クトゥルフしようぜ!

\読めないわけじゃない/

仏「おーいアメリカー。待てってー(アメリカに駆け寄る)」
米「どうしたんだい?そんなに慌てて(振り向くといつもより穏やかな笑顔を浮かべている)」
仏「なになにー?2人に気をきかせたのかよ。AKYのお前がどういう風の吹き回しー?(肩にぽんと手を置いて)」
米「俺は空気を読まないだけで読めないわけじゃないんだぞ。だから、兄弟が困ってるなら空気を読むのさ(悪戯が成功したような表情を浮かべる)」
仏「ふーん。…まあ、たしかに。カナダはノルウェーに謝りたいって言ってたからね。別に謝ること無いってのに。律儀な子だよね、ほんと(苦笑いしながらやれやれといった仕草)」
米「まあ最初の原因はイギリスだけど、それに便乗して暴れたのは俺たちだもんね。謝られる筋合いはないけど、カナダはそういうやつだよ(肩を竦め)」
仏「ほんっと、カナダはいい子だよね。ああいう子はいつか悪い大人にぱっくりと食べられないかお兄さん心配だよ(よよよっと泣き真似をしながら)」
米「そうそう。君みたいな悪い大人に美味しく食べられないように、保護者は大変さ(フランスの肩をぽんと叩くとぎりぎりと握りしめ)」
仏「はははー。…何のことだか(握りしめる手の手首をこちらも強く握り、挑発的な眼差しを向ける)」

米「……カナダは、あげないんだぞ?(発言に不似合いなほど無邪気に微笑み)」
仏「おーおー。お前は本当にどういうきっかけで自覚したんだか。…これなら待つ、なんて生易しいことするんじゃなかったな(ふふっと笑って)」
米「そういう意味じゃ、イギリスに感謝だね。……あの一件がなければ、俺もカナダへ向けていた感情が何だったのか、理解出来なかったよ(ぱっと手を離すとふっと表情を緩め)」
仏「…あの坊ちゃんはほんと昔から余計なことしかしないんだから。まあでも、(アメリカと距離を置き、くるりと優雅に周りながら)そういう障害がある方がお兄さん、すっごい燃えるね」
米「それは同感だね!俺も本当は知りたくなかったんだぞ、こんな感情。……けど、知った今は絶対手に入れる。君には負ける気がしないよ(ぺろりと唇を潤すように舐めて)」
仏「そちらこそ。俺は愛の国、フランスだよ?どんな手を使ってでもあの子を手に入れちゃうんだから?…おっさんの本気、舐めないでよね(ふっと余裕の笑みを浮かべる)」
米「HAHAHA!愛の国だって俺の前にはひれ伏すものさ!おっさんより若い奴の方が、きっと楽しいからね(目は笑っているものの手は出させないというオーラを迸らせ)」
仏「経験の浅い子供はいいねえ。希望に満ち溢れてて。そういうの、浅はかな考えって言うの。視野を広く持つのもいいけど、足元ももっと見るべきだよ、アメリカ?(こちらもにっこりと微笑む)」
米「逆に凝り固まった懐古主義には恐れ入る。君こそ背後に気をつけなよ。……俺たちは死なないけれど、その行為で何を失うかだけ(そっとフランスの耳元へ)……考えておくといいんだぞ」
仏「(ぞくっと背筋を震わせながら)……忠告、有り難く受け取っとくよ。お兄さんはどっかの坊ちゃんと違って新しい物も好きだからね」
米「(何事もなかったようにあっけらかんとした表情を浮かべ)まあ、君が怯えるようなことは流石にしないけれどね。今は平和さ、あの時とは違う。だから流石に実力行使はやめてあげるんだぞ」
仏「そうだね、平和的に解決していこうよ?血の雨を見るのはお兄さんの美学的にもナンセンスだしー?」
米「血の雨は俺も勘弁さ。それに、今は俺新作のゲームが忙しいしコミックもまだ読破してないやつが山のようにあるからね!」

