ソードワールドしようぜ!

英:確か仕立て屋を出た後だったな
独:ああ、双子に挨拶をされた帰りだな
仏(GM):そうそう。時刻は19時前くらいかな?冒険者達がこの国についた時は橙色だった空は星が瞬く夜空に変わってるね!
日:夜空……侵入は22時頃として、この時間をどう過ごしましょうか……
普:店の前にこっそり隠れて様子見か……それか宿屋とか見つけるか?つーか依頼人の家には泊まれねえのかよ
仏(GM):んー、そうだねえ。クエストが早く終わるのならと部屋を貸してくれるかな
独:なら、有難く宿泊するか?
英:そうだな。一旦店から離れて依頼人の家に向かうか。GM、依頼人の家はここから遠いか?
仏(GM):町外れに仕立て屋があるからねー。依頼人の家は貴族達の住まいが並ぶ町の中心部だから……ここから歩いて30分程度かな
日:30分ですか、矢張り仕立て屋は離れた位置にあるのですね
英:往復で1時間か……ふむ、依頼人の元に向かう途中で住人に話は聞けたらいいんだがな
仏(GM):話、ねえ。アーサー達が街に着くのは20時前くらいだから人の数も僅かだけどね
日:ではその僅かな人に賭けてみますか?
普:だな!敵を知ることは戦闘での初歩中の初歩の手だ!やれることは全力でやるぜ!
仏(GM):おーけえ。それじゃあ特に何も無いなら街に戻るとこまで進めるけど
独:俺は特にないな
英:俺も特にはないな
普:俺様もねーぞ
日:右に同じく
仏(GM):はーい、それじゃあ街に戻るよ!

【夜 隣国中心部】

仏(GM):あ、依頼人は快くお前らを泊めてくれるよ!
英:これで宿は確保出来たな。さて、情報収集と洒落込むか
独:そうだな。GM、周辺に人影は?
仏(GM):んー、そうだねえ。冒険者は見る限り3人。1人はみすぼらしい格好の乞食、あとの2人はいかにも金持ち!ブルジョワ!なマダム達だね!
日:……正直どちらにも声を掛けづらいですね
英:GM、今俺達が居る場所は貴族の居住区もある町の中心部だな
仏(GM):そうだねー。他の区域より道は整備されて豪華な屋敷が沢山並んでる場所だよ!
英:成程…なら乞食だな
独:何故だ?
普:マダム2人組じゃねえのかよ
英:思い出してみろ。失踪事件は貴族達については隠しておきたい話だ。それを見ず知らずの他人に話すと思うか?
日:……しかも乞食は貴族がいる区域で、ずっとその場所にいるからですか?
英:ああ。そして日本の言う通り乞食なら貴族達の噂話も耳にしてる可能性もあるしな
独:なるほど、そういう意味か。……厄介だな、色々と
普:ならとっとと乞食に話しかけちまおうぜ!
日:ですね、さくっと情報を頂戴しましょう
仏(GM):乞食だね。誰が話しかけるのかな?
独:RP上一番他者に話しかけて違和感がないのは……アーサーかキクか?
英:ならアーサーから話しかけるか
仏(GM):ふむふむ。じゃあRPどうぞー

「失礼。少しお話を伺いたいのですが(乞食に近付き脱帽して声を掛ける)」
「……(継ぎ接ぎだらけの帽子越しに濁った目をアーサーに向けるとすぐに目を見開き)……リカ?」
「え、リカちゃんって……(乞食の言葉に目を見開き)」
「!……あの子供をご存じで?」
「あ、ああ……ああ!リカ!アンゼ!わしは、わしはああ!!(キクの声が聞こえない様子で近くに居るアーサーの肩を強く掴み)」
「っつ!?(肩の痛みに片目をぎゅっと瞑り)」
「(アーサーの肩を掴む乞食の腕を千切らん勢いで握り)……殺すぞ」
「あー、落ち着けってキク。気持ちはわからなくねえけどよ(やれやれと苦笑いを浮かべて)」
「相手は錯乱しているだけだ、取り敢えずその手を離してやれ。……済まない、ええと……(乞食に向き直って苦笑いを浮かべ)」
「あ、あっああ……(キクに掴まれた腕を擦りながらぺたりとその場に倒れ込み)す、すまない青年。あの2人の匂いがするとつい気が動転してしまってな……」
「あの2人をご存知なのですか?(乞食と目が合うようにしゃがみ)」
「……わしはかつてこの街にあった孤児院の職員だったんだ。アンゼとリカはその時に預かっていた子だ」
「今は町はずれの仕立て屋で働いているようだが……」
「そうか……あの2人が元気でやってるとは聞いたが……そうかそうか(懐かしむようにしわだらけの顔にくしゃりを笑みを浮かべ)」
「おい、今かつてとか言ったか?」
「孤児院はもうない。一部の職員が孤児達に暴力を奮ったことが明るみに出たことで解体されたのさ」
「(未だ乞食を睨み付け)……それが、あのふたりというわけですか」
「(ぶんぶんと横に首を振り)あの子らだけではない、ほとんどの子が暴力を奮われ……そして子供たちの間でも暴力が蔓延っていたよ。わしは、わしはそれをただ見てるだけしか出来なかった(俯きながら悔しげに)」
「なぜ……子供同士でそんな……(信じられない様子で)」
「フラストレーションの行き場がなかったのでしょう。蟲毒の要領と似ていますね」
「そこの黒いお兄さんの言う通りだ。暴力、ネグレクト、そして性暴行……地獄だった。わしは、それに耐えきれずあの場から……あの施設から逃げるように辞めたのだがな」
「(フードを深くかぶりながら)…どこでも、どの世代でもやることは同じだな」
「ええ、百年前と何ら変わりない。嘆かわしいことだ」

