クトゥルフしようぜ!

仏「……もしかしてお兄さん、宣戦布告されてる?(ふふんと鼻で笑って)」
米「……さあ、どうだろうね?でも、君には負ける気がしないよ(にやりと口端を上げ)」
仏「へえ……日本で言うやっとドヒョウに上がったって奴?いいよ、お兄さん受けて立つから」
米「っ、は、はあ!?なっ、は!?き、君何言って……!?(自分の感情に気付かれていたことに驚きを隠せず)」
仏「お前ねーバレバレだから。今までしっけた顔してたからあえてつつかなったし?あわよくばこのまま何も知らないでお兄さんがいただくのもありかなーとは思ってたけどね?(余裕の笑みを浮かべる)」

諾「!(驚いて思わず息を詰める)っ…あいつのだから、嫌だ。あいつのだから食えね。」
加「ノルウェー君の分からずや!!デンマークさんの気持ち考えたことはあるのかい!?(サンドイッチをひとつ取り出して無理やりノルウェーの口にねじ込み)」
諾「んむっ!?……んっんん……かはっ(空っぽだった胃袋が悲鳴をあげたのか含んだサンドイッチを少し吐き出す)」
加「……ほら、君は我慢の限界だったじゃあないか。ねえ、苦しい時は頼っていいんだよ。なんで隠すの?誤魔化さないで?……デンマークさんに言えないなら、僕に言っていい。……溜め込まないで?」
諾「はあ、はあ……ん(なんとか吐き出しそうなものを飲み干して)…別に、吐き出すつもりも、何か変えたい気持ちもねえ。」
加「…………それが、君の気持ち?……そっか。それなら、いいんだ……ごめんね、出過ぎた真似をしたよ。はい、残りも食べてね……僕、行くね。」

仏「あ、ちょっとお兄さんを置いてかないでーカナダー!」
加「あ、フランスさん、僕フランス料理食べたいです……!(振り向いて嬉しそうに)」
仏「OK、お兄さんがとびっきりのディナーをご馳走するよ」

米「っ、この……っ!……(必死に激情を抑え込んでいる間に歩いていくフランスとカナダを呆然と見送り)」
諾「…………(バスケットに残るフルーツサンドをじっと見つめ)……追いかけなくてええんか?」
米「……いいよ。今のは完全に俺の負けさ。あー、経験値が足りない……」
諾「相手は愛の国だかんな。一筋縄では行かねえべ」
米「……年の差がここまで大きいなんて、初めて知ったよ。……はあ、なんだかなあ(思わず座り込んで)」
諾「そだら相手が持ってねえカードさ使うのも手だべ。せいぜい悩むこっだな」
米 「はは、まだ残っている手札はある。だったらそれを全部使いきってやるさ」
諾「それでこそ超大国だべな。」
米「伊達に世界一位を名乗ってないからね、欲しいものは全部手に入れてやる」
諾「おー怖え怖え(大げさに肩を竦め)……ま、こっちも付き合わされた甲斐は、あったない」
米「出来るだけ穏便にしたかったけどね……なんだろう、悔しいんだ。フランスに勝てない俺が」
諾「まだ勝敗は決まってね。証拠にまだフランスはカナダにさ手を出すことさしてねえ。あのフランスだべ?……まだまだ勝負ははじまったばっかでねえか」
米「……そうだね、最後のジャッジはカナダが下す。けれど、それまでは俺たちはフェアだ。……まだ、うん、可能性はある」
諾「そういうこっだ。…とごろでアメリカ。これで復讐ば達成け?」
米「……ああ、気はすんだよ。Thanks.ノルウェー。お陰でいい復讐が達成出来たよ」
諾「ん、俺もなかなか楽しかった。…このあと不安なとごもあるんだけどな」
米「後処理は任せておいてくれよ。ちょいっと言いくるめればノープロブレムさ」

*

仏「……かーなだっ」
加「?はい、なんですか?」
仏「んー、ノルウェーと喧嘩したの、引きずってるかなあって」
加「……少しだけ。でも僕が言い過ぎでしたし、よその事情に首を突っ込みすぎました。……だから、今度会ったら謝ります」
仏「カナダは優しいね。お兄さんからすればノルウェーも素直じゃないからねー。というかデンマークとノルウェーってあいつら恋人じゃねえの!?ってのがほんと不思議なくらいだもの」
加「(ふるふると首を振り)……優しいのは、嫌われないためです。……嫌われるのは怖いです、それにきっと、ノルウェー君も、怖いから、逃げちゃうんじゃないですか?(儚く微笑んで)」
仏「…ノルウェーの場合はなー、あいつ守られるのが嫌なんじゃない?ほら、デンマークって北欧の兄貴!って言ってるじゃない。ノルウェーには特にいいとこ見せようとするしさー」
加「はは、どこかのドーヴァー海峡の向こう側をを思い出しちゃいますね。……守られるって、悪いことじゃないんですけれどね」
仏「ノルウェーはデンマークの属国だったからさ。ずーっと一緒に居たからその性質がよく分かってるんだよ。……もし自分が頼ったら、デンマークは自分のなりふりなんて構わずに助けに来るだろう、ってさ」
加「……フランスさんは、自分を犠牲にしても大切な人を助けたいですか?」
仏「はは、俺は臆病だからさ。自分の身も守りながら助けたいんだよね。」
加「ふふ、やっぱりフランスさんらしいです。……でも、僕を弟に迎えてくれるって約束は、まだ覚えてますからね。楽しみにしてますよ(くすくすと笑いながら)」
仏「んー、でもお兄さん(ずいっと顔を近付けて)兄弟よりももーっと深い仲になりたいんだけどな」
加「……?兄弟より?……深い……?家族より……?(きょとんとした表情で)」
仏「……ふふ、いつかなれたらいいね(カナダの手を取りながら微笑んで)」
加「???はい……?(意味は分からないものの頷き)」
仏「さ、お兄さんの部屋にレッツゴー!…んで、あとで2人もよんじゃおっか」
加「わわっ、あとでふたり?(たたらを踏みながらついていき)」
仏「お兄さんの料理は食べるとみーんな幸せになるの。だから食いしん坊な2人のために沢山作らないとね(ウインク)」

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