仏「ゲーム…(ふと何かを思い出すように)そういえばアメリカ。俺が貸した日本の家のゲーム。あれいつ返してくれんの?」
米「……あ。さ、さあ、借りったっけ?俺には記憶がないんだぞー(明らかに視線を逸らして口笛を吹きながら)」
仏「ちょ!?お兄さんあれまだプレイしてないんだけど!!お前が先にやりたいって勝手に持っていったからお前が返してくれる迄お兄さん待ってたのに!さては無くしたのね!無くしたのね!(涙目)」
米「ななななななっ、なくしてないんだぞ!!!ただちょーっと掃除した時にどこかにしまっただけだよ!!!!!!!(慌てながら)」
仏「それを無くしたって言うんだよ!お前はもう一度リトアニアあたり呼んで掃除してもらえよまじで!!」
米「あの倉庫掃除するといろんなものが余計に出てくるから嫌なんだよ!!!それに俺の家大きいから何日かかると思ってるんだい!?」
仏「それじゃあ毎日掃除しろよ!…まったくお前はもう(はああと大きなため息)」
米「仕方ないじゃないか忙しいんだよ!!……まあ、仕方ないんだぞ!もう一回日本から借りよう!(名案だと言わんばかりに)」
仏「あれ今日本家内でも人気の作品だからプレミアム価値になってるんだぞ!お兄さん、あれする為にゲーム機本体買い直したんだから!お兄さんの楽しみ返して!返してよ!(アメリカの肩を揺さぶる)」
米「ヘルプ!ヘルプなんだぞ!!(がくんがくんと揺れる)……ああっ、探すよ!探すから!!目星はついてるから大丈夫なんだぞ!!」
仏「今すぐ探して!すぐ探して!お兄さんの楽しみを!持ってかないで!!等価交換でもないそんな理不尽な持っていかれ方はいやあ!(ぶわっと泣き出す)」
米「分かった!分かったからおっさんの泣き顔なんて見たくないよ!(頭を抱え)……多分、俺の部屋だと思うんだよ。あそこでゲーム最後に見たから」
仏「そうそう!ほら、記憶の糸をたぐり寄せて!!お兄さんのために思い出してアメリカ!(必死)」
米「……あーーー……あーーーーーーーーーー……!!!!キャビネット!!!あそこに入れた!!!!……気がする!!!」
仏「キャビネットね!キャビネットだな!絶対だな!!(肩をつかんだまま目が血走っていゆ)」
米「多分だって!でも入れるならそこなんだぞ!!ちょっと待ってくれよ……(スマホを取り出すとどこかに電話を掛けている)」
仏「ゲーム!ゲーム!ゲーム!(手を振りながら催促するように)」
米「うん、そこ……そう、……で、本当かい!それだよ!!分かる場所においてくれよ!うん!(ぴっと電源を切り)……あったよ!やっぱりキャビネットだった!!」
仏「お兄さんのげえむううううううううう!!(歓喜のコロンビアポーズ)」
米「じゃあプレイしたら君の家に郵送してあげるんだぞ!俺は寛大だからね!!(どやあ)」
仏「(肩をぐっと強く握って)アメリカ?そこは普通すぐにお兄さんに返す所だよね?んん??」
米「今は俺の家にあるから所有権は俺なんだぞ!返さない!!(きりっとした表情で)」
仏「お前またそうやってゲームどこやったか分からなくなるパターンに陥るんでしょ?お前ってそういう子!ほんとそういう子!」
米「今回は大丈夫だよ!ちゃんと終わったら片付けるし、日本にも返すんだぞ!!(ぶうっと唇を尖らせ)」

