ソードワールドしようぜ!

【タリアーヘ教会付近 街道】

「……ここからではオブジェ、はっきりと見えないですね。やはり人混みが酷い(疲れたように溜息を吐き)」
「おお、来たかバカップル(街道に沿うように建てられた屋台の中から顔を出し)」
「誰がバカップルですか誰が(ルーカスを一睨みしながら)」
「ルーカス司祭。何してるんだ?」
「教会さ来た奴らに無償の御神酒を配ってるべ。ほら(2人に酒の入った器を渡し)」
「御神酒?……どうも(器を受け取る)」
「教会の仕事?(器を受け取り)」
「御神酒を飲むことで無病息災やら何やらを払う魔除けみてえなもんだ。…こご最近変な事件が多いからな。気休めだ」
「気休め、ねえ……(しげしげと酒を眺め)」
「…(こくんと御神酒を呑み)…甘くて飲みやすいな」
「(くいっと一気に酒を煽り)……甘酒、というには少し苦みがありますね。ですが旨い」
「ところでおめら、ドワーフの大工夫妻とは知り合いけ?」
「ドワーフの大工夫妻?……ああ、ロッテとメイジですか?」
「俺の知ってるドワーフの夫妻なら前のクエストの依頼主だが」
「ほう。…この2人け?(屋台の裏にある休憩所の方へ呼びかけ)」

「!黒い坊やに帽子の坊やじゃないか!(3人の方へ駆け寄る)」
「やはり奥方でしたか、ご無沙汰しております(軽く腰を折りながら)」
「ロッテさん、こんばんは(軽く頭を下げて)」
「ああ、こんばんは。良かったよあんたらに会えて。あんた達には色々世話になったからねえ」
「…『ロッテ』?(名前に反応する)」
「神官殿?」
「ドワーフ、ロッテ…『烈火のシャルロッテ』…」
「!!??(驚きに目を見開きロッテを凝視する)」
「おや、その呼び方は懐かしいねえ」
「烈火?シャルロッテ??」
「ドワーフの戦隊長にして知将…彼女の軍略はまさに烈火の如くと謳われたあの猛将け」
「……まさか、あの噂のシャルロッテが貴女でしたか……(目は見開いたまま)」
「それは昔の話さ。今はただの大工の妻。…あの人を愛した瞬間からあたいはただの女さ」
「す、すごい人だったんだな…」
「その名は他者と関わらなかった私ですら知っているレベルですからね……恐れ入りました……」
「確かシャルロッテは一度味方を庇い負傷、そんで一時戦線離脱しだっきり消えたと聞いたが…なるほどな」
「あんたは神官の割に戦場でしか知らない情報をよく知ってるねえ。…ふはっ、あん時はしてやられたよほんと(左の薬指の木彫りの指輪を撫でながら)」
「…その指輪(ロッテの木彫りの指輪を見つめ)」
「(ふるふると頭を振り)……して、その後旦那殿とコボルト……ガーナの関係は良好ですか?」
「ああ、それがね。今回のオブジェはガーナが作ることになったが、ガーナの奴が旦那と一緒に作ってくれと依頼して来てね。ふふ、つまり今回のオブジェは2人の合作ってわけさ」
「合作……それはまた(目を瞬かせ)」
「そうか。…それならさぞ素敵な出来栄えだろうな」
「ライトアップの時を楽しみにしてるんだね。…さて、と。あたいは旦那ともう少し屋台とか見て回るよ。そいじゃあね坊や達(3人に手を振って休憩所に戻る)」
「奥方も幸せそうで何よりです、ではまた(改めて腰を折りながら)」
「メイジさんにもよろしく伝えてください(軽く頭を下げて微笑みながら)」

「………(何かを考え込むように目を細め)」
「考え事ですか、神官殿」
「…いや、何でもねえ(ふう、とため息をついて)ああ、そうだ。おめら、頼みごと聞いてくれねえか」
「?俺たちに?」
「内容によります」
「アントーニョば居たらこっちさ来るように声ばかけてくれねえか?見つけてくれたらそれ相応の褒美ばくれてやる」
「?……まあ声を掛けるくらいなら構いませんが」
「同じく声をかけるくらいなら問題ない。アントーニョに用事か?」
「まあそだなとこだ。それじゃあよろしくな」
「分かった。それじゃあ見つけたら声をかけとくよ」

「……安請け合いしましたが、いたら程度でいいですよね(探すつもりはない様子)」
「ははは。確かにこんなに人が居たら見つけるのも難しいと思うが協力しようじゃないか。な?」
「アーサーさんが願うのでしたら、協力します(前方に群がる人混みにげっそりとした様子で)」
「ルーカス司祭には何かとお世話になったからな。見つけてやりたいのは山々だが…あ」
「あれ、どないしたん2人とも」
「……いましたね」
「アントーニョ、さっきルーカス司祭が呼んでたぞ」
「俺?あーちょっと待ってな。今ロヴィが立て込んでるさかい(苦笑いを浮かべて指を指す)」
「は?立て込んでる?(意味が分からず首を傾げる)」