「…貴方が知るリカちゃんとアンゼ君はどんな子でしたか」
「あの孤児院の中でも一際目立つ双子だった。まるで天使のような愛らしい容姿だったからな。こんなわしにもあの双子は声をかけてくれたものだ。だからこそ……2人は他の子供たちの妬みの対象だったよ」
「確かに整った顔たちはしていたな……」
「それに加え2人には母親がいた。捨てられた子供たちとは違って肉親がいるという事実がさらに暴力に拍車をかけたよ。見てはいられなかった。あの2人の真っ白な髪が赤になる瞬間……そして、そして、ああ、ああああっ」
「お、おい落ち着け!(発狂する乞食の肩を掴み)」
「赤になる瞬間……?(発狂する様子には興味なさげに)」
「ああああ、あああんぜ、りかあ!わしはわしはわしもお!おまっ、お前達に触れ、ふれてそのあいらしいかおをっおおおしろ、しろしろしろっ!!(頭を抱えながら咆哮)」
「落ち着け!ゆっくり呼吸をするんだ!(乞食の様子に目を見開き)」
「ああああああっああああ、ああっ……あんぜえりかぁあ!!わしのもの、わしのものものにいっ(ゆっくりと立ち上がり唾液を垂らしながらルートヴィッヒとアーサーに近付き)」
「……っ(思わず一歩後退し)」
「な……っ!?」
「……我が神を怯えさせるなら、殺す(目を細めて刀を抜きアーサーの前に立ち塞がり)」
「おい、いい加減にしねえといくら正気じゃなくても……手加減しねえぞ(乞食の首に腕を絡めて)」

普:ギルベルトは乞食にチョークスリーパーかけて気絶させるぞ
仏(GM):筋力ボーナス5の男のチョークスリーパー怖ぃ。乞食はあっけなく気絶するね
日:……これは双子も倒し甲斐が出てきましたねえ(笑っているが目は据わっている)
普:ああ。限りなくグレーが黒に近付いたな(にやりと笑うその目は笑っていない)
英:(溜息をついて)……アーサーはおそらく双子に同情を抱いたろうな
独:ルートヴィッヒは逆だ、あの双子に恐怖を感じただろう(腕を組みながら)
普:傍から聞けば被害者なのは双子に聞こえるけどやばいよなあ、この乞食の様子を見る限りは
日:ええ。……イギ、……アーサーさんは絶対に渡しませんから(真顔)
英:日本……(トゥンク)
普:茶番は止めろ……って言いてえとこだが今回は話は別だ。ルッツに手を出そうもんなら殺す(にっこり)
仏(GM):わあ、この蔵掃除殺意高い高ーい(震え声)
日:フランスさん、勿論アーサーさんに危害が及んだ場合は……分かりますよね?(にっこり)
仏(GM):〜♪(口笛を吹きながら耳を塞ぐ)
普:フランス?(にこにこ)
仏(GM):あーさっきまで居たマダム2人組も居なくなったし終了!情報収集終了だね!よーし仕立て屋に戻ろうか!(ウインク)
日:狙うなら!キクを狙いなさい!!アーサーさんの珠の肌にキズが付くなんて認めません!!(剣幕で机バンバン)
英:キクに手を出してみろ、分かってるな?(元ヤンの目つき)
仏(GM):お兄さんにはドイツしか味方がいない!!
独:……今回ばかりは同情するが味方はしない。……悪いなフランス(肩ポン)
仏(GM):うわああんお兄さんをみんながいじめるうううう!!助けてひいろおおおお!!
英:そのHeroは今頃丸い腹抱えて笑ってそうだがな
日:ああ、想像に容易いですねふふふ(口元を隠し)
仏(GM):カナダに会いたい(切実)
独:終わったら会えばいいだろう。で、仕立て屋に戻るのだろう?
仏(GM):うん、難なく冒険者は仕立て屋にむかえたねー(涙をぬぐいながら)

 




ALICE+