仏「お兄さんの気のせいかな…。前もこんなことあった気がするんだよね(遥か彼方を見つめながら)」
米「気のせいじゃないかな!まったくおっさんはモーロクしてるなあ!(ははは、と笑いながら)」
仏「そう、あれは云年前。日本から借りたホラーゲームだっけか、お兄さん発売前からすごい楽しみにしていたやつだったよ……(突然の語り)」
米「(ぎくりとした表情で)あ、あれは悲しい事故だったんだぞ……!!」
仏「しかもお前SNSでネタバレしてたろ!あれほんとやめて!!お兄さんゲームクリアするまで攻略サイトも見ないでいたのに!!あーもう泣けてきた!!(ぶわわっと泣き出す)」
米「だって面白いものは共有したいじゃないか、効率的にクリアも出来て万々歳なんだぞ!(踏ん反り返って)」
仏「せめて黒幕の名前バレだけはやめて!楽しみ発言するから!!お兄さんほんとあれ辛いんだから!!」
米「BOOOO!伏字で書いたら共有できないからつまらないんだぞ!……まあ、同じこと日本にも怒られたんだけどね!「せめて振り分けアカウントに投げてください!」って」
仏「あの日本が怒るんだから自分がどんなに酷いことやってるか自覚しなよ!ほんとお前はジャイアンだよ!映画版の優しいジャイアンじゃない、アニメ版のジャイアンだよ!!」
米「えーっ、俺はドラえもんポジションがいいんだぞ!!便利なアイテムをいっぱい出して皆をハッピーにさせるのさ!!(話を聞く気はない様子)」
仏「うん、そんなドラえもん居たらのび太は泣いていい(爽やかな微笑)お兄さんはしずかちゃんのお風呂覗けるのび太になりたいよ」
米「うわあ下心みえみえなのび太なんて嫌なんだぞ。君なんて日本の風呂覗いてイギリスに八つ裂きにされればいいのに(笑顔で)」
仏「やめて!例のほにゃらでホントに酷いことされそうだよ!エロ同人みたいに!エロ同人みたいに!」
米「エロ同人みたいに、じゃなくてグロ同人みたいに、の間違いじゃないかな?(輝かしい笑顔で)」
仏「R18Gとか…。まあお兄さんが題材ならそれを見たいという需要があっても仕方ないことだけどね(髪をふぁさーとかきあげて)」
米「……気持ち悪い(真顔でずばりと切り捨て)」
仏「子供なお前にはお兄さんの魅力がまだ分からないんだよ(むふふん)」
米「いやあ、君の魅力が分かるのなら大人にはなりたくないね(若干引き笑い)」
仏「えーやだアメリカ。ピーターパン症候群ってやつー?…ま、お前には伝わらなくてもいいよ。俺としては一人の子に分かってもらえればそれでいいし」
米「君さあ、敢えてイギリスの童話出すのやめてくれよ。……仲いいんだか悪いんだか(肩を竦めながらも最後の言葉に引っ掛かったのか目を細め)……その魅力とやら、その子には伝わらないように俺が手を回してあげるんだぞ」
仏「やめてよ、まるでイギリスと仲が良いなんて言い方はさー。(肩を竦め)はは、お前の手が回る所は果たしてどこまでだろうね!(愉しそうに)」
米「喧嘩するほど仲が良いんだろう?(にやりと笑い)……さあて、どこまでだろうね。超大国アメリカに不可能という言葉は存在しないから、楽しみだね!(子供のように無邪気に)」
仏「はは!その不可能って言葉、うちの偉大なる英雄が1番忌み嫌う言葉だったな。お兄さんもやりようはたーくさんあるんだから、情けない泣き面晒すなよ?」
米「残念なことに、俺は泣かないんだぞ。まあ、君は泣きながら俺に許しを請うんだろう?今からワクワクするね!(いつぞやの黒い笑顔を浮かべる)」

仏「お前、その顔イギリスにそっくりだよ?あとなんとなくノルウェーにも(苦笑い)」
米「やめてくれよ、って言いたいところだけど……イギリスに育てられたからね、似てたって不思議じゃないよ(王者の余裕を見せつけるように)」
仏「へえ……めっずらしい。お前がイギリス関連否定しないなんてね。少しは大人になろうとしてるってことかな?あーやだやだ。」
米「あいつのことはくたばれって思うけど、こういう黒い感情を与えてくれた部分は感謝してるのさ(ぺろりと舌なめずりをして)」
仏「……坊ちゃん、お前やっぱしつけ間違えすぎでしょ(冷や汗かきながら)」
米「HAHAHA!まさかイギリスに感謝する日が来るなんて夢にも思わなかったよ!(少し興奮した様子で)」
仏「それ坊ちゃんの前で言ったら嬉し泣きするんじゃない?お前に感謝されたーって(げっそりとした顔で)」
米「(真顔に戻って)……え、言うと思ったのかい?あいつに?言うわけないじゃないか!喜ばせるなんて冗談じゃないんだぞ!(ケラケラと笑いながら)」
仏「デスヨネー。今頃イギリスは日本を悦ばせてるところだろうだしさ。あー島国まじ爆発しろ」
米「寧ろイギリスが日本に悦んでる気がするよ……あー、爆発する前におもてなしだけしてほしいんだぞー。ハンバーガー!シェイク!ビーフステーキ!」
仏「それお前の家のもんばっかじゃん。たまにはナイフとフォークを優雅に使ってお兄さんの家の料理に舌鼓でもしたらー?(ウインク)」
米「やだよ、君の家の料理はいつまでたっても肉が出てこないじゃないか!」
仏「それが様式美でしょ!あーこうなったらアメリカ!カナダとノルウェー連れてお兄さん家のとっておきのお店に招待してやるよ!決まり決まり(手をパンと叩き)」
米「は?いや、俺はOKしてないんだぞ!?(呆気にとられ)」
仏「いーんや、決まりだね。ほらほら、2人を誘いに行くよー(アメリカの背中を押して二人の元へ向かう)」
米「わっ、わっ、押さないでくれよ!」

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