「それでそれで!ロヴィ兄貴はどうやってその魔物を倒したの!?(食い入るようにロヴィーノに詰め寄る)」
「おう!怖いけどな、思いっきり顔面殴ってやったんだよ!……って、この話何回目だよ(困ったようにアントーニョへと視線を送り)」

「モテモテだな、ロヴィーノ」
「あれはいつぞやの……すっかり懐かれてますね」

「ロヴィ兄貴みたいになるのにはおさかな食べればいいの?ねえねえどうしたらつよくなれる?(きらきらと眩いくらいの眼差し)」
「あーとな、……そうだぞ!魚一杯食って!んで、時々困ってるやつの手伝いすると強くなれるんだ!(バンダナの中で耳をぴくぴくと揺らし)」
「あー、ロヴィ。俺ルーカスに呼ばれとるから行って来るわ。すぐ戻って来るから(言い切る前にルーカスの居る屋台へと歩いていく)」
「あっ、ちょっ、……あーっくそっ!(がりがりと頭を掻き)」
「??ロヴィ兄貴?(きょとんと見上げる)」
「……よし、ジョナサン!屋台行くぞ屋台!!(何かを決意したように)」
「うん!!ぼく射的とくいだよー!」
「っし、じゃあ射的行こうぜ!あと玉あてもな!(兄貴気取りで意気揚々とジョナサンの手を引っ張っていく)」
「これでルーカス司祭のお使いは果たせた…かな?」
「……ですね。しかし相変わらずあのふたりは噛み合っているのか噛み合っていないのか(顎に指を添え)」

「間も無く豊穣の舞が始まります!舞台周辺に居る方はおさがりください」

「おや、もうそんな時間ですか……」
「豊穣の舞…神官が神に豊穣の歓びを表す踊り、だったか(歴史書に書いていたものを思い出し)」
「ええ、そうですよ。……豊穣の舞、見るのは何十年ぶりでしたっけねえ(ぼんやりと遠くを見つめ)」

【舞台に美しい装飾のヴェールと衣装を着た神官達が歌に合わせて踊り出す。優美かつ神聖なる踊りに会場に居る人々は感嘆のため息を漏らすだろう】

「…美しいな(うっとりと舞に見惚れ)」
「……ええ、美しいですね(アーサーの横顔を見つめて静かに微笑む)」
「お使い御苦労さん、助かったべ(すたすたとヴェールを靡かせて2人の元へ歩み寄る)」
「アントーニョとは会えたのか?(ルーカスの方を振り向き)」
「おう。おかげで穴埋め出来たなや(くつくつと笑って)」
「……なるほど、呼んだ理由はあれですか(豊穣の舞の舞台を指差し)」
「え、…あ!(舞台に踊る褐色の神官に目を見開き)」
「んだ。神官が1人病欠でな。急遽踊れる奴ば欲しかったからアントーニョさ寄越した」
「…何というか、上手いんだが1人だけやけに情熱的だな(真顔)」
「で、神官殿はいいのですか?あちらへ行かないで」
「御神酒配りは終わりだべ。タダよりたけえもんはねえと皆あれよあれよと貰ってくれたからな」
「まあただ酒ほど美味しいものはないですからね。……そういえば、先程言っていたお礼とは?」
「そう焦んな。…おめら、いや、特にキクば人混みの中でオブジェ見るのは苦痛だろ?ほら(愛らしいウサギのマスコットがついた鍵をキクに渡す)」
「ええ、まあ……得意ではないですが……これは?(鍵を受け取るとしげしげと眺め)」
「…(ウサギかわいいなとは思ったがあえてつっこまないアーサー氏)」
「タリアーヘ教会の神託の間の上の階の展望デッキに続く扉の鍵だべ。ふふ。そこがな、実は一番眺めがええんだべ」
「……そんな場所をわざわざ提供してくださっていいのですか?」
「お使いの礼だ。それに今日は神託の間には行かねえし、他の奴らばこの部屋には入らねえ。…神託の間は俺専用の部屋と化してるからな」
「おや、まあ。……ではお言葉に甘えて、ふたりでゆっくりと眺めさせてもらいましょうか(くすりと笑いながら)」
「…(ぷらぷらと揺れるウサギのマスコットを眺めながら)ああ、ありがとうルーカス司祭」
「ええ、感謝します(素直に感謝の言葉を口に出しながら)」

「さて、飼い猫は主人ば舞台ば居ると気付くのやらどうやら(小さく微笑み)」
「……そういえばあの猫、催し物屋台の方に行きませんでしたっけ(こそりと)」
「本人はあんな厳かなもん着せられてなんか嫌やわーとか言ってたから見られたくねがったようだが…だいたいそう言うのは見られるのが関の山って奴だ」
「まあ、あとで会った時にでも感想を聞きましょうか(面白そうに肩を震わせ)……さて、ゆっくりする為にも早めに部屋を借りましょう」
「ルーカス司祭はこれからどうするんだ?」
「…調べもんがあるから図書館ば行く。おめらも教会の中は薄暗いから気をつけろよ」
「ええ、折角美しいものを見るのに怪我をしては情けないですからね。安全第一で行きますよ」
「ああ。またなルーカス司祭」

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