笑みにドイツもつられて笑みを浮かべる。
ぶくぶく。泡が2人の間をゆらりゆらりと天へ向かって浮かんでいく。だがその泡はやがて自分たちを遮るようなものへと変わる。そう、まるで泡が目の前のイタリアを覆い隠そうするように 】
「……?イタリア?……帰るぞ、ほら……(泡を避けるように手を伸ばすが届く様子がなく顔を顰め)」
「ドイツ、あのねあのね。俺ねドイツに言いたいことがあるんだ!(泡に包まれていることもさして気にしていない様子でにこにこと笑みを浮かべて)」
【ドイツが何かイタリアに告げようとした瞬間だ、ぱあんと、目の前の大きな泡が弾けた。
泡が弾けた衝撃に反射的に目を瞑る。…目を開く、だがそこにはイタリアは、居ない】
「い、イタリア……!?おい、イタリア!!?なんだ、性質(たち)の悪い冗談はやめろ!!イタリア!!?(きょろきょろと周辺を見回し)」
「ヴェスト、イタリアちゃんは居ねえぜ」
「……にい、さん?」
【プロイセンはいつの間にかドイツの背後に立っていた。その顔は兄が弟に向ける、ドイツには見慣れた、どこかくすぐったさも覚える優しい笑みだ】
「兄さん、どういうことなんだ?イタリアが、いない……?」
「ヴェスト、お前は大きくなったな。そいで逞しくなった。流石俺様の自慢の弟だぜ!(ドイツの肩をぽんと叩き)
……だからよ、俺はもう、必要ねえだろ?」
「……え?」
【ドイツが声を漏らした瞬間にプロイセンはぱあんという音と共に一瞬にして消える。まるで彼など其処には居なかったように。底には、2人など居たこと等なかったかのように、泡だけがドイツを包む】
「に、い、さん……?イ、タリア……?どういう、こと、なんだ……?二人とも、返事を……返事をしてくれええええええええええ!!!!!!!!」
【嘲笑うかのように泡はぶくぶくと音を立てる。そこにいるのはただ、1人。自分だけ】
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米「枢軸国……ああ、違うね。ドイツとイタリアは仲が良くて羨ましい限りだよ、まったく。連合国連中に見習ってほしいね(鼻で笑いながら)」
諾「仲良しこよしな連合ば想像しだら気持ち悪いだけだったべ(手をかざしたまま、椅子に深く座り直す)」
米「HAHAHA、ごもっとも!俺もあいつらと仲良しこよしなんて死んでもごめんだよ!」
独「にいさ、いた、り……やめて、くれ……待って、くれ……!!(譫言のように真っ青な顔で呟き)」
伊「ドイツ!!ドイツ!!ねえドイツ!!……っ(涙を袖で拭ってからドイツの頭を抱えるように抱きしめる)」
独「……ぅ、うう……ん……い、たりあ……?(苦しそうに眉を顰め、重たげに腕を伸ばしてイタリアの頬を触って存在を確認するように)」
伊「ドイツ……よかった……(安堵した表情でドイツに泣き腫らした目で優しく見つめる)」
独「俺は、……お前を心配して、そうだ……イタリア、体調は大丈夫か……?(頬を一頻り触り終えると安心したのか大きく息を吐き出し)」
伊「ヴェ……あ、(ごしごしと目元を擦り)お、俺は大丈夫!大丈夫であります!だから……だから、ドイツ、俺を置いてかないでー!!(ドイツの胸に飛び込むように抱きつき、顔を埋める)」
独「……馬鹿だな。お前が心配で置いていけるわけがないだろう……(毒気を抜かれたように顔を埋めるイタリアの頭を撫でながら不器用に微笑み)」
米「近しい人の消滅、ドイツらしい恐怖だね(仄暗い光を瞳に宿したまま笑い)」
諾「ドイツば沢山の兄弟さ支えられって生まれたもんだからなあ。身内や親しきもんの絆さ重てえもんばねえな(頬杖をつきながら淡々と話す)」
米「けれどそれが重たくのしかかる、愛情は重ければ重いほど身を切る部分が大きくなるね……」
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